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渡辺敦司@ Re[1]:兵庫県知事と選挙戦に関する調査を(11/21) たびたび恐縮です。 「問い返す力」、本当…
shchan_3 @ Re:兵庫県知事と選挙戦に関する調査を(11/21) >5ページでお示しのようなクロスカリキ…
渡辺敦司@ Re[2]:兵庫県知事と選挙戦に関する調査を(11/21) しょうさん、ご丁寧な返信ありがとうござ…
shchan_3 @ Re[1]:兵庫県知事と選挙戦に関する調査を(11/21) 渡辺敦司さんへ >いつもお世話になりま…
渡辺敦司@ Re:兵庫県知事と選挙戦に関する調査を(11/21) いつもお世話になります。早速2件とも賛…

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2007.12.22
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『ワーキングプア3』を中心に

先日(12月16日)放映されたNHKスペシャル 『ワーキングプア3』は見事なドキュメントであった 。先に提示したような問いかけ(1、ワーキングプアが求めているものは何か? 2、「生存権の保障」の内実をどのように考えるべきか?)に対する「応答」の意味を充分持っていたように思う。内容を箇条書きで紹介しておこう。

 NHKの担当者は、問題解決の道を探るために海外へと取材を広げいくつかの事例を紹介する。

〈労働者の実態〉

1、非正規雇用労働者の権利を保障する「新法」の施行に先立って百貨店から大量解雇された韓国の非正規労働者

2、企業の海外進出を背景に解雇された米国のIT技術者 (彼は幸せになるために「技術」を身につけようと借金して大学に入学し、卒業後、大手のIT企業に勤めていたが解雇された)

〈政府や自治体が行っている対応〉

1、アメリカのある州の取り組み …海外に流出しにくい分野である「バイオテクノロジー関係の企業」を誘致し、職を得られない若者が州立の専門学校で「バイオ技術」を身につけて「地元のバイオ関係の企業」に就職できるよう支援する。

2、イギリスの取り組み…「担当者」が市内・国内をパトロールし、職についていない若者を集め、必要な就学援助や様々な技術を身につけるための支援を行う 。(「貧困家庭」に育った若者に対して実質的で大きな支援となっている)

3、釧路市の取り組み…「生活保護」の受給者に対して「自立支援員」が個別に関わり、段階的な自立をていねいに促していく

 番組に登場する釧路市在住の女性は一人で子どもを育てながら生活保護を受ける。最初はアルバイターとして働き、次の段階では福祉施設の非常勤職員に採用され10万円あまりの月給を受け取っているが、不足する3万円は生活保護の受給を受けている。

釧路市の自立支援員自身が「ワーキングプア」である(月給10万円で、夜も私塾の講師として働いて生計を立てている)実態が映し出される 。〔充分な財政的裏づけがない中で自治体が独自に自立支援していくことの限界でもあろうが、私を含む視聴者の憤りを誘う実態である〕

 以上、具体的な対策の事例を通して浮かび上がってくるのは、一方的な「保護」ではなく「自立の支援」であり、 現状の日本において欠けているものは何か 、という点である。

 そして、最後にNHKは「ゴミ箱から拾った雑誌を売って生き延びていたホームレスの若者」を登場させる。彼は路上生活を続けていたが、現在は「臨時採用の作業員」として路上の清掃や街路樹・植栽の草取り・整備などを仕事としていた。「顔も覚えてもらって声をかけてくれたり差し入れをしてくれる人がいる」「今のほうがいい」という若者は、仕事のない日にも一種のボランティア活動(ホームレスへの炊き出しの手伝い)をしている。

 「生まれてこなかったほうがよかった、ということについて今はどう思うか」という質問に対して 「今のままでは全面的に誇りを持って出せる姿じゃない。ちゃんと社会復帰して(人の役に立つ仕事をして)初めて『生まれてきてよかった』と言えるんじゃないですか」 と語りながら彼は声を詰まらせて泣く。

 そのあと「“人間としての普通の感情”が戻ってきたんじゃないですか」「以前だったら絶対泣かなかった」「今は人を信じられるから…自分のような人間の手助けをしていきたい」と言うのである。

 レポーターは語る。「 働くということは社会とつながり人間としての尊厳を回復していくことだということを岩井さん(その青年の仮名)から教えられた思いです ワーキングプアの問題は働くことの意味や価値をないがしろにした社会がまさに生み出した問題なのです 、」と。この問題を放置し、多くの人が“誇り”を持てない生活を強いられることは「人間的な感情や尊厳を押しつぶしてしまうものである」というのが番組のメッセージであろう。

 しかし、人間とはそのように押しつぶされそうな状況の中でもなお、自らの尊厳を求める動物なのだ。『NHKスペシャル』の最後に浮かび上がってきたのは、「厳しい現状にあきらめ、人間的な感情さえ抑圧していた自分」から何とか抜け出そうとする若者、「社会の中で一定の役割を果たしつつ“人とのつながりと誇り”を取り戻そうとする」若者の姿であった。

学校現場の授業でもぜひ積極的に活用していくことを呼びかけていきたいと考えています。

(本ブログでは、『今こそ学校で憲法を語ろう』に紹介されている首藤実践についてほとんどコメントできていませんが、 ホームページ には掲載しておりますので。よろしければご覧ください。)

 ドキュメント『ワーキングプア』の 詳細な解説・感想はこちら

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Last updated  2009.05.05 21:23:57
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