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以前ブログ記事に書かせて頂いたキッチン水栓の修理を行ってきました。水やお湯を出すと、水栓の中央に位置する鶴首の吐水管の根元部分から水が漏れて溢れてくるという状態でした。白いクロスハンドルが付いた輸入水栓は、アメリカンスタンダード(American Standard)製のクラシックなゴールド仕上げ。本場アメリカでも見掛けないデザインになってきています。新築した20年近く前に取り付けた水栓金具ですが、愛着もあって手入れしながら長く使いたいということで、部品を探して交換することにしました。鶴首部分がなかなか外れず苦労したんですが、何とか外した様子がこちら。外した跡の横にあるのが、劣化した古いパッキン材のOリング。触ってみましたが、多少劣化しているようで、表面にざらつきがあったのとゴムが劣化した時の黒い汚れが付きました。ただ、一見しただけだと大して悪くなっているようには見えず、これを交換するだけで水漏れが直るのかという感じでした。メーカーに確認すると、この小さな部品を交換すれば直るということでしたので、少しばかり半信半疑ではありましたが、言う通りに調達して交換してみました。その後鶴首部分を元に戻して水道のバルブを開けてみた処、吐水口からは水やお湯は出るのですが、根元からは一切水漏れはしてきませんでした。いや~、アメリカの製品は大雑把だと思っていましたが、意外と繊細でちゃんとしているんですね。それにしても、20年以上前に製造されたものでもちゃんと補修用の部品が販売されているって、国内のメーカーも見習わなければいけませんよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月30日
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こちらは、以前お客様のおうちに取り付けた玄関ドアのハンドルセット。輸入のドアハンドルは、クイックセット(Kwikset)製のチェルシーです。昔施工されたクイックセットの外部用ハンドルは、普通の金メッキであった為10年もすると錆びて茶色く変色してしまいます。そういう状態の輸入住宅が、街のあちらこちらに見受けられますが、現在のものはライフタイム仕上げという錆びない金メッキで処理されています。勿論、雨が降った後に水垢が付かないように雑巾で拭くといった手入れはして欲しいのですが、高耐久の金メッキは10年以上この美しさを維持します。20年以上前の輸入住宅ブームの際に建てたおうちなら、鍵やハンドルの調子がよくないかも知れません。であれば、新築時の美しさを取り戻すべく、玄関ハンドルのセットも新しいものに交換してみては如何でしょうか。私たち ホームメイドは、玄関内外のハンドルセットを交換する際は、ドアヒンジや気密パッキン材(ウェザーストリップ)といったものも一緒に交換して、ドアの高さや閉まり具合なども調整しますから、ドアが見違えるようにスムースに動くようになりますよ。家はほんの少し手を入れるだけで、愛着も湧いてきますしきれいにしようという気持ちも蘇ります。原状復帰の修理ではなく、ほんの少しよくすることが本当のリノベーションだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月29日
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現在サッシの修理及びメンテナンスを行っている岐阜県の輸入住宅ですが、1枚目のケースメント建具は無事にペアガラスの交換及びガラスの防水処理や木部防水塗装を完了しました。今回両開きケースメントのもう一方の建具を分解し始めているのですが、ご覧の通り建具の下枠のみが黒く腐ってきておりました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのサミット(Summit)社製。室内側の木枠の表面は多少黒っぽいだけでしたので、こげ茶の塗料をお客様が塗り増しした為くらいに思っていたのですが、屋外側のアルミのカバーを外してみた処、中がひどく腐っておりました。(これは、外から見ただけでは分かりません)原形は留めていますから、パテ等を使って修復することは可能かも知れませんが、ボロボロになった木の中に巣くっている腐朽菌の活動を止めることは出来ません。つまり、見た目の修理は出来たとしても、すぐに中から腐れが進行しそのうち交換しなければならない状態になることは明らかです。ですから、今回はお客様とも相談して、下枠の木だけを新しく作り直してそこにアルミカバーを装着して元通りに修復しようということになりました。勿論ペアガラスは曇っていますから、新しいものに交換して防水処理を行うこととなります。知らぬ顔をして適当に直してしまうなんてことも出来たと思いますが、それでは私たちがプロとして施工をする意味はありません。ちゃんと直すなら、ちゃんとした材料と適切な施工をすることが大切です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月28日
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昨日、静岡県の輸入住宅でピーチツリー(PeachTree)製のダブルハングサッシのメンテナンスについて書かせて頂きましたが、今回はケースメントサッシについてです。写真は、アリエル(Ariel)というシリーズのケースメントサッシに付いているロック金物本体ですが、恐らくピーチツリー以外ではこの部品は使われていないのではないかと思います。そのくらい特殊な部品を多く使っているのが、ピーチツリーのドアやサッシなんですね。ですから、ピーチツリーがなくなってしまい、部品類を手に入れるのが難しくなったのは、輸入住宅にお住まいの皆さんにとっては相当な痛手です。とは言え、写真の部品は一部の部品メーカーで在庫があるらしく、現状交換部材の調達は可能となっています。但し、このロック金物を受ける側のキーパー部品は、既に製造中止となっているらしく、全く調達が不可能な状況です。ピーチツリーの交換用部品は、今後どんどん手に入らなくなっていくでしょうから、調子が怪しいなと感じたらすぐに交換しておく方が得策かも知れません。円安などで価格は上がることはあっても下がりませんから、まだ大丈夫と躊躇しているとどんどん金額も高くなるし、入手も困難となりますから後でしまったと思ってもリカバリーは出来ません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月27日
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昨日、静岡県のお客様のおうちにお伺いして、輸入サッシの修理調査を行いました。不具合のある窓は、ピーチツリー(PeachTree)製のダブルハングサッシ。構造が少し特殊な上げ下げ窓ですが、基本的な開閉の仕方はどこのサッシでも同じですから、然程心配はしていませんでした。ただ、実際にサッシを分解する作業を始めると、建具(障子)が固まったまま、うんともすんとも動かないという状況でした。築30年以上の輸入住宅なんですが、新築から15年くらい経った時に窓が全て開けられなくなっていったそうで、それ以来窓を開け閉めしていなかったそうです。恐らくその時点で修理・メンテナンスをしていれば、然程問題はなかったのだろうと思いますが、それを放置していた為に分解が難しいくらいになってしまったと思います。そうは言いながら、苦労して外したバランサーがこちらです。バネは錆びて吊りヒモと繋がっていない状況ですし、バネが完全になくなっているものもあります。また、吊りヒモも滑車に絡まってグチャグチャになっていますから、こうしたことが窓を開けられないくらい固まった状態にした原因だろうと思います。ピーチツリーは既に会社自体がなくなっていますが、バランサー等の交換部材は部品メーカーから入手することが出来ますから、新築時と同じように窓をスムースに開け閉め出来る状態に戻せるはずです。ただ、こうした窓が10ヶ所もありますので、ちゃんと直すには2日くらい掛かるかも知れません。古い差サッシは破損の危険がありますから、作業には慎重さと時間が必要です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月26日
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今回岡山県のお客様から、輸入のフレンチ・テラスドアの強化ペアガラスが割れたので、交換修理のご相談を頂きました。輸入ドアは、木製アルミクラッドサッシのローウェン(Loewen)社製。何でも近くで草刈りをしていた際に、跳ねた石が飛んできてガラスが割れたとのことでした。バットのように丸いものが当たっても強化ガラスは割れませんが、先が尖った釘や石が当たると、蜘蛛の巣状に細かくヒビが入ってしまうのが玉にキズです。ローウェンは現在直接メーカーと取引が出来ませんが、北米の代理店を通して部材の入手は可能です。ただ、それも調達に限りがあるので、全部が全部手に入る訳ではありません。また、ローウェンのフレンチドアやスライディング・パティオドアに装着されているガラスは、接着剤とガラス押え(押縁)でしっかり固定されているので、外すのが相当大変なんです。下手をすると、木製の押縁が割れたり折れたりしてしまいますが、その交換部材はメーカーからの入手不可といった状態です。そういった点で、ローウェンのドアのガラス交換は、ガラスの手配を含めて結構手間が掛かりますから、注意をして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月24日
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名古屋市のお客様のおうちに伺って、修復した建具の取付けを行ってきました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)製ダブルハング。上窓の建具(障子)の木が腐ってきていた為、木枠を新しいものに付け替えて修理を行いました。当初は下枠のみの交換を考えていましたが、両サイドの側枠の方にも腐りが出始めていた為、建具屋さんに側枠も一緒に交換してもらいました。今日は雨が降るという予報でしたから、交換はどうしようかと思っていましたが、午前中は曇り空でしたので、作業を行いました。窓開口に取り付けていた雨仕舞の養生材を外して、その後上下の建具を窓枠に戻して、最後に網戸を取付けて完了ということでしたが、開閉が少し重かったので、潤滑剤を塗布したり、ロック金物を調整したりしましたので、少し予定時間が延びました。(尚、屋外側のガラス防水や室内側の木の防水塗装は、既に会社でやってきておりましたので、現場ではその分効率よく作業が出来ました)また、この窓の隣のダブルハングも少し木が劣化してきていましたので、そういった箇所も簡易ですがメンテナンスを行ってきました。両サイドのバランサーや網戸用の固定ピンもそろそろ寿命といった時期ですが、まだ何とか使えそうでしたので、今回は様子見です。修理する方としては、何でも交換しておきたいというのが気持ちですが、メンテナンス費用のご負担を一度にお願いするのも気が引けますので、順次提案をしながら直していきたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月23日
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以前部材を調達したことのある愛知県のお客様から、今回ケースメントサッシの部品を調達したいというご相談を頂きました。輸入サッシは、CWD(Canadian Windows & Doors)社のものでした。写真にあるのがご希望の部品なんですが、可倒式のクランクハンドルとマルチポイントロック用のロック・キーパーです。クランクハンドルは、他社のサッシでもよく使われる汎用部品ですが、ロック・キーパーは珍しいマルチポイントロックのものになります。でも、部品メーカーにはこのタイプのものでも在庫があるようですから、心配する必要はないと思います。ただ、必要数量がそれぞれ1つずつということですので、部品代よりも海外送料や輸入諸掛の金額の方が高くなると思います。1つ購入するのも10個購入するのも、然程輸入経費は変わりませんので、出来ればいくつか余分に購入して将来の交換に備えて頂くと、経費も割安になるのではないでしょうか。輸入住宅に施工された輸入部材は色や形状が様々ですから、小さな会社の私たちが全てを在庫することは不可能です。都度お客様のご要望に合ったものを海外から調達しますので、都度輸入経費が掛かることをご理解頂き、出来るだけまとめてご注文を頂けると助かります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月22日
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岐阜県のお客様のおうちへ伺って、掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の建具(障子)を外す作業を行ってきました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのペラウィンドウ(Pella)社製。デザイナーズ・シリーズと呼ばれる高級3重ガラスのサッシなんですが、既に製造が終了したとのことで、ドアを新しいものに交換するのではなく、既存のドアを修復する形となりました。随分前にこのドアの状態を見させて頂いた時は、雨漏れの状況も然程ではなかったので、屋外側のガラスの周囲だけ防水処理して様子を見ましょうということにしたのですが、やはり木製の下枠の内部で腐朽菌が繁殖していたのかどんどん状態が悪くなってきました。仏心を出して、出来るだけ費用を掛けないように延命措置を取ろうと考えたのが、反ってよくありませんでした。写真は、不具合のある可動側ドアを外して、雨仕舞の養生を行った様子です。当然、外側には釘やビスは1本も見えません。ですから、泥棒や空き巣がこれを分解して室内へ侵入することは不可能ですドアは、建具屋さんからおおよそ1ヶ月程度で修理して戻ってきますから、その後防水塗装やガラスやアルミカバーの周囲の防水処理を施したら取付けに伺います。これだけきれいに養生を行える専門業者は、少ないかも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月21日
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静岡県のお客様から、ケースメントサッシのロック金物が破損したというご相談を頂きました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのローウェン(Loewen)社製。室内側の木枠は高級感のあるダグラスファー(米松)を用いてあり、木目が美しいサッシです。破損したロック金物はレバーを上下させることで、建具側の受け金物をギュッと引き込んで鍵を掛ける構造になっています。ただ、古い製品は引き込み部分の耐久性の問題か、或いは形状的な問題か、10年もするとロック金物の中にあるプラスチックのパーツが割れてしまうことがしばしばありました。今回のケースも同じ不具合と思われますが、現在製造されている金物は外見こそ全く同じですが、中のプラスチック部品は少し改善されているようです。その為、これに合わせて受け金物の方も若干形状が変わっていますから、ロック本体だけでなく受け金物も同時に交換が必要ですし、受け金物の位置も調整しながら取り付けなければなりません。それを知らずに全く同じ位置に取り付けたりすると、鍵が掛けられず困ったことになってしまいます。今回は交換部品の調達だけですが、お客様が取り付ける場合はその点を考慮して取り付けるようにして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月19日
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岡山県のお客様から、シングルハングサッシのバランサーに不具合があるので、交換したいというご相談を頂きました。輸入サッシは、樹脂サッシのサミット(Summit)社製。サミットは、アルミクラッド木製サッシも樹脂サッシも両方作っていたんですね。バランサーは、ごくごく一般的なチャネルバランサーが使われていますが、築25年ということで既に寿命はとうに過ぎています。出来ればこのタイミングで、シングルハングサッシのバランサーは全て交換しておくといいかも知れません。また、寿命が近いと言えば、建具側に付いているトップガイドというプラスチックパーツも交換時期に来ているように思います。この部品は、バランサーが建具の両サイドから飛び出してこないように固定する為のパーツで、これが破損すると窓の開閉が出来なくなります。写真にあるトップガイドは、多少劣化しているだけでまだ使えるようにも見えますが、一度劣化が始まるとどんどん悪くなりますから、バランサーを交換するタイミングで一緒に交換しておくと安心です。普段は建具で隠れて見えない小さな部品ですが、バランサーと共に窓の開閉には重要な役割がありますので、定期的に交換しておけばストレスなくスムースに毎日窓を開けられますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月18日
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内部結露を起こしたペアガラスを交換する為に、古いケースメントサッシの建具を分解しました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのサミット(Summit)社製。以前、バラバラに分解した様子をブログ記事に書かせて頂きましたが、今回はその木部にティンバーケアで防水塗装を施しました。以前雨漏れを起こしたということで、新築した時の工務店さんやお客様自身でも何度か塗装をされたみたいで、雨漏れでの黒ずみや塗装のムラなどサンドペーパーでは落とし切れない部分もありましたが、そこそこ見栄えがする感じにまでなりましたので、少し着色を加えた上で、ナチュラルクリアの防水塗装を塗っています。こうやって分解すると、どこまで雨水が浸入したかも分かりますし、建具(障子)を組み直してしまうと見えなくなる部分にまで防水塗装をすることが出来ますから、今後雨漏れの問題が発生しても木部が腐るリスクは最小限になるはずです。ただ、このサッシの建具は、アルミカバーと木枠とが密着した状態で一体化されていますから、一度雨漏れを起こしてしまうと構造的に問題が起こりやすい製品であったという気がします。アルミクラッド木製サッシのアルミカバーの構造は2種類あって、1つはロールアウト(Roll-out)タイプで木製建具及び窓枠の木の表面を薄いアルミ板で巻き込んで覆っている形状で、もう1つはエキストルージョン(Extrusion)と呼ばれるタイプで、厚みがあるアルミを型から押し出して成型し、木製枠の外側にそのアルミが隙間を明けて取り付けてあるという形状をしています。Roll-out タイプのアルミクラッドは、アルミが木部に隙間なく直接張り付いている形状ですので、アルミ内側で結露した水分や雨漏れによる水が、全て木部に吸収されてしまい、木製部分が腐ってしまいます。サミットやウェンコ(Wenco)等は、Roll-out タイプのアルミクラッドである為、雨仕舞いが悪いので木枠が腐るというクレームが大量に発生しておりました。勿論、こうしたトラブルは、外装のアルミのつなぎ目やペアガラスの周囲などを防水処理してやることでほぼ防止出来るものでしたが、そういう問題や処置を熟知していない住宅メーカーや工務店では対処が難しい不具合であったと思います。それに対し、エキストルージョンのタイプは、アルミと木部との間に隙間がある分、そこの水分は木に吸収される前に排水の為に明けられた穴から外へと放出されるように出来ていました。ただ、これも長年汚れやゴミが蓄積した状態で窓を開けなかったり、穴が塞がったりすると、水が抜けずに木を腐らせてしまうリスクが生じますから、同様に外装の防水処理や木部に防水塗装をしてやる必要があります。(勿論、日頃の掃除や窓開けも非常に大切です)こういうことを知った上で、輸入住宅にお住まいのお客様は、サッシやドアのメンテナンスを定期的に行うようにして頂きたいですね。では、またこの建具が組み上がりましたら、どんな感じになるかお見せしたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月17日
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静岡県のお客様からピーチツリー(PeachTree)製の輸入サッシに不具合がある為、部品交換及び修理をお願いしたいというご相談を頂きました。ご存知のように、ピーチツリーは10年以上前に会社がなくなって、手に入る修理部材もだんだん少なくなってきている状況です。今回ご相談頂いたのは、上げ下げ窓とケースメントサッシ、オーニングサッシの修理ですが、今日はそのうちの上げ下げ窓について書かせて頂きます。お送り頂いた写真だけでは、どのシリーズのものなのかはっきり分かりませんが、下窓だけが可動するシングルハングサッシと上下両方の建具が開閉するダブルハングの2種類が存在します。上げ下げ窓のヒモが切れて、窓が開けられなくなったということですから、バランサーの不具合であることが想像出来ます。ピーチツリーのバランサーは、シリーズによって形状が異なりますし、窓の大きさによって長さやバネ強度も変わりますから、実際に装着されているものを外して確認しないと適切なものが調達出来ません。ただ、手に入るバランサーも数が限られているらしく、全てを調達出来るかどうかは、調査後に海外の部品メーカーへ問い合わせてみないと分かりません。そういった意味では、早めに調査を完了して、早めに交換作業を行わないと、交換部材がいつなくなってしまうかという心配があります。他の窓メーカーであれば、汎用部材が使われていますから、何とかなるのですが、ピーチツリーは独自のパーツで作られているので、部品の在庫がなくなればそれで終わりです。ですから、この円安やアメリカのインフレで値段が上がっていたとしても、今手に入れておかないと将来手に入る保証はありません。何とか頑張って直して差し上げたいものですが、ご依頼はお客様次第です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月16日
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岐阜県のお客様から修理のご相談を頂いた、上げ下げ窓(シングルハングサッシ)の両サイドに付いているスパイラルバランサーです。輸入サッシは、樹脂で出来たCWD(Canadian Windows & Doors)社製。ご覧のように、螺旋状の棒が出てきている部分に付いていた赤いキャップが、割れて外れています。恐らくキャップ部分が破損しているだけでなく、ねじれた棒に接続されたバネ部品(バランサー内に内蔵)にも問題が起きている為、棒の部分がバランサーの中に戻っていかなくなっているのだろうと思います。つまり、建具を持ち上げる役目を果たすべきスパイラルバランサーが、元に戻らなくなってしまい、窓の開閉が出来なくなっているのです。当然、このバランサーを交換しさえすれば、窓は新築時のようにスムースに開閉するようになりますが、バランサーを装着する為には特殊な専用工具が必要となります。また、このバランサーの先には、建具とバランサーとを繋げるためのピボットシューと呼ばれるプラスチックのパーツも必要ですが、これを交換する為にはコイルバランサーを交換する際に用いるフレーム・エキスパンダーという道具がないと作業が出来ません。私たち ホームメイドは、こうした交換作業に対応出来るように、北米から特殊工具類を輸入して持っていますが、国内のサッシ屋さんやリフォーム屋さんが持っていることはありません。恐らく多くの業者さんにとっては、一生に一度使うかどうかの工具をいちいち高いお金を出して購入するなんてことはしないですからね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月15日
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以前、半円窓(ハーフサークルウィンドウ)のガラスの周囲に接着してあるゴム状の気密スペーサーが飛び出してきたという記事を書かせて頂きましたが、昨日そのペアガラスを交換してきました。輸入サッシ自体は、メーカー名が分からないものなんですが、ガラスの実寸法を計測した際に構造や納まりを確認しておりましたので、作業上の問題は特にありませんでした。強いて言えば、私自身が高所恐怖症で高い場所が苦手というくらいでしょうか(笑)外側からペアガラスの押縁を外して、その後室内側に回ってガラスとサッシ枠とを接着している防水テープを撤去したら、不具合ガラスが外れました。その後、お客様にも少しご協力を頂き、写真のように新しいペアガラスに交換することが出来ました。新しいガラスはツヤがあってピカピカですし、LOW-Eの処理がされていますから色が少し青みがかって、ちょっとしたステンドグラスみたいな感じです。暑い中での2階での作業でしたから、なかなか大変ではありましたが、美しく納めることが出来て何よりでした。あと、半円窓に明いている排水用の穴やその周囲もきれいに掃除をしましたので、万一雨が窓枠内に入り込んでもすぐに外に抜けるようにしてあります。勿論、ガラスの周囲や押縁のつなぎ目などにも防水処理を施していますから、10年以上窓枠内に雨が入ることはないと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月14日
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先日、木枠が補修されて建具屋さんから戻ってきた輸入サッシの建具(障子)を防水処理しました。通常は、主にペアガラスの周囲だけを防水処理するのですが、マーヴィン(Marvin)のダブルハングは樹脂製の押縁の取付けがいい加減で、つなぎ目部分などに隙間が明いています。押縁だけでなく、アルミカバーのつなぎ目にも隙間が見受けられて、至る処から雨水の浸入がありそうな感じです。そこで、外装部分を全面的にマスキングして、防水材料を押縁の差し込み部分や建具のコーナー部分などにも入れることにしました。今回の修理は、雨漏れによって建具の木部が腐ったというものでしたから、また同じトラブルを起こす訳にはいきません。念入りに外部の防水処理を施して、雨が入る余地を作らないというのが今回のミッションです。それにしても、マーヴィンのダブルハングは雨仕舞があまりよくないですね。多分、古い製品だけに言えることだとは思いますが、輸入住宅ブームの際に建てた多くのおうちに、この古いタイプが施工されているはずですから、どうぞ皆さんも気を付けて頂きたいと思います。特に、もうすぐ梅雨に入りますから、窓の防水は至急の問題です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月13日
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先日、ダブルハングの建具交換を行った岐阜県の輸入住宅。作業を行った時に、他にもいろいろ見て欲しいということで、同時に修理調査も実施しました。写真の輸入サッシは、木製アルミクラッドのペラウィンドウ(Pella)製ボウウィンドウ。ボウウィンドウは4連になっているのですが、そのうちの一番右端にあるケースメントサッシの建具が腐ってきていました。いつものように、雨水がガラスとアルミカバーとの間から浸入して、建具の下枠の木を中から腐らせてしまったという感じです。中から腐って下へと抜けていますから、建具の下以外は特に損傷をしていない感じに見えますが、下から見ると枠には大きな穴が明いた状態です。建具の下にはウィンドウヒンジのアームがビスで固定されていますが、ビスも木枠から外れてウィンドウヒンジが垂れ下がっています。こうなると、ケースメントサッシの建具を新しいものに交換するか、木の下枠を加工して付け替えるかしないと直らないのですが、まずはメーカーに依頼して新しい建具を製作してもらえるかどうかを確かめたいと思います。取り敢えず、ペラはまだ日本からは撤退していない状況ですが、交換部材はメーカーから直接購入出来ず、アメリカにある代理店を通して手に入れる必要がある為、その分時間も費用も掛かってしまいます。それでも、マーヴィンなど既に国内でサービスをしていない窓メーカーよりは、まだ対応してもらえるだけ有難いと思います。10年に一度、ペアガラスの周囲やアルミカバーのつなぎ目などを防水処理すれば、こういうトラブルは避けられますから、今からでもメンテナンスをして頂くようにお願いします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月12日
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岐阜県の輸入住宅に伺って、ダブルハングサッシの下窓(ボトムサッシュ)を交換してきました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのペラウィンドウ(Pella)社製。先日、ブログ記事で室内側の木部防水塗装と屋外側のガラス及び外装防水を取付け前に実施した旨書かせて頂きましたが、今回それを取り付けてきました。ペアガラスの屋外側ガラスが突然割れたということですから、自然現象の熱割れが原因かと思いますが、こればかりは防ぎようがありません。写真は、下窓建具(障子)の交換が完了した後の状態ですが、飾りの木製格子や開閉ハンドル、ロック金物といったものは、既存の下窓に付いていたものを流用しています。ご覧の通り、何事もなかったかのように違和感なく納まっています。アメリカのメーカーに依頼して、当時の窓の建具と全く同じで作ってもらいましたので、そうなるのは当たり前ですが・・・。輸入サッシの殆どは、ペアガラスが割れたり、木枠が腐ったりしても手間は掛かりますが何とか復旧することが出来ますので、私共のような専門家にご相談頂ければ、このように修復することが可能です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月11日
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岐阜県のお客様から窓のペアガラスが割れたので交換して欲しいというご依頼を頂いておりましたが、その交換用建具(障子)が入荷して参りました。輸入窓は、木製アルミクラッドのペラウィンドウ(Pella)社製ダブルハングサッシ。上・下ある建具のうち、下窓建具のみの交換です。輸入のアルミクラッド木製サッシの殆どは、ガラスのみの交換が出来ず、ガラスが割れた際はガラスが入っている建具ごと交換するやり方です。ペラは20年くらい前に製造された窓でも、交換用の建具を作ってくれます。(尚、廃番になったシリーズのものは、供給不可の場合もあります)今回調達した建具も、昔のものと同じ形状・サイズで製作されていますから、既存の上窓との相性も問題ないはずです。とは言え、新しい建具と古い建具とでは若干の調整が必要になるかも知れません。そういう場合に備えて、いくつか道具や材料を準備して施工に伺うつもりです。写真の建具は、既にガラスやアルミカバーのつなぎ目などに防水処理を施して、室内側の木枠にもティンバーケアで防水塗装を2度塗りしています。交換後に現場で塗装や防水処理をするよりも、会社の倉庫で時間を掛けてじっくり作業していますから、細かな部分まで行き届いた施工が可能です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月08日
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木部が腐った為に以前名古屋市のお客様からお預かりした輸入サッシの建具が、建具屋さんから戻ってきました。このサッシは、マーヴィン(Marvin)製のダブルハングの上窓(アッパーサッシュ)ですが、建具の下枠全部と両側枠の下部に酷い腐食がありました。その為、四方枠のうち上側の枠を残して、三方の木枠を全て新しくしました。まだ未塗装の状態ですから、三方の木枠が白木であるのが分かりますね。ダブルハングの建具は、サッシ枠のレールをスライドしたり、上下の建具がうまく閉じるように召し合わせ部分に隙間が出ないように細工を施さなければなりません。その為、木枠の形状がケースメントサッシよりも複雑で、木を加工するのも大変になりますし、建具ですから小さな節などがない綺麗な木材が必要です。今までであれば、メーカーに依頼して新しい交換用の建具を製作してもらえばよかったのですが、マーヴィンが日本から撤退した現状では、私共の方で古い建具を修復する以外直す方法がありません。これから、既存の窓枠に近い色で木部を防水塗装して、それから屋外側もガラスやアルミカバーの周囲を防水処理する作業を行います。(尚、木部防水塗料は、パラペイントの外部用ティンバーケアを使用します)これだけちゃんと修復出来る業者さんは国内でも少ないと思いますが、手間・暇が掛かりますからコストは新しい建具を作るよりも高くなります。ただ、今後は雨漏れで木が腐ったり、ペアガラスが曇ったりするリスクは最小限になるはずですから、将来のメンテナンス費用は抑えられます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月07日
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鹿児島のお客様から輸入サッシの戸車部品を調達出来ないかというご相談を頂きました。戸車と聞くと、大きな掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)のドア下に取り付けられた金属製のものを想像する方も多いと思いますが、腰窓の引き違いサッシにも小さな戸車が付いているものがあります。輸入サッシは、アルパイン(Alpine)社製のスライダーと呼ばれるもので、片方の建具が固定された片引きのタイプと両方が開閉する両引きタイプが存在します。お客様のサッシがどちらのタイプなのかは分かりませんが、私共が以前ブログ記事に掲載させて頂いた写真を見て問い合わせを頂きました。今回調達した部品の写真はこちらですが、ナイロン製の車輪が2つ並んで付いています。本体自体もナイロンで出来ていますから、非常に軽く錆びて動きが悪くなるということもありません。ただ、ローラー部分にゴミや髪の毛が付着したりすると、車輪の回転が悪くなりますから、定期的に掃除をして頂くのが大切です。ナイロンは、紫外線に当たらなければ然程劣化をすることがありませんので、建具の下に隠れた状態であれば長くお使い頂けますが、それでも摩耗等が生じますので、15年くらいで交換して頂くのが適切かと思います。こうした戸車部品は種類や大きさも様々ですから、調達のご依頼を頂く際は部品の形状・デザインが分かる写真と詳細寸法図をご案内頂けると適切な部品の調達が出来ますので、予めご相談時にご準備下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月06日
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先日、弊社の近くのお客様からバルコニーの防水工事をご依頼頂きました。通常、ベランダの防水というと、床面のFRP(強化プラスチック)防水のことを指すのが殆どですが、雨漏れの原因は床だけではありません。写真のように、手摺の笠木カバーやハンドレールの立ち上り・つなぎ目といった場所が見逃されるケースが多くあります。これらの場所には、プラスチックやゴム製のカバーが付けられているのですが、予めちゃんとした防水処理が施されていなかったり、カバー自体の経年劣化があったりして、隙間が生じていることが殆どです。こうなると、雨漏れによる構造体の腐食や劣化が建物内部で起こってきますから、それが目に見えるようになった頃には中が手が付けられない状態になっているかも知れません。こういう場合、悪くなったものを交換すればいいのではと思われがちですが、実際にはサイズの違う手摺材の部品類しかなかったりして交換出来ません。これも国産資材にありがちなモデルチェンジによる修理部品の生産終了が問題だと思うのですが、私たちではどうしようもありません。私たちは、こうした部材をこれ以上傷めないように、部材を接着・固定したり、隙間を防水材で埋めたりしてから、最終的にはウレタン塗装などで防水塗装を施します。勿論、塗装前には付着した汚れや水垢などを丁寧に拭き取って、塗装の下地に浮きが生じないようにすることも大切です。この洗浄作業が不十分だと、接着剤や塗装が密着せず、そのうち剥がれてきてしまうというトラブルが発生しますので、信頼出来る業者選びは最も重要な要素です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月04日
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2009年に私共が新築した輸入住宅ですが、エコキュートの給湯機から水漏れするという相談を頂きました。どういう状況かをチェックする為に現場へ行ってみると、室外機の中の排水管から常に水が出ている状態でした。排水管の中に溜った余分な水が出ているのか、それとも給水管の方から漏れているのか、奥の配管まで見ることが出来ない状況でしたので、少し様子をみて頂くようにお願いしました。その数日後、ポタポタ排水管から出るといった状況ではなく、蛇口を少し回したくらいの水が室外機の底板から下に落ちるというくらいになってきました。ここまでいくと、室外機の内部配管に不具合があるということがほぼ確定しましたので、メーカーであるパナソニックのサービス会社へ連絡をしました。そうした処、サービス会社からは、製品が古くて交換部品の在庫もなく、見に行くことは出来ても修理することは不可能との案内を受けました。施工から15年になるかならないかというくらいですので、家電製品と考えればそろそろ寿命かなとも思いますが、住宅設備と考えればもう少し長くメンテナンスが出来るようなモノづくりをしてもらいたいというのが本音です。製品の改良は大事なことですが、素材の見直しだけにして、交換時にはユニット部品の交換で修理が出来るようにするなんてことは出来そうに思えるんですが・・・。とにかく、日本のモノづくりは、どんどんモデルチェンジして、不具合が起こったものは修理せずに買い替えていくという方向でしか作られていません。既にスクラップ&ビルドの社会では持続不可能な経済状況ですから、日本の住宅設備も直しながら長く使っていくという方向に舵を切る時期に来ているのではないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月03日
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茨城県のお客様から、古い輸入サッシの網戸を直したいというご相談を頂きました。破損している網戸は複数あるようで、当初は新しいものを作ることが出来るかという相談でした。でも、送って頂いた写真を見させて頂いた処、アルミフレーム自体は曲がってもおらず使えそうな感じです。交換が必要なのは、プラスチック製の網戸コーナー部品や網戸を窓に固定する為のピン4つ、網戸の網や網押さえのゴム。こういった部材は、ほぼ汎用部材である為、アメリカの部品メーカーから取り寄せれば、網戸を新調しなくても修理して使うことは可能です。取り敢えず、網戸の詳細が分かれば、修理費用をご了承頂いた後壊れた網戸を弊社宛に送って頂くことで修理を実施することが出来るはずです。勿論、お客様自身で修理をして頂くことも出来ますが、いくつも網戸があるとなかなか修理に時間も掛かりますので、私共のような専門業者にお願い頂いた方が簡単で時間もセーブ出来るかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年06月02日
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