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子どもの頃の、人生への絶望。
絶対に自分は人並みに生きられないという、親からの呪縛
容姿も能力もダメだと否定されて育ったことと、
節約家で、且つ家事が全然ダメな母に放置され、汚れて穴の空いた服や下着をつけさせられていたり、学校の提出物など人並みでない事もあり、惨めな思いをしたことで、自分は世の中の最低層に生きるのだと、感じてた。。。
だが当たり前に大学に進学し、というか、進学しないことは許されなかった。
意外とそんなに我が家は貧困ではないのかも?と初めて気がつく。
そして、社会に出てからは自分で収入を得られる事のありがたさに感動した。
自分で服を清潔に整えられる幸せ
脱水した洗濯物をむりやり引っ張りだして、あっという間に新品の肌着がボロボロになってしまう・・・なんてことのない平和。
好きな服をチョイスできる豊かさ。
そして、あれほど親に疎まれた容姿な上に、自分勝手で未熟な性格でも、私を家族として大事にしてくれる夫と出会えたこと。
我がまま同士でも、笑いあえ、話し合えること。
日本で暮らせる事。
犯罪が無いわけではないけども、
子どもの頃は、優しい人は1/4位しか居ないと感じていたけど、
今はいろんな価値観はあるにせよ、かなり多くの人が優しい気持ちを持っているなと感じるようになった。
地球で暮らせること。
なにしろ空が美しい。
山も木々も・・・
夕暮れに信号と街の明かりを観るだけでも、なんかすごいなーって思う。
昭和30~40年代はじめまでは、夜はもっと暗かった。
昔には昔の風情があるし、現代には今しかない美しさがあるなあ。
背景の空は深い深い藍色で、空のはしっこはピンクだったり、白や紫だったり。
単純にキレイ!
秋の始めの曇り空だって、なんか雰囲気あるよね。
秋の服を引っ張り出して、ああ、懐かしい、これ好き!と思う。
何もかもが、幸せ。
そしていつか、この美しい地球の一部に戻っていく。
その日まで。
人間として何十年か暮らせた事が、とても楽しかったと思うだろう。
病気などで余程痛かったりすれば、まあ、この辺で・・・とは思うだろうけど、それもありでしょう。
限られた命だからこそ、なんという貴重な体験。
大事な毎日を、味わって暮らしたいなー。
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