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本当は昨年末にやりたかったミニカー年次総括。年の初めだったらまだ昨年を振り返って一年の計を立てるには遅くはないだろうと言い訳。 さっそく、昨年の総購入数は52台で昨年に比べて11台少ない。販価も年々右肩上がりだから多分この先も減少傾向なのは間違いない。つーかそうしていかないとね、っていうのが一年の計かなぁ(笑)。そして実店舗購入がネット購入を始めて上回った。その差4台とわずかではあるが。これは購入リストの穴埋めが大分進み、またスパークが積極的に旧車を出してくれるお陰もあってセコハンに頼らなくて済んだということだ。その分コストは上がるが、旧車を最新技術でという誘惑には抗しがたいものがあるからね。じゃあ旧車という括りから、どの年代のクルマをどんだけ買ったのかを十年紀で見てみると、1950年代以前:2台、60年代:4台、70年代:6台、80年代:6台、90年代:10台、00年代:4台、10年代:なし、20年代:10台。現行F1を追いかけてるから20年代が一番多いのは当然として、やっぱクルマが一番面白かった70~90年代が多くのもまた必然ってとこか。 52台をもう少し分析する。ロードカーとレースカーの比率は9対43。ロードカーは旧車が7台、最近のが2台という構成。1.トヨタ・セリカLB 2000GT 6.ビュイック・リヴィエラ2.マツダ・サバンナ RX-7(FB3S)7.プリムス・スーパーバード 3.フォード・GT40 Mk.I 8.プリムス・ロードランナー4.シボレー・コルベットC4 9.レクサス・IS500 Fスポーツ パフォーマンス5.シボレー・コルベットC8この中では、やはりプリムスの2台が印象大だったな。とはいえ宝くじが当たったらC8コルベットかIS500を買うだろうけど(笑) 一方、レースカーの内訳はハコ車8台に対しフォーミュラ35台。1.フェラーリ・166MM 5.フェラーリ・488GTEエボ 2.シボレー・コルベットC8.R 6.BMW・V12LMR3.ランチア・LC2 7.ポルシェ・911GT3カップ4.トヨタ・GR010 8.ポルシェ・911GT3カップ お、ハコ車は全部記事にしてんじゃん、優秀優秀(笑)。ここはスタイリッシュなマルティニ・ストライプも捨てがたいんだけど、やっぱりGR010を推すかなぁ。1.ザウバーC20ペトロナス 19.ジョーダン1992.マクラーレンMP4/4 20.ベネトンB1943.ティレルP34 21.ジョーダン1914.レッドブルRB16B 22.ジョーダン1945.ウィリアムズFW11B 23.メルセデスW136.ミナルディPS01 24.ブラバムBT567.ウィリアムズFW43B 25.シムテックS9518.マクラーレンMP4-22 26.レッドブルRB189.BRM P57 27.アストンマーティンAMR2210.クーパーT51 28.アルファタウリAT0311.ブラバムBT60B 29.マクラーレンMCL3612.フェラーリ1512F1 30.ダラーラSF1913.フェラーリ312F1-67 31.ダラーラSF1914.トールマンTG185 32.ダラーラSF1915.リジェJS43 33.アルファロメオC4216.ローラT93/30 34.ブラバムBT60Y17.レッドブルRB4 35.フェラーリF1-7518.アルピーヌA522 フォーミュラでいっちゃん思い入れのあるのは、やっぱ白いRB4(サヨナラ・クルサード)。実車が登場した2008年から延々と発売されねえかなぁと言い続けてたヤツが、ミニチャンでもスパークでもなく守備範囲外のデアゴスティーニから発売されてた衝撃たるや(笑)。 さて、この中から2022年のイヤーカーを選ぶんだが。。。 今年はコレ、とゆーかこの一群、スーパーフォーミュラのダラーラSF19。モデルの出来が云々というよりも、シーズン中に人気のあるなしに関わらず全車発売するというスパークの意気込みに一票というわけ(もちろん出来もいいが)。さらに言えば、これはスーパーGTを統括するGTアソシエイション(GTA)への無言の圧力でもある。「GTAさん、ウチに任せてくれたらシーズン中に全車発売できますよ」「いつまでやる気のないメーカーにやらせるつもりです?」「事実、しびれを切らして一部のチームはウチに発注してますやん」というわけ。GTA代表と繋がりの深い(親子だ)レーシングプロジェクトバンドウがファンクラブ会員用にスープラを特注したことが非常に興味深い。つまりスパーク製ミニチュアに対する観測気球だったんじゃないかと勘繰ってしまう。前々から言っているが、全車どころかチャンピオンマシンですら年内どころか何年も発売しないようなメーカーに既得権益を与えておく意味などない。しかも出たら出たでワイパーもウイングステーも分厚いプラ製という時代遅れにくせして価格だけは一丁前というふざけた商品だ。ここはどうしてもスパークに頑張ってもらいたいという一念もこめての授賞としたい(何様?)笑 ついでに、総括と言えば実車ではCOTYも「クルマでいこう!」のエンジンフォーザライフアワードも日産サクラ、CGアワードはマセラティMC20が受賞した。CGの外車原理主義には辟易することもあるが、ことアワードに関しては「合目的的であるかどうかが評価の基準」は納得できる。つまり各社のEV万歳サクラ礼賛に対して軽が300万円とは分不相応だと声を上げたわけで、これには溜飲が下がる思いだ。300万円もする軽自動車がたったの100kmしか走れない、そんなのがイヤーカーとはね。評論家どもも一体どんだけ「電動化」ってコトバに踊らされてんのよって感じ。 まぁミニチュアの世界はアイスで走ろうがモーターで走ろうが、見た目がカッコよきゃオールオッケーなんだけどね。ー朗報!ー1月13日、GTAとスパークの間で「1/43スーパーGTモデルカー」において独占製作・販売のライセンス契約を締結と発表!いやっほぅ!これで旧態依然としたエブロと決別できるわ! とはいうもののチャンピオンマシンだけが欲しい人間には嬉しさ半分という思いもある。今までならチャンピオンボックスだけ予約しときゃ良かったんだけど、シーズン中に全車出すっていうスパークなら、チャンピオン候補をある程度絞って青田買いすること必至。当然予想が外れることもある。エブロみたいにレギュラーラインとは別にチャンピオンボックスを出してくれりゃあいいんだけど、そこはどうなるか判らんからね。まったく迅速が売りのスパークならではの悩みだ。これまでエブロはクソ遅いと文句言ってたが、早けりゃ早いでまた文句とは人間勝手なもんだ(汗) そしてこの契約には過去に参戦した車両の発売も含まれるということだ。となれば既存のエブロ製チャンピオンマシンもまたぞろ買い替えか!?
2023.01.11
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起こってしまったことは、誰が悪いわけでも誰の責任でもないが、天王山的意味合いもあったここ一番のカードが再開も再試合もなく中止になったのは残念だ。 残念というか、もともと複雑怪奇なプレーオフシード順位決定のプロセスが輪をかけて複雑になってしまったし、ホームアドバンテージの話もなかなかに複雑だ。今回のアクシデントについては殊の外一般に(N大の時と同様悪い意味で)知れ渡って、さすがにNFL倶楽部本編でもオフトークでも「春日がビルズに鞍替えし、浦野モモが番組を去ったとたんにこのザマだ」と茶化すことはなかった(そんなことやったら、このコンプラのご時世じゃ番組存続問題にまで発展するだろ)。今はダマー・ハムリンが快方に向かっているらしいことが救いだと思おう。
2023.01.07
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年が押し迫ろうと新年を迎えようともNFLは通常営業。16週目ともなるとプレーオフピクチャーから脱落し事実上シーズンエンドのチームも増え、そして勝敗の枷が外れたチームは来シーズンのためにいろいろトライアルし、相手のリサーチが行き届いてない選手がまさかの大活躍して上位チームを喰っちゃうこともままあったりするんで、すでにポストシーズンが決まったチームがうっかり足元をすくわれてシード順位に影響しちゃうことがある。そこまたNFLの楽しみのひとつ(まぁ、推しチームがそんなことになったらたまったもんじゃないけれど)。 WEEK16終了時点で、以下のチームはポストシーズン進出が決定済み。AFC NFC第一シード:ビルズ 第一シード:イーグルス第二シード:チーフス 第二シード:バイキングス第三シード:ベンガルズ 第三シード:49ersワイルドカード ワイルドカード第五シード:レイブンズ 第五シード:カウボーイズ第六シード:チャージャーズ シード順については残り2週の結果いかんで入れ替わりはあるだろうけど、とりあえずポストシーズンは確定しているチームとなる。決まってないのはAFCが1枠NFCが2枠の計3枠のみ。ここに現在7~8勝近辺をうろちょろしてるチームが滑り込もうと持てる力の全てを注ぎこむわけだ。また第四シードに関しては両カンファレンスの最弱地区(奇しくもいずれも南地区だ)の優勝チームが入る。 ワイルドカード候補の話はWEEK11の時にも取り上げたが、そん時と候補チームはあんま変わりなく相変わらず両カンファレンス東地区が虎視眈々な状況だが、どう考えても今年はダメだろうと予想していたスティーラーズ、パッカーズ、ライオンズが浮上してきた。特に万年地区最下位がの定位置のライオンズにはびっくりだし、何かが噛み合わないパッカーズもやっぱり流石だ。この中では故障などでQBが安定してないドルフィンズ、ジェッツ、コマンダーズはちょっと厳しいかなぁ。 そして第四シードつまり南地区優勝を狙うのはAFCじゃタイタンズとなんとジャガーズ。基礎体力はタイタンズが勝るが要のQBタネヒルとRBヘンリーがダウトフルが続くようだと下剋上があり得るかも。NFCのほうはバッカニアーズをパンサーズとセインツが追いかける展開だが次週のバックス・パンサーズ直接対決で決着がつく。 また故障といえばイーグルスのQBハーツが肩故障で戦線離脱。先発経験豊富とは言えガードナー・ミンチュー(懐!)じゃ今のイーグルスオフェンスにはフィットしないような気がすると思ってたら案の定カウボーイズに競り負けた。こりゃ下手するとカウボーイズの大逆転ありえるぞ! どっちも好きなチームだからどっちが上でもいいし、結論的にはどこがワイルドカードに滑り込もうとレイブンズ以外はみんな好きなチームだから、今年はお気楽にポストシーズンを迎えられるよ。
2023.01.04
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本当は、昨年中に文章書いて「開幕3戦の結果見て、今年こそ!と思ったのに」って記事にしたかったんだけど、入荷が年末ぎりぎりだったのと仕事の兼ね合いで間に合わなくて「昨年こそ」タイトル取れると思ったのにとゆー時制的にヘンテコなタイトルになってもうた(汗)。ルックスマート1/43 フェラーリ F1-752022年バーレーンGP 優勝#16 シャルル・ルクレール ホント開幕3戦の結果で「今年こそ!」と思ったよ。ところがその後は鳴かず飛ばずとは言わないまでも、ストラテジーのまずさや信頼性が足を引っ張って思うようにポイントを上積みできず。てかそもそも予選一発の速さは手にしたものの、レースペースはさほどでもなかった。結果コースのいたるところで頑張るイコールタイヤを酷使、更にペースが悪くなる負のスパイラル。ラップリーダー周回数でマックス・フェルスタッペンの半分、走破ラップ数ではおよそ100周(2レース分)も離された。もちろん優勝回数は足元にも及ばない。まぁ3回勝てただけでも未勝利のハミルトンよかマシっちゃあマシだけど。 F1-75、最初見た時からサイドポンツーン上面はちょっとクセが強いもののなかなかカッチョいいじゃん!と思ったんだよね。で開幕3戦で2勝だったから、こりゃあ久々に「美しいマシンは速い」を体現するかもと小躍りしたもんだけど、確かに速かったけど強くなかった。おまけにおつむの方も良くなかった(笑)。逆にスタートダッシュ成功がハードルを挙げちゃったみたいで、その後の尻すぼみからマッティア・ビノット更迭もやむなしなのだが、後任人事もないままにクビ切っちゃうのは今シーズンの事を考えると逆にマイナスなんじゃあないか?とも思える。今シーズンのマシンがF1-75の既存改良であるとすれば(他チーム含めみんなそうだろう)、長所短所を理解していて開発の方向性も把握している親玉がいなくなっちゃうのはどう考えても有利に働かないだろう。安定政権とは無縁なのもフェラーリっちゃあフェラーリなんだけど、今年は期待しないでいよう。 昨年の期待のかけようは、91年643がデビューした時に似てる(個人の感想です)。初戦がピークだったことも、マシンの外観もなんとなく似てるなぁと(個人の感想です)と思ってツーショット。ハイエンドはともかく量販モデルカーに恵まれない643(↑これはタメオ)、トップマルケスGPレプリカズからリリース予定出てるけど、値段が一気に上がってとてもリーズナブルとは言い難いし、ルックスマートはオールドF1には食指動かないみたいだし。。。
2023.01.03
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実のところ昨年12月のアタマ頃には既に手元にあったけれど、その色使いからして、こりゃあ今じゃない正月にピッタリのネタだなと思って寝かしといた。要は「正月はめでたい→めでたいは紅白→紅白は・・・」っていうつなげて連想ゲームやね。スパーク1/43 アルファロメオ C42 フェラーリ2022年バーレーンGP 6位#77 バルテリ・ボッタス 紅白がめでたい配色というのは日本独特のもんなんで(輸入先の中国でも、吉事と凶事の対比を意味するだけじゃないかな)、そういう意味でこういう配色にしたわけじゃなかろう。単にスイスのチームで且つ筆頭スポンサーのイメージカラーが赤だからそうしたんだろう。アルファロメオがザウバーの筆頭スポンサーに就いて以来ずっとこの配色だが、今までで一番センスの良さを感じる(ファッションセンスの欠片もないのがセンスを語るなってハナシだが)。 新規格のシャシーになって唯一最低重量を満足したC42だけれど、残りチームが徒党を組み最低重量引き上げを画策したことでせっかくのアドバンテージが減ってしまった。そしてザウバー時代からお馴染みのシーズン後半に失速というパターン。それでも前半の貯金が功を奏して白赤アルファカラーになって最上位のコンスト6位となった。 そのポイントの殆どはメルセデスからのキャリアダウン?のバルテリ・ボッタスが持ち帰った。キャリアダウンと思うのは外野の狭量であって、本人はセカンドドライバー扱いのメルセデスよりものびのびやれて居心地いいのかも知れない。 ザウバーは2026年からアウディと共闘することが決まり、アルファロメオは今シーズンの契約期間満了をもってパートナーシップを終了。正月早々もう来年の話をするとは鬼が大爆笑だろうが、果たしてアルディ発進までの3年間、現状性能を維持できるんだろうか。まぁスポンサーというわかりやすい形ではなく裏からアウディが支えるんだろうけど、アウディだってフォーミュラの経験はないからねえ。
2023.01.01
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新年あけましておめでとうございます。 ここ数年、新年一発目は2020年(子年)はフィアット500トポリーノ、21年(丑年)はランボルギーニ・ガヤルド、去年(寅年)はポルシェ・マカンといった具合に干支にちなんだモデルカーをネタにしたので今年はコレ。2019年に購入してその時から兎年に初出ししようと執念深くず~っと塩漬けにしてたんで、無事計画が遂行されて良かった良かった。 まぁウサギっていうことでスズキ・ラパン(仏語でウサギ)とかフォルクスワーゲン・ラビット(ゴルフの北米名)がまず頭に浮かぶが単にミニチュア持ってない。無難にダットサンから日産Cカーとかってテもあったけど、それじゃなんの捻りもなくてつまらんじゃん(笑)。スパーク1/43 マーチ 731 フォード1973年イタリアGP 9位#29 デビッド・パーレイ 自らマシンを作らずとも市販シャシー+市販エンジンでの参戦が認められていた、誰でもその気(とお金)があればチームを作って参戦できた大らかな時代。冷凍機器メーカーの御曹司デビッド・パーレイも自チームLECレーシングを立ち上げる。LECとは正式名称ロングフォード・エンジニアリング・カンパニー・リミテッドで、お父様の作った会社である。つまり社名をチーム名にして宣伝するからお金出してよパパ、という話である。F3で3勝しているからズブの素人というわけじゃないけれど、同時期に同じマーチ731を駆って入賞を繰り返したヘスケス・チームのジェームズ・ハントがいたから最高位9位のパーレイはどうしても見劣りしちゃうね。むしろ戦績云々よりレースを捨ててまでも横転炎上したマシンからドライバーを助け出そうとした「偉大な勇気の行為」によりジョージメダルを授与されたことで有名だ。そんなパーレイのマーチが何故に兎年の関連が?ということだが、マーチは全くもって関係なくてパーレイ自身がウサギさんなのだ。 どういうことかというと、時代は下って1977年ベルギーGP。一端F1から撤退していたLECレーシングはついに自社製マシンCRP1でF1に復帰するも戦闘力は劣り、ストラテジー勝負に掛けるしかなかった。ベルギーGPではピットインを他の誰よりも遅らせて3位を走行。ピットアウトしたタイミングでラップリーダーであるニキ・ラウダの前に出た。パーレイは自分がラップリーダーに追いつかれたとは気づかずに数周ラウダに抜かせなかった(元祖妖怪通せんぼジジイだ)。最終的にラウダはロータスのグンナー・ニルソンに優勝を持っていかれる。 レース後ラウダは「おめえは一体なにしてくれてんだ!」とパーレイのもとに怒鳴り込んだ。売り言葉に買い言葉でパーレイも「あんたこそなんだ、とっとと消え失せろネズミ野郎」「なんだとこのウサギ野郎」と口論に。 ↑そん時の画像らしいよ。今どき相手の容姿をなんだかんだ言うのはコンプラ上大問題だが、出っ歯ぎみのラウダをネズミ呼ばわりはまだわからんでもないけども、ラウダは何をもってパーレイをウサギと罵ったんだろ。のろいクルマに乗ってるからカメってんならわかるけど。。。 ↑パーレイ(左)とラウダ(右)。パーレイ、ウサギっちゅーよりもどうみてもクマさん系だよねぇ。これをしてウサギとはなにか西欧的な比喩とかあんのかしら?それはともあれパーレイは次戦スウェーデンGPからマシンのコックピットサイドにウサギのシルエットを描き足した。 対するラウダもヘルメットに「スーパーラット」って書き足すとか、あんたら小学生か(笑) クルマの年代が合わないけれど因縁のドライバーとツーショット。なので、ここは是非とも77年のマシンCRP1が欲しいところだよねぇスパークさん。ちなみにCRPとは父親チャールズ・レジナルド・パーレイの頭文字。ここでもちゃっかり宣伝してやんの(笑) てなことで簡単な新年の挨拶のつもりが長々と。。。ぐだぐだ無駄に長いのは相変わらずで今年もよろしく(誰あて?)
2023.01.01
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NFL第15週のハイライトはなんてったって超間抜けな珍プレーで決まり!と思ってたんだが、それより後に見たゲーム(ようつべでランダム観戦だから時系列とは異なる)がニューレコードだってんで、まずはそっちを先に。 勝てば地区優勝が決まる大事な一戦をホームで迎えたバイキングス。5年ぶりの地区優勝という重圧からかオフェンスもディフェンスも機能せずなんと33対0で前半を折り返し。ハーフタイムで喝が入ったのか知らんが、後半は目が覚めたようにディフェンスは1FGに抑え込みオフェンスは5TDをあげてオーバータイムにもつれ込みOT終了間際にサヨナラFGで33点差をひっくり返す世紀の大逆転。それまでは1993年ワイルドカード:ビルズvsオイラーズの32点差(をひっくり返してビルズ勝利)だそうだが、個人的には大逆転で思い起こすのは2017年第51回スーパーボウル:ファルコンズvsペイトリオッツ。最大25点差をひっくり返してペイトリオッツが勝った一戦だが、こんときの大負けQBがマット・ライアンで今回もまたマット・ライアン。天下のスーパーボウルでの大逆転負けを引きずるなって方が無理なわけで、これ以降ファルコンズもライアンも低迷。ついにはファルコンズを追い出されて流れ着いたコルツで再びの(しかもリーグ記録の)大逆転負け。トラウマもここに極まれりでマット・ライアンのフットボール人生も終わったかも知れん。 前述の間抜けな珍プレーは、ペイトリオッツ@レイダーズ戦の4Q最後のプレー。残り時間32秒、同点に追いつかれたペイトリオッツはなんとかFG圏内まで持ち込んでサヨナラFGに持ち込もうと攻撃開始。自陣25ヤード地点からパスで8ヤード、更にランで自陣44ヤードまで進んだが残り時間は3秒。最後はランで敵陣30ヤード付近まで進むがここでタイムアップ、オーバータイムへ突入。の筈が一体何を考えたかここからラテラルパスまわしが始まる。観客やメディアやレイダーズディフェンス陣はおろか味方選手さえ予想だにしなかったこのパス回し。突然ラモンドレ・スティーブンソン(RB)からボールを託されたジャコビ・マイヤーズ(WR)。どうせえっつーんじゃ!とパニくったのか後方にQBマック・ジョーンズがフリーでいるのを確認したまではよかったが、投げたパスはジョーンズよりも遥か前にいたチャンドラー・ジョーンズ(レイダーズDE)にどストライク。そのままマック・ジョーンズを弾き飛ばして50ヤード近くを駆け抜けてサヨナラTD、という顛末。変なことを考えずにその場でダウンしてオーバータイムにしたってなんの問題もないのに、あまりにも間抜けなプレーに中継アナも「アンビリーバブル!」「インクレディブル!」を連呼。ベリチック-ブレイディ帝政時代を知る者にとってはあのペイトリオッツが。。。と盛者必衰を思い知るが、よく思い返せば帝政時代にもお間抜けプレーをやらかしていたな(笑)。 2018年第14週マイアミはハードロックスタジアムでのドルフィンズ戦は「マイアミの奇跡」として知られる(日本じゃアトランタ五輪のことを指すけどね)。ペイトリオッツは残り時間18秒でFGを決めて逆転。次のドルフィンズのオフェンスはキックオフを自陣ヤードまでリターンしたが、その時点で残り7秒。ファーストダウンの攻撃が事実上のラストプレーは明白。どうせ奴らにゃヘイルメリーパスやるしか能がないだろとばかりに、ペイトリオッツはパスキャッチ要員としてTEグロンコウスキーをセーフティーに配置する周到さ。だがこれを見たドルフィンズはふざけやがってと思ったか、こりゃチャンスを思ったかは定かでないが、QBライアン・タネヒルは10ヤード程度のパスをWRケニー・スティルスに通し、そこからWRデバンテ・パーカー更にRBケニアン・ドレイクへとラテラルパス回しで繋ぎ、タックルに不慣れなグロンコウスキーの脇をすり抜けて(というよりもRBの速さにまったく体がついていってない)まさかのサヨナTD。結果的にグロンコウスキーをセーフティに入れたことでTDを防げなかったかたちで、まさに策士策に溺れるとはこのこと(まぁこんなことやらかしても、この年ペイトリオッツはスーパーボウルまで行って勝ってるけどね)。常勝軍団だったからこんなプレーやっても失笑で済むが、いまのペイトリオッツじゃ笑い話じゃ済まないボーンヘッドだな。
2022.12.31
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「ブラバム」っていう響きは、人に何か郷愁を想起させるんだろうか。大した戦績を残せなかったのに「ロム特注日本グランプリ仕様」「レースランド特注ドイツグランプリ仕様」そして今回の通常品と三回もモデル化に恵まれた。翌年の醜悪なカラーリング車を含めれば四度目の登場ということになる。まぁなかなかにヘンテコなデザインが、モデラー魂に火をつけただけなのかもしれないが。スパーク1/43 ブラバム BT60Y ヤマハ1991年サンマリノGP 8位#7 マーティン・ブランドル 1991年と言えば、まだハイノーズ+吊り下げウイングは一般的ではなくマクラーレン、ウィリアムズ、フェラーリといったトップチームはローノーズ、ティレルとジョーダンがアンヘドラルといった具合でベネトンもまだローノーズ+吊り下げウイングだった。アンヘドラルが車体下面への空気の取り込みに有利な反面、フロントウイングの翼面積が減ってダウンフォースが不足するという問題に対して未だ適正解が見つけらない五里霧中の時代にセルジオ・リンランドが提示したのは、後のF92Aのような楕円ノーズに一本ステーで吊り下げられたウイングという個性的なデザインだった。復帰を果たしたワークスヤマハエンジンとのマッチングで飛躍を図ったが、信頼性に足をすくわれ前半はリタイアの山。後半になってようやく2回の入賞で3ポイントを獲得するに留まり、翌年のヤマハは新進気鋭のジョーダンと組むことになりブラバムとのジョイントはわずか1年で結果を残すこともなく解消された。こんなマシンが何故かモデル化に恵まれる不可思議。 発売3種のBT60Yを整理するとこうなる。ロム特注日本GP:後期型サイドポンツーン+ノーマルリアウイングレースランド特注ドイツGP:後期型サイドポンツーン+高速リアウイング通常品サンマリノGP:前期型サイドポンツーン+高速リアウイング 正直、3種いずれも購入機会は与えられたのだけれど、後期型サイドポンツーンはまんまBT60Bのデザインなんで(ホントかどうかは判らんが)ここはあえて前期型をチョイスというのは建前で、ぶっちゃけ販価の問題よ。購入時には後出しジャンケンみたいに価格が上がっちゃってんだけど、予約当初はまだ八千円台だったから特注品との彼我の差は二千円弱、これはデカいでしょ。最終的には千円台になっちゃから今考えれば日本GPでも良かったかなぁとは思うけどさ。ショップの人ともしみじみ高くなったよねえ~ミニチャンなんかついに二万台だよBBRと大差ねぇじゃん。昔はオニキスでも十分満足できてたのにあれこれ目が肥えちゃったからさ~コストアップもある意味しゃあないね、みたいな話したんだけど、であるならば。。。であるならばですよ(翡翠登場)笑このフロントウイングを支える筈のテンションワイヤーのテンションのかかってなさ具合はなんだ? 生産着手がどっちがどうだかは知らんが、BT60Bの時はこれほどひどくはなかったぞ。ほれ、このとおり。ちゃんとモノコックの内側からテンションワイヤーが貼られてるように見える。もう一度言う。BT60Yのテンションワイヤーのテンションのかかってなさ具合はよ! こうして正面から見るともうどーしようもない。ワイヤー先端がボディから浮き上がって、まるでウイングから伸びた棒がモノコックに立てかけられてるだけにしか見えない。ここがある意味このマシンのキモなのにこれはないだろ。というわけで修正は自明。幸いにしてこのテンションワイヤー、ほんとにモノコックに乗っかってるだけなんで(笑)ボディが傷つくことなく簡単に外せる。でもって現物合わせしながらニッパーで短くしていって(1ミリは切ってない気がする)、再接着もやっぱりフロントウイング側だけ。乾くと透明になる木工用ボンドで固定すりゃ一丁上がり。これで、ちったあ見られるようになったぜ!これでぐっずり眠れるわってなわけよ。ちょっと切っただけで全然印象が変わるから、これはオススメ工作よ。 やっぱりブラバムはシックでスタイリッシュな白紺が一番。こうなったらBT60Bの序盤戦仕様(もちろんドライバーはアマティで)を期待するしかない。ブラバムお得意のネガポジ反転カラーリング、渋い!
2022.12.26
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WEEK14って何かあったっけ?と今更ながら振り返ってみても、う~んって感じ。イーグルスがプレーオフ一番乗りってのがトピックなんだろうけど、これはもう意外でも何でもなくて単に何時になるのかっていうだけの話だったからネタにするほどのことじゃないしなぁ。。。あぁそういやアレがあったか。。。ということで。 ブラウンズを18年ぶりのポストシーズンに導いたドラいちQBなのに、ケガで動けなくなった途端チームはリスクの多い(フロントと揉めて1シーズン出場してないプラス今シーズン途中まで出場禁止処分)元テキサンズのデショーン・ワトソンにさっさと乗り換え、いわば石もて追われように放り出されパンサーズに拾われた。が、サム・ダーノルドとの先発争いには勝ったものの結果は残せず、ケガで退いたあとは出場機会もなく退団を申し出て、先発QBスタッフォードを欠いて苦闘するラムズに拾われた。チームに合流してたったの2日のWEEK14レイダース戦で先発し、ブレイディ劇場を彷彿させるゲーム運びで逆転勝利、と今シーズンはジェットコースターみたいなアメフト人生を送っておる(1シーズンで複数チームでの勝利したQBってのも珍しいんじゃないだろうか)。ただ脊髄挫傷のスタッフォードが来季無事に戻ってきたらその座は安泰じゃないかも知れん。今シーズン残りを全勝みたいな結果を残さないと、安息の地を求めて旅するジャーニーマン人生が始まるかも知れない。 ジャーニーマンと言えば9チームを渡り歩いて先発したライアン・フィッツパトリックや7チームを渡り歩く間にスーパーボウルMVPにも選ばれたニック・フォールズがまず思い浮かぶが、今シーズンのQBにも結構ジャーニーマンはいる。セインツのアンディ・ダルトン(4チーム)、ファルコンズのマーカス・マリオタ(3チーム)、シーホークスのジーノ・スミス(4チーム)、スティーラーズのミッチェル・トゥルビスキー(3チーム)、ブラウンズのジャコビー・ブリセット(4チーム)、レイブンズのブレット・ハンドリー(7チーム)、コマンダーズのカーソン・ウェンツ(3チーム)などなど。なお個人的見解だが所属経験2チームの場合(ブレイディとかマット・ライアンとか)はまだジャーニーマンじゃないと考える。 けれども結局、上位チームはビルズにしてもチーフスにしてもイーグルスにしても生え抜きQBを上手に育てたチームなんだよなぁ。出来上がったチームにひょいと挿げ替えられたQBはまったくもって針の筵だが、ベイカー・メイフィールドだけじゃなく他のジャーニーマンQBにとっても残り4週が人生の分岐点、刮目せよっちゅーこったね。
2022.12.22
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9月に始まったNFLも、もうプレーオフ進出を睨んで推しチームに可能性が残っているファンは、自チームの試合以外も気にしなくちゃならない一喜一憂の時間帯に入ってきたけど、こっちもクリスマス・年末が控えていわゆる年末進行のおかげで忙しい時間帯に突入して、いろいろ情報を仕入れてのったら分析しつつブログを書くなんて暇が持てなくて、もうWEEK15が始まってんのに未だにWEEK13という周回遅れの体たらく(汗) ってなわけでツイッターよろしくサラっと流してなんとか追いつこう、と。 WEEK7に続いてバッカニアーズっちゅーかトム・ブレイディ2度目の登場。所属4チーム全部が負け越しの最弱地区の首位争いって言うのも情けないが、「NFL倶楽部」でブレイディタイム開幕!って煽ってるわりにはあまりにお粗末な試合内容だったね。確かに残り8分で13点差。5分をかけたドライブでTDを取りきって6点差。セインツの攻撃をわずか1分スリーアンドアウトに抑えて残り2分自陣37ヤードからの攻撃をうまく進めて残り16秒でゴール前5ヤードからのパスが決まって追いついたと思ったらオフェンスのホールディングでTD取り消し、10ヤード下げられて12秒を残すのみ。ここからパス連投で3秒を残してTDさらにキックで逆転、という内容を見れば確かにブレイディ劇場、ブレイディのオフェンスドライブに釘付けというのも頷けるが、そもそもそこに至るまでのオフェンスが情けないことしきり。ファーストドライブでほいほいと敵陣5ヤードまで進んだはいいが、そこからのレッドゾーンオフェンスでTDを取りきれずにFGという結末。そこから4Qまでオフェンスは沈黙。ある意味今回の逆転劇はQBがブレイディじゃなかったら、例えば相手チームQBのアンディ・ダルトンが成し遂げたならば例えそこまでのオフェンスがまずい攻めを繰り返してても評価は爆上がりだったんじゃねーかな。ブレイディだからこその逆転劇だけど、ブレイディだからこそそこまでのまずい攻めが目立っちゃう、秀ですぎるのも考えものっていう教訓やね。
2022.12.18
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「サキましょう」ってのは、知ってる人は知っている2022年BSフジ不定期放送(全4回)のスーパーフォーミュラ番組「GO ON!NEXT~サーキットで会いましょう~」の公式略称だ。わざわざ略称なんかつけるのはツイッターのハッシュタグ付けのために便利だからだろうけど、だったら最初から長いタイトルなんかつけなきゃいいのにとも思うんだが、これもSNS時代のセオリーということなんだろう。正式タイトル自体は前番組「スーパーフォーミュラGO ON!」と新たにMCを務めることになった富田鈴花の所属グループ日向坂の冠番組「日向坂で会いましょう(テレ東:関東ローカル)」のもろパクリで、そこは「日向坂で~」でもイジられてた。しかしながらモタスポにアイドルっちゅー組み合わせ。「スーパーフォーミュラGO ON!」も乃木坂の樋口日奈がナレーションを担当していたし、どうやら日曜夜の坂道グループ冠番組連チャン直前の番組だった「スーパーGTプラス」が、坂道ファンの視聴待機番組にもなってて「ちょっとスーパーGTにも興味が湧いた」ってツィートも多々見受けられたことから、製作側が番組にアイドルを一枚噛ませりゃ新たなファン層の開拓にイケると踏んだのかも知れんな。 だらだらと前振りが長いが、要はスパークの意欲作まさかの出場全車発売のうちこっちが予約してた分が全部揃ったとゆーことなんで。 2022シーズンを戦ったスーパーフォーミュラ(ダラーラSF19)の中から、ホンダ・トヨタ各陣営からそれぞれ一台をチョイス。更に日産は何故かフォーミュラ用エンジンをスルーしてるから日産陣営はないのだけれど、スーパーGT目線で見て監督・チームとしては日産系でしょとゆーことでインパルも購入。スパーク1/43 チーム・ムゲン・モチュール SF19 エムテックHR-417E2022年シリーズチャンピオン#1 野尻智紀スパーク1/43 カーエネクス・チーム・インパル SF19 TRD01F2022年シリーズ3位#20 平川亮スパーク1/43 クオ・バンテリン・チーム・トムス SF19 TRD01F2022年シリーズ4位#37 宮田莉朋 エンジンがホンダだトヨタだと言ったってシャシーはダラーラのワンメイク。外観上の違いなんてわからんから、単純にカラーリングやスポンサーロゴを楽しむのが正解だろう。チーム・ロータスに倣ったような黒金インパル車は眺めて単純に楽しいし、小口のスポンサーに注目して「へーこんな会社がサポートしてんだ」を調べるのも一興だ。インパルさんとこの「でんき」ってロゴは一体なんだと思ったら「インパルでんき」って新電力のことだったのね。ホシノインパルの新規事業。初めて知ったわ、みたいに。むしろワークス待遇の無限のほうがホンダ系企業で賄ってるからサプライズがなくてつまらん。ここはスポンサーロゴ云々じゃなくてカラーリング違いの笹原右京車と2台を揃えるべきなんだろうけど、さすがにそこまではお金が(笑)。しかし今シーズン最多タイの2勝を挙げてチームタイトル獲得に貢献した笹原右京をいとも簡単にほっぽり出すとはホンダは何考えてんだかな。 「売れ筋のマシンしか作らないのは社の信条に悖るから全部出す」とはスパーク社長の談話だが、あと何年か使い続けるシャシーならともかくも今年限りで引退のSF19を全車なんて勝算はあるのか?なんて疑問は、既発売のマシンは売り切れ続出(ドライバー関係者がまとめ買いしてるなんてハナシもちらほら)で杞憂に終わりそうだ。金型はあるんだから遡って去年や一昨年ののマシンを別注するなんて技も使えそうだし。そうなるとアーバインやフレンツェンが走ってた頃のF3000全車なんてのも期待しちゃうよなぁやっぱ。 こうしてニッポン独自のレースカーまで侵略してくるとなると、その先にはスーパーGTの牙城を崩せ!ってことだぁな。主催もチームもタイムリーに製品化できないメーカーなんかにゃ辟易してんだろ。とっとと既得権益取り上げちゃえよ。スパークはシーズン中全車発売可能ってやる気満々なんだからさ。
2022.12.17
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スポーツニュースでよく「名門」とか「古豪」とか表現するが、辞書によれば本来「名門:由緒ある団体」「古豪:経験が豊富で力のある集団」ということなんだが、使い方としては「名門:過去から現代まで力を維持している集団」「古豪:昔は力があったが今はそこそこ」といったニュアンスのように思える。その伝で言えばいままで名門と表現されていたウィリアムズやマクラーレンは古豪ということになる。スパーク1/43 マクラーレン MCL36 メルセデス2022年オーストラリアGP 8位#4 ランド・ノリス 勝ちを量産していた栄光のマルボロ・マクラーレン・ホンダ時代あるいはウェスト(もしくはボーダフォン)・マクラーレン・メルセデス時代だったら名門と呼ばれるに相応しい実力だったが、ここ10年で1勝の現在ではもはや古豪に格下げされても文句は言えない戦績だろう。 おもしろいものでそうなるとスポンサーも自然と離れていく、というかスポンサーが離れたから戦績も下降したのか卵と鶏の関係は定かではないが、冠スポンサーがなくなってから勝利に見放されてるのは間違いない。一時期はスポンサーロゴがなくともステルススポンサーはいるんで資金的に問題ないとか強がってたが、最近はそんなのどの口が言った的に小口スポンサーがスペースを埋める始末。 チーム名に冠スポンサーを名乗らないのは相変わらずだがスペース的に一番大口なのはブリティッシュアメリカンタバコのベロ(無煙たばこ)なのは間違いない。未だにタバコ会社に依存ってどんだけ時代遅れの感覚だよ。もはや大っぴらにタバコを公にするのはリスクがあるから冠スポンサーとして明記できないんだろうが、特にタバコ広告に厳しいオーストラリアではベロのベの字どころか商品ロゴマークすら表に出せず、地元ローカル企業オン・ザ・ラン(OTR:コンビニチェーン)に譲らざるを得ず。そういうドタバタもとても名門チームとは言い難いねぇ。 そしてウィリアムズから始まった最低重量のための無塗装部分拡大もなんだかなぁ~な感じ。チームはインディとエクストリームEと整合性の取れるデザインに見直したとか言い訳してるが、だとすればエンジンカバーをオレンジ一色していたローンチバージョンのほうがより整合性が取れるデザインだった。そしてオレンジに黒というコンビネーションに、年寄りにはある既視感が浮かんだ(昔は良かっただのオレらの時代はだのとやたら昔を振り返るのは年寄りの特権だから、まぁ勘弁してくれ)。 直線番長とあだ名されたアロウズA21スーパーテック。冠スポンサーは英国の携帯会社オレンジ・モバイルUKでそのコーポレートカラーはまんまオレンジ色。3年ほどアロウズの冠スポンサーに就いたけどどうにも鳴かず飛ばずで資金を引き揚げてシーズン途中でチームは解散の憂き目にあう。 マクラーレンもロスマンズカラーを彷彿とさせるFW33のように強いもの速いものにあやかるようなカラーリングにすればいいものを、よりによってアロウズ(笑)。そういうところも一流でないよねぇ(まぁMCL36がアロウズにみえるのは完全に個人の感想ですが)。
2022.12.10
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世間はワールド杯サッカーで大フィーバーだが、残念ながらサッカーの魅力というのがまったくわからない。なかなか点が入らないから点取った時にそれまでの鬱憤晴らしで大騒ぎ、というのはわからんでもないが、そもそも点が入らないというのがまったくつまらん。ストレスが溜まるだけ。だからバカスカ点が入るのが好きなアメリカでは4大スポーツに差をつけられてんじゃないか?って説も納得できる。やっぱバカスカと点が入って、点の取り合い大乱戦、ゲーム終了直前に大逆転という展開が判りやすくてよろしい。そういうゲームがWEEK10に続いて再び繰り広げられた。やっぱ試合はふたを開けてみなけりゃわからねえなっていう事例。 リーグ屈指のフィジカルQBを擁して虎視眈々と地区優勝を臨むレイブンズと2021年ドラフト全体一位の名誉を得たとはいえ圧倒的に経験値が少ないトレバー・ローレンス率いるジャガーズじゃあ、オッズが9:1でレイブンズとなっても誰も不思議に思わないくらい実力差あると思うんだが、蓋を開けたらビックリ!なんと27対26でジャガーズの勝ち。ジャスティン・タッカーがコツコツと4つもFGを決めてリードを保っていたが最後の最後4Qのこり時間十数秒となってTDを喰らい1点差。ここで普通だったらキックを蹴って同点、からのOTで雌雄を決するのが常道なんだろうが、仕切り直したら分が悪いと思ったのか今の勢いならと思ったのか仔細は分からんが、とにかくジャガーズHCは2ポイントコンバージョンを指示(ギャンブラーやのう!)。QBローレンスがWRジョーンズに速いパスを決めて見事に逆転。レイブンズは残り十数秒のキックオフからハーフラインまで攻め上がり(それ自体凄いことだわな)それまで4FGのタッカーに運命を託すが、さすがに60ヤード越えじゃ成功しろというほうが無理だわな。そもそも4FG中の3つはエンドゾーン直前まで攻め込みながらTDが奪えなかったがためのFG。レイブンズの敗因は、ジャガーズごときと舐めきって大した工夫もしないで単調なレッドゾーンオフェンスを繰り返したことだろうが、あえてここはTDを3回も防いだジャガーズディフェンスを褒めるべきだろう。現地中継も「グレート・ディフェンス・バイ・ジャクソンビル!」って言ってたしな。 前記事でレイブンズは地区優勝候補とか書いちゃったが、こんなところで星を落としてちゃあ土壇場でベンガルズにうっちゃられるかも知れんな。
2022.12.08
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もう11週、まだ11週。推しチームのおかれた状況で考え方は変わるもののシーズンの半分が過ぎ去ったわけだ。地区優勝がほぼ見えてきたチームはおいといて、ワイルドカードに滑り込もうと狙ってるチームにとってはまさにまだ11週、残りを頑張ればというところだろう。そこで、時期的にはまだ早いんだろうが、ここらへんで一発プレーオフピクチャー的なものをやっとこうかと。 まず11週終了時点での順位はというと。。。AFC NFC東地区 東地区 MIA:7W-3L ★PHI:9W-1L BUF:7W-3L DAL:7W-3L N E:6W-4L NYG:7W-3L NYJ:6W-4L WAS:6W-5L北地区 北地区 BAL:7W-3L ★MIN:8W-2L CIN:6W-4L DET:4W-6L CLE:3W-7L G B:4W-7L PIT:3W-7L CHI:3W-8L南地区 南地区 ★TEN:7W-3L T B:5W-5L IND:4W-6L-1D ATL:5W-6L JAC:3W-7L N O:4W-7L HOU:1W-8L-1D CAR:3W-8L西地区 西地区 ★K C:8W-2L S F:6W-4L LAC:5W-5L SEA:6W-4L L V:3W-7L ARI:4W-7L DEN:3W-7L LAR:3W-7L 現状のゲーム差から地区優勝にリーチと思われる★印をつけた4チームはワイルドカード戦線からは除外。1ゲーム差ながらレイブンズも地区優勝候補としていいんじゃないかな。そして今季の最弱地区となってるNFC南は優勝以外にポストシーズン進出はあり得ないだろう。だからここの4チームも除外でいいだろう。残る23チームで大きく負け越し、具体的には4勝以下のチームも残念ながらということでいいだろう。こうして絞り込んでいくとこういう感じになる。 何が面白いって両カンファレンスの東地区が他地区に比べて好成績で、全チームがワイルドカードへ行けそうな感じだ。AFC東は今はドルフィンズが首位だが最終的には地力に勝るビルズが優勝、ドルフィンズが2位という気がする。残るジェッツとペイツにベンガルズが絡んでワイルドカードを争うか、と。出来ればワイルドカード全部が東地区から出るという珍記録を見てみたいものだ。そしてNFC東もカウボーイズとジャイアンツは当確で、コマンダーズが49ersとシーホークスのうち西地区の優勝争いに破れたチームとワイルドカード争いというのが現実的なのかな、と。こちらも是非コマンダーズに競り勝っていただいて、両カンファレンスともひとつの地区がワイルドカードを独占っていう快挙?珍記録?を樹立してもらいたいもんだね。
2022.11.30
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一時期離れていたミニカー趣味に復帰した頃、ちょうどインスタだのツイッターだのが世を席巻する前の猫も杓子もブログを書いてた時代で、当時ミニカーマニアに人気のブログがあった。その褒めるだけでなく貶すだけでないフラットな姿勢や、ミニカーのみならず特撮だとかレースだとか幅広い話題を掘り下げていて、こちらもコメを残して話題に参加させてもらったりして、そのブログ主を勝手にミニカーの師匠と崇めてるんであるが、師匠の教えの中に「ミニカーはリストを作り系統立ててまで買うもんじゃない。欲しいと思ったものを素直に買うべきだ」的な金言があって、要は師匠の好きなブルース・リーの「ドント・スウィンク、フィイィ~ル」と言うヤツだが、リストの穴埋めが目的なミニカーコレクターではなく純粋にミニカーマニアであれという事なのだろうが、不肖の弟子はこれまた師匠の好きなスターウォーズでいうところの「フォースの暗黒面に囚われて」しっかりコレクターへと変質したわけだ(汗) きっかけは雑誌の読者プレゼントで、マニアなら「あんま食指が動くアイテムじゃないし一台持ってればいいか」となるところが、結局そこ起点で「当たったということは集めろという運命かも知れない」とばかりに年代順に揃えちゃうところがコレクターのコレクターたる所以。けれどそうして盲目的にリストを埋めるような買い方してればこういう事もあるんだからコレクターになんのはやめなさいって言ったでしょ的な訓話。 ポルシェ・カレラカップ・ジャパン(PCCJ)の2020・2021車がスパークのナショナルモデルとして同時発売された。以前のようなポルシェディーラー特注というカタチじゃなく一般流通販売されるのは嬉しいところだが、そうすると選択肢としてはチャンピオンマシン一択に陥りがちなところが玉に瑕。特にこうして連覇しちゃったりすると同じようなのが2台(泣)。スパーク1/43 ポルシェ 911 GT3 カップ2020年PCCJ シリーズチャンピオン#24 近藤翼スパーク1/43 ポルシェ 911 GT3 カップ2021年PCCJ シリーズチャンピオン#24 近藤翼 見ての通り建設現場の仮設工事全般を請け負う「日本機材」が運営するNKレーシングが近藤翼を擁して2連覇達成。当然カラーリバリーも同じなわけだが、差異と言えばトランクリッドの日本機材ロゴの位置が変わったことくらい(バンパーにプーマのロゴも追加になってるけど)。ここが変わってなければ台座のネームが違うだけって商品内容になりかねかったからトランクリッドさまさまだ。つーかまったく同じだったら両方がモデル化されることがなかったかも。 それはともかく連続して同じ体制でレースに臨めるというのはドライバーにとっては安心材料ということになるのだろうけど、せめてチャンピオン獲ったんだからゼッケンくらいは変えてくれよとグチりたくもなる。近藤翼選手も2連覇どころか4回もチャンピオン獲ってなんだかPCCJのヌシみたいになっちゃって、もうそろそろ他のカテゴリに主軸を移したらどうよ?なんて大きなお世話でしたな。
2022.11.27
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トポロジーとは、テレビ番組由来の通俗心理学じゃなくて(それはココロジー)産科学でもなく(それはトコロジー)毒物学でもなく(それはトキコロジー)ましてやライブアルバム「レディース・アンド・ジェントルマン」が発売されるまで全米チャートの最上位を記録したエマーソン・レイク&パーマーのアルバムでもない(それはトリロジー)。しょーもないノリツッコミは放っといて、トポロジーとは「位相幾何学」のことで、よく「マグカップとドーナツは突き詰めれば同じ」を例題に語られる数学の一分野である。NHK「笑わない数学」でもポアンカレ予想の回だったか引き合いに出されてた。しがないミニカーブログごときで高尚な数学もないもんだが、その辺は後回しにするとしてまずは。スパーク1/43 アルファタウリ AT03 RBPT2022年バーレーンGP 8位#22 角田裕毅 トロロッソからアルファタウリに名称変更して3年目になるが、正直ファッションブランドを前面に押し出してるわりに毎年白紺バランスがおかしくてなんかパッとしねえカラーリングだよなあと思ってたんだが、やっとこバランスのいいカラーリバリーになった感が強くてファッショナブル。けど見た目がカッコよくなっても戦績が伴わないのは、かのフェラーリF92Aで証明済み。AT03もそのクチで、同じパワーユニットを積むチャンピオンチームの20分の1しか得点できてない。どうしようもないウィリアムズが下にいるからいいものの考えようによっては実質ドンケツといっても過言ではない。まぁド素人と罵られるストラテジストのせいで失ったポイントも多いから純粋にマシンのせいとは言い切れないが。 冒頭でトポロジー云々のハナシを出したのは、AT03を初めて見た時に「ドーナツとマグカップ」のハナシじゃないけれど、白紺のツートンカラーボディにヘルメットの赤い差し色ってところがピケのブラバムと同相じゃんってのがふと頭に浮かんだからなのだけれど、角田は果たしてこの先の戦績もピケと同相となるだろうか?
2022.11.23
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NHK-BSでの放送がなくなってから、NFL観戦はゲームハイライトをユーチューブで、ということで毎週月曜に3時間くらいかけて一気見するわけだが、普通は単純に「〇〇vs.△△|ウィーク◇◇ ゲーム ハイライト」ってタイトルなのにひとつだけ「ゲーム・オブ・ザ・イヤー???」って冠がついてる試合があったのよ。 ビルズの本拠地ハイマーク・スタジアムで行われたバイキングス戦は、確かにリーグトップ勝率を窺うチーム同士の一戦ということである意味プレ・スーパーボウル的な話題性も充分だから、そういった意味で「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」ってしたんだろう、また大風呂敷拡げちゃってぇとか思って見てみたら、これがまぁ確かに「ゲーム・オブ・ザ・イヤー」決定と言っても過言ではない内容だったわ。がっぷり四つの横綱相撲というかね、クレイジーエンディングって題した個人投稿もあったくらいもつれにもつれたゲーム終盤。 奇跡の始まりは27対23とビルズ4点リードで迎えた第4Qツーミニッツ前後のバイキングスの攻撃。自陣45ヤード地点から連続QBサックで27ヤードまで押し戻され絶体絶命の4thダウンギャンブル。QBカーク・カズンズの投げたボールは30ヤードほど先のWRジャスティン・ジェファーソンの右手に吸い込まれる。この試合では先にビルズのWRステフォン・ディグスが見事なワン・ハンド・キャッチをしてみせたが、好プレーは好プレーを呼ぶのかこちらもまた華麗なワン・ハンド・キャッチだった。 このプレーでモメンタムを掴んだバイキングスはゴール前3ヤードまで迫り、パスキャッチしたジェファーソンがエンドゾーンに飛び込むが惜しくも1ヤードラインでニーダウンが先。残り時間は50秒、攻めてタッチダウンするしかないバイキングスは再び4thダウンギャンブル。プレイアクションしたカズンズのパスをRBダルビン・クックがドロップ(デフェンダーが気になり目線を切るってヤツだ)。万事休すと思われたがビルズ痛恨のオフサイドで4thダウン・インチ。カズンズがスニークを試みるがゴールラインを割れず攻撃権はビルズへ。 自陣0.5ヤードからの攻撃。タラレバだが残り44秒でバイキングスのタイムアウトがひとつだけということを考えれば、QBがロールしながらスライディングしてセーフティ2点を献上しても良かったんじゃないかとも思うが、ビルズはQBスニークで前進することを選んだ。これが裏目に出てまさかのファンブル(とゆーおあスナップをちゃんと受け取れなかった)。これをMLBエリック・ケンドリックスがリカバーして残り37秒で奇跡の逆転。 これにて勝負あり!とはならないのがゲーム・オブ・ザ・イヤーたる所以。バイキングスのキックオフで試合が再開し自陣34ヤードからスタートしたビルズ・オフェンスは18秒使って敵陣11ヤードまで進み(この間、WRゲイブ・デイビスに28ヤードパスを成功させているが、これは本当はインコンプリート。ツーミニッツ後なのでチャレンジの機会はなくレフェリーがレビューしなかった)、フィールドゴールで同点、オーバータイムへ突入する。 先攻はバイキングス。およそ5分を使って敵陣2ヤードまで攻め込むがビルズ・ディフェンスも踏ん張りFG3点が精一杯。裏のビルズの攻撃は自陣28ヤードから。2連続QBスクランブルで40ヤード進むなどモメンタムはビルズ側へ。残り1分25秒、敵陣20ヤードからエンドゾーンへのパスはインターフェアぎりぎりの好守備に阻まれ、再度エンドゾーンへ放ったパスはCBパトリック・ピーターソンにインターセプトされて怒涛のシーソーゲームは万事休す。実は17対27だった4Q残り10分42秒、敵陣6ヤードまで攻め込んだビルズはFGを狙わずに4thダウンギャンブルでパスを選択。これをエンドゾーン内でインターセプトして自陣35ヤードまで戻したのがパトリック・ピーターソン。結果的にこの後の攻撃でTDを取ってクレイジーエンドへの道を作ったわけで、驚異のワンハンドキャッチなど攻撃陣に話題が移りがちだがピーターソンがこのゲームの真のキーマンだったな、とディフェンス好きは思っておる。 いやあ、こうして文章に起こすだけでも場面場面が目に浮かぶ。こーゆーゲームって確かに年一にあるかないかだよな。何度も見直したいゲーム・オブ・ザ・イヤー納得。この2チームがスーパーボウル行ったらこりゃ楽しいなあ! このゲームで霞んじゃったが、コマンダーズが全勝イーグルスに土をつける大金星。このゲームがなかったらトップニュースは絶対こっちだったな。これでバイキングスは星勘定ではイーグルスに追いついた(直接対決で負けてるから順位は下)。一方のビルズは一気に地区3位に転落(星数はジェッツと同じだが直接対決で負けてるんで)。試合数の少ないNFLならではの急転直下はやっぱキビしいね。 あとドイツで行われたシーホークス戦で起きたトム・ブレイディの珍プレー。ワイルドキャットからライン際をすたこら走ったが足腰がついていかずに勝手に転んでパス失敗。現地アナも大笑いしてた。第52回スーパーボウル(対イーグルス戦)でも試みてたけどあえなくドロップしてたっけ。そのシーンは選手なら誰でも知ってるだろうから、ブレイディがレシーバー位置についても誰も気にしないだろうって点で、マジに投げるのは奇襲作戦としてはアリだ。けど肝心のブレイディがねぇ。。。前節に驚異の10万ヤードパスを記録したブレイディ。そんだけパスを投げたからこそ(結構厳しいコースに投げてるし)どうしても一回くらいはレシーバーになってパスを捕ってみたいって思ったんだろうかね?
2022.11.18
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NFLはじめアメリカ4大プロスポーツは今が旬だが、一足早くMLBはヒューストン・アストロズがフィラデルフィア・フィリーズをうっちゃって5年ぶり2度目のワールドシリーズ制覇して閉幕。そのアストロズとフィリーズと同じ都市の2チームが偶然にもWEEK9で激突。 MLBでは1勝2敗からアウェイで2連勝したアストロズが、その勢いを維持したままホームで勝ってチャンピオンを決めたけれど、ここまで負けなしのイーグルスだったらわずか1勝のテキサンズなんて赤子の手を捻るようだろと思ったんだが、まさかのテキサンズ善戦。途中まではもしや大金星か!?と思える展開があったのも事実。これだからNFLは面白いのよ(時々、楽勝っしょ!と思ってた相手に捻られちゃうとショックでかいんだけどね)笑まぁとにもかくにもイーグルスは球団新記録の開幕8連勝でリーグトップ成績。現時点でプレーオフ出場は確実だろう。このまま主要メンバーに故障がなければ、アンダードッグと言われ続けた2017ポストシーズンよりもいいチーム状態でゲームに臨めるんじゃないかな。 WEEK9のお疲れ様賞は、178ヤードを走り抜けてレギュラーシーズンでの1ゲーム最多のQBラン記録を打ち立てたのにドルフィンズに1FG差で敗れたシカゴのジャスティン・フィールズに差し上げましょう。ちなみにそれまでの記録は02年のマイケル・ヴィック(ファルコンズ)の対バイキングス戦での173ヤード。オールタイムベストは12シーズンのプレーオフ(パッカーズ戦)で181ヤードを走った49ersのコリン・キャパニック。奇しくもどっちのQBもいろいろと問題があってNFL人生を健やかに全うできなかった。フィールズもそうならないことを祈ろう(何様?)
2022.11.16
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唐突だが外食に金を費やすのが嫌いだ。プレミアム食事券だのゴートゥーイートだのバッカじゃねえのとしか思わん。近年は誰かとつるんで出かけるということは絶滅したから、出先などで必要に迫られた場合コンビニのツナマヨにぎりと山崎コッペあんマーで済ますことにしている。なにが嫌だって市井のレストラン(レストランチェーン含め)の「こだわりのなんちゃら」とかいう奴。客のためというよりお前らの自己満のために、幾分か原価に上乗せてんだろ?下手すりゃその「こだわり」という言葉だけが原価にプラスされてるんだろ?以前フードサプライチェーンの外縁に属していたおかげでこだわりの有無にかかわらず如何にぼったくってるかを知ってから外で食う気はなくなった。そんなもんに払う金があったらもれなく趣味費に回すわ!特にショップから「予約品が4点同時に入荷でぇ~す」とかお知らせが来ちゃったりすると、他人の自己満に金払うなんてちゃんちゃらおかしくて。 とはいえ大昔には法事やら親族の集まりなどで外食をしたりデリバリー(昔は出前と言ったが)頼んだりもした(親がね)。そういう時の寿司桶には大抵シャコの握りが入ってて結構好きなネタだったんだが、昨今のデリバリー寿司では絶滅してるんだそうだ。という唐突のシャコネタは入庫したマシンがなんとなくシャコに見えたからに他ならない(笑)スパーク1/43 アストンマーティン AMR22 メルセデス2022年エミリア・ロマーニャGP 10位#18 ランス・ストロール 去年のAMR21から、スポンサーカラーだったピンクをイエローの差し色に変更してよりアストンマーティンらしさが増したAMR22だが、考えてみればパワーユニットはメルセデスだし元を正せばレーシングポントだし、往年のようにアストン単独のエントリーじゃなくて「アストンマーティン・アラムコ・コグニザントF1」ってなりふり構わずな参戦体制だし。おとーさんは大金持ちなんでしょ?ならアストン単独エントリーでいいじゃんって思うのだが。結局、名義貸しレッドブル時代と同様にどこがアストンマーティンなのよ感が否めない。 そしてメルセデス・ユーザーなのにサイドポンツーン内の排熱はフェラーリ同様サイドポンツーン上面のルーバーから外へ流すシステムを採用して、良いものは躊躇いなく使うとは聞こえはいいが要はなりふり構わずだ。挙句にこのコンセプトを早々に放棄して今度はレッドブルまるごとコピーのアップデートをはかってなりふり構わず。まあこんなことでは大成功は望めないよね。いやカラーリングはとっても好きだけどさ。 サイドポンツーン内の排熱冷却とサイドポンツーン上面の気流制御(ルーバーを部分的に塞いだりして)が狙いだろう初期型の特徴的なルーバー群。これがなんとなくシャコの握りに見えたのよ(笑) 万延大判とか慶長小判、草鞋のようにも見えるけど、いずれにしてもすぐに捨てちゃったコンセプト。もしかしたら上面フラットではなくフェラーリのように窪ませれば、より気流が制御できたのかもしれないね。 そしてもうひとつAMR22の空力的アプローチの特徴は、サイドポンツーン下面のアンダーカットだ。その抉れ具合は抉れの元祖、かのF92Aを彷彿とさせる感じ。 タメオのF92Aと。30年の時を経て邂逅。30年前には理論上の強度を持たせることが出来なかったコンセプトだが、素材や成型技術の進歩でまともに走れるものに生まれ変わった。とはいえズバ抜けて速いというわけじゃなかったからやっぱりダブルデッカーは空力コンセプトとしては外れだったのかも?
2022.11.11
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NFLは昨年から18週17戦となったんで厳密には真ん中ではないのだけれど、シーズンも半ばあたりということで、前評判と現実の答え合わせをしてみようかと。AFC東地区1.ビルズ 1.ビルズ(6W-1L)2.ペイトリオッツ → 2.ジェッツ(5W-3L)2.ドルフィンズ 3.ドルフィンズ(5W-3L)4.ジェッツ 4.ペイトリオッツ(4W-4L)北地区1.ベンガルズ 1.レイブンズ(5W-3L)2.レイブンズ → 2.ベンガルズ(4W-4L)3.スティーラーズ 3.ブラウンズ(3W-5L)4.ブラウンズ 4.スティーラーズ(2W-6L)南地区1.コルツ 1.タイタンズ(5W-2L)1.タイタンズ → 2.コルツ(3W-4L-1D)3.ジャガーズ 3.ジャガーズ(2W-6L)4.テキサンズ 4.テキサンズ(1W-5L-1D)西地区1.チーフス 1.チーフス(5W-2L) 1.チャージャーズ → 2.チャージャーズ(4W-3L)1.ブロンコス 3.ブロンコス(3W-5L)1.レイダーズ 4.レイダーズ(2W-5L)NFC東地区1.カウボーイズ 1.イーグルス(7W-0L)2.イーグルス → 2.カウボーイズ(6W-2L)3.コマンダーズ 3.ジャイアンツ(6W-2L)4.ジャイアンツ 4.コマンダーズ(4W-4L)北地区1.バイキングス 1.バイキングス(6W-1L)1.パッカーズ → 2.パッカーズ(3W-5L)3.ベアーズ 3.ベアーズ(3W-5L)4.ライオンズ 4.ライオンズ(1W-6L)南地区1.バッカニアーズ 1.ファルコンズ(4W-4L)2.セインツ → 2.バッカニアーズ(3W-5L)3.ファルコンズ 3.セインツ(3W-5L)4.パンサーズ 4.パンサーズ(2W-6L)西地区1.ラムズ 1.シーホークス(5W-3L)2.49ers → 2.49ers(4W-4L)3.カージナルス 3.ラムズ(3W-4L)4.シーホークス 4.カージナルス(3W-5L) まーNFLに限ったことじゃあないけれど、下位を予想するのはわりと簡単なように感じるが、上位を予想するってのはベースボールマガジン社のプロ達がやっても難しんだね。ビルズ・チーフスは鉄板だから当たって当然って気がするが、そこ以外は全滅っていってもいいんじゃない? 去年のスーパーボウル2チームが苦戦するなんて予想したろうか。プロの評論家が最下位確定の判を押したジェッツとジャイアンツの躍進を予想したろうか。負け越しでもプレーオフなんてどれほど最弱よと揶揄されたNFC東地区がリーグトップの勝率で激戦区になると予想しただろうか。そのなかでイーグルスが無敗でここまでくると予想しただろうか。QB比較から地区内で蚊帳の外だと決めつけられたシーホークスが地区トップなんて予想しただろうか。スーパーボウル経験のあるレジェンドQB(トム・ブレイディ、マット・ライアン、ラッセル・ウィルソン、アーロン・ロジャース)が全員負け越してるなんて予想しただろうか。打って変わって役立たずお荷物扱いで移籍を繰り返したジーノ・スミスやマーカス・マリオタの再生を予想しただろうか。 そうは言っても後半戦に向けて1ゲーム差の地区が多いからこっからが正念場。まぁ現状ではバイキングスの地区優勝だけは固いかな程度の予想はある。全勝のイーグルスだってうかうかとしてらんないよ。 地区内対決はまだまだ残ってるし、カウボーイズヤジャイアンツ(ハイニケが先発続くようならコマンダーズも)の追い上げも十分あり得る。そもそも東地区が好調なのは去年が最弱地区だったおかげで今年の地区外対決は弱っちいとこばかりと当たってるから白星が積み重なって当然って見方もあるし。個人的には07年ペイトリオッツ以来の全勝でスーパーボウルってのを見てみたいけど、そうやって肩入れすると途端に敗けるのが疫病神の面目躍如なので、後半もジェッツ・ジャイアンツ推しでいくべ(笑) そうそうWEEK8のハナシもせにゃあかんが、今週はなんといってもベンガルズ・ブラウンズの「NFL倶楽部ボウル」。ベンガルズは好きだが日テレの社命でやってんだろうそれまでアメフトのアの字も知らん俄かの小娘アナごときにデカイ面されんのはご勘弁なのでベンガルズが負けて良き良き。そして05年以来17年ぶりの49ersマカフリー(RB)のパス・パスキャッチ・ラッシュのハット・トリックTD、お見事でした。
2022.11.07
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前記事のテーマはフェルスタッペンのレッドブルとかいいながら、その実親父のベネトンの方に一家言あったというオチだったわけだが、そこからのベネトンを追ん出される代わりにフラビオ・ブリアトーレから持参金とギアボックスを持たされて移籍した先の泡沫チームのマシンが入庫。前記事の流れからすればフェルスタッペン車なんだけどそうじゃないんだなぁ。スパーク1/43 シムテック S951 フォード1995年モナコGP DNS#11 ドメニコ・スキャッタレーラ フェルスタッペン父のチームメイトのスキャッタレーラ。シムテックの2年間で計8戦を走ったが誰の記憶にも残らずにそのままフェードアウト。泡沫チームにうってつけの人材といったら失礼かも知れないが、F1に必ずしも必要でなかったドライバーであることもまた事実。 「泡沫チーム」というのはミナルディやBMSスクーデリア・イタリア、コローニといった下位チームとはまた違った意味での下位チームのこと。泡沫チームとは「活動期間が2年くらいで、普通下位チームではキャリアダウンしたベテランを噛ませ犬にして新進気鋭のルーキーが成り上がっていくという図式が描けるが、そういったことは一切なく戦績よりむしろレース外の話題だけが記憶に残っているような素人運営の一見さんチーム」というふうに個人的に定義している。ここらあたりの時代ではシムテックをはじめパシフィック・チーム・ロータス、かのアンドレア・モーダ(笑)、W12エンジンのライフ・レーシング、もうちょっと前ならモデナ・ランボ、マネートロン・オニクスあたりが泡沫チームに当て嵌まるんじゃないかと。オニクスは3位表彰台に上がっちゃったり(マンセル黒旗事件のエストリルで棚ボタ)してるけど、オーナーの怪しげな風貌といい経営する投資会社がどストライクの詐欺商法だったりと泡沫チームの資格は充分にある。そうそうフォルティ(実質ペドロ・ディニス・レーシング)なんていうのもあったな。とまれシムテック、パシフィック、アンドレア・モーダ、ライフが四天王であるのはまず間違いない。そしてシムテックとアンドレア・モーダは意外な繋がりが。。。 シムテックS951とアンドレア・モーダS921。シャシー名をみてもわかるとおり、どちらも元々マーチにいたニック・ワースがのちにFIA会長に就任するマックス・モズレーと設立したシムテック・リサーチの作品。そのデビュー作と引退作にあたる。 そもそもBMWの単独F1計画用に設計したものをアンドレア・モーダに転用したのがS921。ところがアンドレア・モーダは品性下劣でF1の信用を失墜させたとしてグランプリを出禁になってしまう。ワースが次に組んだのはスペインの新興ブラボF1。S931を作るもクラッシュテストに不合格、そしてチームオーナーが急死したことによって参戦は頓挫。2年連続で外的要因に翻弄されたことに業を煮やし、やっぱ自分のマシンは自分のチームで運用するしかない!とチームF1チームを立ち上げる。しかしそう思う気持ちはわからんではないが、いちデザイナーに商才はなかったし、捲土重来を期して設計したS941も脆弱(S931からその素養はあった?)で重大事故の原因となる。それでも野田英樹を乗せるからというエサでF1素人の日本企業を釣って翌年も参戦。野田の個人スポンサーであるメンズ・ティノラスの社長とアルフィーの所属事務所社長がむかし上司部下の関係であったことから、わけもかわらず出資してマシンサイドに小さく「THE ALFEE」などと貼られているのはその最たるものだ。しかしその野田は関連するスポンサーが撤退しシート代を賄えなかったたため開幕からモナコまではマシンに乗れなかった(全戦契約は御破算になった)。後日改めてシート代を納めいよいよ次からと意気込んだもののシート代程度では焼け石に水だったのか、資金難を理由にチームは解散して払い損。結局、開幕からモナコまで野田の代役を務めたドメニコ・スキャッタレーラが得した勘定。まぁ実際はロッコバロッコ(香水)やセラミカ・サン・プロスペロ(タイル)といったイタリア企業を拝み倒してシートを買ってもらったんだろうけど。 そうして迎えたモナコGP。スタート直後、アレジ・ベルガーのフェラーリ2台とクルサードのFW17がスリーワイドでサン・デボーテに進入し、大方の予想通り3台は見事に接触して道をふさいだため後続はストップせざるを得なくなり赤旗中断。コースマーシャルが手押しだクレーン車だとマシンを移動するときに、あろうことがスキャッタレーラのマシンをぶつけて壊しちゃった(笑)。すでに資金難で危ないと公表していた貧乏チーム故にスペアカーなどあろうはずもなく再スタートには参加しなかった。この年のコースマーシャルは何か変で、予選日にはセーフティーカーがレッカー牽引中のタキ井上のフットワークに全速力でぶち当たりフットワークは横転、決勝ではシムテックをオシャカにして、最終的にはハンガリーでタキ井上をレスキュー車が跳ね飛ばすことになる。結局、チームの財政状態は持ち直すことなくモナコを最後にチームは撤退。その最後のグランプリもコースマーシャルのせいという外的要因で走れなくなるとは、どこまで祟られりゃ気が済むのかニック・ワース。しかし天下のMTVが冠スポンサーなのに資金難とは、ホントにニック・ワースには商才なかったかも(笑)。 MTVといって当時リアタイの誰もがパッと頭に浮かぶのはダイアー・ストレイツの5作目「ブラザーズ・イン・アームズ」の2曲目に収められた「マネー・フォー・ナッシング」だろう。当時最先端のポリゴンCGアニメによるミュージックビデオという斬新さも手伝い「金儲けしたきゃMTVで歌うマネ、ギター弾くマネしてりゃいい」とMTVをありがたがるアーティストやMTVを暗に批判する歌詞にもかかわらず、MTVのおかげで大ヒットしたという皮肉な結果。しかしMTVを冠スポンサーにしたシムテックは「マネー・フォー・ナッシング(=楽して手に入れた金)」にはまったくもって縁がなかった、というオハナシ(なんとかオチがついたようで?)笑。
2022.11.06
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規模の大小問わずどんなコミュニティでも人間が営む以上世代交代は不可避だ。ここ数年言われ続けていたことだが、それでもなんとか成績を残して噂を払拭してきたレジェンド連中が、今年こそ最後か?と思ってしまうようなWEEK7だったな。 スーパボウル出場経験のあるレジェンドQBの率いる4チームが全敗けして黒星先行。ケガで欠場したブロンコスのラッセル・ウィルソンとスーパーボウル世紀の逆転負け以降確実に右肩下がりのマット・ライアン(コルツ)はともかくも、トム・ブレイディとアーロン・ロジャースはまだまだイケると思ってたんだがどうも雲行きが怪しくなってきた。 特に嫁から三行半を突き付けられても引退撤回したトム・ブレイディ。オフェンス要のRBクリスチャン・マカフリーをトレードに出して一体何考えてんの?なパンサーズ相手にパスで290ヤードも稼いでんのにFGの3点だけって。。。自陣深くから敵陣ゴール間際まで攻め込んでからの決め手に欠けるんだよな。安定のグロンカウスキーみたいな相棒がいないからだし、今シーズンはパスの安定性がイマイチでもあるし。 アーロン・ロジャースも2TDをあげたものの、ディフェンスがコマンダーズのランプレーを止められず、最後は弱小チームがやるようなラテラルパスまわしという不様なプレーまで飛び出して屈辱の3連敗。まぁすべての責任がQBにあるわけじゃないが、全員一丸で勝ったのにMVPをQBが貰いがちっていう事を考えると、仮にディフェンスがザルで負けたとしても、失点以上に得点しないオフェンスが悪い、もっと言えばQBが悪いと言われちゃっても仕方がない部分があるのも確か。 このまま負けが込むようなら今季限りもあり得るかも知れんな。なにせ今やマホームズやジョシュ・アレンに代表されるように、プレーが崩れても自力で活路を切り開けるQBが求められる時代だからね。寂しいことだが時間は止まっちゃくれない。
2022.10.29
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F1にドライバー固定ナンバー制度が導入された2014年。それまでコンストラクター順位によって変動していたドライバーのナンバーは固定されることになったが、ドライバーズチャンピオンだけは例外で「1」を使用する権利を有することが付帯された。前年王者のセバスチャン・ベッテルはこの権利を行使してゼッケン1をまとったがルイス・ハミルトンは延々とその権利を使わなかった結果、8年もの間F1世界に「1」は存在しなかった。その前の不在期間は1993~94年の2年間(チャンピオンが連続して辞めた)だったから8年は本当に長い。そしてついにハミルトン王座陥落と同時にチャンピオンナンバー1が復活。スパーク1/43 レッドブル RB182022年サウジアラビアGP 優勝#1 マックス・フェルスタッペン 1年も経ってから「去年は予算超過してライバルよりも優位に立てた」とか「いやいやアブダビのリスタートからして操作されてんだ」とか作られたチャンピオン陰謀説?が止むことなく喧しいが、そもそもアブダビの一戦のみでチャンピオンが決まるわけでもなく要はそこに至るまでの積み重ねで、大きく突き放せなかったメルセデスの脇が甘かったんであって、また超過予算3億円も開発費用じゃなくてエイドリアン・ニューエイのサラリーとかいう説もあり、今更2021年のタイトル剥奪云々言われてもという感じだ。とまれ結果どうあれど今シーズン「1」をつけて走った事実まではなかったことにはできまいよ。 ドライバーズチャンピオンになった時のゼッケンは何番が一番多いか?という問いの答えは「1」。つまりチャンピオンがタイトル防衛することが一番多いということ。チャンピオンだけが「1」をつけるようになった1975年以降「1」が王者になった回数は断トツの12回。2番目が「5」で9回、3番目は「44」の6回だがこのうちの5回は「1」でもよかったわけで、そうであったなら「1」は17回となり圧倒的になる。因みに4番目以降は「6」が4回、「2」と「11」が3回、「3」と「12」と「27」が2回と続いていく。なのでハミルトンがへそ曲がりなことをしなければ、そもそも「久々の1だ!」などと(勝手に)盛り上がることもなかったわけで。 前にもやったけど、親父のマシンとツーショット。前の時は二人ともB級マシン(トロロッソとミナルディ)だったから、今度はA級マシンでお色直し。つかベネトンB194は、スパークのシューマッハが歴史考証の全然なってないシロモノだったんでミニチャンプスでリベンジである。シューマッハ車はそれこそ死ぬほど手持ちがあるからどうせならってんでフェルスタッペン父のマシンをチョイス。増資した結果であろうモノコックサイドにでっかくマイルドセブンのロゴが躍る後期型ってのもまたチョイスのポイント。ミニチャンプス1/43 ベネトン B194 フォード1994年ベルギーGP 3位#6 ヨス・フェルスタッペン デビューイヤーがクライマックスという話はままあることで、それを地で行くかの如くベネトンを放り出されてからは下位チームを流転する人生。ベネトン時代もレギュラーのJ.J.レートが負傷欠場した代役で急遽レースデビューするもレートが復帰したら即テストドライバーに逆戻り。不調のレートをクビにして再びシート獲得するも、今度はコンスト争いでセカンドドライバーの活躍がキーとなったら他から有望なドライバーを引っ張って来てまたまたテストドライバーへ逆戻り。チームの勝手な都合であっちだこっちだと振り回された挙句に翌年は契約できずという最悪な結末。アロウズ、ティレル、ミナルディ等の下位チームをうろちょろして、F1以降もA1やル・マンで走るも息子(マックス)がグランプリデビューと果すと、そのサポートのためレーサーを引退。ベネトンでは表彰台にも登りアロウズでも入賞するなどウデはあったんだろうけど、誰もが一番印象深いのは給油中の火災でマシンもろとも火だるまになったことだろう。 レーサーなのにリザルト以外が語り草ってのは本人にとってはまったくもって不本意だろうけど、ヨス・フェルスタッペンについてはDV疑惑やら殺人未遂疑惑なんてものもあるんだから、レース中の出来事で憶えられてるってだけで御の字なんじゃね?
2022.10.27
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始まったと思ったらもう四分の一が終わろうとしてる。ホントにNFLのシーズンは速い。6週目はシーズン最初の剣が峰といってもいいゲームウィークで、5戦終了時点で2勝3敗のチームが勝って持ち直すかあるいは負けてそのままズルズルと黒星を積み重ねるかの分かれ目だ。因みにその2勝3敗のチームは、AFCがベンガルズ、ブラウンズ、ブロンコス、コルツ、ジャガーズ、ペイトリオッツ。NFCはファルコンズ、カージナルス、ベアーズ、ラムズ、セインツ、シーホークスの計12チーム(更に1勝以下で箸にも棒にもかからないのがテキサンズ、レイダーズ、スティーラーズ、パンサーズ、ライオンズ、コマンダーズだ)。 このグループに前年スーパーボウル出場のベンガルズとラムズが含まれているのが何とも言えないけど、どっちも勝って星を五分に戻した。逆に連敗街道まっしぐらになりそうなのがブラウンズ、ブロンコス、ジャガーズ、ファルコンズ、セインツで、極論シーズンエンドって言っても過言ではないだろう。開幕時にラッセル・ウィルソンが来たから今年はブロンコス推しとか言っちゃったがこりゃ早くも推し変だな(笑) 第5週の「NFL倶楽部」でキャストの推しチーム全敗をうけて「春日の呪い」どころかNFL倶楽部の呪いなんじゃねーか?って話題になったが、一番笑ったのがニューヨークの2チームが好調なのはピース綾部が西海岸に引っ越したから呪いが解けたってハナシだ。まさか毎年お荷物の2チームが大幅に勝ち越して地区優勝争いに名乗りを上げてるなんて誰が予想出来ようか。あまりの快進撃に思わずジェッツのヘルメット新調しちゃったよ(笑)そして勝ち越してもプレイオフに進めずに涙を流すチームがあるのに、負け越してもプレイオフに進出できる最弱地区と揶揄されたジャイアンツ擁するNFC東地区が、まさかのリーグ最強地区に躍り出るとはお釈迦様でも気がつくめぇ。とゆーことで一回目の推し変は呪いの解けたジェッツ、ジャイアンツにしますわ。 開幕前に個人的プレシーズンのMVPとしたカウボーイズのカヴォンテ・ターピンがイーグルス戦の第2Q終了間近に62ヤードのキックオフリターンをキメたこのプレーを今週の好プレーとして、今週はおしまい。
2022.10.23
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暫く新車の入庫が滞ってフリーページのルマン・ウィナー(←)を更新してたりしたんだが、やっと新着がしかもドン!ドン!ドン!と3つまとめて同便でやって来た。新着があるのは嬉しいんだが何も3つまとめてやって来んでもよかじゃなかか!と悲鳴に似た愚痴もでるわ。仮に週毎に一個ずつ来ようと一気にまとめて来ようと月のトータル金額は変わんないわけだが、小心者の貧乏性人間には財布からン万円が一気に出ていくのはなかなか心臓に悪い(笑)。まぁブログは自動的に3連投ってことになるから、チマチマとネタ探ししないで済む分だけ楽なんだけどさ。スパーク1/43 ブラバム BT56 BMW1987年 ベルギーGP 3位#8 アンドレア・デ・チェザリス BT60Bぶりのブラバムそしてジョーダン191ぶりのチェザリスである。このあとBT60Yも控えてるしなんだかこの秋冬はブラバムばっかとゆーかスパーク決め打ちしてんのか?って感じ。 二代目オーナーのバーニー・エクレストンがF1製造者協会(FOCA)会長職専念のため、またチーフデザイナーのゴードン・マーレイもフラットフィッシュBT55の失敗もあってチームを離脱したバタバタ感のなかで設計開発されたBT56は、前モデルのコンセプトを引きずらず堅牢コンサバを狙ったが、BT55譲りの傾斜エンジンを使い続けたおかげで信頼性の極端に乏しいマシンとなった。殆どがリタイア(完走率25%)の中で、完走したレースでは入賞3回を含むトップ10フィニッシュ75%だったことからマシンの素性自体は良かったのかもね。 とまれそんな戦績だから如何な名門といえども新たなスポンサーを得ることが出来ずに翌年の参戦を断念することになった。思えば2年後に最後の徒花を咲かせるものの、1987年の時点でブラバムの命運は尽きていたのかも知れない。 チーム閉店直前のバタバタ感が乗り移ったかのようにミニチュアのほうもバタバタ感満載。 よく見て買わないこっちも悪いが、これはねえよなぁ。量産レベルでこんな細いデカールラインをキチンと1000台分だか貼り続けるのはキツいとは思ったが、因みにといろんなECサイトの現物写真を眺めてみれば先行豪州モデナ車含めどの画像も向かって右側のラインがキャノピーに乗り上げてるところから個体差じゃねえな。こりゃハーバートのベネトン同様にデカールのY字の設計角度が狭いんだわ。ミスからちっとも学ばないスパーク(怒)。つーかそもそもミスとか思ってねえんだろうな。ここでブツブツ文句言ったってもどうせスパークにゃ届きゃせんし(とは今後もアラ探しは続けるよ)、気づいちゃった以上このままでは許せん、とゆーことで手直し決定。 いつものよーに患部にぬるま湯をあてて糊が弱くなるのをまって、筆先でデカールを浮き化がらせる。 こうなったらもうこっちのもん。ピンセットやデザインナイフの刃先で位置をずらして、タミヤのデカールのりを染みこませて綿棒で押さえて馴染ませればハイ出来上がり。 どうだ神が細部に宿ったぜ!と自己満足も束の間。気づいてしまった。木を見て森を見ないっつーかもう個人では修正できないレベルのミス。スパークお得意の甘い考証。 本商品はシーズン序盤ベルギー3位を再現してるんだが、ボディ自体は最終戦豪州のモデナ車を単純に流用してから序盤戦にはないターボのシュノーケルダクトがついてるやんか。第7戦イギリスGPでの車両火災が影響してんのか判らんがダクトがついたのは第8戦ドイツGPから。そして第11戦イタリアGPからはオリベッティのロゴがサイドポンツーンに移動してるから、この状態でのレースはドイツ、ハンガリー、オーストリアの3戦が対象。しかしハンガリーとオーストリアではフロント翼端板のロゴがリカードからミノルタに替わってるので結局ドイツ一択ということになるのだが、そこで問題となるのはレインタイヤ。レースウィークのホッケンハイムがレインタイヤが必要なほどの降雨に見舞われたかは定かじゃないがそういう時間帯があったと思うしかないわな、ヤレヤレだ。
2022.10.21
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WEEK4がオルタネート(代替)ヘルメットの話題だったからっちゅーわけじゃないが、うまいこと偶然にペイトリオッツがスローバックで出場したんでそのようなタイトルに。なんつったって昔を懐かしむのは年寄りの特権だかんね(笑) まぁこうして現行デザイン以外にわざわざスローバックのヘルメット持ってるっちゅーことは、要するにこのデザインお気に入りっつーか、チームロゴは現行デザイン「フライング・エルヴィス」よかこの「パット・パトリオット」ほうが断然好きやねん。このパット・パトリオットに赤いフェイスマスクは1991~1992年に使用してたもので、この2年のチーム状態ははっきり言ってどん底の一言。年16戦時代に91年は6勝10敗、92年に至っては2勝14敗。この悪い流れを断ち切ろうってことなのか、翌年からシルバー地にフライング・エルヴィスというデザインになってチームカラーも赤から青へ変更。 今回のスローバックはさすがにどん底時代を懐かしむのは縁起が悪いと考えたのか、91年より前の白いフェイスマスクだった。 QBがスティーブ・グローガン(#14)なので1975~1990年のどこかのシーズンのリバリーということ。86年の第20回スーパーボウル初出場時の栄えあるユニフォームもこれと同じはず。つっても肝心の試合結果は10-46でベアーズに記録的大敗。36点差負けはその時点での新記録。4年後にブロンコスによって破られるが(45点差負け)今でも史上2位の大負けなので、これまたあんま縁起の良いもんではないね。 WEEK5のQBは負傷欠場のフランチャイズQBマック・ジョーンズと控えブライアン・ホイヤーに替わって新人ベイリー・ザッピーが先発。1TDパスと5FG(!)に加えてディフェンスがファンブル・リターン・TD、更に不甲斐ないデトロイト・オフェンスを零封して勝利。ルーキーがホーム初先発でTDパスを決めて勝ったのは1987年のコルツ戦でのトム・ラムジー(懐!)以来だそーで。しかも下位ドラフト選手が開幕から5週目までに初先発勝利した初めてのルーキーとなった。カウボーイズのプレスコットも成し得なかった記録だが、何故かペイトリオッツは下位ドラフトのQBが初先発勝利する確率が高い。高確率ゆーかトム・ブレイディ、マット・カッセル、ジミーG、ジャコビー・ブリセット、ベイリー・ザッピーの5人全員が勝ってる、これぞベリチック・マジック。 まぁデトロイト・オフェンスがクズだったんで焦ることもなく余裕をもって自分の役割を果たせたって見方もあるが、初先発でパス成功率80%、レーティング100以上、20回以上のパスプレーでインターセプト1回以下という数字は2008年にアーロン・ロジャースが記録して以来というから大したもんだ。マック・ジョーンズ復帰まではまだ時間がかかりそうだからベイリー・ザッピーの一挙手一投足に注目だな。ここでうまいこと勝ち続ければブレイディのように先発強奪も夢じゃない。なんつったってペイトリオッツなんだから。 ところでWEEK5ではアリゾナがオルタネート・リバリーだった。 白地だから猩々紅冠鳥(ショウジョウコウカンチョウ:カージナルの和名)が映えるのに黒地だとなんだか微妙ってイメージそのまま、全勝絶好調のイーグルスに惜敗。これでオルタネートチームは1勝3敗。ファンの声で復活したオルタネートだけど使かったら負けるってんじゃあ来年以降はどうなるかしらね?個人的にはオルタネートじゃなくてスローバックだよね派なのでどうでもいいんだけど。 最期にバッカニアーズのスローバック熱烈希望!とはいえブレイディには似合わないかも(笑)
2022.10.15
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NFLの魅力は、複雑に練られた攻撃システムであるとか選手個々の超絶スキルにあるとか、ファンそれぞれが思うところはあるだろうが、遠い昔ファッションというかテレビ業界必須アイテムであるカンペ用スケッチブックで有名なマルマン(株)が独占販売していた文具(ルーズリーフ、グルービーケース等)からNFL沼にのめり込んだ人間にとっては、ヘルメットやユニフォームはかなり重要な要素である。 2021年6月に「来年から2種類のヘルメットデザイン使っていいからね」と通達が出たので、今シーズンから10チームがオレっちはやるよ!と手を挙げ、WEEK4でベンガルズとセインツがオルタネート(代替)ヘルメットでゲームを行った。まあこれは(↑)通常絵柄のヘルメットなんだけど(汗)ホントはワシントン・コマンダーズもオルタネートで試合に臨んだけど、あそこはメインのデザインすら今シーズンから始まってるんでオルタネートとか言われてもそもそも馴染みがないわ(笑)ちなみにどのチームがどんなデザインなのかいな?ってえと。。。ま~別デザインつってもコマンダーズ以外は単なるカラバリじゃんか。せっかく「代替」つってんだからリデルのミニヘルメットみたいにカモカラーとかもっと冒険すりゃあいいのに。 あとスローバック(昔使ってたデザイン)やるよというチームも。こっちのほうがデザイン大変更で見映えよし。 いやぁ懐かしい!昭和の時代が蘇る(笑)NYGはWEEK3はWEEK3から2週連続で使用中。そしてカウボーイズはオルタネートもスローバックもという気合の入れよう。といってもローンスターのデザインがちょっと違うだけっていう省エネパターンだけど。 で話は戻るがオルタネート。メット単体ではなかなか魅力的なんだけどユニフォーム含めて実際のゲームで動く姿を見てみるとなんだか微妙。 私服ファッション含めクールでカッチョいいと人気沸騰のジョー・バロウ君も、白黒オンリーのユニじゃあなんか間が抜けてた。ダサッ! そのベンガルズを追い出されてから流浪のアンディ・ダルトン君。TDを決めたのかロングパスが決まったのかしてやったりのポーズですが、NFLから流れ流れてパナソニック・インパルスに来たのかよと見紛うばかりのダサさ(笑)つーのもテレビ画面だとチームロゴがとんじゃって黒一色のメットに見えたんだよね。プレシーズン第2週でカージナルスが先行してオルタネートやったんだけど、そん時も鳥ロゴが埋没しちゃってんじゃんと思った。結論、オルタネートはいいや、スローバックだけあれば充分! 今週の好プレーはジェッツ・スティーラーズ戦の第2Q残り12分45秒、敵陣2ヤードからのジェッツの攻撃。QB#2からWR#17→WR#10へのダブルリバースからのQB#2へTDパス、所謂フェリー・スペシャル。年に何回かやられるプレーだけれどテレビのアングル含め極めて綺麗に決まったのをみたのは久々。 珍プレーはセインツ・バイキングスのロンドンゲーム第4Q残り2秒、OTへもつれ込ませるべく同点を狙った61ヤードFGアテンプト。蹴り出されたボールはゴールポスト左アップライトにぶつかり跳ね返ったあと今度はクロスバーにぶつかってゴールを阻まれた。ボヨンボヨンと2回もゴールポストにぶつかるなんてどこまで勝ちに見放されてんのよって感じ。 WEEK4ではまだ各地区各チームどんぐりの背比べ状態。図抜けてるのはイーグルス(無敗)とテキサンズ(0勝)。イーグルスはこの貯金を活かせそうだけどテキサンズはまぁシーズン終了でいいんじゃね?こっから巻き返すってこたあまずないだろ。スーパーボウル未経験4人衆(ブラウンズ、テキサンズ、ジャガーズ、ライオンズ)はいつの時代でも推しているのに残念この上ない。個人的に今年注目のブロンコスもパッとしねえしそろそろ推し変考えないとアカンかも。つーかWEEK5のTNFですでにゲーム終わってんだけどコルツとの馬々ダービーで、調子の上がらんコルツ相手にTDなしってどーなってんのよ!ホンマに!
2022.10.09
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およそレーシングカーというものは、老若男女が運転するごく普通の乗用車に、参加規則で決められた範囲内で改造(エンジンを載せ変えたり空力付加物を追加したり)を施してポテンシャルをアップさせるのが常道だ。もちろんオープン・フォーミュラやルマン・プロトタイプのようなワンオフ的なものもあるが、大概が市販車プラスアルファなのは間違いない。問題はそのプラスアルファのさじ加減。グループA車両のようにノウハウをつぎ込んだ努力が傍から見ると全然わからないものから、シルエットフォーミュラのようにあちこちいじり過ぎて元が何だったのか皆目わからないものまで種々様々だが、こと外観に関しては航空機の知見を見よう見まねで流用しだした60年代後半から劇的に変化する。その集大成みたいなクルマが入庫したので元車とともにご紹介。 本当はレース実戦仕様で手にしたかったが、こうして並べてみると素の状態の方が迷彩的なカラーリバリーやスポンサーロゴがない分ストレートに比較できるんでかえって良かったかも。しかもボディカラーも同じ黄色でラッキー(といっても実物はトップバナナイエローとレモンツイストイエローなので色合いが違うけど)。まずは元車のほうから。。。デアゴスティーニ1/43 プリムス・ロードランナー 若者が喜ぶような高性能ながら若者が手を出しやすい低価格設定を引っ提げ登場した所謂マッスルカーも、ユーザーのあれが欲しいこれもつけての声もあっただろうが、年を経るに従い豪華になり若者の価格帯から大きく外れることになる。そこで今一度マッスルカーの基本に立ち返ったら売れんじゃね?と豪華装備を廃して最廉価3千ドルスタートで売り出したところ目論見通りの大ヒット。2000台も売れれば御の字との予想を大きく上回り5000台も売れた。 ロードランナーという名前にちなんで、ワーナーブラザーズのカートゥーン「ワイリー・コヨーテとロード・ランナー」とコラボして、フルスピードで走り回るロードランナー(鳥:ユニバーサルのウッディー・ウッドペッカーと間違わないように)をマスコットにした。 単なるピンストライプと思いきや、フルスピードで疾走するロードランナーだった(笑)。トランクリッドのピンストライプにもロードランナーを配して、クラクションもロードランナーの鳴き声に、発売時のCMもワーナー総出のアニメーション映像(ユーチューブで見られる)という気合の入れようだった。デアゴスティーニ1/43 プリムス・スーパーバード NASCARの世界で「セナと言えばマクラーレン」的だったリチャード・ペティがプリムスを離れフォードへ移籍したのは、それこそセナがウィリアムズに移籍した時の衝撃に似たものがあったのだろうと想像するが、セナと違うのはプリムスがペティを呼び戻そうとして飛び道具を用意した事だ。プリムス・ロードランナーのフロントに先代ダッジ・チャジャー・デイトナ譲りのノーズコーンを、チャージャーデイトナよりも大きなリアウイングを装着したその姿はまさに怪鳥。 現在は違うが「全米市販車レース協会」の名の通りNASCARは市販車をベースにした車両のレース。1947年の協会発足からレース職人たちはライバルに打ち勝とうとエンジンや足回りのパーツを強化し、その後航空機力学を応用してボディ外装に手を加えるようになるが、こんな素人が描いたような冗談みたいな追加装備で速いのか?というか自動車として大丈夫か?と問いたくなるような外観だが、どっこいリチャード・ペティは1971年に47戦22勝を挙げてシリーズ制覇する。優れた空力で史上初の200mph(時速320キロ)越えも果たす。 そんなスーパーバードにもロードランナーから継承したマスコットがあちこちに。 まあ、当時どんだけ速くてどんだけリチャード・ペティが勝とうとも、これを買って街中で乗り回すのはちょっと勇気がいるよねえ。ランエボやインプの「控えめなリアウイング(笑)」ならともかくも流石にこれはちょっとねぇ。。。(笑)ちなみにヘッドライトはノーズコーンの黒い部分がパコっと持ち上がるリトラクタブルライトである。 スーパーバードに影響を受けた(と勝手に思っている)240Z-G(イグニッション製)とF40(レッドライン製)と一緒に。ZのGノーズはまさに同時代だしF40のリアウイングもデザインスタディだと巷間囁かれるアルファロメオ・ナバホよりも全然らしいよね。 今回スーパーバードをネタにするってことで、某ミニカーショップオンラインのページトップを飾る大内誠テクニカルイラストって出版物になってねえのかしらん?と調べたところ「カー・アンド・ドライバー」誌が年いちでとじ込みカレンダーにしてるってんで何冊か入手してみた(どの号に混ざってるかわからなかったからね)。 とある号の真ん中の見開きページがソニー損保広告オンリーで、某EKさんがどデカく載ってて草。けど正直言って演技力だの性格だのこっちが判りようもない情報は全無視して、どっちがフォトジェニックかっつたらレイトンハウス的民族顔なAさんよか断然EKさん派だけどねぇ。。。って思うサイレントマイノリティは自分含め多いんじゃね?とか思ったり思わなかったり(笑)
2022.10.07
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GOATブレイディの影で冷や飯を食らい、たまに先発出場すりゃあ肩を負傷して翌シーズン途中にチームから放出。新たな移籍先は1勝10敗と低迷中だったが、先発するや否や破竹の5連勝で一躍時代の寵児となりNFL史上最高額(149億円)の長期契約を勝ち取る。スーパーボウル制覇との期待を背負ったシーズン早々にACL断裂でシーズン絶望。一年かけて治療に専念しカムバックしたシーズンは念願のスーパボウル出場。KCに負けはしたがスティーブ・ヤング以来の黄金時代到来かと思わせたが負傷欠場が2年続くと若手QBのバックアップに追いやられる。しかし若手の負傷退場から途中出場を果たしたゲームでは自身のランTDを含む3TDと大活躍。まるでジェットコースターのようで偉大なのか凡庸なのか一向に評価の定まらないジミー・ガロポロ。 WEEK2の結果を受けて先発したデンバー戦では、前週の冴えは全く見られず(もちろんデンバーDLに押されっぱなしのOLも悪いが)平凡なプレーを繰り返した。どころか3Q自陣2ヤードからの2ndダウンの攻撃。ランフェイクしてのプレイアクションは、まるでエンドゾーンを背負ってることを忘れたかのようにごく自然にバックしてあろうことかエンドラインを踏み越えてセイフティをくらう。挙句にそうまでして投げたパスは相手LBにインターセプトされてエンドゾーンに飛び込まれる始末(笑) こんな珍プレーは2008年のデトロイト・ミネソタ戦でデトロイトのQBダン・オルロフスキーが相手ディフェンダーから逃げるようにしてエンドラインを割って以来らしい。まぁそっちの映像も見たけれど、ジミーGの場合はそれよかマシとはいえフィールドの位置関係を失念するのは褒められたもんじゃない。そのセイフティ2点が結果的に勝負を分けたんだから、これでまたジミーG株は底打ちだな。 とはいえ勝ったブロンコスのオフェンスだって問題大ありだ。鳴り物入りのラッセル・ウィルソンは機能せず1TDと1FGだけって何だよ!もう早速推し変更か?つかまさかのマイアミとフィラデルフィアの3戦全勝とジャガーズ首位。スーパーボウルまさかの逆転負け以降イップス傾向のあるマット・ライアン率いるコルツがチーフス相手に大金星とか、きっとだれも予想出来ひんかったやろ。かようにNFLの予想は難しいしそこもまた魅力。 ところでWEEK4とWEEK5はNFLの国際的多様性祝福でヘルメットに選手に関連する国旗を貼るんだそうで。2年以上居住経験が合ったり親や祖父母の出身国だったりの国旗を貼るんだが、唯一ミネソタのパトリック・ジョーンズⅡ(OLB)が日の丸を貼るんだそうだ(自身が生まれた)。まあダイジェスト映像で映るかどうかはあやしいが注目しておこう。てかハリケーン「イアン」大丈夫か?
2022.09.29
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NFLに限らずNBAでもMLBでも、どうやらアメリカ人はポンポンと点が取れてうおぉ!と盛り上がるのが好きなんじゃないかと常々思う。だから目一杯戦って1点入るかどうかのサッカーなんかのはもっての外ということなんじゃね?つまりあくまで攻撃優先攻撃有利なスポーツ、守って勝つじゃなくて攻めて攻めて勝つのが一番盛り上がるのがアメリカンスタイルなんだな。攻守で人員がまるっきり入れ替わるアメフト守備陣は「もーやってらんねーよ」ってことにはならないんだろうか?とただのゲームウォッチャーは心配するんだが。というのもWEEK2は逆転劇が多かった。守備陣には悪いけどウォッチャーとしては推しチームの逆転劇ほど見てて爽快なものはない。大量リードをひっくり返したとかシーソーゲームののこり時間でサヨナラFGみたいな展開が燃えるよね。ファーストドライブはFGで3点取ったけど、その次の相手ドライブでTD取られてそのあとはずるずる取られっぱなしといった展開は、逆転は逆転だけどちょっと違うかな。それも含めてWEEK2の半数がそんなゲーム展開だった。LACvKC:4QLACのTDパスをインターセプト、リターンTDとなりKC逆転勝利。MIAvBAL:3Q終了時3ポゼッション差を、4Qに4TDを奪い取ってMIA大逆転勝利。NYJvCLE:CLE終始リードもPAT失敗が響いて1点差で逆転負け。CARvNYG:何度もリードが入れ替わる接戦を残り3分でNYGが突き放して勝利。HOUvDEN:FGでしか点が入らない地味な試合で4QにTDをあげたDENが逆転勝利。ARIvLV:4Qに2PT-ATTで追いつきOTにハンブルリカバーTDでARI大逆転勝利。TBvNO:NO先制するも膠着状態、4QにTBの攻撃炸裂して逆転負け。CHIvGB:1Qに逆転されるも2Qに再逆転、以降突き放してGB勝利。 (ゲームダイジェストだが)見ていて一番スゲー試合だなと思ったのはアリゾナ・ラスベガス戦だけども、あまり好きでないレイブンズが野球で言うところの先頭打者ホームランみたいなキックオフリターンTDをあげ且つラマー・ジャクソンが自身最長79ヤードTDランを含むNFL史上最多100ランヤードでイケイケな気分をブチ破ったドルフィンズが最高よということで、今週の一枚は↓。 今年はブロンコス推しとか言ってるが、何を隠そうドン・シュラHC-QBボブ・グリーシー-RBラリー・ゾンカ時代からのイルカファンなのだ。NFLを見始めた時強かったチームってのは、いつの時代もたとえ地区最下位のジリ貧時代でもどっかアタマの片隅に引っ掛かってるものなのだ。それに前述の先制パンチとジャクソン・ワンマンショーで勝ったも同然と有頂天の憎きレイヴンズに冷や水を浴びせたのはホントに痛快至極の出来事。相手のチームロゴを全員で踏みつけるとかレイヴンズ本当に嫌い。大体ねボルチモアっつったらレイヴンズじゃなくてやっぱりコルツなのよ(まぁ乗っ取った訳じゃないけど)。っつーわけで今年は(も)レイヴンズ以外だったらどこが勝ってもいいや(笑)スティーラーズ、ブラウンズ、ベンガルズは頑張んなさい。特にベンガルズは。なんか「NFL倶楽部」の呪いがかかってそうだけど前年チャンプの意地を見せんか。 WEEK2の好プレー珍プレーは、それでもレイヴンズのオープニング103yキックオフリターンTDとシーホークスのFGブロックからのリターンTDってことで。普通そういうプレーが出るとモメンタムを引き寄せて勝利するもんだけど、今回の両チームはともに敗北ってところがまたNFLの魅力。きっとさらにモメンタムを変えるプレーがあったんだろうなぁとダイジェストしか見ない身には、BS2の撤退が悔しい今日この頃。といってPPVも、始めたら始めたで時間取られちゃって他の事がおろそかになりそうだし。。。そう考えたらまぁダイジェスト映像で仕方なし、か。
2022.09.25
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今はどうだか知らないが40年ほど昔、ウチの大学の工学部は第2外国語は必修科目ではなかったんでフランス語もドイツ語も知らんがなの世界であるが、さすがに「Ça Va?(大丈夫?)」程度のコトバはわかる。 バルセロナテストでこのクルマが初見参した時あまりに小さなサイドポッドに「これ排熱とか大丈夫か?」と思ったし、色合いからして「こりゃ何だか鯖みたい」とも思った。 Ça Va?と鯖、つまりは親父ギャグである。スパーク1/43 メルセデスAMG F1 W13 Eパフォーマンス2022年バーレーンGP 4位#63 ジョージ・ラッセル 当初サバみたいでなんだかなあと思ったのだけど、こうしてミニチュアを眺めるとかなりカッコいいじゃん!とかなり軟弱(汗)BLMの一件でしばらくシルバーを休んでる間にスパークは研鑚を積んだのかシルバー塗装の出来映えが格段によくなってる。そのせいで良く見えるんだな。 全チーム全面刷新となった2022年のF1マシンの中で一番の注目株とゆーか変わり種になってしまった感のあるメルセデスAMG。その道のプロが作り上げるんだから素人が心配したような排熱などまったくの取り越し苦労だったが、かわりにポーパシングが全チームいちひどかった。元々あったポーパシングが所謂ゼロポッドで助長されたカタチだ。とはいえ今更ワイドポッドに戻すことも現実的ではないということからコンストラクターズ9連覇は絶望的。まぁメルセデスとポーパシングは切っても切れない縁と言っちゃあそれまでだけど(笑) ポーパシング・マシンの大先輩CLRと。CLRはル・マンのインディアナポリス・コーナー手前で宙を舞ったが、W13もハミルトンがスパのレ・コンブで宙を舞った(要因は全然違うけど)。そんなとこまで寄せてこなくてもと思うが、とにかくハミルトンはこのマシンが苦手なようだ。現状セカンドのはずのラッセルに35ポイント差をつけられてランキング6位に沈んでいる。純粋な技量としてはラッセルより格上なんだろうけど、多分長年メルセデスにいるからマシンの急激な変化にどうしてもアジャスト出来ないんだろう。対するラッセルは去年までのウィリアムズに比べりゃ全然マシよの精神で、ポーパシングもあまり気にせず乗れてんのかも知れんな。 そもそもポーパシング増幅の要因である問題のゼロポッド。フロントタイヤのウェイク(乱気流)を抑えるという目的はワイドポッドと同じ。アプローチとしてウェイクをマシンの外側へ押し出すワイドポッドに対してゼロポッドはウェイクをボディサイドに沿わせる形で後ろへ流すコンセプトということらしいんだが、リザルト的にはゼロポッドは失敗とまでは言わんがまだ煮詰めが足らんというところかな。 W13と似たような三角断面を有するブラバムBT44Bとモデナ291。ブラバムは空力を考えての三角断面モノコックだけれど、モデナはきっとあんま考えないで作っちゃった印象(リザルトがそう思わせるんだろうけど)なのがちょっと失礼か? しかし現行F1はいつのまにこんなにデカくなっちゃったんだろ。もう同じカテゴリのクルマとは思えんよ(笑)
2022.09.23
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♪男ってやつは 港を出てゆく船のようだね 哀しければ哀しいほど 黙り込むもんだね♪ 昭和の所謂「カセットテープミュージック(BS12)」世代にとっては泣く子も黙る作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一、森進一歌唱による「冬のリヴィエラ」のサビ歌詞であるが、Z世代にとっちゃ松本も大瀧も森も「はぁ?誰それ?え?ワンオクのTakaの親父?へぇ~」ってなもんだろう(一個前のミレニアル世代だったらばかろうじて「勝手に歌詞変えて作詞家の人を激怒させた事件の人」くらいの認識はあるかも知れんが)。ま、歌はともかくリヴィエラである。そもリヴィエラとは何ぞやというわけであるが、イタリア語で「海岸」のことでそこから転じて「海岸の景勝地、避寒地」を意味する英語になったと。海岸の景勝地、避暑地とは具体的には地中海に面したフランスのトゥーロンから東へカンヌ、ニース、モナコ、イタリアのサンレモからジェノヴァあたりまでの海岸線に点在するリゾート地を指すといわれる。ニースにしろサンレモにしろおよそバカンスとは無縁の日本人の考える憧れのリゾート地そのものといった感じであるが、それはアメリカ人も同じで自国のクルマの名前にしちまった。リッチなイメージを呼び起こす欧州のリゾート地を車名にすることが当時のトレンドだったのかリヴィエラの他にも(フォード)トリノ、(ダッジ)モナコ、(キャデラック)セビル、(フォード)グラナダなどざっと思い浮かべてもこんだけある(そいえば日産パルサーミラノなんてのもあったな)笑。 ウチのリヴィエラ総登場。といっても奥の2台はビュイック・リヴィエラではない。そもそも「リヴィエラ」は車名ではなく「ピラーレス・ハードトップのビュイック車」を示すものだった。これは49年型ビュイック・ロードマスターの中のピラーレス・ハードトップで「ロードマスター・リヴィエラ」で、こっちは54年型ビュイック・センチュリーのピラーレス・ハードトップで「センチュリー・リヴィエラ」と言った具合(いずれもTSM製)。 1960年前後フォード・サンダーバードの成功で対抗するため豪華で高性能な2ドアモデルの必要性を感じていたGMがキャデラック・ブランドで「XP-715」を試作したものの、バカ売れ中のキャデラックには新たな生産ラインを作る余裕はなくビュイックが引き継ぐことになり、いちボディ形式を表すだけだったリヴィエラを車種として独立することになった顛末だ。デアゴスティーニ1/43 ビュイック・リヴィエラ(1972) 時々チェックするデアゴスティーニ隔週刊アメリカンカーコレクションからビュイック・リヴィエラが発売されてNEOやTSMのユーズドをこそこそ狙っていた身には、さっさと新品かつ廉価なデアゴに乗り換えた。 ブランド統廃合を繰り返しポンティアックやオールズモビル(ガンダムF90ではない)といった大名跡が消え去る中シボレーとともに生き残ったビュイックは、メルセデスベンツ、プジョー、ルノー、フィアットに次ぐ古参メーカーである。GMのなかで高級車キャデラックと大衆車シボレーの間を担うビュイックがパーソナル・ラクシュリー・カーを謳って1963年より販売、72年型はその3代目にあたる。 伝説のデザイナー、ビル・ミッチェルの下で働き、後に日産デザインインターナショナル(NDI)の長となるジェリー・ハーシュバーグがデザインしたリヴィエラは、なんといってもミッチェルのC2コルベット・スティングレイをオマージュした「ボート・テール」が良くも悪くも特徴。 「ボートテール」デザインに当時最先端の「マックス・トラック(トラクションコントロールシステム)」を搭載したが、ガソリンを湯水のように使う7.5リッターV8エンジンが合衆国環境規制をクリアするために非力となり、それまでのスポーティなイメージが削がれて販売は低迷した。いくらガソリンが安いアメリカであっても、リッター4kmも走らないうえにスポーティじゃないとなればそりゃあ売れないよねえ。乾坤一擲のボートテールも一般ウケしなかったらしい。実車に乗る乗らないは別にして、ミニチュアとして眺める分には十分魅力的で十分ノスタルジックだと感じるがね。
2022.09.20
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ついに始まっちゃった、こっから2月までノンストップのNFL2022シーズン!3週間のプレシーズンを見てもさほど気分がアガらなかったし、なんか興味薄れたか?とか感じてたけど、それ単なる杞憂。レギュラーシーズン始まったら1週目からもう超楽しい。たとえNHK-BSがなくてユーチューブの公式ダイジェストだけだとしても超楽しい(笑) しかしなんだね。プロの予想ってのはいい加減だね。まぁ毎年日テレの解説陣がスーパーボウル出場チームも勝利チームも当てられないのが恒例になってんだから、その難しさたるやってことなんだろうけど。前記事に書いたベースボールマガジン社の予想とWEEK1のリザルトを照らし合わせてみると大爆笑。AFC東 NFC東1.ビルズ:〇 1.カウボーイズ:●2.ペイトリオッツ:● 2.イーグルス:〇2.ドルフィンズ:〇 3.コマンダーズ:〇4.ジェッツ:● 4.ジャイアンツ:〇AFC北 NFC北1.ベンガルズ:● 1.バイキングス:〇2.レイブンズ:〇 1.パッカーズ:●3.スティーラーズ:〇 3.ベアーズ:〇4.ブラウンズ:〇 4.ライオンズ:●AFC南 NFC南1.コルツ:△ 1.バッカニアーズ:〇1.タイタンズ:● 2.セインツ:〇3.ジャガーズ:● 3.ファルコンズ:●4.テキサンズ:△ 4.パンサーズ:●AFC西 NFC西1.チーフス:〇 1.ラムズ:●1.チャージャーズ:〇 2.49ers:●1.ブロンコス:● 3.カージナルス:●1.レイダーズ:● 4.シーホークス:〇 まず前回スーパーボウル進出チーム双方が黒星発進という番狂わせ。ラムズはターンオーバー7回、ベンガルズはオフェンスラインがまったくQBを守れない、それじゃあ勝てないよというね。開幕早々弱点が露呈しちゃうと今年はスーパーまでたどり着けない確率高しじゃね?NFC東地区で頭一つ抜き出てるとか言っちゃってたカウボーイズだけが敗戦(しかも大黒柱のQBプレスコットが親指骨折で離脱確定)。またジーノ・スミスだのドリュー・ロックだのB級QBが率いるんじゃ勝ち星も満足に稼げまいとか言われちゃったシーホークスのみが地区で白星発進という皮肉。 移籍した有名QBもコマンダーズのカーゾン・ウェンツ、スティーラーズのミッチェル・トゥルビスキー以外はみんな撃沈。特に何の因果か古巣との対決が移籍デビューとなったラッセル・ウィルソンとベイカー・メイフィールドは勝てば「やっぱり出すんじゃなかった」負ければ「な、あいつ放り出して正解だったろ」と真逆の評価が付きまとうことになるから絶対負けられないはずだったが。。。古巣対決はNFL運営が仕組んだわけじゃなく偶然の産物だろうが、なかなか酷だ。 そうは言うてもまぁまだ始まったばっかじゃんと言う勿れ。ホンマにNFLは立て直しを図る間もなく終わっちゃうんだから、開幕黒星発進は痛くないわけがない。 WEEk1ダイジェストで一番面白かったゲームはこれ↑だな。ラインの脆弱さに苦労しながらゲーム残り時間2秒で追いついたベンガルズにスーパーボウル出場チームの意地を見た?あとWEEk1は珍プレーがふたつ。ひとつめは大雨のシカゴvsサンフランシスコ前半終了間際。フィールドゴールを確実に成功するためにシカゴのホルダーがびしょ濡れの芝をタオルでぬぐって水を拭き取った。この行為がアンスポーツマンライク・コンダクトと判定されて15ヤード罰退でフィールドゴール圏内から押し出された。降雪時に手で雪をどけるのは全然オッケーだけど今回は雨だしタオルも使っちゃダメということらしい。もうひとつはニューオリンズvsアトランタ戦4Q終了間際。もうタイムアウトが残ってないセインツのQBが時計を止めるためスパイクを試みるがその際に何歩か後ろに下がってからスパイクしたのでインテンショナル・グラウンディングであるとみなされ10ヤード罰退(スパイクだって故意の投げ捨てじゃんかと思ったかどうか)。まぁ昨シーズンのラフィング・ザ・スナッパーといいNFLの反則は奥が深いなぁと思った次第。
2022.09.14
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井の中の蛙大海を知らず:見識が狭く自分の範囲内でしか物事を考えられないこと。 二番煎じ:一度煎じた茶などを再び煎じることから、同じことが行われ新鮮味のないこと。 ミニカーサーチを日課にするくせに「分冊百科のミニカーはハコ車はともかく80年代以降のF1なんざリアルさに欠けて買う価値なし」との先入観でレアマシンを延々と見逃していたことはローラ・フェラーリの回で書いたが、一度あることは二度あるのたとえ通りの二番煎じである。エディションズアトラス(多分)1/43 レッドブル RB4 ルノー2008年ブラジルGP DNF#9 デビッド・クルサード 2008年のブラジルGPはこの年の最終戦で、レース終盤の雨によってフェラーリ駆るフェリペ・マッサが40秒間だけワールドチャンピオンだったドラマチックな展開として記憶されているレースだ。そしてすでに引退を表明していたデビクルは全チームの承諾を得てスペシャルカラーで臨んだ。 チームメイトのマーク・ウェバーは通常カラー。2台まとめてカラー変更する方が楽(というか申請の必要なし)なのに1台だけを変えたところに、それは引退ドライバーへのリスペクトなのか窓際に追いやられた哀愁なのか判断に困るところだ。BARホンダの例を出すまでもなく、同一チームで別カラーは基本NG。意義のある変更で全チームの賛同が得られればというまずまずハードルの高い行為。まぁマシン上の「ウィングス・フォー・ライフ財団」は営利団体じゃなく脊髄損傷治療法研究財団だから、これを蹴っ飛ばすということはいかな金儲け優先のFOM(当時)でも道義上なかなか出来なかろう。ご覧のように(↑)みんなが賛同して無事エントリー終了(笑) しかしね、そもそも「ウィングス・オブ・ライフ財団」はレッドブル肝いりの財団なんだから、知名度アップするなら単純に2台とも白牛にすれば良かったのだ。実際デビクルの白牛はスタート直後にニコ・ロズベルグに追突されてリタイア1号となってレース映像にまったく露出することなく終わり、同僚ウェバーが完走9位だったことを考えれば2台ともカラー変更するのがどう考えても正解だろうに。 でもそのおかげで0周リタイアであっても(というか0周リタイアであったからこそ)幻のスペシャルカラーということになり我々好事家の記憶に残るマシンになったのだろう。当時ミニチャンプスから(あるいは別注で)絶対出ると思っていたのに、それこそ0周リタイアが祟ったのか頑として出なかった。それから今日に至るまでいろいろなスペシャルカラーマシンが出る度に、ショップにデビクルの白牛でないのかねぇ?と言い続け、ちょっと前には記事にもした。 それが個人的に格下と見下していたデアゴスティーニから発売されるとは!しかも記事からたったの9ヵ月後に!限定何台ってわけじゃなく全世界で数知れないほど売りに出された。なのにそれにまったく気がつかない、まさに井の中の蛙。 さらにこれ、ローラ・フェラーリと同じく廉価F1の悪しき特徴であるフロントドライブシャフトがなくかなり出来がいい、とういうかこの値段だったらコスパ良好、全然オッケー。 だけれど「美は細部に宿る」をモットーとするから何かとケチをつけたがる(汗)一番大事なシャークフィンの「ウィングス・フォー・ライフ」のロゴがちゃうのよね。ちゃうっつーのはちょっとニュアンスが違って解像度が悪いっつーか何つーか。 上:実車 下:ミニカーまぁここら辺が分冊百科よと言われればそれまでだし、そこまで分冊百科に求めるなよというのも尤もだ。けどそれでも一家言しちゃうのが「細かいところが気になる僕の悪い癖by杉下右京」~追記~ 頑として発売してないと思ってたミニチャン製ウィングス・フォー・ライフ、別注だか特注かわからんが存在するねえ。。。鈴鹿のほうで売ってた形跡がある。といっても諭吉4枚じゃあまず手は出さなかったな。
2022.09.13
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オードリーの言うが如く「始まったと思ったらアッという間に終わっちゃうNFL」が週末に開幕する。2月にスーパーボウルが終わってシーズンオフ長えなぁと思ったんだが、こちらもまた「終わったと思ったらアッっという間に始まった」光陰矢の如し感がすごい。まぁ年寄りだからそういう感覚はしょっちゅうあるけどさ(笑)。 さて今年はどのチームがロンバルディー・トロフィーに向けて突っ走ってくんだろうか。当然、他のスポーツ同様に開幕前にはプレシーズンがあるわけだけど、これまた各チームたったの3ゲームでNPBのオープン戦なんかとは全く趣を異にする。レギュラー選手の調整の場というよりもロースター当落線上の選手のアピールの場だ。あとはルーキーの実力把握と移籍してきた選手のフィット感確認。だからここでの勝敗はシーズンの行方を占うのにはあんまりアテにならない。 ベースボールマガジン社の予想だと。。。AFC東 NFC東1.ビルズ(2-1) 1.カウボーイズ(2-1)2.ペイトリオッツ(1-2) 2.イーグルス(1-2) 2.ドルフィンズ(2-1) 3.コマンダーズ(0-3)4.ジェッツ(3-0) 4.ジャイアンツ(2-1)AFC北 NFC北 1.ベンガルズ(1-2) 1.バイキングス(0-3) 2.レイブンズ(3-0) 1.パッカーズ(1-2)3.スティーラーズ(3-0) 3.ベアーズ(3-0)4.ブラウンズ(1-2) 4.ライオンズ(1-2) AFC南 NFC南 1.コルツ(1-2) 1.バッカニアーズ(0-3)1.タイタンズ(2-1) 2.セインツ(1-2)3.ジャガーズ(0-4)☆ 3.ファルコンズ(2-1)4.テキサンズ(3-0) 4.パンサーズ(2-1)AFC西 NFC西1.チーフス(2-1) 1.ラムズ(1-2)1.チャージャーズ(0-3) 2.49ers(2-1)1.ブロンコス(2-1) 3.カージナルス(1-2)1.レイダース(4-0)☆ 4.シーホークス(0-3) ・カッコ内はプレシーズン戦績。 ・☆は「ホール・オブ・フェイム・ゲーム」含む。上記のようにプレシーズンの戦績は全くアテにならない(もしくはBB社の予想がアテにならない?)笑。それでもジャガーズ、シーホークスがダメだろうなってことくらいは確定だろ。なので今期の推しチームは独断と偏見と直感で↓ 星の潰し合い激戦地区必至なAFC西で、移籍QBラッセル・ウィルソンがどこまでやるか?に興味深々。もしかしたら近年チーフス有利な現状を打破するカギになんじゃね?ってことで。とかいっても負けが込むようならさっさと他チームに乗り換えるんだけど(オードリー春日同様節操ないのよね) 最期に今期のプレシーズン、リターンチームの活躍が目立った気がする。NFL公式がそういう編集を敢えてしたのかも知んないけど。特に1試合で2回リターンTDを記録したカウボーイズの#2カヴォンテ・ターピンが個人的にMVPだったな。ロースターに残ってんのか知らんがゲームに出てきたら注目しとこう。
2022.09.06
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今や余計な下準備もなくテレビをつければ見ることが出来る稀有なレース中継フォーミュラE。狭い公道でのぶつけ合いは二流のラジコンレース以下と揶揄されもしたが、1シーズンまるごと観ればそれでもチャンピオンシップの行方とか終盤に向けて盛り上がったりするわけで。今日も今日とて録画分を眺めていれば、チャンピオンの目は全くないのにBSフジが妙にゴリ押しするニック・キャシディ所属のエンビジョン・レーシングのマシンカラーが今年から変わったのよね、チームカラーを前面に押し出したグリーンとブルーなのよね。グリーンにブルーといえばF1ブーム直撃世代にとってはコレだろ、とゆーことで。 ちょうど折よく手元に入ってきたジョーダン・チェザリス#33号車。 けどねぇ。。。ま、予約の時にも思ったんだけども微妙にコレじゃあないのよね。 世間一般ではやっぱりジョーダンといえばシューマッハデビューの印象が強いんだろうけど、個人的にはジョーダンといえば誰が何と言ってもコレ(↓)でしょうが! 1991年第6戦メキシコGP。古舘伊知郎をして「サーキットの通り魔」「犬も歩けばチェザリスに当たる」と言わしめたあの乱暴者チェザリスがゴール寸前息絶えたマシンを労るように手押ししてゴールイン。本来こんなの違反失格になると思うのだが「ゴール付近で止まったままだと事故を誘発しかねないから安全のために手押しで移動した」という説明がまかり通って4位3ポイント獲得。まあ姑息な後付け言い訳だが、そんな事よりそれまでの事例からマシンを大切にしなさそうなチェザリスがマシンを労わる姿に感動を覚えるのである。もちろん脳内ではロビン・ザンダーの「イン・ディス・カントリー」が鳴り響いている。 ロビン・ザンダーは、本国アメリカではまったく人気も実績もないくせに(のちにナンバーワンヒットは出したが)、ミュージック・ライフ誌の水上はるこ・東郷かおる子のアジテーションで日本の女子中高生には異様な人気を誇ったチープ・トリックの美形ボーカリストである。 「イン・ディス・カントリー」はシルベスター・スタローンの筋肉バカ映画「オーバー・ザ・トップ」のためにジョルジオ・モロダーとトム・ウィットロックのコンビ(話題のトップガンの一作目の音楽で有名)が作った曲で、どういう経緯でそれをロビン・ザンダーが歌うことになったのか知らんが、これが91~92年のフジF1中継のエンディング曲にも使用された。 「オーバー・ザ・トップ」のサントラ。ジャケットからしてバカさ加減が滲み出る(笑) ロビン・ザンダーの他にもエイジア、ケニー・ロギンス、サミー・ヘイガー&EVH等なかなか豪華な面々で、このアルバム作りたいがために映画も作った的な本末転倒感も透けて見える。けれど音楽CDとしてはイケてても映画の中に嵌め込まれると曲だけが悪目立ち。スタローンも「画面と音楽が合ってねえ。普通の劇伴にしたら違ってたろう」と言ってるくらい。そんなんじゃ興行的に成功するわけもなく、栄えあるゴールデン・ラズベリー賞にノミネートの屈辱を味わう。そんな映画に使われた「イン・ディス・カントリー」だがフジF1中継の相性は良かったよ。レースハイライトが流れてそこに曲が被さると結構シビれたもんだ(平成の記憶)。 話が逸れたが、チェザリスの#33号車。スパーク1/43 ジョーダン 191 フォード1991年カナダGP 4位#33 アンドレア・デ・チェザリス 先行したシューマッハ・ベルギーデビュー仕様のノーズ・アンテナがアホみたいに長くて(インダクションポッドよりも背が高い。まったくラジコンじゃねーんだよ)チェザリス車はどうなることかと思っていたらマトモに修正されてて一安心。メキシコじゃなくてカナダGP仕様もこれが新参チームの初ポイントプラスW入賞プラスこの入賞で公判予備予選免除の礎を築いた一戦と考えればカナダGPのモデル化むべなるかな、と。けど結構手抜きが目立つ(怒) マルボロの隠しデカールがあるのはいいけれど、それ以前に子供の育成に影響を及ぼすタバコでも酒でも何でもない健全な「フィリップス・カー・ステレオ」のロゴが漏れてるじゃねーか。あと他に類を見ないほどバカでかい座布団と見紛うようなヘッドレストもオミットされてる。なので汚れないようにヘルメットを一端もぎ取って(残酷)、赤と濃紺をちょいちょいと塗り足してそれらしく。 如何だっしゃろか。ま、個人的満足レベルであるが溜飲は下がった(笑)それからフロントウイングの「ショウエイ」のロゴ。こんなとこに貼ってあったかよ?と思うんだが、貼られてたにしても貼られてなかったにしても貼り付け位置が位置だけに、どっちのエビデンスも見つからないんだよね。後出しのベルトラン・ガショー#32号車にも貼りつけられてるんでホントに貼ってあったのかも。 この辺の資料集はもちろん、ネットで画像や動画を漁ったんだけど決定的なのは見つからず。えいや!で剥がしてもいいんだけど、後々貼りつけてあったのが証明されると後の祭りだからここは様子見かなぁ。あとフロントウイングフラップのゼッケン。決勝での「33」はこんなにフラップいっぱいの大きさじゃないんだけど、これはもうどうしようもないので見て見ぬふりだ。 ついでにオマケとして一緒に載せたシューマッハのベルギー#32号車。シューマッハのデビュー20周年を記念してドライバーフィギュアを新調してユーロスポーツ別注で販売されたミニチャンプス製の191。「衝撃のファースト・タイム」と題した当時の記事じゃ絶賛してんだけど改めて見てみるとちょっとねえ。。。かといって更に修正をかけてデビュー25周年記念として本家ミニチャンプスから発売されたシューマッハコレクションを買い増すのもなんか腹立つ。 20周年191最大のミスは、リアウイングのメインフラップ。ここが高速仕様の場合グリーンじゃなくてホワイトなのよね。さらにノーズのアンテナとドイツGPからリアウイングの補強と思われるテンションワイヤーがエンジンカウルから翼端板に張られてるんだけどそれもオミット。だもんで、スタジオ27のホワイトストライプデカールを貼って0.3mmの洋白線を適当に接着(汗)ホントはメインフラップよりも下部に取り付けられてるんだけどそこはシカトで。さらにピンバイスでダイキャストのノーズにゴリゴリと容赦なく穴を穿って洋白線を埋め込んでアンテナを再現。 こうすることで何となく他人様とは違うんだぜ感が増し増し(あくまで自己満足)。そんな事を言う前にそもそもフロントの翼端板が完全フラットでボーテックスジェネレーターへエアを導くえぐれがねーじゃんかっつーのは気がつかなかったことにして(笑)
2022.08.28
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あれこれと発売される(予定の)ミニチュアを買い逃すまいと日夜メーカーやショップのホームページとか大手ECモールを覗いてアンテナを張ってるつもりでいたんだが、まさか目の前に無造作にこんなモノが転がっていたとは!という話である。 必死になって探していた失せ物が実は目の前に鎮座ましましていたという事例は誰でも経験のあることだと思うが、ほとんどの場合は思い込みや先入観で視野が狭くなってることが原因。それと同じで分冊百科のミニチュア特にフォーミュラの場合、昔懐かしいオニキス同様に四駆でもないのにフロントにドライブシャフトが通ってるから、70年代までのフロントホイールとボディの距離が短くて車軸が目立たないマシン以外は眼中になしの姿勢でいたのだけれど、時折ココに足跡を残して下さる方から「最近のはそうでもありませんぜ」との情報をいただいたので早速買い求めたという次第。デアゴスティーニ(エディションズ・アトラス?)1/43 ローラ T93/30 フェラーリ1993年ベルギーGP 13位#22 ルカ・バドエル なかなかモデルに恵まれないBMSスクーデリア・イタリアの1993年のマシン。BMSは前身のブレクシア・モータースポーツの略で、創始者のジュゼッペ・ルッキーニ(鉄鋼業)の故郷ブレシア(ラテン語でブレクシア)に因む。とはいえスクーデリア・イタリアはついぞマシンを設計製造したことがない(つまりコンストラクターではない)。F1参戦当初はダラーラにマシン製造を委託し93年にローラにスイッチした。 5年間ダラーラで頑張ったが結果が伴わなかったからなのか更なる飛躍を望んだのか仔細は分からぬが、清水の舞台からダイブした結果は凶と出て予選不通過の常連と成り果てる。ていうか90年の日本GP3位表彰台を頂点に堕ちる一方だったローラに何故スイッチしようと考えたのだろ。それ以上にダラーラがダメだったのか単純にローラのほうが安かったからなのか真相は知らんが、結局この駄馬と心中することになっちまうとは契約時には思わなかったんだろうなぁ。盛りを過ぎたとはいえ優勝経験者のミケーレ・アルボレートをもってしても予選落ちを繰り返すほどの出来の悪さでシーズン終了を待たずにF1から途中退場。 ダラーラ時代はマルボロのバックアップを受けていたけれど、シャシーのスイッチ同様に心機一転を図ったのか兄弟ブランドのチェスターフィールドへ変更。チェスターフィールドってCMキャラクターにボブ・ホープ、グレゴリー・ペック、カーク・ダグラス、クローデット・コルベール、ジョーン・ベネットといった我々世代には懐かしいハリウッドスターを起用していかにも手堅い宣伝と言う感じ。 大根役者時代のロナルド・レーガン大統領も宣伝に一役買った(↑)。いつの時代も文字だけの質実剛健シンプルパッケージのチェスターフィールド。タバコスポンサーといえばマクラーレンのようにパッケージ丸ごとをマシンにラッピングする方法が普通だが、あの奇妙奇天烈でぱっぱらぱーな稲妻デザインはチェスターフィールドとはまるっきり関係ないのだろうね。 ローラのF1マシン群。エンバシー煙草パッケージまんまのエンバシー・ヒル・ローラT371、ラルース・ローラ時代の濃紺地にフランス系企業オンパレードとは一線を画すローラT93/30のカラーリバリー。このハチャメチャさはある意味イタリアン・テイストと言えなくもない? T93/30とローラ・スポーツカー群。日本グランプリのT70Mk-Ⅲやル・マン4位のローラ-アストンマーティンB09/60そして言わずと知れた週刊賃貸ニュース・ローラ。 スポーツカーでは成功作にも恵まれたのに、やはりF1の設計開発とゆーのは特殊なノウハウが必要で一朝一夕には難しいのかも知れない。結局ローラで一番成功したフォーミュラマシンって国内外のF3000で活躍したT90/50だったりするのかもしれないが、どういうわけかあれほど隆盛を誇ったF3000マシンってミニカーじゃあ完全スルーなのよね、悲しいことに。エブロが一時期フォーミュラニッポンのレイナードを商品化してたけど、あれの売れなさ加減が観測気球になってどこも二の足を踏んでんだろうか。。。ジャン・アレジのキャメルカラーとかガンメタのテノラス、キャビンやレイトンカラーのとか売れそうな気がするんだけどねー。今度スパークから2022スーパーフォーミュラ全車(奇しくもダラーラシャシーだ)が出る。個人的にはトヨタホンダ日産陣営各1台(野尻#1号車、平川#20号車、宮田#37号車)を予約してるけど、果たしてミニカーファンに受け入れられるのか?なんとなくフォーミュラEと同じ末路を辿りそうな気がするわ(汗)
2022.08.21
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真夏日だの猛暑日だの酷暑が続く8月。アメリカもそうなのかは知らんが、真冬の代表的スポーツであるアメフトNFLもこの時期からスタートする最初のゲームは、3週あるプレシーズンの更に前哨戦である「ホール・オブ・フェイム・ゲーム」。 今年のカードはレイダーズとジャガーズ。オハイオ州カントンのトム・ベンソン・ホール・オブ・フェイム・スタジアムでの一戦はレイダーズのホームゲーム扱い。まあ短くもアツいシーズンの幕開けではあるもののコイツはプレシーズンマッチというよりはその年のフットボール殿堂を盛り上げるエキシビジョンゲームの色彩が強い。なのでレギュラー陣が出てくることもあまりないし勝とうが負けようがそんなにモチベーションに影響しない気もするが、とはいえゲームはゲーム、こんなお祭りの添え物のようなゲームでもダブルスコアで負けちゃうジャガーズの未来は今年も明るくないねぇ。。。ジャガーズファンはこれはお祭りだからね来週からが本番よと思うしかないだろうが、オフシーズンに選手が衝撃的な移籍をしたその行き先にジャガーズのジャの字もなかったからねえ(笑) このオフシーズンの移籍劇は電撃的あり驚愕ありだったが、ホントにチームの顔的プレイヤーがホイホイ移籍しちゃうのは、ドライとゆーか契約社会の真骨頂とゆーか。ちょっと挙げて見るだけでも。。。ラッセル・ウィルソン(QB):SEA → DENドリュー・ロック(QB):DEN → SEAテディ・ブリッジウォーター(QB):DEN → MIAマーカス・マリオタ(QB):LV → ATLマット・ライアン(QB):ATL → INDニック・フォールズ(QB):CHI → INDカーソン・ウェンツ(QB):IND → WASミッチェル・トゥルビスキー(QB):BUF → PITカリル・マック(LB):CHI → LACアマリ・クーパー(WR):DAL → CLEタイリーク・ヒル(WR):KC → MIAジュジュ・スミスシュースター(WR):PIT → KCマイケル・バルデス・スカントリング(WR):GB → KCデショーン・ワトソン(QB):HOU → CLEベイカー・メイフィールド(QB):CLE → CARケイス・キーナム(QB):CLE → BUFジャコビー・ブリセット(QB):IND → MIAデバンテ・アダムス(WR):GB → LVアンディ・ダルトン(QB):CHI → NOトレバー・シーミアン(QB):NO → CHIA.J.ブラウン(WR):TEN → PHIソニー・ミシェル(RB):LAR → MIAマルコム・バトラー(CB):ARI → NEジャービス・ランドリー(WR):CLE → NOボン・ミラー(LB):LAR → BUFフリオ・ジョーンズ(WR):TEN → TBジェイソン・ピエールポール(DE):TB →?( FA)エンダマカン・スー(DT):TB → ?(FA)ベン・ロスリスバーガー(QB):PIT → retロブ・グロンコウスキー(TE):TB → ret 選手の玉突き移籍とか大物一人の抜けた穴を大物二人で埋めようとか、見ればなかなか興味深い。ま、 玉石混淆ではあるもののやっぱりオフェンスメンバー特にチームの顔的なQBの動向に注目が集まっちゃうのは仕方がないところ。なんか今シーズンはいつにも増してQBが動いてるよね。特にラッセル・ウィルソンとかマット・ライアンとか動きそうにもなさそうな御大が動いたのがびっくり仰天。でもこれで情報確定とは言えないのがNFLの恐ろしさ。3週間のプレシーズンを経てレギュラーシーズン開幕となったら対戦チームのベンチにいた、とかね。更なるサプライズがあるのかないのかそこもまた楽しみと思ってレギュラーシーズン開幕を待つとしましょうかね。
2022.08.13
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自分よりはもうちょっと前の世代なんかが多分どストレートなキング・オブ・ロックンロールことエルヴィス・プレスリーの映画「エルヴィス」がロードショー公開中(そろそろ終わり?)で、作り的には意外とヒットした「ボヘミアン・ラプソディ」と同じ系統なんだろうが、劇場まで足を運ぶかはかなり微妙。CDはあるもののそこまでするファンではないし(とはいえアロハ・フロム・ハワイ衛星生中継はリアタイで観てるが)このご時世にわざわざ映画館まで出向くのは嫌だし、そもそも映画は物音だトイレだと気にせず適当にポーズ入れられる自宅でブルーレイ派なもので。そんで「ボヘミアン~」にしても円盤買おうか迷ってる間にテレビ放送されて、それでもういいやってなったからな。それよりもウェストコースト原理主義者にはテレビで絶対やりそうにもない「ロンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス」のほうが気になってる。こっちは日本版円盤が出たら即行入手だな。 クルマ的にはエルヴィスといえばピンク・キャデラック。青メタに黒ルーフのフリートウッド・シリーズ60をピンク(カスタムカラー:エルヴィスローズ)にオールペンして、さらにルーフも黒から白にリペイントして博物館に収まっているカラーになったわけだが、これを母親グラディスにプレゼントするも免許がなかった母親は運転できるはずもなく、結局エルヴィスとバンドの移動車両に使われ続けたという代物。結局母親のためのピンクというよりは自分が元々ピンク好きなのよ。 とまあ手元にミニチュアがありもしないクルマの話を延々と書いたが、ピンク・キャデラックの代わりにどピンクのマシンが入庫したものだから(笑) スパーク1/43 アルピーヌ A522 ルノー2022年バーレーンGP 7位#31 エステバン・オコン エルヴィスのピンク・キャデラックが母親のためのクルマ(といってもピンク自体はエルヴィスの好みだ)なら、このマシンは大事な大事なスポンサー様のために決まっている。飲料水や浄水器など水全般を商売する「BWT:ベスト・ウォーター・テクノロジー」が中東砂漠地帯でのシェアアップと言ったかどうだか知らないが、バーレーンとサウジの開幕2連戦にアルピーヌは自社のフレンチブルーをかなぐり捨て全身どピンクにしてスポンサー様のために一肌脱いだということなのではないだろか。 思い返せば1990年から20年余の長きにわたってF1界を支配してきたデザイントレンド・ハイノーズから完全脱却。フロントウイングはノーズコーンに直付けされ、セナのマクラーレンやマンセルのウィリアムズの面影を彷彿とさせるなかなかカッチョいいデザイン。年々ダサくなる一方だったデザイン崩れがようやく堰き止められた感じがする。 しかしこのマシンカラー、第3戦からはサイドポンツーン側面を除いて青メタに戻っちゃったけど、どっちかってえとずっとこの全身どピンクカラーでいたほうが良かったような。。。 ピンク色のクルマはこれまでもBWTスポンサードのレーシング・ポイントやフォース・インディアのF1マシンや77年モンテ6位のストラトスとか「彼女のカレラ」のポルシェ964RSがあるんだけれど、埋もれてたのが一台あった。ラックス1/43 トヨタ クラウン アスリートG 御用達ミニカーショップが展開するブランドLA-X(ラックス)の210クラウン。テリー伊藤プロデュースのリボーンピンク、ミニカーならいざ知らずこんな色の実車買うかよと思ってたが、実はウチの近所に一台生息してるらしいんだよね。たま~にショッピングセンターで見かけるのよ。いつか隣に駐車する機会があったら写メ撮っちゃろうと思っているんだが。さらに言えばレクサスCTをわざわざリボーンピンクにオールペンしてるのも生息してる(笑)こういうボディカラーってフルサイズのボディより小さいサイズのほうがまだ似合うけどピンクはさすがに。。。って感じ。ミニチュアとしては通常カラーよりこっちを押さえておくべきだけど。 これを機会に久々にトヨタのリボーンCM(のドライブ・フォー・東北編)を全部見直したけどやっぱあれいいね、2011年を反映してるからかも知れないが今にないテイストで。
2022.08.10
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ミニカー趣味を始めた頃、アメ車はシャパラル以外は殆どスルーだったわけだけれど、考えてみれば我らシラケ世代は教育・文化・経済等々何もかもがアメリカ中心だったわけだし、実際洋楽はアメリカ中心でスポーツはアメフト以外まったく興味ないとゆー我が身を鑑みれば、シャパラル以外は完全スルーというのもなんだか筋が一本通ってないなと思ってコソコソ集め始めたのがほんの数年前のこと。 手始めにカージャケにインスパイアされてキャデラックやビュイックとか手に入れたが、アメリカン・レーサーだしプリンスの曲発端でやっぱコルベットだよねーという訳で唯一系統的に集めてるコルベットがついにエンジンをフロントから動かした。スパーク1/43 シボレーコルベットC8 セブリングオレンジティンコート スパークらしい曖昧さで、C8はいいけど2LTなんだか3LTなんだか全くグレードがわかんない。まぁホイールのデザインからすればエントリーグレードである2LTのような気がするけれど、およそ1400万円スタートっていう敷居の低さは特筆ものだろう。 初代から守ってきたFRの牙城をついに崩す大注目アイテムということなのか、近年ちょっとなかったスパーク、TSM、イクソの3社競合。レース仕様をTSMと決めていたので比較する意味でもロードカーはスパークにしたのだけれど、正直この出来ならイクソでもよかったかも。。。TSMモデル1/43 シボレーコルベットC8.R2021デイトナ24h 11位(クラス優勝)#3 ニッキー・キャッツバーグ / ジョーダン・テイラー / (アントニオ・ガルシア) 今年で終わってしまうル・マンGTEプロクラスじゃ遂にクラス優勝は叶わず、GTEの存続を願うもポルシェ・フェラーリがハイパーカーへ移行してクラス存続も叶わず。夢かなわず仕舞いのヨーロッパ遠征と打って変わって地元地の利のアメリカじゃデイトナ制覇にセブリング12hも制覇とまさに水を得た魚のよう。因みにドライバーのアントニオ・ガルシアが括弧つきなのはエントリーも済ませマシンにネームも貼ったのにレース直前になってコロナ感染で不出場になっちゃったから。 スパークのロードカーではちょっとモヤモヤしたけれど、C8.Rはさすがアメ車に造詣の深いTSMで正解(スパークはル・マン仕様だったし)。これもまた水を得た魚といったところだろう。 前述のようにル・マンのGTEが終わっちゃって、主戦場たるアメリカでもC8.Rの属するGTLMクラスはGT3規定に準拠したGTDに置き換わって、GT3マシンがないコルベットはGTEマシンをデチューンすることになる。市販車C8をレース用C8.Rに仕立てそこからわざわざデチューンするってなんだか本末転倒なハナシで、せっかくFRレイアウトを捨ててまで勝利にこだわったのになんだかなぁ。その辺読みが甘いのかロビー活動が下手なのかわからんが、まぁ今ある性能をさらに引き上げる作業よりも引き下げる作業の方が楽そうだし、マシンにもマージンを持たせることが出来るからクオリティライフ的にも有利に働くだろうから、エンジニアはじめ当事者たちは結構喜んでるのかもね。
2022.08.09
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ちょっと前というか今年のル・マンの一週間後には入庫してたのに、8月の今日まで引っ張ってきたのは2021年のル・マン自体が8月開催だったからさ、とはよく言ったもので要はいつもどおりのものぐさだっただけだ(汗) 晩夏のル・マンを制した覇者2台。 2020年のル・マンがコビット19の影響で無観客開催となってしまったから、2年連続での無観客は興行的にも文化的にもなんとしてでも回避したかったことは容易に想像できるが、フランス政府も絡んだこの辺の政治的配慮は「五輪は可、4輪は不可」な日本じゃまずあり得ない対応で、販売数世界一の自動車会社が本拠地を置く国がモータリゼーションなどアウトオブ眼中なのが明々白々で寒々しい限りだ。とグチグチ言っても実際そこら辺歩ってるにーちゃんねーちゃんにサーキット行ったことあるか?と訊ねても、経験者はきっと1%もおるまいからまあ仕方がない。スパーク1/43 トヨタ GR010 ハイブリッド2021年ル・マン24h 優勝#7 マイク・コンウェイ / 小林可夢偉 / ホセ・マリア・ロペス アウディ・ポルシェが撤退しライバル不在のトヨタ無双と揶揄すべきか、それともル・マンの屋台骨を一人で支えたと賛美すべきか評価の分かれるところだが、欧州人は(少なくとも表面上は)トヨタに賛辞を送っていよう。アウディ・ポルシェと同時期にトヨタも撤退していたら面倒なことになっていたのは明らかなのだから。たとえ総合優勝がトヨタの2台だけに絞られても最高峰クラスが市販シャシーに市販エンジンを組み合わせたプライベートチーム用のLMP2マシンで争われるよりはマシだから。とはいえトヨタ一強時代を快く思っていないのも明らかで、それが証拠に他社の参戦を促す大前提でル・マン・ハイパーカー規定をブチ上げたのがその証左だ。なんなら腹の底じゃ日本主導のハイブリッド・テクノロジーなんか締め出して欧州主体のBEVでやりてえくらい思ってんじゃねーだろか?まあ思惑はどうあれ、個人的にはTS050よりGR010のほうが好みではあるからいーんだけど。 3年の間延々と#8号車にアタマを抑えられていた#7号車がル・マン・ハイパーカー初年度にやっと優勝を記録。たとえWECチャンピオンを獲っていてもル・マン優勝を逃してたら画竜点睛を欠く、というか。まあ今年はまた#8号車にやられちゃったけどハイパーカー初代優勝車の勲章は色褪せまい。 近年のル・マン参戦車はスパーク一択で比較対象はないけど、かなり出来いいんとちゃう、これ。デザイン的に秀逸だとは思えない赤黒模様もスポンサーロゴやコーションマークも破綻なくて。自分で1/24プラモでやれって言われても嫌だもんなあ(実際TS050はキットも追加デカールも買ったけど積んだまま、だったり)汗ルックスマート1/43 フェラーリ 488GTE エボ2021年ル・マン24h 20位(クラス優勝)#51 ジェームズ・カラド / アレッサンドロ・ピエール・グィディ / コーム・レドガー 今年で最後のGTEプロクラスは、結局悪い言い方をすればスーパーGTみたいにメーカー回り持ちみたいなカタチに形骸化してて、去年がアストンだったから今年はポルシェで、なら来年は・・・みたいに見えちゃう。極論を言っちゃえばフェラーリは他車より少々お高いから勝たないでよって感じなんだけど(なら買わなきゃいいじゃんってことなんだが、そこが蒐集癖の収集つかない悲しき性)それにしてもフェラーリ、随分地味すっきりしちゃったねぇ。メタリックもやめちゃったし。ウクライナ侵攻の件でSMPを貼りつけられなくなったからね。 2019年の優勝車(↑)ロシア在のSMP銀行系のSMPレーシングのブルーがカラーサークル的にみても似合わないっちゃあ似合わない。 いずれにせよ今年のポルシェでGTEプロの収集は終了っつーことで、2024年からのLMGT3車両はどうするか微妙なところ。つーか今年の911#91号車の発売アナウンスがまだないんだけど。ニュル優勝のアウディR8#15号車も含めてどゆこと?
2022.08.05
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スパークからモナコ優勝のリジェ無限ホンダが発売されたのは既報の如しだが、せっかく「ドラえもん」じゃないリジェを手にすることが出来たんだから、こいつでもう一本ネタ書けないかなとスケベ心を持ってしまったのよ。 過去記事でも書いたけど、1996年のエキップ・リジェはリジェと名乗ってはいるものの、その実態はベネトン・フォーミュラのBチーム。リジェに搭載されていても宝の持ち腐れな最強ルノーエンジンをベネトンに載せたいがためにベネトン総帥フラビオ“剛腕”ブリアトーレがチームを丸ごと買収した。ルノーエンジンが手に入ればもう興味はないねとばかりにチームをトム・ウォーキンショウに売却。新たなエンジンを模索するリジェはミナルディに決まりかかっていた無限エンジンをトム“剛腕”ウォーキンショウが奪取(1995年)。そのトム・ウォーキンショウもチームを完全買収できないとなって再びブリアトーレがオーナーに。といった風にこの時期のベネトンとリジェは表裏一体まさに糾える縄の如しな状況だった。 そういう環境なのでこの2チームのマシンはクリソツなのよ、というのが今回の趣旨。両者の対比をしてみましょうねというわけですな。 様々な技術やデザインが勃興しては規制されを繰り返すエフワン世界で、この30年間ずーっとトレンドであり続けて、もはや誰もがあって当たり前と感じてニュートレンドだったことすら忘れてるデザインがティレル019を始祖とするハイノーズデザインで、ベネトン・フォーミュラがハイノーズを採用したのは1992年のことだった。1992年ミニチャンプス1/43 ベネトン B192 フォード1992年ベルギーGP 優勝#19 ミハエル・シューマッハ ジャン=クロード・ミジョーの設計的目論見は上司ハーベイ・ポスルズウェイトの余計な一言(ウイング取り付け部をハの字にしようぜ)で、翼面積が減ることになり今一歩成功に至らなかったが、その設計意図を的確に理解し実行したのがある種フロントセクションおたくであるロリー・バーン。ティレル019の失敗を、ノーズコーンから一枚板を垂直懸下させるというデザインでフロントノーズ下面からのエア導入とフロントダウンフォースとの折り合いをつけた。キャメルイエローに彩られたハイノーズを称して「バナナノーズ」1993年スパーク1/43 ベネトン B193B フォード1993年モナコGP DNF#6 リカルド・パトレーゼ ハイテクデバイス最終年に、B192にハイテクデバイスをテンコ盛りにした。B192の設計をベースにというよりもB192そのものにアクティブサスやらトラクションコントロールやら4WSやらを搭載した。それが証拠にパドルシフト搭載車であるB193には不必要なマニュアルシフト操作用の凸バルジがモノコックに残されたままだった。1994年スパーク1/43 ベネトン B194 フォード1994年モナコGP 優勝#5 ミハエル・シューマッハ ハイテクデバイス禁止をうけてB193Bからアクティブサスやらトラコンやら4WSを撤去した、要するにB192に先祖返りしたマシンだが、カラーリバリーが劇的に変わったのでうまく誤魔化せた感じ?ワークスとはいえフォードエンジンで苦労してデイモン・ヒルとぶつけ合いまでしてウィリアムズ・ルノーを下した身としては、何の努力もせずのほほんとルノーエンジンを載っけてトップ争いに絡むならともかくも中段あたりをちんたら走ってるリジェの姿を「宝の持ち腐れだ、アレを奪っちまえ」と思っても不思議はないわな。1995年スパーク1/43 ベネトン B195 ルノー1995年イギリスGP 優勝#2 ジョニー・ハーバートデザイナー:ロリー・バーンFORZA別注スパーク1/43 リジェ JS41 無限ホンダ1995年パシフィックGP DNF#25 鈴木亜久里デザイナー:フランク・ダーニー ルノーエンジンが欲しいがためにリジェを買収したベネトン(フラビオ・ブリアトーレ)。どうせだったらシャシーも共通にすりゃあリジェのポイント獲得チャンスも増えて結果分配金も増えて、ベネトンの開発費にまわせるじゃんと考えたかどうかは分からんが、どう見ても同一シャシーなB195とJS41。そうでなきゃ如何にエンジンがルノーから無限に替わったからってスラントしたローノーズだったJS39Bからたったの半年あまりでここまで劇的にデザインが変化するわきゃない。本来コピーマシンの仕様は認められてないが「だってデザイナーが違うじゃん」の一点張りでお咎めはなし。1996年ミニチャンプス1/43 ベネトン B196 ルノー1996年(多分)ヨーロッパGP DNF#3 ジャン・アレジデザイナー:ロリー・バーンスパーク1/43 リジェ JS43 無限ホンダ1996年モナコGP 優勝#9 オリビエ・パニスデザイナー:フランク・ダーニー シューマッハと1対2のトレードでベネトンにやってきたジャン・アレジとゲルハルト・ベルガーだが、少しは角が丸くなったとはいえシューマッハ・スペシャルには苦労しまさかのゼロ勝シーズン。逆に天候という不確定要素はあったもののモナコで大金星を挙げたリジェ無限ホンダ。まぁ総合力じゃベネトンの足元にも及ばなかったわけだし、シーズン終了後にはチームもなくなっちゃうから「それでもウチらは1勝してんで!」と思える瞬間があったのはよかったんじゃないかしらん。1997年ミニチャンプス1/43 ベネトン B197 ルノー1997年イギリスGP 3位#8 アレクサンダー・ヴルツデザイナー:ロリー・バーン ミニチャンプス1/43 プロスト JS45 無限ホンダ#14 ヤルノ・トゥルーリデザイナー:ロイック・ビゴワ バナナノーズの生みの親ロリー・バーンが手がけた最後のB197。2年目のアレジ・ベルガーコンビにマッチするマシン作りを心掛けシューマッハ色はかなり薄まってベルガーがホッケンハイムで優勝。逆にベネトンのコピーから始まった分家筋のJS45のほうが悪い意味でシューマッハスペシャルの気質を引きずるかたち。ノーズを長くしたりロングホイールベース化などやることはやったがそれでもアクの強さは抜けず。1998年ミニチャンプス1/43 ベネトン B198 プレイライフ#6 アレクサンダー・ヴルツデザイナー:ニック・ワースミニチャンプス1/43 プロスト AP01 プジョー#12 ヤルノ・トゥルーリデザイナー:ロイック・ビゴワ ベネトンはフラビオ・ブリアトーレがチーム運営に興味がなくなり離脱、スバルのラリーで有名なプロドライブに一切を任せる形になる。デザイナーも変わってB198はノーズが下がりサイドポンツーンもコックピットサイドからなだらかに始まるなどマシンデザインを刷新。むしろチーム創設2年目で経験も地力も乏しいプロストグランプリのほうがハイノーズや後方に偏ったサイドポンツーンなどベネトンマシンの特徴を継承するかたち。 シューマッハという稀代のドライバーとともに始まったバナナノーズは、その速さ強さ故にリジェをも巻き込みながら、その主がフェラーリに去った後までも脈々と(ある意味ねじ曲がって)引き継がれることになるが、結局シューマッハスペシャルはあくまでシューマッハスペシャルであり数多のドライバーを困惑させ続けた。昔から思ってたが、これらねじ曲がったシューマッハスペシャルにシューマッハ本人が乗ったら、果たして速く走らせることが出来たんだろうか?と。よくグッドウッド・フェスなんかで往年のドライバーがオールドマシンに乗り込んだりするけれど、シューマッハにその機会が訪れる可能性が限りなく低いのが残念でならないね。
2022.07.30
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「291分の4分の1」はつまるところ「4分の291」のことだから答えは72.75です、とゆー小学生の算数ドリル的なハナシではなくて。1991年にティレル020シャシーに搭載されたホンダV10エンジン(RA101E)の開発を引き継ぐ形で翌92年からF1に参戦した(株)無限。2000年までの活動で2台体制全147戦のうち鈴木亜久里が3回欠場(DNQ2回、DNP1回)しているので決勝を走ったマシンは291台。そして優勝回数が4回で、そのうちの1台がスパークからリリースされたんでそんなタイトルにしてみたわけ。スパーク1/43 リジェ JS43 無限ホンダ1996年モナコGP 優勝#9 オリビエ・パニス 我が愛しの(笑)リジェといえば、創設当初からオール・フレンチ・チームを標榜し、スポンサーやボディカラーも含め実践してきた。とはいえこの1996年当時には熱血創始者ギ・リジェはなにをどうやっても勝てないチームに情熱を失くしてチーム運営から手を退き、フランスタバコがタイトルスポンサーになってはいるもののリジェとは名ばかりのフラビオ・ブリアトーレ率いるイギリス人チームだった。 シーズン開幕直前に共同経営者だったトム・ウォーキンショウがアロウズに移籍するに伴ってエンジニアやらスポンサーやらをごっそり引き抜いて、またチームのイギリス化を快く思っていなかったフランス政府やフランス企業がこぞってスポンサー料を縮小したため人材難資金難に陥ったため、JS43は実質的に前年改修型で頼みはエンジンの信頼性のみといった状況。 そのようにどう考えてもウィリアムズやシューマッハ、マクラーレンに勝てようべくもないマシンが、完走7台でチェッカーフラッグを受けたのは上位3台のみという大波乱のレースを制することになるとはなんたる皮肉。翌年アラン・プロストに買収されて消滅するリジェチームとしては最後の優勝であり、ホンダを引き継いだ無限にとってはまごう方なき初優勝である。僚友ペドロ・ディニスのヨーロッパGP仕様と。サンマリノGPまでのノーズ上面に白サークルのあるカラーリバリーは、なんかドラえもんの腹みたいでとっても嫌だ(笑) リジェチームがまがりなりにもシーズンを全うできたのは、パニスの戦績じゃなくてパルマラットを持ち込んだディニスのおかげと言っても過言じゃないだろう。これぞペイドライバーの面目躍如といったところだが、レースで揉まれてグランプリドライバーとしての評価を上げるのはもう少し後の事。 無限ホンダ4勝を記録したマシン、ジョーダン198(中:ミニチャンプス製)及びジョーダン199(奥:マテルホットウィール製)と。4勝で3台なのはハインツ=ハラルド・フレンツェンがジョーダン199で2勝したから。去年や今年のマシン群に比べるとなんとも華やかなカラーリングだこと!
2022.07.17
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年が明けてからず~っと滞っていた新作ミニカー群が堰を切ったように流れ始めた感じ。記事のネタに困らないのは結構なことだが、逆に言えばお財布の中身が一気に減っていくということでもある。まだ引き取りに行ってない分も含めて月6台とかホント勘弁してほしいよね、などと来なきゃ来ないで文句ぶぅ垂れるくせに届き始めたら始めたで結局文句を言う(笑)スパーク1/43 ブラバム BT60B ジャッド1992年 イギリスGP 16位#8 デイモン・ヒル 1962年設立の名門ブラバム最後の一台。だがマシンは資金難から前年型改良でかつワークスヤマハエンジンを失い、下にアンドレア・モーダがいてくれたからよかったものの戦闘力は最弱レベル。そして見ての通り史上最低のマシンカラーとしても記憶に残る。ただ、ブルーにピンク系というコンビネーションは決してゲテモノじゃない(と思う)。今年のBWTアルピーヌもそうだが、この時代だってマネートロン・オニクスとゆー戦績はともかくもなかなか綺麗にブルーとピンクを処理した先達(↓)がいたのに、ブラバムの出来の悪さは一体どうした?きっとチーム存続が取り沙汰される中で、戦績に関係ないマーチャンダイジング関係者とか真っ先にリストラされちゃって、デザイナーがいなかったのかも知れない。 ~ブルーとピンクをお洒落に処理したマネートロン・オニクス ORE-1~ 創始者ジャック・ブラバム始め、ダン・ガーニー、デニス・ハルム、グラハム・ヒル、ロイテマンとパーチェの二人のカルロス、ニキ・ラウダ、ネルソン・ピケら綺羅星の如きドライバーが在籍し、3人のチャンピオンを輩出したレーシングチームはまたマルティーニ・エ・ロッシやパルマラット、オリベッティといったスポンサーにも恵まれ、パルマラットがついた80年代以降はたとえ冠スポンサーが変わっても冠スポンサーがつかなかったとしても白地に紺のスタイリッシュなツートンカラーを固持し続けた。事実1992年も前半戦はホワイト&ブルーだった。 ~シーズン序盤、ジョバンナ・アマティ駆るシックでスタイリッシュなBT60B~ この時点でマドラス(靴)やヤマゼン(扇風機)といった日本企業がスポンサードしているけれど、ローズレッドの面影はどこにもない。ジョバンナ・アマティがバカ遅い上にシートマネーを払えずに解雇され、元々火の車だったブラバムの台所事情は待ったなしの状況に陥ったことは想像に難くない。そこでバブル景気で空前のモタスポブームだった日本の大手広告代理店が「エイド・ブラバム1992」と銘打ってスポンサーを募り、住友軽金属工業、八重洲無線、北辰物産が救いの手を差し伸べた。ほぼ沈没確定の泥船にすら資本投下できる、失敗したってまぁいいや、それも話のタネだよねが許される時代だったのだ。 そしてエイド・ブラバムの極めつけが「聖飢魔Ⅱ」。アマティと替わったドライバー「デイモン」ヒルと「デーモン」小暮閣下というおよそ日本人にしかわからないシャレでノーズの一等地にロゴが載り、ノーズセクションがローズレッドに塗られる。「エイド・ブラバム1992」のロゴ、マシンに貼られてるのは白一色だけどカラー版ではデーモン閣下の舌ベロがピンク色、からのノーズピンクなのかな? ~昔のR’on誌のブラバム特集号に載ってたエイドブラバムのカラーロゴ~ これよく見りゃ胴体?部分はブルーじゃん。つーことは冗談抜きでこのロゴのカラーリングをBT60Bに施したってことのか?30年経った今わかる最低カラーリング驚愕の事実(笑)? デイモン・ヒルとデーモン小暮閣下。「こういう奴をどうしたらいい?デスランドへ去れ!」の逆再生オープニングで有名な3作目。久々にCD引っ張り出して聞いてみた。 このキョーレツなカラーリングで歴史に爪痕を残すことになったBT60Bだけれど、本当の功績は後のワールドチャンピオン、デイモン・ヒルをグランプリにデビューさせたことなのかもしれない。「あのどうしようもないブラバムで予選を通過したのなら、来年ウチのクルマ(FW15C)を任せても大丈夫かも」とフランク・ウィリアムズ卿は考えたかもね。 悪戦苦闘のゼッケン#8から栄光のゼッケン#1へ。ヤマハに見捨てられて戦闘力を落としたブラバムとヤマハでチーム最高位を得たアロウズをドライブする巡り合わせの妙。
2022.06.23
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つい2、3日前にアメリカの老舗化粧品メーカーのレブロンが破産申請をしたとのニュースが流れた。マスク必須のコロナ禍で売り上げ減に加え、原材料高騰や供給網の混乱などが原因ということらしい。調べれば「ティファニーで朝食を」でオードリー・ヘプバーンが口紅を使ったとか、90年代にはスーパーモデル(懐!)6人衆のふたり(シンディ・クロフォードとクラウディア・シファー)を擁したCMなどで、日本でも品数とコスパに優れたメーカーとして人気があったそうだが、まぁ化粧品などというものについぞ関心のないおっさんには破産といわれても何の感慨もないわな。 レブロンと言われて唯一思い起こしたのは、レブロンの創始者チャールズ・レブソンの甥っ子がピーター・レブソンだとゆーこと。レブロン化粧品の説明にオードリーやスーパーモデルの名前が引き合いに出されることがあってもピーター・レブソンと関連づけるのはココだけだろう(笑)スパーク1/43 マクラーレン M19C フォード1972年カナダGP 2位#19 ピーター・レブソン 6年前くらいに買ったヤツ。レブロン化粧品と聞いてそういやピーター・レブソンのがあったなと引っ張り出してみたら、なんと封印シールさえ剥がさずに保管状態だった。とっくの昔に開封して記事にした筈と思ってたけど、それは同じヤードレーのBRMと勘違い(汗)。奇しくもレブロン化粧品破産に際して満を持しての初出と相成った。 そもそもなんでこれ買ったんだろうと過去ログを掘り起こしたら、さらに遡ること6年の2010年にレブソン駆るM23を買い損ねたことに起因する。ことモノ・カネに関しては執念深い粘着質なもんでどっかのタイミングで絶対リベンジする!ってなわけだ。当時はオークションに手を染めてなかったから、引っかかったのがこのM29Cだったとゆーわけ。 ロータスが始めたと言われる(南アフリカローカルのチーム・ガンストンが最初説あり)マシン全体をスポンサーパッケージに彩った所謂走る広告塔から4年遅れで、ついにパパイヤオレンジ一色からスポンサーカラーに彩られることになったマクラーレンが提携したスポンサーは、イギリスのロイヤルワランティ(王室御用達)のヤードレー・オブ・ロンドン、世界最古の化粧品会社である。英国老舗化粧品メーカーカラーのマクラーレンに米国老舗の化粧品メーカーの縁者が乗るってーのは、今だったらどう考えてもアウトだぁね。まぁネット環境もない当時のことだから、きっと国が違えば競合しないしオッケーって大らかな判断だったんだろうね。
2022.06.18
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これもまた「待たせたな!」の部類に入るだろう。前年型マシンをほとんど同じ形で使用した2021年シーズンだから、つまるところミニチュアカーとしては金型はすでに存在する状況なのにもかかわらず、商品予約から入庫まで14ヶ月近くもかかったんだから。ウィリアムズのF1マシンは過去にも唐突に発売中止になったりした事例があるから、これももしかしてヤバイ?とか思っちまったじゃないかよ。ミニチャンプス1/43 ウィリアムズ FW43B メルセデス2021年バーレーンGP 14位#63 ジョージ・ラッセル 新型コロナパンデミックの影響で、本来なら運用予定だった新規定シャシーへの切り替えがどのチームも難しくなって、基本20年シャシーを流用することで始まった21年シーズン。となれば勢力地図に変化はなく今年もメルセデス無双の退屈な一年になるんじゃないか?という予測が見事に覆されたのは周知の事実だが、それはドンケツ争いにおいてもまた起こった。ウォルター・ウルフと袂を分かちオリジナルマシンで参戦を始めた1978年以来はじめてノーポイントを喫した恥ずべきFW43とほぼ同じマシンながら、FW43Bはなんとポイントを獲得しあまつさえ雨天のスパで2位表彰台をゲットしてしまうなどと誰が予想できただろう。 20年型マシンはローンチとかバルセロナテストのマシンしか買ってないので(だって本戦が開催されるかもわかんない状況だったからそれに飛びついたわけよ)、奇しくも開幕前に逃げられて本戦では目にすることが出来なかった幻のタイトルスポンサー赤いロキットのFW43と。 こうやって両車のカラーリバリーを見ただけでFW43Bのほうが速そうだって思えるから不思議。予選タイムとか決勝ラップタイムとか必ずしもFW43Bの方が上というわけじゃないので、戦績が上だからっていうバイアスが掛かってるんだと思うけど。実際のところはマシンのガワは同じでも中身に関してはそれなりのアップデートがされてる筈だし、なによりチームの実権がウィリアムズ一家から投資会社「ドリルトン・キャピタル」に移って、予算の心配が少し和らいでドリルトンが引っ張ってきたウィリアムズに比べて今風のレース屋ヨースト・カピートがうまく機能してるからの戦績アップなんだろうけど。 でもロシアンカラーのハースよりも露西亜ロシアしてるよーなFW43はダサいね。カラーリバリーってやっぱり大事よ。
2022.06.10
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「待たせたな!」といえば、大昔ならコント赤信号渡辺リーダーの決め台詞、ちょっと前なら大河「新選組!」の土方歳三の決め台詞、そして今だったら日曜深夜のお楽しみ「日向坂で会いましょう」のオープニングっちゅーわけだが(ゲームやんないんでMGSのスネークは無視)、それはさておき今回はほんとに随分と待たせたな、とゆー話。予約オーダーしたのが2020年の5月だからまる2年とゆーことになる。即行発売が身上のスパークとしたらなかなか珍しいことだ。スパーク1/43 ミナルディ PS01 ヨーロピアン2001年 オーストラリアGP 12位#21 フェルナンド・アロンソ 万年テールエンダーながら新人育成工場として優秀だったミナルディF1チームの出世頭フェルナンド・アロンソのF1デビューマシン。弱小チームらしく小口のスポンサーロゴが沢山貼りつけてあるのがとってもクール。一番スペースをとってるのは「ヨーロピアン航空」でエントリー名も「ヨーロピアン・ミナルディ」で申請してるけど、ヨーロピアン航空がチームオーナーのポール・ストッダートの会社だからこれをスポンサーと言っていいのか微妙なところだ。面積的に一番大きいエンジンカバーに貼られてる「C2C」もどうやらヨーロピアン航空内の航空機部品事業(今はこっちが主流)で売ってる旅客機ビジネスクラスシートの商品名みたいだからこれまた身内、と。3年落ちのフォード・ゼテックRエンジンにもヨーロピアンってバッジネームをつけるくらい徹底したブランディングだったけれど効果のほどはどうだったんだろうね?なおヨーロピアン航空関連に次いで大きなスペースを割いてるのはオーストラリアの「ファウス不動産」だけども、続くマレーシアGPではもう外れているから地元のスポットスポンサーということだろう。 フォーミュラ・ニッポンで走ってたマレーシア人アレックス・ユーン駆るシーズン最終盤のPS01#20号車と。 ユーンを支援するマレーシアの宝くじ会社「マグナム・コーポレーション」がドイツGPからスポンサードを始めて終盤3レースのスポット参戦に繋がったんだね。元#20号車のタルソ・マルケスが全く精彩を欠いていたからチームとしても渡りに船。こういう風に新人起用とスポンサーマネーをセットで生き残ってきたミナルディの真骨頂。逆にアロンソがほとんど持ち込みスポンサーなしなのはそれほど才能が光っていたとゆー証かな。 アロンソが渡り歩いたチームで最初に乗ったマシン群。 長いこと走ってるからもっと多くのチームに在籍しててもおかしくはないけど、戦闘力の低いところへの移籍はまっぴら御免とゆーわけで、ルノーとマクラーレンに出たり入ったり。2003年ミニチャンプス1/43 ルノー R23 ミナルディを一年で卒業して、翌一年間はルノーのテストドライバーとして修業して満を持しての再登場。史上最年少のポールポジション獲得と表彰台獲得、史上最年少優勝を飾るなど記念碑的はマシンを、タバコ広告厳禁のフランスGPかイギリスGP仕様でお届け。まぁ実際の英仏GPではノーズ右側面にカメラはついていないんだけどね(僚機トゥルーリ車にはついてる)。2007年ミニチャンプス1/43 マクラーレン MP4-22 メルセデス ルノーでワールドチャンピオンを連覇した後、さらに高みを目指したかマクラーレンへ移籍。しかしチーム子飼いのルイス・ハミルトン優先に憤慨しピット作業妨害事件、ロン・デニス脅迫事件(オレをナンバーワン待遇にしなきゃスパイゲートの証拠をリークすんぞ)など場外乱闘が目立ち、当然3年契約はたったの1年で破棄。2008年ミニチャンプス1/43 ルノー R28 フェラーリ、レッドブル等の移籍先が浮かんでは消えたが古巣ルノーに落ち着いたが、マシンの戦闘力は低く戦績は低迷。史上初のナイトレースとなるシンガポールで奇跡的な優勝するも、これが翌年になって前代未聞の「クラッシュゲート」として取り沙汰されることになる。2010年マテルホットウィール1/43 フェラーリ F10 誰もが皆憧れるフェラーリへ移籍。開幕戦から優勝しチャンピオン候補の一番手に躍り出るも、最終アブダビGPにて4位以上確保でチャンピオンと言う有利な展開にも拘らず、チームの戦略ミスから7位へ転落してランク3位だったセバスチャン・ベッテルにチャンピオンを掠め取られる。2015年エブロ1/43 マクラーレン MP4-30 ホンダチャンピオンチームとはいかないまでも、優勝を狙えるところへ移籍を狙うアロンソは、あれだけ相克したマクラーレンへ移籍。しかし実より名をとったマクラーレン・ホンダはダメシャシー×ダメエンジンで夢は無残に砕け散る。日本GPでの「GP2エンジン!」発言が全て。2021年スパーク1/43 アルピーヌ A521 マクラーレン離脱後2年のブランクを経てグランプリ復帰。都合3度目のルノー陣営。復帰早々いたるところでドッグファイトを繰り広げ、マタドール老いてなお盛んフェルナンド・アロンソここにありの存在感を示し続けている。てなわけで「アロンソ始めて物語」一巻の終わり。
2022.06.05
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ここのところずっと過去商品を使って再編集みたいな記事でお茶を濁してきたけれど、待望の新商品が入ってきた。もしかしたら3、4点が一気にドカンと入ってくるんじゃね?という心臓にも懐にも悪い予感は当たらなくて助かった。ショップが創業記念セールやってる間はなるべく多く入って来いなんて思ってたのに、セールが終わればお願いドカンはやめてねとはなんとも現金なもんだが、それはともかく早速アップである。スパーク1/43 ランチア LC21985年世界耐久選手権 スパ1000km 優勝#5 マウロ・バルディ / ボブ・ウォレク / リカルド・パトレーゼ グループCレースがスタートした当初、ポルシェ956の対抗馬と期待されたLC2。対抗馬と言えば聞こえはいいけど、数多のメーカーが鍔迫り合いをする中で抜け出したといった経緯じゃなくて、グループCマシン開発に際してLC1というそこそこの成績を収めた旧規定マシンがあったから完全ゼロスタートの他メーカーに先んじて実戦投入できたというだけの話。その素性は、一発の速さはあるものの信頼性が絶望的(世界耐久選手権にワークス参戦した3年間でリタイア率40%)というね。これが「耐久」選手権だってことをホントに理解してる?って感じのLC2だけれどマルティニ・ストライプ効果もあってどうにも憎めない。つか全然好きじゃん。12年も前に記事にしたイクソ製のルマン参戦車と。見ての通りノーズの造形とリアウイングの重さに違いがある。ユノディエールを考えたらなだらかにスラントしたノーズ形状のほうが空力的に有利なんじゃないか?と素人考えするんだが、何故かルマンはボテっとしたショートノーズなんだよね。夜間走行するのに大きなライトを装着したいからってことなのかな。ま、理由はどうあれ個人的にはスラントノーズのほうが好みではある。 世界耐久選手権では結局2勝しか出来なかったLC2の、1985年スパ1000kmは貴重なワン・オブ・ツーだけれど、このレースではトップ争いをする未完の大器ステファン・ベロフがオールージュで大クラッシュのち炎上して死亡。 シーサー(ドイツの下着メーカー)カラーに彩られたベロフ(とティエリー・ブーツェン)の駆るポルシェ956Bと。ベロフがジャッキー・イクス駆るロスマンズ962Cと絡まなければ、多分LC2優勝の目はなかったろうね。 ベロフが1984年のドイツツーリングカー選手権ノリスリンで勝ったイエーガーマイスター#1号車とシーサー#19号車は実は同一個体(シャシーナンバー#116)。ミニチャンプスとアイドロンで造形解釈が違ってアイドロン(#1)のほうが若干タッパが高い。ってなんだか最後はLC2じゃなくてベロフの記事になっちゃたね(笑)
2022.05.18
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GWもすでに後半。3年振りの規制なし連休とか言ってはしゃいでる我慢できない皆様が、これから感染を拡げるかと思うとゲンナリするが、感染すると重篤化すると言われるアラ還人間は完璧に扉を閉ざして買い溜めたガンプラMGをひたすら消化する日々である。 本来ならば新作ミニカーの一台でも記事にすべくあれこれ調査したり画像漁ったりすんのが正しい連休の過ごし方なのだが、なにせタマがない。せっかく御用達ショップが創業記念セールやってるというのに。正直この分だとどこかの時点で堰を切ったように3つ4つ一気に入ってくんじゃないかと恐れおののくよ。せめて一気に入って来るのだったらこのセール期間中がとってもありがたかったのだがなぁ。。。残念。というわけで、相も変わらずフリーページのコピペでお茶を濁すわけであった。 1958年から1965年までの8年間で7勝をあげル・マン黄金時代を築いたフェラーリですが、自動車を販売して得た利益の一部でレースをやるカーメーカーとは真逆の、レースをやるためにレースカーの一部を売却して活動資金を得る体制では常に資金繰りが厳しい状況でした。一方、販売促進にはレースで勝つことが一番とわかってはいるものの、レースカーもレースに勝つノウハウも持っていなかったフォードは、だったら既存のチームを丸ごと買収すれば話は簡単とばかりに資金難のフェラーリに対して1000万ドル(当時の為替レートで36億円)で買収を持ち掛けます。交渉はとんとん拍子に進むものの土壇場になって「レース活動の計画・予算のイニシアチブはフォードにある」という条項をフェラーリ側が拒絶し交渉は決裂します。フェラーリはこの買収劇と並行してフィアットとも交渉しており、事実数年後にはフィアット傘下に収まりますが、自分たちはフェラーリの価値をあげるための当て馬にされたと怒り心頭のフォードは、打倒フェラーリを掲げ既存買収から自社開発に舵を切り、そうして開発された「GT40」は雌伏の2年を経た後に4連勝を遂げるのでした。1964年ルックスマート1/43 フェラーリ 275P#20 ジャン・ギシェ / ニーノ・ヴァッカレラ走破距離:4695.31km平均時速:195.64km/h1965年ルックスマート1/43 フェラーリ 250LM(275LM)#21 マステン・グレゴリー / ヨッヘン・リント走破距離:4677.11km平均時速:194.88km/h1966年スパーク1/43 フォード GT40 Mk Ⅱ#2 ブルース・マクラーレン / クリス・エイモン走破距離:4843.09km平均時速:201.80km/h1967年スパーク1/43 フォード Mk Ⅳ#1 ダン・ガーニー / A.J.フォイト走破距離:5232.90km平均時速:218.04km/h1968年スパーク1/43 フォード GT40(Mk Ⅰ)#9 ペドロ・ロドリゲス / ルシアン・ビアンキ走破距離:4452.88km平均時速:185.54km/h1969年スパーク1/43 フォード GT40 (Mk Ⅰ)#6 ジャッキー・イクス / ジャッキー・オリバー走破距離:4998.00km平均時速:208.25km/h
2022.05.05
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月の終わりが近づいても新作ミニチュアが入って来なさそうなので埋め草的に。。。 単にフリーページの中身を転記するだけじゃさすがにあまりにも。。。なので優勝車の画像でも貼りつけとく(偉そうに言うほど大した労力じゃないけれど) 1949年、第二次世界大戦後初の開催となった第17回大会から参加したフェラーリは、2度の優勝は果たすものの、ライバルのジャガー(5勝)からは大きく溝を開けられていました。しかしながら1958年から排気量が3リットルに制限されたことと、赤いカムカバーが有名なV12エンジンの性能もあって、6年間で5勝を挙げる黄金期を迎えることになります。連覇を続ける間にフロントエンジン車最後の優勝(61年の330TRI/LM)と最初のミッドシップエンジン車の優勝(62年の250P)という歴史も記録することになります。1958年イクソ(アシェット)1/43 フェラーリ 250 TR/58#14 オリビエ・ジャンドビアン / フィル・ヒル走破距離:4101.93km平均時速:170.91km/h1959年スパーク1/43 アストンマーティン DBR1/300#5 ロイ・サルバドーリ / キャロル・シェルビー走破距離:4347.90km平均時速:181.16km/h1960年イクソ1/43 フェラーリ 250 TR59/60#11 オリビエ・ジャンドビアン / ポール・フレール走破距離:4217.53km平均時速:175.73km/h1961年ルックスマート1/43 フェラーリ 250 TRI61#10 オリビエ・ジャンドビアン / フィル・ヒル走破距離:4476.58km平均時速:186.53km/h1962年ルックスマート1/43 フェラーリ 330 TRI/LM#6 オリビエ・ジャンドビアン / フィル・ヒル走破距離:4451.26km平均時速:185.47km/h1963年ルックスマート1/43 フェラーリ 250P#21 ルドビコ・スカルフィオッティ / ロレンツォ・バンディーニ走破距離:4561.71km平均時速:190.07km/h
2022.05.03
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