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金曜日にバドでお世話になっているある役員さんから電話がありました。「あさっての試合、人足りないから出てくれへん?」その日は一応、仕事に当てていたのですが、その人が運営するほかの試合には今回出られないこと、その人が運営する合宿にも今回行けないこと、ついでに言うと、試合と合宿は前回も不参加だったこと、(いずれもほかの用事と重なっていて)などなどが積み重なっていて、「そんなにわしのことが嫌いなんか?」と言われはじめていた矢先だったので、なんとなく断れず、「仕事は夜にやればいいか」と思ってOKしました。その電話の数時間後に少量の仕事がキャンセルになったので、ちょっとは助かったのですが、それでも、そこそこの量の仕事は残っていました。「3部やし、お楽しみの試合やから」と言われて軽い気持ちで行ったのですが、なんのなんの。かなりハードな試合でした(^^;。だってみんな、3部レベルの人ちゃうねんもん!でも一番こたえたのが、やはり暑さ。バドは空気が流れるとだめなので、真夏だろうが何だろうが、窓は全部締め切り、空調も切って試合をします。今回はお昼に一回、冷房休憩が入ったのですが、ほとんど温度が下がらないまま試合再開。この日、少なくとも3.5リットルは飲み物として摂りましたが、それでもちょっと足りないくらいの消耗ぶりで、帰る道すがら、暑さと疲労による頭痛を感じながら、「こんな状態で、このあと仕事なんかできへん。どうしよう…」とちょっと青ざめました…。それでも、酸素缶を片手にAM 3:00までかかって、何とか最低限のノルマの9割はこなし、就寝。お陰で今日は、頭痛と全身の倦怠感で、朝から参ってます。仕事は遅れる一方なのに、どうすんの私?↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!クリック数が増えるたび、ガッツポーズで「クリックありがとう」って言ってます。PCに向かって…(暗っ(^^;)
2007年08月27日
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「まだかな、まだかな」と心待ちにしていたページがやっとできました。私も購読している「読んで得する翻訳情報マガジン」の8月24日付け配信の号に、トライアリストのことが、■《レポート》翻訳学習者による自主学習組織 情報量理論提唱者―辻谷真一郎氏公開講座というタイトルで紹介されました。(上のタイトルをクリックしてください。記事本文のページへ飛びます)名古屋公開講座のレポートと、トライアリストの紹介を兼ねた記事になっていますので、特に、受講の問い合わせをする前に少し「のぞいてみたい」方、興味はあっても、なんとなく二の足を踏んでおられる方、ぜひご一読ください。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年08月24日
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前々から知りたいと思っていること。「?」な訳文を惜しげもなく(場合によっては大量に)披露している人に、専門用語や専門知識の説明をすごく詳しく、しかも長々と書く人が多い理由。訳文だけ見ると、意味がわかって訳しているとはとても思えないし、意味がちゃんとわかっているならその通りに書けばいいのに、って。例えば、以前に取り上げた「?」な訳文。その訳文が載っていたページにも、専門用語か何かの説明が詳しく書いてありました。なのに、訳文は「?」。そんなによくわかっているなら、訳文もその通りに日本語で書けばいいのに…。普通の日本語にすることに、何か問題でもあるのでしょうか。それでなくても、自分が翻訳したものを人目にさらすのって、自信があっても怖いものじゃないかと、私なんかは思うんですが。(だから、私が自分の案をここで出すときは、いつも及び腰気味(^^;)↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年08月23日
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それが道徳的にいいかといえば、ダメなわけですが、いい遺伝子を残そうとする生物の本能の延長線上にあると考えれば、言動に表すかどうかはさておき、心のなかで思ってしまうことを非難することはできません。それに、これから書くことは容姿の話ではありません。以前、「翻訳会社とのおつきあい(お中元、年賀状、訪問など)」というテーマを提案してくださっていましたので、ここで取り上げてみたいと思います。優秀な翻訳者Aさんと、いまいちなBさんが、たとえば、同じようにお中元・お歳暮の品を贈ったら…Aさんは、「さすがAさん、こういうところまで丁寧ね」と思われ、Bさんは、「こんなこと考えている暇があったら、勉強でもしたらいいのに」と思われるかもしれません。逆に何もしなかったら、Aさんはおそらく何も思われないでしょうが、Bさんはひょっとしたら、「出来がよくなくて手間かかってるんだから、中元・歳暮ぐらい贈ってくればいいのに」と思われるかもしれない…。会社訪問も同じ。Aさんから訪問の連絡があれば、少々忙しくても、きっと歓迎してもらえるでしょう。でもBさんは、ひょっとしたら、「えぇ~来るの? 忙しいのに…困ったなぁ」と思われているかもしまれせん。ただし、逆に全然訪問しなくても、「一回ぐらい顔出してもよさそうなものだけど」と思われるかもしれません。(いずれも、あくまでも私の勝手な想像です…(^^;)普段の仕事でも同じことが考えられます。こんなことは普通起こりえませんが、AさんとBさんが全く同じ箇所で誤訳をしたら…、Aさんの場合は、「あらAさん珍しい」となり、Bさんは「もういい加減にしてよ」と思われるかもしれない…。(またまた、あくまでも私の勝手な想像です…(^^;)要するに、良好なおつきあいのポイントは、まずは仕事がきちんとできること、その上で、相手に対する気遣いが必要なのではないかと思いますね。ほかにも、仕事の出来具合と、普段の言動のバランスが取れていることも、重要かもしれないと思っています。たとえばBさんが、メールや電話のやり取りだけはやたら丁寧だったら、「肝心の仕事も丁寧にして!」って思われるかも知れません。「だったら、どうせ私のレベルは低いから、やり取りの言葉も適当でいいのか」などという屁理屈は持ち出さず、ひたすら仕事のレベルアップに努めないと、ですね。考え出すと妄想(?!)が止まらない今日のまな!でした(^^;↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年08月18日
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歌でいえば、要するに「音痴」なんだと思います。何の歌かわからない、とまではいかなくても、予測のつかない音痴な歌を延々と聞かされたら、うんざりしますよね。歌っている本人が「なりきって」歌っていればなおさら。自分だって歌に絶対の自信があるわけじゃないし、相手がどう音痴かを具体的に指摘するのは難しい。けど、やっぱり何か言いたい。そんなとき、歌詞の間違いなら「○○を××と間違った」と指摘できるので、歌詞を間違った「ように聞こえた」だけでも耳ざとく指摘してしまう。そんな感じなのではないかと思うのです。プロの歌手がたまに歌詞を間違ったりしたら、「珍しいものをみた」って感じで、聴いている方はむしろ喜んだりするのにね。今回の記事は、「ウイルス-ネットワーク障害辞典」がヒントになりました。「日本語のシステムに甚大な被害を及ぼすウイルスのほか、巷や翻訳書、翻訳者の訳文のなかに見つけた『ネットワークに異常のある』」言葉が集められています。40数ページほどのものですが、私の場合、10ページも見ないうちに本当に気分が悪くなってきて、いったん閉じました(^^;。それがちょうど、時期を同じくして行ったいつもの居酒屋で、はじめてみる客のカラオケを延々と聴かされたときの感じと同じだったので、「あぁ、これだ」と思ったわけです。そのお客は、20代後半ぐらいで茶髪のスーツ姿。二人で交互に歌ってたのですが、どっちもめっちゃかっこつけて歌ってるのに、「その歌、そういう歌じゃないでしょ!」って思うぐらい音ズレまくり。ほかに誰も歌わないから二人の独壇場で、「この二人を止めるには、私が歌うしかない!」と真剣に思ったほどでした(笑)。(歌いませんでしたけど)話がそれましたが…。まして、お金を払って手にした翻訳で、こんな感じの日本語を延々と読まされたら…、クレームをつけるクライアントの気持ちがわかる気がしました。そりゃたまらんよな、みたいな。「ウイルス-ネットワーク障害辞典」は、トライアリストの会報という形をとっていますが、この号は一般の方も購入できるそうです。自分の言葉がウイルスで汚染されていないか、ネットワーク障害を起こしていないか確認するのによさそうですので、興味がおありの方はぜひ。(数に限りがあるそうです)↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年08月16日
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前々回、前回の記事を読まれた方のなかには、「そんな細かいところを突付いてどうするの?」と思われた方もいるかもしれませんが、このように少しずつズレている日本語が、翻訳の仕事では実はクレームの「底上げ」をしています。ほかの翻訳者が訳したものにクレームがつき、その修正、やり直しが別の翻訳者のまわってくることがあります。これまでに何度か、そのような直しを担当しましたが、エージェントさんからはよく、「クライアントさんからは『本当にこんな用語はあるのか』、『この分野でこんな表現があるのか』との質問をいただいていますので、そのへんを中心に修正してください」などの指示をいただきます。でも、実際にクレームがついた訳文を見てみると、クライアントが指摘した用語やフレーズが、専門分野の書籍、ほかの文献や資料に照らして、実際に違っているというようなことは、むしろ少ないのです。そのような翻訳文はたいてい、全体的に日本語が「ズレた」感じがします。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年08月14日
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次に、30分間暗所に静置し、の部分ですが、これがなぜおかしいかというと、情報量理論を学んでいる人にとっては簡単ですね。「様子(ようし)が景子(けいし)よりも前にきているから」です。様子(ようし)は文字通り様子(ようす)を表す情報子(ここでは「30分間」)、景子は背景を表す情報子(ここでは「暗所に」)です。「景子は前に、様子は動子の近くに」だったと思います。汚濁の進んだ都市河川水の入った滅菌容器に、○○を入れ振り混ぜた後、30分間暗所に静置し、 ↓汚濁の進んだ都市河川水を滅菌容器に入れ、○○を加えて振り混ぜたのち、暗所に30分間静置し、手直しするとすればこんな感じですかね。とりあえずは。私は情報量理論の授業そのものをあまり受けていないので、これ以上の説明はここでは控えます。興味がおありの方は、本を読まれるか、講座を受講なさってみてください。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年08月12日
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まず、汚濁の進んだ都市河川水の入った滅菌容器に、…(1)の部分ですが、トライアリストの添削や授業では、まず間違いなく「連体形の積み重ね」を指摘され、汚濁の進んだ都市河川水を滅菌容器に入れ、…(2)などに直されると思います。また、(1)のように書くと、読み手は唐突な印象を受けます。すでに水が入った状態にある容器が、頭のなかにいきなり浮かぶような書き方だからです。でも(2)のように書くと時間の幅が生まれ、読み手はその流れに沿った「動く絵」、つまり、汚れた河川から水が採取され、容器に注がれるまでを思い浮かべることができます。しかも、(1)は一見、簡潔に書かれているようですが、ここではむしろ、(2)の方が1字少なくなっています。実験をした人にとっては、実験手順はすでにわかっていることですが、これから説明を受ける人にとってはまだ知らないことです。何のための説明であるかを考えれば、(1)はまるで、みんな知っているという前提で書いたような、知らない人には不親切な書き方であるという印象も受けます。ちなみに、ここで引用したものは、実験手順を一文で説明している文頭部分であり、この文の前後に文はありません。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年08月11日
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たとえば、下記のような文、汚濁の進んだ都市河川水の入った滅菌容器に、○○を入れ振り混ぜた後、30分間暗所に静置し、(楽天のお店の某メルマガより)「おかしい」と感じる部分が主に2カ所あります。(細かいことを言えば、あと1~2カ所あるのですが)トライアリストで添削を受けている方、情報量理論の授業を受けてらっしゃる方なら、説明できるはずですが、いかがでしょうか。「汚濁の進んだ都市河川水の入った滅菌容器に」と、「30分間暗所に静置し」の部分です。たとえばある人が「これはおかしい」と言ったところで、「おかしいとは感じない」という人が現れれば、結局、「個人の感覚の違い」で済まされてしまったり、立場が上の人の意見が通ってしまったりします。そういうことは実際に、翻訳の学校、勉強会、実務など、翻訳をとりまくさまざまな場面で起きていて、「絶対おかしいのに…」と思いながらも、言い返せずにくやしい思いをしたことがある方もいらっしゃるでしょう。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年08月10日
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同じ「心がけ」でも、個人的にアヤシイと思っているものに、「読みやすい(わかりやすい)日本語(訳文)を心がけています」という類の文句があります。でも「心がけ」って、あくまでも「気持ち」の問題で、プロとして仕事をするなら、読みやすい(わかりやすい)日本語(訳文)は「前提」であって、「心がけています」ではなく、そのことに言及するのであれば「お約束します」しかないはずです。依頼する側からしても、後から「心がけてはいるのですが…」なんて言われるようなことになっては、困るでしょう。「心がけています」というのは要するに、無意識のレベルの自信のなさが表れているか、あるいは意識的にせよ無意識的にせよ、逃げる隙を作っているということではないかと思っています。実際、ネット上の翻訳者名簿AとBとを比較するとよくわかります。読みやすい(わかりやすい)日本語(訳文)を「心がけている」人は、BよりもAの方が明らかに多いのです。Aはいつでも誰でも自由に登録できる名簿、Bは管理者の審査を経て登録の可否が決まる名簿です。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年08月06日
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お取引先とメールなどでやりとりをするなかで心がけていること、それは、「相手よりも少し丁寧な言葉を選ぶ」ことです。「相手よりも『少し』」というのがポイント。簡単な例で言えば、相手が「いつもお世話になっております」と書いてくれば、その返事には「いつも大変お世話になっております」と書くという感じです。ただし、常に言葉がかなり丁寧な相手に対しては、あえて「普通に丁寧な」ことばを使うようにしています。単に丁寧さを競っているわけではありませんし、下手をすると、慇懃無礼になりかねませんから。ここでのポイントは、「相手よりも少し丁寧さを落とす」のではないということです。「そんなこと、別にどっちでもいい」と思われるでしょうか。でも、このことを常に心に留めておくことによって、相手の言葉と自分の言葉をしっかりと意識することができ、相手の気持ちとか行間とかが、ずっとよく見えるようになってきます。翻訳そのものの質も大切ですが、その間に存在する「やりとり」に潤いがあってこそ、長いお付き合いにつながるのではと思っています。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年08月05日
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フリーランスに多少のリスクはつきものです。かといって、常に石橋を叩いて渡るような行動をとっていては、仕事自体が減ることにもなりかねませんし、金銭のマイナスが生じることを極端に避けようとすることによって、かえって実質のマイナスが増えることにもなります。個別の損得ではなく、物事を全体として捉える必要があるといえます。その上で、今回のように相手が信用できるかどうか、最終的に大丈夫そうかどうかを決める判断材料のひとつが、相手の言葉。言葉の端々にはその人の本心が表れていて、もし本人が隠しているつもりであっても、そう簡単には隠しきれるものではありません。翻訳だけでなく、身の安全を確保するためにも、言葉に対する敏感さが必要であると言えますね。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年08月04日
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そもそも、まとまった量のオファーだったのになぜ、その発注の有無を確認しないまま別社からの仕事を受けたかというと、「冷やかし」の類である可能性が高いと思ったからです。もともと、ネット上の情報をみて送られてくるメールは、・冒頭に宛名(「○○ 様」など)を書かない(一斉配信であるとの断りもない)・名前を間違える・挨拶の言葉がない(いきなり、「ただいま弊社では、優秀な翻訳者を…」などからはじまる)・どこで私の情報を知ったか(「○○のサイトを見てご連絡しました」など)を書かない・自社の情報を書かない(メールの送り主の名とメールアドレスがわかるだけ)など、ごくごく基本的なビジネスマナーすら守られていないものが、半分以上にものぼります。ほかにも、そういうサイトにはたいてい設けてある利用案内を明らかに見ていないか、見ても無視しているとしか思えないようなメール、具体的な仕事がないのに1日の処理能力や単価を問い合わせ、返事をしたきりなしのつぶてなど、首を傾げたくなるものを含めれば、全体の7~8割が「お取り引きは願い下げたい」メールです。翻訳者が翻訳会社に応募する際に、ビジネスマナーが守られていないものが多いと指摘されるのと、似たり寄ったりの状況が、そこにはあります。今回も、対応可能な量と希望単価を伝えたきり、発注予定であるとの返事がすぐになかったので、いちいち気を揉んだところでバカを見るだけの可能性は50%以上と判断し、「最少精神エネルギーの法則」と、「早い者勝ちの原則」に従ったというわけです。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年08月02日
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こちらからの応募、合格通知、登録手続きを経ての初仕事であれば、その時点で何度かやり取りをしているので、最初のお仕事を納品したあとに連絡がなくても、さほど気にはならないのですが、今回のお取引先は、某サイトを通じてお仕事の打診があったものですから、メール2~3往復程度で仕事に取り掛かったような状況で、ちょっと心配度が高いのです。最初にお仕事の問い合わせをいただいたときも、対応可能な分量と希望単価を書いて返信したあと丸二日以上反応がなく、いつもお仕事をいただいている別社からの仕事を受けた直後に、「添付したファイルの翻訳を○日までにお願いします」とメールがあり、すぐに連絡がなかったから別社の仕事を受けてしまったと返事をすると、あっさりと分量を希望どおりに減らしてくれた上に、ちょっと高めに設定してある希望単価も丸呑み。トライアルもしていなければサンプルも見ていない翻訳者に、初めて、しかもまとまった量の仕事を出すというのに。なんていうか、「ちょっとずつ変」なんです。それが「普通」の会社も結構あるから、それだけでは判断できないのですが。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年08月01日
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先日、初めてのエージェントさんとお取り引きがあったのですが、翻訳したファイルを納品したきり、もう何日も経つのに何の連絡もないのです。「ファイルを受け取りました」のメールすらありません。初めてのお取引なのに。「まさか、持ち逃げ?」という不安が少しずつ首をもたげてきた今日この頃。でも、ほかの仕事も進めないといけないから、このことにばかり気を取られているわけにもいきません。でも、当初の約束なら10万円ほどになるし…ちょっと痛い。額が痛いというより、それに費やした時間がむしろもったいない。この仕事のせいでいつものお取引先からの仕事をいくつか断ったのに。まるで二重損の気分。って、まだ持ち逃げって決まったわけでは全然ないのですが(^^;。多分大丈夫です。(←動物的な勘)面倒なことになりませんように…(-人-)。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年07月31日
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(2)をお読みいただければわかると思いますが、本当に責められるべきは、意味(情報)が欠落する訳抜けということになります。ただしこれは、基本的には訳してみた段階か、あとで読み返したときに、気づくべきものだと思っています。意味、流れ、つながりが「おかしい」はずですから。あとは、それでも生じてしまうケアレスミスをどうするかだと思いますが、やはり、「作業手順の確立」だと思います。しかも、「あとで見直すことを前提としない」作業手順の確立。見直しはもちろんするのですが、あとで見直すことを前提にすることが、無意識のうちに作業時の「甘さ」や「すき」を生んだり、決まった作業手順を踏まないことが作業の過不足を生んだりして、誤訳や訳抜けにつながるのではないかと思っています。それでも人間ですからミスは起こりえます。言い訳をするつもりではありませんが、ゼロにすることを確約できないことに必要以上に気をとられて、かえってほかのミスを招くようでは、本末転倒ということにもなります。それに、訳抜け「しか」指摘することがないということは、むしろ、全体の出来はいいということもあると思います。「訳抜けは優秀な翻訳者の勲章」って、ひょっとしたらそういうことなのかもしれません。「訳抜けがあってもいいや」って本気で思っている「優秀な」翻訳者なんて、きっといないでしょうから。↓みなさんの「1日1回クリック」で今日もがんばります。「参考になった」と思っていただけたらクリックお願いします!
2007年07月29日
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訳抜けといってもいろいろあります。わからないところを削除するのは論外ですが、いわゆる本当の訳抜け、つまり、それによっていわゆる誤訳になってしまったり、訳文が「つながっていない」状態になってしまったりするものと、翻訳元言語と先言語との理屈の違いによって、元言語では文字として表されていても、先言語では消えてしまうことにより、訳抜けのように見えるものとがあります。後者は訳抜けではなく、むしろ正確な訳であるということになります。(情報量理論では「出没情報」という言い方をしていたと思います)元言語に表されている文字を全部訳出することが正確な翻訳だと勘違いしている人にとってはもちろん、これも「訳抜け」であるとの判断になりますが。まあそれはほっといて。もうひとつ、元言語が冗長だったりすると、元言語を読んでいく端から浮かんでくる「絵」(「粗訳」参照)を先言語に表していく場合、情報量がほとんどないしまったくない部分は「絵」に反映されませんから、できあがった訳文は元言語の意味を正確にとっていても、冗長さの度合いによっては、「訳されていない」と判断されることも多々あります。これを訳すべきかどうかは、翻訳の出来を判断する人の主観によって大きく異なるでしょうから、この「訳抜け」を一切指摘されないようにしようとすると、逆に「不自然な訳文」と評価されかねないことになります。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年07月25日
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「こないだ仕事で、訳抜けを指摘されてしまったんです…」こう白状すると、師匠は必ずこう言います。「大丈夫。訳抜けは優秀な翻訳者の勲章だから」おそらく同じ講座の受講生で、仕事をされていて、師匠がいるところで訳抜けを懺悔した人は、例外なくこの言葉を聞いているはずです。「ええっ、そうなんですか~?」と驚きながらも、「絶対ウソだ」と心のなかで思っている人がほとんどではないかと思います。私も未だにその真意を測りかねています。だって世の中には、途中で文が切れようが、前後がつながっていないのがまるわかりだろうが、自分がわからない部分は「削除して」納品する翻訳者だっているのに…。ぜんぜん大丈夫ちゃうやん。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年07月22日
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逆に、「これ、絶対このまま使ったらあかんやろ」という参考資料もありました。似た内容で、以前に訳されたもの(和訳)ということだったのですが、どう考えても、クライアントはその訳文を見ていないか、見ていたとしても直さずに放置しているとわかるシロモノ。訳者がシロウトと疑われてもおかしくない間違いが随所にあったのです。クライアントが外注にまったく期待していないのがよくわかりました。一応、エージェントに、「資料にある用語、間違ってますけど使うんですか」と質問をしたところ、「クライアントから、『参考資料の訳に満足しているわけではなく、それよりもよい訳文になるならそれに越したことはない』と返事が来ました」と回答がありました。やっぱりエージェントは資料を見ていなかったのか…。外注にまったく期待していないクライアントに、ほとんど丸投げのエージェント。いい翻訳者が現れないのは、みんなでそれを阻んでいるのではないかと思いたくもなります。「それなら、絶対これ(資料)よりいい訳にしてやる」とあの当時は意気込んでいましたが、質問はせず、資料のとおりにしていてもきっと、クレームはつかなかったでしょうから。こんな話をすると、鶏が先か卵が先かの話になってしまいそうですが。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年07月21日
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これもずいぶん前の話になります。あるとき、やや分野がそれるものの、「参考資料がありますから」ということで英訳のお仕事を受けました。翻訳対象の原稿と参考資料とをみてみると、参考資料は明らかに、翻訳対象原稿の「要約版」でした。つまりそこには、踏襲すべきキーワード、フレーズが詰まっていたわけです。「だから分野がそれても依頼してくださったのかな」そう思っていました。納品後にエージェントから、ネイティブチェック済みの原稿が送られてきたので、見てみると、直された部分には、参考資料を踏襲したものも多く含まれていました。そこで、「参考資料は翻訳原稿の要約版だったので、明らかに同一と思われる用語、フレーズはそれを踏襲したのですが・・・」という内容の回答をしました。(当然、参考資料にはエージェント側も目を通しているものと思っていました)この手の直しであれば、要約版の修正が必要になる可能性もないとはいえません。それならなおさら、同じ部分は同じにしておかないと、対応がわかりづらくなってはそれこそ、今後の作業に余計な手間がかかることになります。これに対して送られてきたエージェントのメールには、次のように書かれていました。あなたは、人が書いたものを自分が訳したと言ってお金を請求するのですか。え、参考資料ってそういうことだったの?(聞いたことないし)話が完全にずれてしまっているし、だいいち、用語・フレーズレベルでそれはちょっと…。ちなみに、この会社は翻訳者から請求するという形ではなく、会社側がカウントして金額を出していたので、私からお金を請求した事実はありませんし、支払い明細を受け取ったこともなかったので、そういう意味でも、上の一言は強烈でした。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年07月18日
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技術翻訳はカンニングだとか、ものまねだとか言われます。専門用語はもちろん、その分野の「言葉遣い」をしなければ、仲間にも入れてもらえないことはすでに何度か書きました。(読者オススメのページの記事のなかにもありますので、ぜひ)つまり技術翻訳では、その分野のみんなが使っている言葉を使わなければならないわけで、仕事をしていても当然ながら、どこかに書いてある言葉をほぼ丸写しすることになることもあります。また、お仕事を受けたとき、クライアントから「参考資料」をいただくこともあります。翻訳対象と同じ分野の文書であったり、シリーズもので、すでに訳されているものだったり、特に関係なくても「スタイルをこれに統一してほしい」というものであったりします。当然ながら、同じ用語やフレーズは基本的に、資料のものを踏襲することになります。技術翻訳はカンニングなんです。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年07月17日
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旦那さんの収入で生活がある程度成り立っているとか、家事育児などに時間がとられるから、翻訳ではたとえば、とりあえず月5万稼ぎたい、あるいは、それぐらい分しか時間がとれない。そういう方も多いかも知れません。でも、月5万円稼げる実力では、毎月確実に5万円稼ぐことはできません。受注量には波があって、急に落ち込むこともありますし、逆に仕事が急に押し寄せたとき、対応しきれずに断らなければならないこともあります。これまでの経験からいえば、毎月確実に稼ぎたい額に必要なポテンシャルは、その額の3~4倍ではないかと思います。つまり、毎月5万円を確実に手にしたいなら、月15~20万円分の仕事の打診をいただける程度の実力が必要、ということになります。もちろん、月5万円以上の額でもほぼ同じことが言えます。お断りするお仕事もある程度ある、そういう状態を維持しておくことになりますが、実力があればお仕事はきます。あぁでも、「レベルが低くてあまりお仕事頼みたくないAさん、ほかの翻訳者が全部埋まってて、仕方なく連絡したのに、『今いっぱいです』って、なんでAさんが仕事で忙しいのよ!」っていうエージェントさんの話、聞いたことあるけどね…。ちょっと思い出しました。まぁ、いろいろあるということで(^^;。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年07月12日
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上向いてきているようですね。翻訳は予算が下りにくいもののひとつだと思いますが、お仕事の案件数、案件ごとの分量が全体的に増えてきているように思います。仕事が途切れない状態が何年も続いているので、ごく最近まで気づかなかったのですが、ほかのブログなどで、仕事が増えているという内容の記述を目にしたので、私自身振り返ってみたのですが、去年あたりと比べたら、全体的に、問い合わせ件数も1件あたりの分量も増えているようです。ということは、今まであまり仕事がまわってきにくかったレベルの方も、お仕事の機会が増えることになります。それを、力を認めてもらえたからだと喜んで終わるか、ここで地道に力をつけて、全体の仕事が減っても受注が減らないレベルになれるか…。「アリとキリギリス」みたい。(←お笑いコンビじゃないよ!←わかってるって!)↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年07月11日
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キーが凹む話で思い出したのですが、数週間ほど前、針灸の先生に、「まな!さんて、ネイルとかされるんですか?」と聞かれ、心のなかで「そんな時間、どこにあるねん!」とぼやいた私。どうも、「パソコン仕事をしている女性は爪をきれいにしている」という先入観のようなものがあるらしいのですが、(ドラマとか?)「あんまりキーを打たない人だったら(ネイル)できると思いますけど、そんなんしてたら仕事になんないですよ、すぐいたんじゃうし…」みたいに答えたら、「それは、ほかの(ネイルしてる)人があんまり打ってないんじゃなくて、まな!さんが、打ちすぎてるんじゃないんですか」のような答えが返ってきました。正しいような、正しいと思いたくないような……微妙。何年か前、「久しぶりに爪でも磨いてみよっかなー」と思い立ち、気分よく磨き出したのはよかったのですが、最初の親指1本も磨き終わらないうちに、「……ムリ」。とても、そんな悠長なことやってられないことに気付きました。と同時に、学生時代がいかにヒマだったかを思い知らされました。悲しむべきなのか、ありがたいと思うべきなのか。そういえば最近、爪が伸びるのが速くなっている気がします。一日中、指先に刺激を与えているから、その防御反応?なんて思ったりもするのですが、どうなんでしょう。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年07月09日
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いえいえ、私が凹むわけないじゃないですか。つや消し表面がテカテカになったり、文字が欠けていったりするのは、まぁ当然かなと思っていましたが、人差し指の先に何か「違う」感覚があったので、よくみたら、凹んでました。ホームポジションキーが(^^;。写真では見づらいので○で囲んでみましたが、見えるかな。「は」の左斜め少し上あたり、少し白くなっている部分です。思わず、「水滴は岩をも穿つ」の言葉が頭をよぎりました(笑)。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年07月07日
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今日の今日こそ、いつもより少し早く寝れるかも、そう思っていたのに…。友だちに事務的な連絡(のつもり)でかけた電話で、逆に相談話をされてしまい、私もまったく噛んでいなかったわけではなかったので、そのまま1時間ほどお付き合いすることに。もちろんその間、仕事は1文字も進みません。思い起こせば3月、「超忙しいのは今月だけだろう」と思っていたのに、そのままの勢いで4月が終わり、若干余裕があると思っていた5月ですら、今思えばそれはただの思い過ごしで、けっこうハードでした。(「お断りする仕事」がいつもより少なかっただけでした)しかも、6月に入ったとたんに急激に打診が増え、「今週だけ、今週だけ」と自分に言い聞かせながら、この1カ月近くは慢性的な睡眠不足。そんな状況でやっと今日、「今日1日だけちゃんと睡眠とって、明日から挽回しよう」と思った、なんでその今日なの?空腹時の苛立ちはほぼ克服できた私ですが、睡眠を奪われたときの苛立ちはまだ克服できそうにありません…。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年07月05日
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お待たせしました。少しずつ更新してきました「読者オススメの記事」のページが、ようやくできあがりました。(「たったこれだけのことで何でこんな時間かかるねん」って思わないでくださいね(^^;)万一、「私が投票した記事、反映されていない!(怒)」という場合には、すぐにお知らせください。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年07月04日
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急に暑くなった先日、仕事中に立て続けに2回もPCの電源が落ち(!)、あわてて冷却スタンドとやらを購入したのですが、焼け石に水、ならぬ熱PCに風でした(^^;。スタンドと机の間にできた隙間に保冷剤(アイスパック)を入れ、かろうじてしのいでいますが、アイスパックが冷たさを維持しているのもせいぜい1~2時間。サブマシンがメインになる日は近い…。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年07月01日
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それまで、「英訳する」という前提で日本語を読んだことなどなかったのですが、課題の日本文を理解するはしから、今までさんざん目にしてきた英語の「形」というか、「枠」みたいなものが頭に浮かんでくるんです。すごく不思議な感覚なんですが、今まで和訳で使っていた神経経路を逆方向に辿っているという感じです。「これだ」と思ったと同時に「いける」と思いました。結局、そのトライアル課題を掲載していた翻訳会社さんが、私にとって、英訳のお取り引き先第一号となり、お仕事の件数、分量、分野の数ともに登録当初からたくさんご依頼いただき、ものすごく場数を踏ませていただきました(ひたすら感謝です)。そこで、私の例が参考になるかどうかはわかりませんが…、英訳の仕事をはじめるまでにこなした和訳は、仕上がり原稿枚数にして10,000枚弱。原文でいえば120~130万ワード程度になるでしょうか。私の場合は、いずれは英訳という前提がまったくないまま過ごしてきたので、英訳をきちんと意識していれば、もっと少ない和訳実績で同じレベルに到達できたかもしれませんし、今までにやった仕事を対訳集としてまとめておけば、最初からもう少しはましな英訳ができたかもしれません。でもそれは、和訳がきちんとできていればの話なので、私個人的には、早くから対訳という「形」を作ることに、それほど大きな意味があるとは思っていません。訳そのものではなく、常に正しい訳にたどりつくための「手順」をきちんと作ることの方が大事ですから。ただし、和訳に取り組むにあたっての姿勢は重要だったと思っています。(よろしければ関連記事「とても単純なことだけど…(1)」もお読みください)ですから逆に、和訳の経験をたくさん積んでもなかなか英訳ができるようにならなかったり、トライアルで不合格になるのであれば、和訳の取り組み方(というか、翻訳そのものに対する姿勢)に、問題があることにもなるのではないかと思います。この方法であればもちろん、和英辞書にのっている単語と、学校で習った文法を継ぎ接ぎしたような「血の通わない」英語にはなりません。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年06月29日
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初仕事から数年経ったころ、すでに仕事はほとんど途切れない状態にはなっていたのですが、「もっと詰め込めるはず」という気持ちが大きくなってきていて、(欲張りなもので…σ(^^;)「それにはやっぱり、英訳なんかなぁ」と、ぼんやりと思いはじめました。それまでは英訳なんてとてもとても、という感じでしたが、私のようにハンデの多い翻訳者は、(バックグラウンドも留学経験もなし、資格も中途半端)ほかの人があまりしないことをひとつでも増やしてナンボ。英語以外の言語ができるとはいえ、どちらかといえばマイナーな言語なので、仕事そのものを増やせそうにありませんでしたし…。そんな折、たまたま某翻訳情報誌を見ていて、本当にたまたま、そこにライフサイエンス系の英訳課題が掲載されていたのです。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年06月27日
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前回は英訳の勉強をしたことがないと書きましたが、実は、今まで応募した英訳のトライアル、合格率100%なんです。もちろん、英訳は合格ラインが和訳より低いという現状はありますし、(和訳でもかなり低いとは思うんですけど)そもそもやりたいという人が和訳よりも圧倒的に少ないため、学校で習った構文と、辞書を使って「頭で考えた」作文レベルでも、意味さえとれていれば通用してしまう現実もあるとは思いますが…。勉強もせずにトライアル合格率100%、しかも、合格の連絡とほぼ同時に仕事の依頼を受けるほどになるまでに、私が何をしていたかというと、数年間、ひたすら和訳漬けの毎日を送ったただそれだけです。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年06月24日
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またまたパロディータイトルですいません(^^;。今では、英訳だけでも生活していけるんじゃないかと思うほど、複数のお取り引き先から、たくさんの英訳のお仕事をいただいていますが、実は私、英訳の勉強はしたことがないんです。実際に私に英訳の仕事を発注してくださっている方がもし読んでくださっていたら、いろんな意味でびっくりされるかもしれませんが…。トライアリストに英訳の講座はありません。正確に言えば「あった」のですが、それは添削講座ではなく、有志が集まって、日本語の医学雑誌などから論文を選び、信頼のおける某社に仕事としてその英訳を依頼し、仕上がってきたものを対訳として受け取り、各自がそれぞれに自習するというものでしたが、私はその有志の集まりにも参加していませんでした。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年06月23日
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私個人的にはちょっとありえない商品を見つけてしまいました。PCに接続して、携帯電話の要領で文字入力できるらしいです…。指10本をフル活用できるキーボードを目の前にして、親指1本で文字入力するなんて、私にとっては拷問に近いかも(^^;。(この商品、用途はほかにもあるようですが・・・)携帯電話でメールができるようになる前から、ブラインドタッチでPCに文字入力していた身としては、体に染み付いているPCでの文字入力の速度感と、携帯電話での文字入力速度とのギャップが大きすぎて、携帯メールはストレスが溜まる一方。仕事以外の付き合いでのメールはほとんどケータイなのですが、私はなるべく、PCでメール文を入力して自分の携帯電話に送信し、それをコピペするか、転送する形で携帯メールしてます。その方がずっと速いんです。(笑わんといて!)ところが先日、バドの練習に行ったとき、「試合の申し込みにいるから、住所をメールで送って」と言われたので、仕方なくその場でケータイに住所を入力していたら、かなり時間がかかってしまい、「そんなややこしい住所なん?」と言われてしまいました(^^;。住所は普通なんですが…。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年06月22日
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どうも最近、和英の仕事が多い。というか、ほとんどが和英で、和訳といえば英語以外の言語が少しあるぐらい。私の場合、済んだものは順次忘れていくので(^^;、具体的なことは調べてみないとわかりませんが、調べる時間なんて、あるわけありません(笑)。仲間同士で受注状況をこまめに報告しあっているわけでもないし、次々と来る仕事をただひたすらこなすだけで精一杯の生活をしていると、全体の動向なんて当然わかりません。逆にわかったからって、何か対策を講じられるわけでもないのですが。来たもの順に受注あるのみです。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年06月19日
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前回のつづきです。変わったことがいちばんはっきり自覚できるのは、なんといっても、地図。以前は、地図を見ても自分が今どこにいるのかも、どっちを向いているのかもわからないし、見るだけで気分が悪くなるしで、全然ダメでした。ですから、自分から知らない土地へ行こうなんて思いませんでしたし、特定の場所へ初めて行くにしても、地図ではなく、「○○駅の○号出口を出て、右へまっすぐ行くと○○という交差点があるから、そこを左へ曲がって…」という言葉での説明でしか道順を理解できませんでした。ところが今は、時間が過ぎるのも忘れるぐらい地図を見るのが大好きで、初めての場所へ行くにはまず住所を調べるなどして、地図で確認。知らない土地を地図を見ながら移動するのがものすごく楽しいんです。この変貌ぶり、ただごとではありません。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年06月18日
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このブログでも折に触れて、体を動かす時間を積極的にとっている話をしていますが、単に、体力の維持・増進だけでないものがあると思っています。実際に調べたわけではありませんが、定期的に体を動かしているかどうかで、血液の循環のしかたはもちろん、血中の物質の種類や濃度が違っているはずなんです。だとすれば、きっと思考にも影響があるはず、と思っています。実際に私自身、体を動かすことそのものが嫌いだった頃と、定期的に運動をするようになってからとでは、明らかに思考の仕方が変わっています。昔の私しか知らない人が今の私をみたら、「豹変」したと思うんじゃないかと思うほどです。仕事が忙しくて体力が落ちたり目、肩、腰を痛めたり、太ったり(!)するのには、比較的すぐ気付けますが、思考が変わるのは気付きにくいのではないかと思います。「まな!の翻訳って最近、品質落ちてきたね」なんて言われるの、いやですから、そのためにも、適度な運動で心身ともにいい状態を維持したいと思っています。ただし、運動しすぎて故障してしまってもだめなので、動かせるところを動かせる分だけ、「きついけど大丈夫」な範囲にとどめておくようにしています。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年06月17日
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投票数が一番多かった記事は、↓こちらでした。「文系出身者と専門知識(2)」私としては、ちょっと意外な感じがしましたが。複数の方に選ばれた記事はほかにもありましたが、全体としてはそこそこばらつきがあり、やはりいい意味で、私が思っていたのとは違う記事を選んでいただけました。とくにありがたいなと思ったのは、「翻訳を志す人なら、このブログの記事は全部読むべき」「『翻訳者への道』の記事は全部お勧め」というコメントをつけてくださった方が複数いらっしゃったことでした。記事を選んでくださった方々には、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。なお、記事を選んでくださった方全員に、ささやかではありますが、何かお礼の品をと考えておりますので、あまり当てにせずに(笑)お待ちください。これ以外のオススメ記事は、「読者オススメの記事」のページに掲載しますので、ご覧いただければと思います。(まだ準備中です。改めてトップページでお知らせします)↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年06月14日
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前々回のつづきにもなります。 厳密に言えば「不信」ではない要素もあります。 それは、 業界全体に「標準」がないから、 それぞれの翻訳者が、それぞのやり方でやって、 受注が続いている翻訳者は、 それぞれに通用していることになっているという部分です。 だから、同業者であるという「だけ」で、 仲間にはなれないと思うんです。 基本的には。 このことをまずはご理解ください。逆に私、いつも顔を合わせるなどするごく身近な友人、知人ほど、その人が同業者であることがわかっても、たぶん気軽に翻訳に関わる話はしないだろうし、同業者であるという理由「だけ」で誰かと友達になろうとしたり、仲間だと思ったりすることってないだろうな、と思っています。それだけ、「いろんな翻訳者」がいることを目の当たりにしてきたからなんですが。私の人付き合いのスタンスとして、職業などではなくまず、「人間」としてその人をみたいという気持ちが強いというのも理由に挙げられるかもしれません。人って、少しお話したりするだけで、たわいない内容でも、言葉の端々に人となりというものは見えますので、まずはそういうところを知りたいと思いますね。実際に、仕事(翻訳)が関わりさえしなければ、普通に楽しくお付き合いできるだろうな、この人、と思ったこともあります。なので、趣味で知り合った友達が翻訳の仕事をやりはじめたらしく、(私がその「趣味」をやめてしまったので、今は全然会っていないのですが)人伝に「○○ちゃん、翻訳の仕事してるって」と聞いても、「ふーん、そうなんや」で済ませてしまった私。まったく悪気はないのですが、そういう話題「だけ」で盛り上がろうとかは思わないんです。○○ちゃんが友達であることには、もちろん変わりはありません。だから逆に、私が翻訳の仕事をしていると言っても、「どうせ、大したことないんでしょ」と思う人がいていっこうに構わないんです。それだけ、「いろんな翻訳者」がたくさんいるのです。「翻訳の仕事の経験があります」、「○年やってます」というだけで、「はいそうですか」と仕事を出せない発注側の気持ちは、その意味ではよくわかります。翻訳に対する意識や、どんな翻訳をされるかがある程度わかっていて、それに納得できれば、もちろん、ごく自然に仲間だと思えます。本当に同じ方向を向いていることがちゃんと確認できるというのが、まずは大切ですね。一見、同じ方向を向いてそうに思えて、実は全然違うということがあまりにも多い世界だとも思っています。翻訳の世界は。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年06月11日
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昨日、区役所から市・府民税の通知書がきたのですが、思わず、え~!って叫んでしまいました。倍増じゃないですか、市・府民税。この春提出した申告書の控、思わず引っ張り出してきて、数字を確かめてしまいました(笑)。計算間違いじゃなくて、税率が変わったんですね…。市・府民税と所得税とを合わせた税率は変わらないって書いてあるけど、もしかして、19年度の課税所得額が以前と同じ10%の範囲に入ってしまったら、今回の倍増分、損になるよね…。こうなったら、経費いっぱい使って課税所得額を税率5%の範囲にするぞ。(って、去年もたいがい経費使いまくったんですけど(^^;)とりあえず、仕事部屋の改装でもしようかな…。そういえば最近、メインのPCを起動すると、「深刻な問題から回復しました」って表示がよく出るし…。PCも新調か?↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます
2007年06月10日
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知り合って間もない人に、何の仕事をしてるのかを聞かれるのが実はすごく嫌で、そういう話にならないように、密かに苦心してます。なんで嫌かというのはとても簡単。在宅翻訳の仕事だとバレると、根拠もなく「すごい」と思われてしまうから。別にすごくも何ともないのに、そういう先入観をもたれるのはすごく嫌なんです。「家で仕事してるねん」だけで済ませられればいいのですが、話の発端が何であるかによって、それで済ませにくいことも多々…。先月から新しく行きはじめたバドの練習場所で先日、お約束というか、「社会人とか家婦連とか入ってるんですか」と聞かれ、「ぜんぜ~ん」と答えると、やっぱりお約束どおり、「もったいない~」と言われたのでつい、「仕事が忙しいから」と答えてしまったら、「私も仕事忙しいよ~」と言われてしまいました。…ヤバい。そういう意味ではないんですけど…。実際、もうずーっと休みなしで納期に追われる生活で、勝ち負けを気にする必要がないその日限りのお楽しみ試合ですら、結構しんどい思いをして参加することもあるのに、まして、チームのため、仲間のために日々練習を重ね、「勝たなければならない」プレッシャーを否応なく背負わさせるのは勘弁してほしい、というのが、本音。かといって、「休みとりにくいねん」とか言って、「何の仕事してるの」という流れになっては困るので、「体力温存~」などと意味不明な答え方をしてしまいました。よけい怪しいって…。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年06月08日
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前回のつづきです。そういう意味では、仕事をはじめてから数年間お世話になった翻訳会社さんは、確信犯でした。打診の時点でうかがう見積もり量は、必ずといっていいほど、実際に訳しあがる量より大幅に少ないのです。当時はまだ、紙原稿をFAXで受け取っていた時期でしたから、お仕事が決まらない段階から原稿を全部送ってくるようなことはあまりなく、聞いていた量よりもどの程度多いかがわかるのは、たいていお仕事が決まって、とりかかりはじめてから。仕上がり30枚(400文字/枚)程度と言われて受けたのに、実際には50枚ぐらいあったこともあります。当然、30枚分の納期でした。当時は経験が浅く、実力にも自信がなかったために文句を言うこともできず、一度決まった納期は絶対と、とにかく必死でした。もともと納期に余裕がない仕事が多いため、翻訳者にOKと言わせるひとつの方法だったのかもしまれせん。結局、この納期の余裕のなさが原因で、他社さんのお仕事とかけもちすることができず、何度かお断りしているうちに、この会社とはご縁が切れてしまいました。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年06月07日
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複数のお取引先を相手に仕事をしていると、見積もり違いは一大事になることがあります。分量が見積もりより少なければいいのですが、見積もりより実際の分量が多いとわかった場合はたいへんなんです。先方にはたいてい「見積もりは正確にお願いします」と連絡を入れます。すると、元原稿の文字(単語)数で金額を決めているエージェントさんからは、「金額を訂正させていただきます」と返事がきて、仕上がり文字(単語)数で金額を決めているエージェントさんからは、「では、○日まで納期を延ばしましょう」と返事がきます。どっちも違うんです。私が困っているのは、その仕事のあとにはすぐ別社の仕事が入っているということなんです。お金が惜しいわけでも、納期を延ばしてほしいわけでもありません。「前の仕事がずれこんだので、御社の納期もその分ずらしてください」なんて言えないじゃないですか。そのことを伝えたいだけなんです。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年06月05日
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ブログを開設してからの1カ月間は1日平均20アクセス程度、開設日から3カ月間の平均アクセスは80程度でした。お陰さまで一昨日あたりから、「平均200アクセス/日」と(管理画面に)表示されるようになりました。いい意味でも悪い意味(?)でも、このブログが「気になって」おられる方が増えたということになります。たくさんの方に来ていただけるのは、とてもありがたいことです。これまで、かなりいろんなことを書いてきましたが、「このことはまだ書かれていないのでは?」のようなご提案がありましたら、ご遠慮なくお寄せください。引き続き、よろしくお付き合いください。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年06月03日
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単価がめちゃ安いので有名(?)な某社。ただ、当時はとりあえず英訳の経験を積みたかったので、和英のみトライアルを受けました。もちろん合格だったのですが、合格の連絡をいただいた際、「ぜひ、英和のトライアルも受けてください」と言われ、仕方なく受けたら、なんと不合格。(でも、単価のことを考えればそれで助かったのですが)その後、何度か英訳のお仕事をいただいたのですが、ひょんなことから、私が英語以外の言語をやっていることがバレてしまい、「ぜひその言語のお仕事もお願いします」と言われてしまいました。(モチベーションどん底になるぐらい単価が安いことはわかっていたので、ひた隠しにしていたのに……不覚)こうなったら、自分の希望単価を伝えて、向こうから断ってもらおうと考えたんですが、いかんせん、ここの会社も実は、トライアリストの受講生が何人かお仕事をもらっている会社。下手なことはできません。結局、最初の仕事のみ先方の希望単価で受注し、その出来をみて単価を決めてもらうことにしました。かくして、かなり気に入っていただけたようで、即○百円アップでした。(それでも私の希望単価には届いていないんですが…(T_T))そして現在、英訳の仕事のお話はとんとこなくなり、英語以外の和訳のお仕事ばかりいただいています。英和が不合格ってなんだったんだろうと、お仕事がくるたびに思ってしまいます。かといって、いまさら英和の話がきても…。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年05月30日
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特に直そうという気はまるでないのですが、「舌打ち」をする癖があります。それも無意識のうちに、わりとしょっちゅう。舌打ちというと、かなり苛立ったり腹が立ったりしたときに出でくる「ちくしょう」的なものと(日本の?)世間一般では思われているのかもしれませんが、私は全然そういう意識はありません。もっとずっと軽いものです。考えごとをしていて思いついたときとか、考えていたことがちょっと違っていることがわかったときとか…。バドのゲーム中に「お見合い」して二人とも取れなかったときとかも「あぁ(取ればよかった…)」って感じで、軽く舌打ちしちゃうんですが、パートナーは自分が責められているとかなりビビるらしく、「『ちぇっ』って言わんといてくれる~?」と冗談めかして言われてみんなの大爆笑を買い(^^;、別の日の飲み会でも、「こないだ、まな!に『ちぇっ』って言われてん」などと、笑いのネタにされたりしています。でも、ヨーロッパのいくつかの国のインターネットラジオを聴いていると、トークではみんな、わりとしょっちゅう舌打ちしてるんですけどね…。欧米か!(……あかん、ちょっと無理が…(汗))↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年05月29日
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校正の仕事をして得たというのとは違いますが、他人の訳をみて自由に参考にするということがとても危険だということを実感したできごとがありました。あるとき、複数の方と一緒にお仕事する機会があって、初めて翻訳の仕事をされる方もいらっしゃったので、その方には、私が前もって一部訳したものをお見せして、用語や言い回しなど、それを参考にして担当箇所を翻訳していただき、その方の訳文を私がチェックして納品するという形を取りました。すると、仕上がってきた訳文が「かっこよさげ」なのに「奇妙」なのです。そんなによく使うものではない、というかめったに使わないような言い回しばかりが、それこそ「連発」されていました。念のため、参考にとお渡しした私の訳文を見直してみると、確かに同じフレーズ、よく似たフレーズがありました。でも、それは何枚もあるうちの一カ所などで、原文そのものが、その分野でよく出でくるものでも何でもなかったのです。でも、勉強中の方には、あまりお目にかからない分、逆に「目新しい」から「自分も使ってみたい」ものに映ったのかもしれません。結局、肝心な部分はほとんど参考にしてくださっていませんでした。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年05月25日
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校正の仕事では、翻訳者の訳文を見ることができます。原文と訳文を付き合わせながら、「これ、いただき」と言い回しなどをメモされている方も多いでしょう。でも、その分野のことがよくわかっていない状態で、「自分も使ってみたい」と思う言い回しは、本当にその分野で使われる「慣用」でしょうか。その分野の慣用と翻訳者の癖は、どうやって見分けるのでしょう。ある語句に対する訳としてはむしろあまり使わない方がいいけれど、その場に限ってはその訳がふさわしい、ということもあります。一見それらしく見えて実は怪しいものは多い、というか、全体的にはそっちの方が多いというのは、どこの世界も同じではないでしょうか。その区別がつかないうちから玉石混交のものに触れても、そこから本物だけを正確により抜くことも、本当に重要なものを重要な順に並べることもできないはずです。「まずは校正の仕事から」の大きな落とし穴がここにあると思います。先に触れた方々も、覚えておかなければならないことだけでなく、覚えなくてもいいものまで、区別がつけられないまま身についてしまい、それを直すことができなかったのではないかと考えられます。超一流の翻訳者の対訳にばかり触れることができればいいですが、実際には、及第点ぎりぎりで食いつないでいっている翻訳者も多いですから…。つづく。よろしければこちらも併せてお読みください。・どの世界にも共通すること・「いずれはトライアリストで」と思っている方へ(1)↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年05月24日
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「きっとどんどん昇級されるんだろうなぁ、ついてけないかも私(汗)」などと、タジタジだったのですが…、確かに、最初は速く昇級されていたようでした。毎週いっぱいいっぱいの状態で課題を訳していた私に比べ、心なしか余裕のある印象で、うらやましい限りだったのですが、でも、ある級に到達されてからは伸び悩まれているようでした。結局、そのまま段位に上がることなく辞めていかれた方が、一緒に授業を受けていたなかに何人かいらっしゃいました。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年05月22日
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いきなり翻訳の仕事を獲得するのは難しいから、将来翻訳の仕事をするための勉強になるから、まずは校正の仕事をしようと思われる方もいらっしゃるかもしれませんし、実際、そうされている方も多いでしょう。他人の訳文を見て勉強すること自体、決して悪いことではありません。むしろ、原文と訳文を客観的、批判的に見ることができるという意味では、勉強になる部分があるとは思います。翻訳講座の授業に出席していた頃、授業を一緒に受けに来られていた方のなかには、在宅やオンサイトで校正の仕事をされている方もいました。そういう方の訳文を拝見すると、(当時は、自分の訳文を人数分コピーしてまわしていました)最初はびっくりするんです。受講を始められたばかりなのに、用語とか言い回しなどに馴染んでらっしゃるだけあって、「最初から、こんな訳文が書けるなんてすごい」って思っていました。つづく。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年05月21日
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先日、仕事で調べ物をしていたところ、また、XX細胞によるシグナルの伝播は、軸索のYYの欠損によって支持された。という、「?」な文章が視界のなかに入ってきてしまいました。(私にとってはある意味、出会い頭の事故にあったようなものです…(笑)英語にsupportが使われているのは、まず間違いなさそうですが(^^;、「シグナルの伝播」は「支持される」ものではないですよね…。この一文を見ただけで何もかもわかるわけではもちろんありませんが、「伝播」に相当する名詞の前は無冠詞、「欠損」に相当する名詞には、おそらく定冠詞が付いているんだろうなぁ、という想像はつきます。というか、そうであれば英文では本当は何を言おうとしているのかがよくわかるのです。単語を追加して、さらに検索を続けてみたところ、元の英文を見つけることができました。Signal propagation initiated by XXX cells was supported by the absence of the YYY in the axon.案の定、動詞の前にある名詞は無冠詞、後ろにある名詞は定冠詞付きでした。ということは、また、軸索にはYYが存在せず、シグナルの伝播がXX細胞に端を発するものであることが裏付けられた。だいたいこんな感じになると思うんですけど…。っていうか、単に仕事で調べ物をしていただけで、こんなものに出会ってしまうなんて、仕事が遅れる元です…。↓みなさんの「1日1クリック」を糧に今日も頑張ります!「語学・英会話」のカテゴリでしのぎを削って(?)ます。
2007年05月19日
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