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熟れたマンゴーのような月が東の空に上る頃摩天楼のジャングルに夜の獣の咆哮が響く壁をはいずるヤモリが笑い街路樹の枝枝を飛ぶサルが啼くひっきりなしの虫の声が迷い込んだ哀れな人間を翻弄する気をつけなさい魔法の時間マンゴーのように熟れた月が昇ったなら人目につかぬ摩天楼は密林に変わり獣と虫たちの天国になる裸同然の人間が抜け出られぬ魔所月の光の中に視界が溶けていく
Jan 29, 2008
春色のインクにペン先を浸してつづるは喜びの歌冬の中育んだものが一斉に芽吹いて咲き誇る笑顔の中に光が踊りちり舞う花びらに歌が流れるさぁ胸のうちから湧き出すこのあたたかな感情をどう表現すればいいだろうまずは春の訪れを真っ先に伝えたいあなたに一筆啓上
Jan 29, 2008
闇に沈んでいた街が身震いをして冬の夜明けを迎えるあけぼの色にほんのり色づいた空にしずしすと朝の月が西の地平へ退場する冷たい大気が平野から空へのぼり暖かな風がゆっくりと吹き渡ると小鳥たちがハミングをして1日の始まりを告げるさぁ目覚めなくては夢は霜のように朝日の中で溶けて消えた今日は夢を探して日をすごそう
Jan 25, 2008
街が白に埋もれていく中傘もささずに歩く赤いコートなびく髪は漆の黒瞳は深遠の青かみ締めた唇は椿触れれば凍りついてしまいそうけれどもその姿が忘れられずにいるのですどんな思いを胸に秘めどこへ行こうとしていたの降りしきる雪は白呼びかけかき消され小さくなる後ろ姿どこの誰かもわからないけれども忘れられないのですどんな思いを胸に秘めどこへ行こうとしていたの
Jan 23, 2008
降りしきる凍りついた雨粒きらきらと街の明かりを反射して夜空から零れ落ちてくる手に受ければ驚くほど冷たくて口に含めばひんやりおいしいまるで街の明かりをそのまま口にしたようでちょっとポップな気分になれるのです
Jan 18, 2008
静かな朝青い煙がたなびく白い空の中を灰色の鳥影が音もなく横切っていく窓を開いて冷たく鋭い夜明けの大気を部屋に呼び込み家を目覚めさせるケトルのホイッスルが鳴るさぉコーヒーを淹れて今日を始めよう
Jan 18, 2008
雨雲の切れ目から零れ落ちる蜜色の日差しの梯子をたたんだ灰色の隻翼を背に私は静かに上りつめて行く雲の上に真実の世界があるそう信じてもしそこがただ風の吹きすさぶ雲の荒野であっても翼を失った地上よりもきっと希望が持てるでしょう一足ごとに日差しが暖かく冷たい地上は離れていく失い汚れた翼すら癒える様にそう思えるほどあと少しもう少し私は雲の上に帰っていくのだ
Jan 17, 2008
太陽が地平線を削り取るように沈み飛び散った火花が夜空の星になる金屑のような星はきらめいてゆっくりと天球の内壁を滑り落ちてやがて冷えて消えてしまう再び太陽が燃え上がると溶けて太陽に飲み込まれそして再び日没とともに夜空にばら撒かれるのだ
Jan 15, 2008
沙漠の中の一本道にまるで地蔵のように置かれたセラミックと合金の体プラチナの微笑みは崩れることなく永遠に砂と風の中にあることだろう中身を抜かれた後頭部の穴に砂がたまってこぼれているのがなにかとても悲しい
Jan 11, 2008
白いつむじ風吹き抜けたあと銀杏の金きらめいて忘れもののような陽だまりに山茶花の紅ひっそりと見上げる空に蒼見渡す街は白冬薔薇の赤あでやかに
Jan 10, 2008
ヘッドのシリコンは完全にヒートアップセラミックのハートでも溶けてしまいそうにホットプラチナホワイトの肌はクール見つめられればフリーズ僕の気持ちはプリーズ夢の終わりはブラックアウトヒューマノイドロボが恋するように作ったテクノロジーが呪わしい振り回されるだけの僕はただマリオネットまるで操縦桿を握られた昔のロボットのようさシャイニングゴールドの瞳はキュート見つめられればフリーズ僕の気持ちはプリーズ夢の終わりはブラックアウト
Jan 10, 2008
落涙の結晶はかすかに空色に染まり小さなガラスつぼの中にためられてふればちりちりとかわいい音を立てるその涙がどのような感情の結果なのかふと考えてガラスつぼを透かして見つめる結晶の形に感情はこもるのか色合いは関係するのかつぼから出せばたちまち散ってしまう涙をただ見つめるしかない
Jan 9, 2008
時計仕掛けの瞳セラミックのほほを伝う空色の涙シリコンの唇が不安げに震えているそれがプログラムだと笑うやつらがいるけれど人間の感情だってしょせんプログラムなんだ変わりはないささぁ今夜もささやいてくれ懐かしい風景をドームの外に広がっていた緑と青そして咲き誇る数々の色のことをそして流してくれ機械仕掛けの僕のハートにはない悲しみと哀れみの涙を
Jan 8, 2008
立ち上る朝もやの中に揺らめいて見えるは故郷の町永久凍土の大地の果てで見た最後の幻ああ帰れるのだと思い途切れる
Jan 8, 2008
空色の涙を流す少女の眼は白金にエメラルド色の瞳瞳の中で2本の針が昼と夜の12時をさすたびに涙は流れ白いセラミックの頬をすべり小さな頤にたどり着く前に前に淡い結晶になって散っていく
Jan 7, 2008
私の左胸には時々穴が開いて宇宙につながるんだ胸の穴を宇宙に吹く風が吹き抜けていくのだ
Jan 7, 2008
どんより曇った冬空に響かせよう氷のマリンバ透き通った音とリズムが北風に乗って空に届けば震える雲と雲の間から金色の光のカーテンが地上におりて照らしてくれる響けマリンバ冬空に光の中で輝きながら北風のリズムを打ち鳴らせ
Jan 5, 2008
乾いたアスファルトに固い靴音氷の塊のような大気透かし見る空は鉛白色に薄く青がにじんで流れる外套の合わせからしみる冷気列車の到来を知らせる鐘の音が鋭く響いて大気にひびを入れる
Jan 5, 2008
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