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画像なし寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁上段左より『身代わり』 西澤保彦 9年ぶりのタックシリーズですが、ブランクを感じさせませんでした。『依存』のその後が気になっていたので、再び歩き出したタックとタカチの姿に、ほっとします。『捕虜収容所の死』 マイケル・ ギルバート 第二次世界大戦下、イタリアの捕虜収容所からの大脱走計画のためのトンネルで、発見された捕虜の死体。犯人探しの謎解きと脱出劇のスリルが一つになった、見事な作品でした。独特の雰囲気も良い。『モップの精は深夜に現れる』 近藤史恵 キリコちゃんがモップ片手に小さな事件を解決する「天使はモップを持って」の続編。人の悪意が見えてくる話が多いのですが、読後感は悪くない、というより、温かいです。『『ギロチン城』殺人事件』 北山猛邦 不思議な世界に飲み込まれ、その世界だからこそ成立するトリックに翻弄されました。あと、壮大な物理トリックはにびっくり。『幼き子らよ、我がもとへ・上』 ピーター・トレメイン 古代アイルランドを舞台とし、王の妹で弁護士でもある美貌の修道女フィデルマを主人公としたシリーズ。今回、隣国との争いがかかった裁判までの3週間で、彼女は真相を見つけなければなりません。中段左より『幼き子らよ、我がもとへ・下』 ピーター・トレメイン フィデルマは、頭脳明晰で、行動力もありますが、気持ちが先走って失敗することも……。最後の裁判のシーンは見ごたえがあります。『放浪探偵と七つの殺人』 歌野晶午 七つの短編全てが読者への挑戦つきですが、わかったのは二つだけでした。風変わりな名探偵・信濃譲二が活躍します。『怖い絵』 中野京子 時代背景や作者の思いが明らかになることで、その絵の本当の「怖さ」がわかる、という知的好奇心が満たされる本でした。掲載されている絵では物足りなく、美術館に行って絵を見たくなります。『デップ』 クリストファー・ハード 「チャーリーとチョコレート工場」くらいまでのジョニー・デップの人生の軌跡がわかります。出演作品へのこだわり、マスコミへの怒りと悩みなど、読み始めたら夢中になってしまいました。『鈴井貴之編集長 大泉洋』 息子がファンなので、読まされました。「水曜どうでしょう」の再放送を見続けているうちに、身近に感じていたので、楽しかったです。下段左より『団地ともお1』『団地ともお2』 小田扉 母と姉と3人で(父は単身赴任)マンモス団地に暮らす、小学生のともおの日常を描いた漫画。特に取り得があるわけでもない、普通のおバカな小学生の話なのに、時に切なく、時に笑わされ、妙に愛着がわきます。画像がなかったもの『寝台特急「はやぶさ」1/60の壁』 島田荘司 吉敷竹史シリーズ第一弾。死んでいるはずの女性が、九州行きの寝台特急に乗っていた、という謎が中心となります。さすが島田氏、ありきたりではないトラベルミステリでした。
2010年01月31日
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美女に会ったら伝えてくれ。俺は嫁を大事にする男だと。妄想と執筆に明け暮れた、多忙にして過酷な日々。森見登美彦氏を支えてくれたのは、竹林であった。美女ではないのが、どうにも遺憾である。虚実いりまぜて、タケノコと一緒に煮込んだ、人気文士の随筆集内容(「BOOK」データベースより)登美彦氏が、友人と竹林に赴き、竹を刈る話です……初めのうちは。これはエッセイだと思って読み始めたのですが、だんだん脱線していって、開き直ったとしか思えない妄想へとエスカレートしていきます。そして、大爆発(笑)バンブーカンパニーとか、本当にあったら面白そうなんですが……。セグウェイで琵琶湖一周というのもやってみたい。独特の語り口が楽しくて、時々ふき出しながら読みましたが、森見ファンでなければ、本を放り投げてしまう恐れがありますね。さすがに、大学院の研究テーマがフラスコで培養した「机上の竹林」というだけあって、これでもかというくらい竹に関する話が豊富です。本当に「机上の竹林」というものがあったら、可愛いと思いますが、これも妄想なんでしょうか?森見さんのブログによると、表紙の竹の絵をこすったら竹の匂いがする、という噂があるそうです。それこそ妄想ですよね?w
2010年01月29日
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25日に心不全のため亡くなられました。48歳、余りに早いです。ロバート・B・パーカーさんの訃報にも驚きましたが、北森さんのことは、まさにショックでした。悲しいです。連作短編の名手でした。民俗学や骨董業界に関する作品では、その取材力に感心しました。私は、香菜里屋シリーズも、民俗学者・蓮丈那智シリーズも、も、旗師・冬狐堂シリーズも好きでした。一気に読むのがもったいなくて、まだどれも最終巻を読んでいないくらい。裏京都シリーズを読んで、京都・嵐山の大悲閣を訪れたりもしました。私が感想をアップしているのは、以下の作品。『凶笑面』、『メイン・ディッシュ』、『狐罠』、『触身仏』、『桜宵』、『支那そば館の謎』、『蛍坂』 もっともっと新作が読みたかった。残念です。御冥福をお祈りいたします。
2010年01月26日
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昨日(1/23)、さいたまスーパーアリーナで行われた、GREEN DAYの21st Century Breakdown ツアー ライブに行ってきました。ライブは娘への誕生日プレゼントです。自分も行きたかったので、とても都合のいいプレゼントであります(笑)GREEN DAYを知ったのは、アルバム『アメリカン・イディオット』が「ベスト・ロック・アルバム」に輝いた5年前のグラミー賞授賞式。その時、彼らの演奏を1回聴いただけで好きになりました。音楽の嗜好が似ている娘も同じ気持ちだったようです。バンドで、メロディーがいいところがツボです。歌詞の和訳を見ると、社会への批判や皮肉がたっぷりで驚きますが。『American Idiot 』を買って、何度も何度も聴きました。聴くたびに好きになりました。新しいアルバム『21ST CENTURY BREAKDOWN』も同じく。前の晩、夫の会社でトラブルが発生したらしく、夜中に何度もかかってきた電話のおかげで睡眠不足でしたが、そんなことを物ともしないくらい楽しみが大きかったです。オープニングアクトはPrima Donna。なかなかいい感じ。セットチェンジの間、なぜか薄汚れたピンクの着ぐるみウサギが、ビールを飲みながら千鳥足で、うろうろしたり踊ったり。そして、ワクワクする瞬間、いよいよGREEN DAY登場!嬉しくて嬉しくて、声にならない声を出していました。4曲目の「HOLIDAY」では、やっと逢えたんだ、という実感に涙が出ました。ビリーの歌声は力強く、パフォーマンスも活発でした。ステージを走り回ったり、水鉄砲やトイレットペーパーを飛ばしたり、観客をステージに上げて、ダイブさせたり、(ダイブというものを、初めて見ました!)。「歌える人~?」みたいな呼び掛けに答えてステージに上がった一人のお兄さんがいましたが、堂々と、1曲歌い切りました。大したものです。盛り上がって、盛り上がって、楽しくてたまらないライブでした。ライブ前に、促された時に歌えるようになりたいと思い、結構練習したのですが、やはり英語の壁は大きかったです。ビリーの言葉も「とーきょーいちばん!」くらいしかわかりませんでした(´_`。)そこで、英語の勉強をしようと決意しました。しばらく受けていなかったTOEICも受けることにしました。目標は、前回の結果を顧みずに、○30点。すぐ、のぼせて調子に乗る私ですから、一週間後どうなっているかわかりませんが……。<1/23セットリスト>1. 21ST CENTURY BREAKDOWN2. KNOW YOUR ENEMY3. EAST JESUS NOWHERE4. HOLIDAY5. THE STATIC AGE6. !VIVA LA GLORIA!7. ARE WE THE WAITING8. ST.JIMMY9. BOULEVARD OF BROKEN DREAMS10. 2000 LIGHT YEARS11. HITCHIN A RIDE12. WELCOME TO PARADISE13. WHEN I COME AROUND 14. MY GENERATION15. BRAIN STEW16. JADED17. LONGVIEW18. BASKET CASE19. SHE20. KING FOR A DAY /Stand by me / Hey Jude /SHOUT!21. 21GUNS22. AMERICAN EULOGYencoreアンコール23. AMERICAN IDIOT24. MINORITYencoreアンコール25. LAST NIGHT ON EARTH26. WAKE ME UP WHEN SEPTEMBER ENDS27. TIME OF YOUR LIFE
2010年01月24日
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周囲の者が次々と殺人や事故に巻き込まれる 死神体質の魚マニア・美樹と、それらを処理する探偵体質の弟・真樹。彼ら美少年双子は ミステリ作家が所有する孤島の館へ向かうが、案の定、館主密室殺人に遭遇。犯人は 館に集った癖のあるミステリ作家たちの中にいるのか、それとも双子の…?最強にして最凶の美少年双子ミステリ。第37回メフィスト賞受賞作。内容(「BOOK」データベースより)この作品で思い出すのは「蛸」。作中に登場するのはもちろんですが、表紙のインパクトもなかなかです。面白ければ何でもあり、のメフィスト賞らしい作品。まず、登場するのは17歳の双子の美少年です。兄の美樹(よしき)は死神体質なので、彼の周りでは常に殺人事件が起きます。弟の真樹(まさき)は探偵体質、自称天才少年探偵だそうです。そんな双子の護衛兼お目付け役をまかされたのが、刑事の高槻。彼がこの物語の語り手でもあります。彼らは、ミステリ作家が所有する孤島の館に招かれます。双子、美少年、探偵、刑事、孤島、館、これだけそろえば、殺人事件が起きないわけがありません。あくまで本格ミステリの作法にのっとって、事件を解決しようとするミステリ作家たちに対する双子たち、という構図も面白いのですが、それだけでは終わりません。ノックスの十戒やヴァンダインの二十則も登場し、本格ミステリ・マニアをうならせる、と思いきや……。この先は言えません(笑)さて、この館には、モナコ水槽という何やらすごいものがあります。それが目的で館を訪れることを決めたというくらい、美樹は大の魚マニアなのですが、彼が語る蘊蓄も同じくらいすごいです。そこらへんは、作者の趣味が反映されているようです。また、浦沢直樹さんとナウシカに関するネタも、幾つかでてきます。本格ミステリマニアで、魚マニアで、浦沢直樹作品とナウシカが好きな人には、最高に楽しめるに違いありませんwここで、本の裏表紙に書かれている、有栖川有栖さんによる推薦の言葉を紹介します。「何が作者をそうさせるのか、黒光りする拳銃を片手に、本格ミステリを打ち倒そうとする生意気な新人が現れた。われらのパラダイス、絶体絶命のピンチ。だが、しかし――その拳銃にこめられているのは、本格ミステリという弾丸だった。また新たな危機が本格ミステリを襲い、冒険の果てに、道が拓ける。」私は、今回、キャラクターの雰囲気にあまりなじめなかったのですが、生意気な双子たちを好きになれるかどうか、このシリーズをもう少し読んでみたいと思いました。5作目まで出ているようです。みんな魚系の表紙ですねw
2010年01月20日
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こいつ、なかなかいいやつなんだ、幽霊であることを除いては…ハンバーガーショップで働く「僕」は、ある雨の晩、ひき逃げを目撃したばかりに、死んだ若者の幽霊にまとわりつかれる羽目に。でも、なかなかいいやつなんだ、アルバイトの美少女にご執心なのは困りものだけど…。「僕」と幽霊がタッグを組んだ犯人探しの騒動を描いて絶賛された、ユーモアホラーの快作登場!第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。内容(「BOOK」データベースより)娘に薦められて読みました。越谷オサムという作家さんのことは全く知りません。越谷出身でペンネームが越谷、なんて安易な!wと思いますが、なかなか気持ちのいい作品を書く方のようです。草野は、とあるハンバーガーチェーンで働いている、入社2年目の若者です。仕事に追われ、まったくゆとりがありません。たまの休みも寝るだけの生活。ファーストフード業界で働くきびしさが、リアルに伝わってきます。そんな彼が、仕事からの帰り道、ひき逃げを目撃してしまいます。ひき逃げされたのは、大学生の亮太でした。その日から、亮太は幽霊となって、草野にまとわりつきます。初めは迷惑がっていた草野も、仕方なく幽霊を同居させることに……。生真面目で不器用な草野と、能天気な亮太の会話が、ユーモラスで笑えます。亮太の影響で、だんだん自分を取り戻していく草野。幽霊という自覚がまったくないように見える亮太ですが、ときどき漏らす本音には、結構切なくなります。ハンバーガーショップでバイトをする青年、その妹と友人などのキャラクターが楽しく描かれ、ほかの幽霊のエピソードは胸に迫るものがあります。ホロリとくるシーンもありますが、全体を貫く明るいトーンのおかげで、読後感は実に爽やかでした。ボーナス・トラック 残念、楽天ブックスにはありませんでした。が、2010年7月、ついに文庫化されました♪
2010年01月13日
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このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり!!第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。内容(「BOOK」データベースより)主人公の大学生は、新歓コンパで女性に一目ぼれしてしまい、彼女と一緒にいたいがために、「京大青竜会」というサークル活動に参加することとなります。そして「ホルモー」という競技を知るのです。これが、とんでもなく奇天烈な内容なのですが、この作品には、それをすんなり受け入れさせる、不思議な力があります。ファンタジーですが、恋、友情、学生生活、スポーツありのユーモア青春小説としても面白く、すいすい読み進めることができました。時に訳もなく「ホルモォォォー」と叫びたくなって困りましたが。森見さんの作品もそうですが、これは京都という舞台が生かされている物語です。森見さんの方が、より怪しさが感じられる京都で、こちらの方が、よりリアルな京都、という感じ。そうだ、京都に行こう、なんて言いたくなります。(言いませんがw)京都好きにはさらに楽しい読書でした。これは、万城目さんのデビュー作です。『ホルモー六景』という短編集や、ドラマで見ていた『鹿男あをによし』、最新刊の『プリンセス・トヨトミ』なども読んでみたくなりました。 文庫版 私は、こちらの単行本の表紙が好きでした。ビートルズの「アビイ・ロード」?
2010年01月11日
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所有者の願い事を3つだけ、かなえてくれる「猿の手」。“妃”と綽名される女と、彼女のまわりに集う男たち。危うく震える不穏な揺り篭に抱かれて、彼らの船はどこへ向かうのだろう。―何を願って眠るのだろう。臨床犯罪学者・火村英生が挑む、倫理と論理が奇妙にねじれた難事件。内容(「BOOK」データベースより)作家アリスシリーズです。火村助教授が、火村准教授になってしまいました。やや違和感が……。まったく関係ないですが、看護師より看護婦という呼び方の方が好きですw長篇かと思いきや、「猿の左手」と「残酷な揺り篭」という中編を、「幕間」でつないだ二部構成になっています。「猿の左手」は、古典的名作W.W.ジェイコブスの「猿の手」をモチーフとしています。3つの願いを叶えてくれるけれども、大きな代償を払わなくてはならない、という話。その解釈が、読み方によって大きく違ってくる、というところで出てくる説には、感心しました。さすがにミステリ作家は違います。かなり怖いです。「はしがき」にありましたが、実際に北村薫先生との談義がもとになっているそうです。「残酷な揺り篭」は、「猿の左手」から2年くらい後の話。突発的な大地震の最中に起こった事件です。どちらの中編にも登場する、「妃」と呼ばれる女性がキーパーソン。貧乏な若い男の子達の面倒を見るのが趣味だそうです。いつものように、火村先生が推理を論理的に詰めていく様子は気持ちがいいのですが、「妃」のキャラクターがもっと強烈だったら、もっと良かったかも、と思いました。「猿の手」の解釈を巡っての論議が、とても印象に残りました。 『猿の手』が収録されている短編集です。
2010年01月08日
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第142回の芥川・直木賞候補作が発表されました。◆芥川賞大森兄弟 「犬はいつも足元にいて」(文藝冬号)羽田圭介 「ミート・ザ・ビート」(文學界12月号)藤代泉 「ボーダー&レス」(文藝冬号)舞城王太郎 「ビッチマグネット」(新潮9月号)松尾スズキ 「老人賭博」(文學界8月号) 「ミート・ザ・ヒート」はなし◆直木賞池井戸潤 「鉄の骨」(講談社)佐々木譲 「廃墟に乞う」(文藝春秋)白石一文 「ほかならぬ人へ」(祥伝社)辻村深月 「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」(講談社)葉室麟 「花や散るらん」(文藝春秋)道尾秀介 「球体の蛇」(角川書店) 『文学賞メッタ斬り!』を読んで以来、私にとってはややイメージダウンした芥川・直木賞ではありますが、知っている作家さんがノミネートされているとなると、興味がわきます。特に、直木賞候補の辻村深月さんと、道尾秀介さんは、好きな作家さんなので、応援したいです。どちらの作品も読んでいないので、何とも言えませんが。道尾さんは、『カラスの親指』、『鬼の跫音』に続いて、候補になるのはもう3回目なんですね。いつの間にか立派になって……。そんなこと言うと、親戚のおばちゃんみたいですねw
2010年01月06日
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乱歩もその巧妙な手法に魅せられた、アメリカの本格推理作家スカーレット。数少ない作品中、未訳だった最後の一冊が満を持して登場。とある屋敷にて病死する主。その裏でほくそ笑むのは誰だ?未亡人、義姉、主治医、執事、そして親友を名乗る男…。それぞれの横顔が疑惑の影に覆われる。複雑に絡み合った怨念の糸を、ボストン警察のケイン警視が巧みに繙いてゆく。内容(「BOOK」データベースより)探偵役は、ボストン警察のケイン警視。彼が病気療養で休職中に、突然、ファラデーと名乗る男が訪ねてきて、友人のアーロン・ローリングが殺されるかもしれないと告げます。その後、HELP MEと書かれた本が送られてきたことから、興味を持ったケイン警視は、身分を伏せてローリング邸に間借りをし、私的に調査を始めるのでした。そしてある夜、アーロンが急死します。このローリング邸というのが、良からぬことが起こりそうな、いかにも陰鬱な屋敷です。(平面図あり)そして、そこに住む、アーロン、妻、義姉、執事は、ほとんど外出することはありません。訪ねてくるのは主治医のみ。ケイン警視からすると、彼らの言うことは、どうも信用できないことばかりです。謎は深まり、途方にくれかけたころ、あきらかになる意外な真相。手がかりが、目の前に提示されているのに気づかなかったこと、そして意外な結末に、「やられた!」と思いました。派手ではないけれど、緻密な構成が素晴らしい、“館もの”ミステリです。ロジャー・スカーレットは女性二人の合作によるペンネームで、1930年から1933年のわずか4年の間に、5つの長編を残しました。すべてボストンを舞台にした“館もの”ミステリでした。代表作とされる『エンジェル家の殺人』も読んでみたくなりました。「エンジェル家の殺人」は、江戸川乱歩が激賞、翻案し、「三角館の恐怖」として発表しています。ローリング邸の殺人 楽天ブックスでは売り切れです
2010年01月05日
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2009年マイベスト・ミステリ(海外編)と、2009年マイベストブック(ミステリ以外)を、12月31日の日記にアップしました。年末にやっておくべきことを、遅ればせながら終えることができて、ほっとしました。ちょっと反則のような気もしますが……。さて、電車広告で、加藤実秋さんの『インディゴの夜』(感想)が、フジテレビでドラマになると知りました。『インディゴの夜』は、一風変わったホストクラブが舞台の ミステリです。一言で言うと、ホスト探偵団。でも、雰囲気は まるで部活なのですwライター兼ホストクラブのオーナーで、さばさばした性格の高原晶役は、森口瑤子さん。ちょっと美しすぎるような気もします。秘密がありそうで、頼りになるホスト兼マネージャーの憂夜は、加藤和樹さん。元仮面ライダーですね。そして、エルドラドの空也、彼に見つめられると 女の赤ちゃんさえ泣きやんで頬を上気させるという伝説のホストは、徳山秀典さん。彼も元仮面ライダーです。2010年1月5日(火)13時30分~スタート5話で1つの事件が解決するようです。普段、昼ドラは見ないのですが、とても興味がわいてきました。そうそう、あと一つやり残したこと、30日のGLAYのライブのレポがありました。これはそのうち密かに、12月30日の日記として アップしておきたいと思いますw
2010年01月03日
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(o・ェ・)ノ[明けましておめでとうございます]ヽ(・ェ・o)皆様、いいお正月をお迎えでしょうか?私も、お雑煮を食べ、初詣に行ってきました。我が家のお雑煮は、あごでだしを取り、鶏肉、にんじん、大根、生椎茸、カツオ菜、かまぼこ、丸餅が入った、すまし雑煮です。博多のお雑煮はこれにブリが入るのですが、私の実家では入れていなかったし、夫もそれほどブリが好きではないので、省いています。さて、大みそかは夜9時半から夜中の1時半まで、GLAYのカウントダウンライブ生中継をテレビで見てすごしました。30日には幕張に行き、ライブに参加したのですが、途中でTERUさんの声が出なくなるというハプニングがありました。そんなことは、初めてです。声がしゃがれながらも、振り絞るように歌った「LET ME BE」でしたが、すごく伝わってくるものがあって、魂の声が聞こえた、と思いました。メンバーそれぞれのの言葉も温かくて、彼らの優しさと絆を感じたのでした。だから、忘れられない、いいライブになったのです。けれども、次の日があります。デビュー15周年をしめくくる、アリーナツアーの最終日。しかも、エムオンにて、全国に生中継されます。悔し涙を流していたTERUさんのことを思うと、大丈夫だろうかと、心配でたまりませんでした。きっと不安に違いありません。いてもたってもいられなくて、初めてブログにコメントを残しました。同じ気持ちの人がたくさんいたらしく、コメントの数がどんどん増えていき、あっという間に1000を超えました。あまり眠れず、ずっと気がかりなまま迎えたカウントダウンライブの中継。前半に、かなり高音が必要な「RAIN」を持ってきたことに驚きました。いつもの攻めのGLAYでした。初めはハラハラしながら見ていましたが、だんだん嬉しくなりました。おなじみの笑顔を見ることができたからです。大丈夫、声は出ています。TERUさんは、ブログに寄せられたコメントを見て、大泣きしたとのこと。結局、最後までほとんどいつもの状態で歌い切り、見ていた私も娘も、本当にホッとして、明るい気持ちで年越しができたのでした。そこで私は学びました。気持ちを伝える努力を怠ってはならない、ということです。これを今年の目標にしようと思います。いつもGLAY関連でしか学べないお馬鹿な私ですが、豊かな人生を送るため、少しでも前進していきたいと思っていますので、今年もどうぞよろしくお願いします。それから、本の感想をマメに書くこと。これも心がけたいと思います。マイベストミステリの海外編など、年末にやり残したことが幾つかありますが、必ず近日中に補います。少なくとも、努力すると誓いますw
2010年01月01日
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