蘇芳色(SUOUIRO)~耽美な時間~

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2007/06/04
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カテゴリ: 映画
今朝のNHK「おはよう日本」に、河瀬直美監督が出演されていました。
奈良に帰られているんですよね。
とても興味深いインタビュー内容だったので、抜粋してアップしますね。

Q、2回目の受賞ということになりますけれども、最初の時とは違うものですか?

A、正直最初の時はほんとうにビックリしたんですけれども、今回はいろんな意味で期待もありましたし、自分も作品に非常に自信があったので、予定していたわけではないんですけれども、違う感慨はあります。

Q、受賞した実感が、きっちりきたという感じでしょうね。

A、10年の経験があって、自分の足で歩いてきた軌跡を振り返った時に、正しく評価していただいたんだなという実感ですね。


(ここで「殯(もがり)の森」の映像を流しながら紹介)


Q、この映画を見ながら、身近な人の死についてですとか、生きるってどういうことなんだろうと、見ながら考えてしまって、ほんとうに考えながら見たという感じなんですけれども、河瀬さんは自分の作品の原点に、ご家族の介護ですとか、それから出産とかご自身の経験が生かされているということなんですね。


A、はい、そうですね。私が育ててもらったおばあちゃんというのは、母親のおばにあたるんですけれども、この人の、92歳なんですけれども、認知症の傾向が表れてきたというのが、この作品の構想の原点になっているんですね。その行ってしまう命ということと、自身の妊娠というものを、実際に日常の中で経験して、生まれてくる命、行ってしまう命、でも、それを繋ぐものがあるんだという思いの中で、死イコール終わりではなくって、その人たちから私がもらうもの、そしてまた子に繋いでいくものがあるんじゃないかなと思って、私たちは物質的なものとか、そういうふうな形あるものだけに、何か頼りを求めようとするんだけど、そういった人の思いとか、目に見えないものというものにも、確かなものがあるんだよというように、日本人が誇りとするものを形にしたかったんですね。

Q、そういう自分の経験の中から見つけ出したものを紡いでいかれたということだと思うんですけれども、そういったご自分の体験が映画作りの原点という河瀬さんの映画作りの拠点も奈良にあるんですよね。そちらの様子も見てみましょう。

(ここで昨年9月放送の「関西もっといい旅」に出演した河瀬さんの映像が流れる)
「関西もっといい旅」に河瀬さんが出演されたときの、私の感想日記は こちら

以下略。


河瀬監督のこの考え方に共感します。

彼女の作品を見たとき、はっきりと言葉にはできないけれど、心に引っかかる何か、そしてとてもエロティックなものを感じるのはなぜか、これからも彼女の作品を見ながら、考えていきたいと思います。


河瀬監督の他の作品を見たい方に朗報!

「萌の朱雀」ニュープリント版上映については、以前お知らせしましたが、 (こちら) これ以外にも、河瀬監督の作品を大阪・中崎町 「プラネットプラスワン」 で上映されます。7月1日(日)11:00~の回には、監督自身が来館し、トークがあるそうです。
私はぜひEプロが見たいです~!!『現しよ(往復書簡 河瀬直美×是枝裕和)』(1996/60分/8mm )という作品で、なんと!あの是枝裕和監督との往復書簡の記録なんだそうです。うわ~、楽しみ~!!他にも見たい作品がぎっしりなんですけれども、ちょっと数多くはムリかな。興味をもたれた方は、ぜひどうぞ。

関西以外にも、河瀬監督作品の上映が決まっているところがあります。
ドキュメンタリー映画「垂乳女」、奈良三部作「萌の朱雀」「火垂」「沙羅双樹」を上映するのは、 東京・渋谷シネマアンジェリカ です。
東京方面の方も、この機会にぜひ~♪








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最終更新日  2007/06/05 01:16:26 AM
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