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1.中野区民交響楽団 第80回定期演奏会開催日:4月25日(土)14時会場:中野ZERO 大ホール指揮者:松岡究プログラム:交響曲第9番「新世界より」(ドヴォルザーク) 組曲「展覧会の絵」(ムソルグスキー/ラヴェル編曲) 友人が出演のコンサート。彼とは大学時代からの長い付き合いでして、そのときからこのオケに所属しているためここも長く聞いてきました。オケとして質が良い時期悪い時期ありましたが、それでも聞き継いできたのは(彼以外にも知った顔がいるというのもありますが)音楽とは単に上手い下手ではないことをあらためて確認するためでもあります。それはまたアマオケにハマるきっかけでもありました。 まあ、そんな大上段に構えなくても単に面白いからなんですが、それは練習でうまくいかなくても本番では奇跡のように上出来だったり、逆に本番では予想外のアクシデントがあったりと、おそらく他のアマオケでも同じようなことが起きているはずで、そういった現場でしか聞くことができない生々しさみたいなものがアマオケを聞く面白さだろうなと思います(本番でミスしろと言っているわけではありませんw)。 今回の演奏プログラムのコンセプトは「遠く離れたものへの想い」とか。ドヴォルザークは赴任先のアメリカから故郷ボヘミアへ、ムソルグスキーは亡くなった友人へと対象は異なりますが、離れたものへの強い想いから紡ぎ出された名曲です。どちらもメインを張れるし誰もが知る超名曲を並べた意外にハードなプログラムであります。 まずは新世界。 第1楽章冒頭で提示されるリズムが意外と難しく、それをPPでのびのびとカンタービレで演奏するとなるとチェロ軍団の質が問われます。このリズム細胞は後々発展していくため重要な箇所ですが、プロオケでも結構ゆるゆるな演奏が多いです。(そのことに気づかせてくれたのは若きマゼールとベルリン放送響との録音でした) 今回の演奏はやっぱりゆるゆるでしたが、いつもならPPになると聞こえないチェロ軍団も今回はきちんと客席に届いてました。伸びやかさが足りないのはご愛敬ですw 第2楽章は超有名な旋律の歌いっぷりは緩くならずいい感じ。そして音楽が落ち着いての弦楽トップだけの3重奏、ここは個人技というより室内楽的に息を合わせて味を出す箇所ですが、さすが今回のトップたちは上手い、感動しました。 第3楽章はリズムとテンポが難しいですが上手くクリア。 第4楽章も出だしの重量感はよく出ていたと思います。ベースは今回6名でしたが太い響きを出していました。ラストは全員の集中が揃って大きく盛り上がりました。全体として引き締まった演奏で大きな事故もなく安心しました。 次に展覧会の絵。 プロムナード冒頭のトランペットソロ、古城でのアルトサックスソロは素晴らしい音の冴えがありました。サミュエル・ゴールデンベルクでのミュート付きトランペットソロは練習の時のほうがうまかった。リモージュはちょっと安全運転でしたが上手くいきました。バーバーヤガから火がついてキエフの大門では皆の集中が高まりこれまた大いに盛り上がりましたが、ラストの締め方はもう少し粘ってもよかったのでは?あっさりしすぎかなと。 私の席の前にいた外国人のおじさんは終演後のソロを起立させるときにトランペットとサックスだけ誰だ誰だと顔を探してました。印象に残ったのでしょう。 今回の演奏会のためにスコアを買いましたが最強音でもF2つの指示にびっくり(ダフクロはF3つ)。楽器の組み合わせの妙なのかラヴェルの天才ぶりをあらためて感じました。 全体として2曲とも練習のときより格段に良くてちょっとびっくり、本番に強い!w 次回は田園とシベ2、これまた両方メインが張れる名曲シリーズ。よくやるなあ。
2026年04月25日
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1.新交響楽団 第273回演奏会開催日:4月12日(日)14時会場:東京芸術劇場 コンサートホール指揮者:中田延亮プログラム:6声のリチェルカーレ(J. S. バッハ(ウェーベルン編)) 浄められた夜(シェーンベルク) 交響曲 第5番 ニ短調「宗教改革」(メンデルスゾーン) 前奏曲とフーガ 変ホ長調(J. S. バッハ(シェーンベルク編)) メインにはなれないがこれだけでも聞きに行きたい曲ばかり集めた、マニア向けプログラム。こんなことができるのもアマオケならではです。 バッハに絡めながら隠れた共通項はユダヤ人であることを指揮者の解説で披露していました。 私も随分コンサートには出かけたがすべて初ライブで聞けて嬉しい。 特に大好きな「浄夜」は後半の赦しの音楽からラストまでうるうるし放し。録音では小澤=サイトウキネンが素晴らしく美しいが、今回の演奏もアマオケとは思えぬ美しさでした。特にコンミスとチェロトップはからだの揺れが大きく、かなり気持ちが入っていたように見受けられた。女性には何か響くものがあるのだろうか。愛と赦しといえばモーツァルトが浮かぶものの、他愛ない恋のさや当てのモーツァルトに比べればシェーンベルクのは生々しい内容であるだけに、より現実味とそれゆえの愛の深さが感じられるのだろうか。とにかくこんな作品を20代前半で書いてしまう彼の才能にあらためて感心してしまう。 後半の宗教改革はあまりコンサートでは見かけないし録音でもぱっとしない印象で積極的に聞きに行こうとは思っていなかった。今回の演奏は丹念に音を重ねていくような丁寧さに感動しました。正直、こんないい曲だとは!メンデルスゾーンの若き才能と感動が迸る素晴らしい名曲であることを思い知りました。 最後のシェーンベルク編曲のバッハは音色の使い方がユニークで、彼のブラームスのピアノ四重奏曲の編曲を思い出しました。あれも練りに練られたオーケストレーションだがこちらも音色旋律技法が冴えている。ここでの演奏も丹念さが素晴らしかった。 アンコールはバッハのコラール前奏曲「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」(レーガー編曲)。弦楽合奏が切々としながらも、最近ではあまり聞かれなくなったロマンティックなバッハ演奏を堪能。たまにはいいじゃないか、時代考証がどうのより音楽には大事なことがある、そんな風に思わせる演奏でした。 昨日と違い、3階中央席は音の分離というよりミックスされた響きを聞けるし、低音もブンブン聞こえるしで結構気に入りました。 総じて、ひとつひとつは30分もかからないような曲ばかりだったが趣向と演奏の素晴らしさでとても満足のいく演奏会でした。 また、指揮者の中田さんは存じ上げなかったが真摯な指揮ぶりにたいへん好感が持てました。隣に座っていたご婦人も姿勢がいいとお褒めになっていましたw
2026年04月12日
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1.フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団 第79回演奏会開催日:4月11日(土)18時会場:東京芸術劇場 コンサートホールソリスト:三浦文彰指揮者:大友直人プログラム:ヴァイオリン協奏曲(メンデルスゾーン) アルプス交響曲(R.シュトラウス) こちらは知り合いが出演していまして、結成50周年記念コンサートでした。 そして今年に入って3度目のアルペン。もう当分聞かなくていいですwお腹いっぱいですw それにしても結成50年もすごいことですが、何でしょうかこの豪華なプログラムは!超一流ソリストと指揮者の共演。まるでプロオケの定期演奏会みたいじゃないですか。それにパンフの表紙は紅色に金字で水引のデザイン。なんとご祝儀な!w 相当お金使ってますw そして演奏もかなり気合が入ってました。 さて、1曲目はメンコン。三浦さんの音は非常に明瞭にホールに響きわたります。腕がいいのか楽器がいいのか(両方か)オケと対等に渡り合っているのがやはりすごい。歌い方がどうのという前に素晴らしいテクでオケと一体化しようとしています。オケには小さな綻びもありましたが上手くサポートしていました。プロオケのようなしっとりした柔らかな響きは作れませんがそれでもソリストを盛り立てようと頑張っていました。さすがです。 アンコールは「真田丸」。三浦さんと言えばコレでしょう。急に編成が増えて何だ何だと思いましたが、まさかやってくれるとは。初めて生「真田丸」が聞けただけでも今日は満足です。ていうか、オケの細かいフレーズ、よく弾けるなあと感心しました。 メインのアルペンはどんなアプローチかと思いましたが割とクールで突き放した感触、あんまり思い入れがないのかなあ。それでもラストの締め方はかっちりキメてブラボーでした。トランペットのハイトーンは危なかったけど仕方ないね。オーボエソロは文句なしのブラボー。サンダーマシンは1枚でちょっとゆすっただけw オルガンとのバランスは結構よくてさりげなくオケと調和できていてこれもブラボー。今回のオルガンはモダンのほうを使用。 今回は2階の右翼席であんまり低音が聞こえず、ちょっと物足りない響きでした。他の人の情報だと3階席ではバランスがよかったとのこと。明日は同じ芸劇で3階中央席、どんな風に聞こえるか楽しみです。
2026年04月11日
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