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【本日の一冊】 アジアンタムブルー 文庫版も出ています。「私が死んでも…」そう言って、葉子は声を詰まらせた。そして、声を振り絞るようにして続けた。「優しい人でいてね」愛する人が死を前にした時、いったい何ができるのだろう。喪失の悲しみと“優しさ”の限りない力を描き出した、鮮烈の恋愛小説。 ※タイトルの「アジアンタムブルー」とは、繊細な観葉植物"アジアンタム"の葉が、茶色くなり、チリチリと萎れはじめている状態を指す。"ブルー"は憂鬱のブルー。泣けました… 主人公は『パイロットフィッシュ』の彼なんですね。『パイロット~』とは別物ではありますが、本書を読むなら先に『パイロット~』を読んだ方がいいような気がします。そして本書を読んだら、また『パイロット~』に戻る、と。(読み返したいけど、手元にないのが残念だわ(--;)本書は映画化されたらしいですね。11月公開予定だとか。阿部寛が主演かぁ… うぅ~ん… うぅぅ… いや、しかし 原作読んだ限りでは『世界の中心で~』より はるかにいい。主演のイメージはともかく… ニースの海など いかにも画になりそうだし。
2006年07月30日
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【本日の一冊】昭和初期、東京の貧民窟。美しい姉と暮らす盲目の弟の楽しみは、姉が勤め先から持ち帰る女作家の書き損じ原稿だった…。官能と幻想が炸裂する傑作長編小説。 う~ん。岩井志麻子さんは もういいかな。次は…ちょっと爽やかそうなのを読もう。 口直しに(笑)
2006年07月29日
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【本日の一冊】ダヤンとジタンリーマちゃんからダヤンに手紙が届いた。アルスの言葉が読めないダヤンは、その手紙をジタンに読んでもらおうと探しにいくが、ジタンは「北」の方へ出かけたままもどってこない。ダヤンは、ジタンを探して旅に出ることになった。…タシルの街を侵そうとする魔王の悪だくみ、それを阻止しようとするダヤンやジタンたちの活躍。それにアルスの針樅林の危機とが奇妙に絡んで、物語はクライマックスへ。ダヤンの長編ファンタジー第2弾。夏休みなので 「ダヤン」その2ですダヤンは かわいい ジタンは かっこいいこの長編ファンタジー、3弾までかと思っていたら4弾もあったんですね~3弾までしか手元にないわ。 4弾も買わねば ←3弾。 ←4弾。
2006年07月27日
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【本日の一冊】永遠の朝の暗闇はじめてできた恋人には派手な妻と勝ち気な娘がいた。望む女、捨てる女、壊す女、嫉妬と愛情に煩悶しながら傷つけあう女たちの物語。 ほぉ。岩井志麻子さんって、ホラーじゃないのも書くんだぁ~。 ホラーだと思って買っていました(笑)妻子ある男性を奪う女、夫を奪われたキャリアウーマン、その母親に置いていかれた娘、という3人の視点で描かれた3部構成になっています。岩井さんのことだから、エロかったりグロかったりするんじゃないの? と思って読んでいたら、いやぁ、そういう内容では全くなかったので、そこが一番驚きだった ←こういうのイメージしていたからなぁ…いやいや、これはこれで楽しめましたが。(^^;)
2006年07月26日
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【本日の一冊】ダヤン、わちふぃーるどへ「ダヤン、きっとあんたは特別な猫よ」。風も雨も稲妻も、ダヤンが生まれる時を待っていた。…ダヤンの誕生、そして不思議の国わちふぃーるどへやってきたダヤンの、はじめての冒険を描く長編ファンタジー。夏休みなので「ダヤン」児童書ですが、猫好きさんにおすすめです。 ダヤンも仲間たちもかわいい読み聞かせしてあげると子どもも喜びます。 私があまりにも楽しそうに読むからか? 文庫版もでています。
2006年07月26日
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今日は地区の小さな夏祭り4時30分起きで お赤飯とおまんじゅうを作りました。 義母が今年は当番じゃないので あとは何もなしだわ。よかった… 田舎の祭りって、たいへんなんだよね~(--;)
2006年07月23日
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【本日の一冊】 病む月美人で金持ちで傲慢で、あの女は昔からいやな女だった。その女の美しい夫を寝取った「私」は…(「いやな女」)。年に一度の逢瀬には、必ず新調した着物を着る「私」。その日だけは、特別の存在になるのだから(「雪おんな」)。月が満ちては欠けるように、女もまた変化する。おもての顔の裏に別の顔を隠しもって。金沢を舞台に、せつないほどに「女」に満ちた10人10話。 【目次】いやな女/雪おんな/過去が届く午後/聖女になる日/魔女/川面を滑る風/愛される女/玻璃の雨降る/天女/夏の少女リンク先のどなたかの感想を読んで購入した本です。 最近めっきり記憶力が衰えて困っております(^^;)どれもひねりが効いていて、短編ながら楽しめました。いきなり思いっきり「いやな女」で始まってしまって「うおぉ~!こんなのばっかりか?」と驚きつつ、読み終わる頃はさぞ暗~い気持になっているだろうと覚悟して読んだのですが、最後の「夏の少女」に救われました。重い気持で読み終わりたくなかったら、やっぱり収録順に読むのが賢明でしょう(笑)ま、感想としたら、「女はこわい」ですかね。 わたしも一応 女ですが。
2006年07月22日
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【本日の一冊】 恋愛寫眞映画『恋愛写真』へのオマージュとして話題の実力派新鋭が書き下ろしたラブ・ストーリーの奇蹟。登場人物がみんな心優しい。 やさしさゆえに傷つく切なさのようなものを感じます。 それでいて、その想う心が哀しいほどにあたたかい。ドロドロした駆け引きなどのない、純粋な恋愛が描かれています。「映画の脚本を発案とし、小説版として書き下ろしたオリジナル作品」ということですが、映画の内容とはどのくらい違うのでしょうね? 映画の方も観てみたいような…。ほろりと泣ける一冊でした。
2006年07月21日
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【本日の一冊】薄暗い花園「私は、男の性器ではなくポケットの中を探った。ここには何もない。凶器も愛も。思い出したくない思い出も―」(「きれいなママ」より)。人間関係に居座る不安定さ。ふと気づくちょっとした違和感。程なくおとずれる戦慄。身近ににじり寄ってきているのに見落としがちな兆しを、流麗たる文章で浮かび上がらせる。妖美に。短編集。【目次】果てしない密室/架空の地図/美味の意味/めくるめく暗い過去/憧れの地獄/薄暗い花園/身近な異境/お約束の悪夢岩井さんの本を数冊まとめて買ってあったので、今日はこれを読んでみました。各テーマがいくつかの掌編で構成されているので、ひとつひとつのお話はすごく短いです。う~ん…。 まあまあ。
2006年07月21日
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【本日の一冊】ゆっくりさよならをとなえる「いままでで一番多く足を踏み入れた店は本屋、次がスーパーマーケット、三番めは居酒屋だと思う。なんだか彩りに欠ける人生ではある」。春夏秋冬、いつでもどこでも本を読む。居酒屋のカウンターで雨蛙と遭遇したかと思えば、ふらりとでかけた川岸で、釣竿の番を頼まれもする。まごまごしつつも発見と喜びにみちた明け暮れを綴る、深呼吸のようにゆったりとしたエッセイ集。 リンク先の 読書人・ゆき さんが紹介していたのを見て購入した本です。「本のこと」が川上さんらしく書いてあるので、とても楽しめました。なかでも「古本屋街へ」は本好きの人の多くが、うなずきながら読んだのではないでしょうか(笑)≪今日はできるだけ本を買わないこと。 そう決心して家を出た。 でも、むりだった≫そう、いくら決心しても… むりなんです
2006年07月20日
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【本日の一冊】パレード夏の午さがり、ツキコさんがセンセイに物語る、幼い日のできごと…。「センセイの鞄」のふたりが過ごした、遠いこだまのような時間、もうひとつの物語。「センセイの鞄」のサイドストーリー。とても短いお話ですが、『センセイの鞄』に涙した人にはおすすめの本です。≪遠いこだまを聞くときのような心もちで≫ センセイとツキコさんを再び。短いながらも、川上色たっぷりの一冊。
2006年07月19日
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【本日の絵本】 つきのよるにつきのよるにぼくはうまれた。たちあがってはたおれ、たちあがってはたおれた。なんかいもたおれたけどさいごにぼくはたちあがった。生きる力を感じる絵本。 自然の中での動物の子育てに、親子のつながり、愛情を感じます。一人立ちさせるには必要な儀式とわかっていても、子別れのシーンは胸がしめつけられますね。『人間もちょっぴり見習った方がいいかも…』とあとがきにありますが、確かに(苦笑)いろいろな意味で、子離れできない親が増えているように思います。
2006年07月18日
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【本日の一冊】鉄道員(ぽっぽや)娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた…。映画化され大ヒットした表題作「鉄道員」はじめ「ラブ・レター」「角筈にて」「うらぼんえ」「オリヲン座からの招待状」など、珠玉の短篇8作品を収録。第117回直木賞を受賞。【目次】鉄道員/ラブ・レター/悪魔/角筈にて/伽羅/うらぼんえ/ろくでなしのサンタ/オリヲン座からの招待状 表題作の「鉄道員」は映画化されているので、もっと長いお話かと思っていたら案外短い。しかし、泣かせてくれます。 高倉健さん、イメージに合ってます。「鉄道員」の他に「角筈にて」「うらぼんえ」が特に涙を誘うお話でした。よかった。
2006年07月17日
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【本日の一冊】私が語りはじめた彼はあっという間にアカの他人。でも実はまだ切れていない、「彼」と私の仲。それぞれの「私」は闇を抱える、「彼」の影を引きずりながら。男女の営みのグロテスクな心理を描く“関係”小説。先日直木賞受賞した三浦しをんさんの作品です。どなたかのブログで紹介しているのを見て、(う~、どなただったか思い出せましぇん)カバーデザインとタイトルが気に入って購入しました。三浦さんの本は初めて読みましたが、まあまあ楽しめました。受賞作『まほろ駅前多田便利軒』も読んでみたいけど、重版されていずれブック○フに並ぶだろうから、しばし待とうかと(笑)
2006年07月16日
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【本日の一冊】『天使の卵』から10年。歩太・夏姫、29歳。8歳年下の男に熱愛される夏姫…。再び、あのせつない恋物語が甦る。 これはもう絶対に『天使の卵(エンジェルス・エッグ)』の前には読まないでくださいね。で、『天使の卵』を読んだ方には本書をおすすめします。大切な人を失い≪たった一人置き去りにされる悲しみ≫を抱いて、人はどのように生きていくのか・・・再生への希望がみえる終り方なので、ほっとしました。 ちょっと逸れますが…本書の中で一部を引用している宮沢賢治の詩「告別」が気になって、全文を読んでみたら、これがまたいい詩ですね。(「春と修羅・第2集」に収録)教え子と別れる時にこれだけの励ましの言葉を贈れる教師が、今どのくらい存在するのでしょう。
2006年07月14日
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【本日の一冊】天使の卵(エンジェルス・エッグ) こんなのかしら?そのひとの横顔はあまりにも清洌で、凛としたたたずまいに満ちていた。19歳の予備校生の“僕”は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。高校時代のガールフレンド夏姫に後ろめたい気持はあったが、“僕”の心はもう誰にも止められない―。第6回「小説すばる」新人賞受賞作品。みずみずしい感性で描かれた純愛小説として選考委員も絶賛した大型新人のデビュー作。 村山さんのデビュー作。 映画化もされて今秋公開予定だそうな。ラスト… 痛いほどに せつない。 ≪たった一人置き去りにされる悲しみ≫が ひしひしと伝わってきます。ひきつづき、続編『天使の梯子』を読んでみます! 病人ほったらかして読書かいっ! と思ったあなた、違うんです(^^;)看病っていってもね~、頭とか冷やしてあげるくらいで何もしてあげられないのよ。食欲もないし、苦しいのはどうにもできないしね…ベッドの横に座ってただひたすら様子を見守っているだけですわ。読書しながら(笑)ちなみにまた熱があがって、もうすぐ39度ですな。
2006年07月13日
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【本日の一冊】夏への扉ぼくの飼っている猫のピートは,冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。 家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じると信じているのだ。 1970年12月3日,このぼくもまた夏への扉を探していた。 最愛の恋人には裏切られ,仕事は取りあげられ,生命から二番目に大事な発明さえ騙し取られてしまったぼくの心は,12月の空同様に凍てついていたのだ! そんなぼくの心を冷凍睡眠保険がとらえたのだが…… 去年、リンク先の なつ さんのところで見つけて、「猫好きさん必読!!」という言葉に誘われ購入した本です。で、一年近くもあたためておきまして(笑)本日めでたく読むことができました。おもしろかったSFですが、特にSF好きでない方にも楽しめる本だと思います。そして猫好きの方は3割増くらいで楽しめます ≪村山由佳さんの「天使の卵」の中で、主人公が電車の中で出会った女性が(本書を)小脇に抱えていた、という描写がありました≫と、なつさんの日記に書いてあったので…次は『天使の卵(エンジェルス・エッグ)』を読んでみようかなぁ…
2006年07月12日
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【本日の一冊】恋人はいつも不在大学の頃から好きだった時男と三年かけて、ようやく恋人関係になれた奈月。なのに、この頃、時男のやさしさが見えない…。そんな時、時男の昔の恋人・小夜子が現れる。派手な化粧がよく似合う小夜子にひかれる時男。そして、奈月の前にも、以前に告白された協介が…。社会人としても三年目を迎え、すれ違う恋人たちの心と、その成長を女と男、それぞれの視点から丹念に綴った長編小説。ふたりの男女の視点で交互に描かれた本書は『冷静と情熱のあいだ』を思い出させます。少々もの足りないような感じもしましたが、終わり方は希望があって爽やか。
2006年07月12日
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【本日の一冊】 破裂医者の診断ミスで妻を傷つけられた元新聞記者の松野は、“医療過誤”をテーマにしたノンフィクション執筆を思いつく。大学病院の医局に勤務する若き麻酔科医・江崎の協力を得て、医師たちの過去の失敗“痛恨の症例”や被害患者の取材を開始した。その過程で、「父は手術の失敗で死んだのではないか」と疑念を抱く美貌の人妻・枝利子が、医学部のエリート助教授・香村を相手に裁判を起こす。が、病院内外の圧力により裁判は難航。その裏で医療を国で統制しようと目論む“厚生労働省のマキャベリ”佐久間が香村に接触を始める…。枝利子の裁判の行方は?権力に翻弄される江崎と松野の運命は?そして佐久間の企図する「プロジェクト天寿」とは?大学病院の実態を克明に描き、来る日本老人社会の究極の解決法まで提示する、医療ミステリーの傑作。 ≪これぞ、平成版『白い巨塔』!≫という帯の文句に魅せられて、購入松本清張氏の作品と比べれば筆力の差は歴然としていますが(失礼。あくまで私の感想です)読み応えのある一冊です!うちは年寄り5人を抱えていますから、高齢化社会・老人医療・介護・尊厳死問題というのはすごく身近なテーマなんですよね…一気読み。おもしろかった 著者の他の作品もそのうち読んでみようかと…
2006年07月11日
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【本日の一冊】 白河夜船 いつから私はひとりでいる時、こんなに眠るようになったのだろう―。植物状態の妻を持つ恋人との恋愛を続ける中で、最愛の親友しおりが死んだ。眠りはどんどん深く長くなり、うめられない淋しさが身にせまる。ぬけられない息苦しさを「夜」に投影し、生きて愛することのせつなさを、その歓びを描いた表題作「白河夜船」の他「夜と夜の旅人」「ある体験」の“眠り三部作”。 今日のようなぐずついたお天気の日や、眠れない夜などに「再生」の前の「夜」をゆっくりと味わうのにいい本かもしれません。
2006年07月09日
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【本日の一冊】 聖母(マドンナ)たちの殺意役者のエージェントとして働く美穂。ある日、女子大の同級生で“マドンナ”と呼ばれた笑子が殺され、驚く。しかも殺人の重要参考人である笑子の夫と、やはり女子大の同級生で富裕な人妻の克子とが、居候として家に転がり込んで来た!そして、もうひとりの親友、香は―。卒業後10年、かつてのマドンナたちの恐るべき変貌。すべては時の流れのなせる業なのか!?仄かな苦さを秘めた大人のサスペンス。 先日「ブック○フ」でまとめ買いしてきた本の中の一冊。まあまあ楽しめました。
2006年07月08日
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【本日の一冊】 センセイの鞄駅前の居酒屋で高校の恩師と十数年ぶりに再会したツキコさんは、以来、憎まれ口をたたき合いながらセンセイと肴をつつき、酒をたしなみ、キノコ狩や花見、あるいは島へと出かけた。歳の差を超え、せつない心をたがいにかかえつつ流れてゆく、センセイと私の、ゆったりとした日々。谷崎潤一郎賞を受賞した名作。 ゆったりとやわらかく、そしてやさしく育まれた恋のお話。≪センセイが今すぐ死んじゃっても、わたし、いいんです。我慢します≫ツキコさんの切ない恋心にじ~ん、ときました。そして…≪あのころから、まだ少ししかたってないのに。≫わかっていても… 悲しいものです。この一行に胸がしめつけられ、涙してしまいました。読み終わってもなお、「センセイ」と呼ぶツキコさんの声が聞こえてきそうな気がします。
2006年07月08日
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【本日の一冊】 1ポンドの悲しみふつうの恋のちいさな火花。ささやかで切ない恋の瞬間10シーン。 【目次】ふたりの名前/誰かのウエディング/十一月のつぼみ/声を探しに/昔のボーイフレンド/スローガール/1ポンドの悲しみ/デートは本屋で/秋の終わりの二週間/スターティング・オーバー 30代の恋愛がテーマの短篇集です。今日は七夕だからね、恋愛小説でしょ。やっぱり。 ←こちらも恋愛短篇集『スローグッドバイ』
2006年07月07日
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【本日の一冊】蛇を踏む藪で、蛇を踏んだ。「踏まれたので仕方ありません」と声がして、蛇は女になった。「あなたのお母さんよ」と、部屋で料理を作って待っていた…。若い女性の自立と孤独を描いた芥川賞受賞作「蛇を踏む」。“消える家族”と“縮む家族”の縁組を通して、現代の家庭を寓意的に描く「消える」。ほか「惜夜記」を収録。 【目次】蛇を踏む/消える/惜夜記 川上弘美さんの作品を初めて読みました!読み始め、「なんだこれは?」と思ったものの、わけのわからない面白さに引き込まれ、読了してしまいました(笑)これは三篇とも、かなり好き嫌いが分かれる作品ではないでしょうか。川上さんの本は他に『センセイの鞄』『ゆっくりさよならをとなえる』を手元に置いていますので近いうちに読んでみようと思っています
2006年07月03日
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【本日の一冊】 秘密。レコードのA面・B面のように、ひとつのストーリーを2人の別主人公の視点で綴った短編12編。たとえば、宅配便の荷物を届けた男と受け取った男の扉をはさんだ悲喜こもごも、バーで出会った初対面の男女、それぞれに願いを叶え合おうといった男の思惑、応えた女の思惑など…。出来事や出会いが立場の違い、状況の違いでどう受けとめられるのか、言葉と言葉の裏にあるものが描かれた不思議な一冊。 【目次】ご不在票―OUT‐SIDE(吉田修一)/彼女の彼の特別な日(森絵都)/ニラタマA(佐藤正午)/震度四の秘密―男(有栖川有栖)/電話アーティストの甥(小川洋子)/別荘地の犬 A‐side(篠田節子)/ユキ(唯川恵)/黒電話―A(堀江敏幸)/百合子姫(北村薫)/ライフ―システムエンジニア編(伊坂幸太郎)/お江戸に咲いた灼熱の花(三浦しをん)/監視者私(阿部和重)/ご不在票―IN‐SIDE(吉田修一)/彼の彼女の特別な日(森絵都)/ニラタマB(佐藤正午)/震度四の秘密―女(有栖川有栖)/電話アーティストの恋人(小川洋子)/別荘地の犬 B‐side(篠田節子)/ヒロコ(唯川恵)/黒電話―B(堀江敏幸)/怪奇毒吐き女(北村薫)/ライフ―ミッドフィルダー編(伊坂幸太郎)/ダーリンは演技派(三浦しをん)/監視者僕(阿部和重) 伊坂幸太郎氏めあてで購入。一つ一つのお話は4ページに満たない短さですが、視点を変えた片面とセットになることで文字数以上のものを表現しています。中でも、森絵都さんと堀江敏幸さんのが好きでしたまた、各編の間に挿入されている写真も素敵です。期待以上によかった
2006年07月02日
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【本日の一冊】 ぼくの小鳥ちゃん雪の朝、ぼくの部屋に、小さな小鳥ちゃんが舞いこんだ。体長10センチ、まっしろで、くちばしときゃしゃな脚が濃いピンク色。「あたしはそのへんのひよわな小鳥とはちがうんだから」ときっぱりいい、一番いいたべものは、ラム酒のかかったアイスクリーム、とゆずらないしっかり者。でもぼくの彼女をちょっと意識しているみたい。小鳥ちゃんとぼくと彼女と。少し切なくて幸福な、冬の日々の物語。ほんわかとした かわいらしいお話です。荒井良二さんのイラストもかわいいので、文庫版ではなく単行本の方を買いました。 ←これね。 小鳥ちゃんのポストカードつき。
2006年07月01日
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