話飲徒然草〜Tokyo Meanderings

話飲徒然草〜Tokyo Meanderings

2024年08月29日
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私が全国通訳案内士試験を受けたのは、2019年(1次&2次)と2020年(2次)。

一方で、この資格に関して改善された点もある。今年から、通訳案内士が自家用車を利用してガイドをすることが可能になったのだ。タクシーのような免許を持たなくても、合法的に車で外国人の案内をできるというのはわりと大きなメリットだと思う。私はやらないけど。

さて、そんな通訳案内士の試験だが、ひょんなことから、8月18日に行われた試験の解答速報の作成を手伝う機会があった。
といっても、自分が試験会場に行ったり、どこかに缶詰めになることはなく、送られてきた問題を自宅で解いて送ればよかったし、解答するにあたって、ネットで検索したり、参考文献を漁ったりすることもできた。
(そうでないと、合格後4年間、英語以外の科目をほとんど何も勉強していない私が模範解答など作れるわけもない。)
一方で、解答速報ということで、スピードが命であることと、5教科を次から次へとこなさなければならないので、時間的には相当タイトで、思いのほか集中力のいる作業だった。加えて、たとえネットなどで検索しても、正解がよくわからない設問もあったりして、素人がいきなりこのような仕事をするのは大変だなぁと痛感した。まあ、解答速報はもちろん私一人で作るわけでなく、講師やスタッフが同時並行で作業してそれらを照らし合わせるので、私の誤答やケアレスミスが世に出ることはなかった。

ところで今回試験問題を解くにあたって、もっとも困惑したのが、実は英語の試験だった。というのも、英語については、私はTOEICの点数で免除をとったため、本番の試験を受験した経験がなかったのだ。なので、前週のうちに過去3年分の試験問題をやってみて、そのうえで本番に臨むことにした。

<感想>

・単純比較は難しいが、感覚的にはTOIECよりかなり難しく、英検1級よりは易しい印象。ただし、TOEICの場合、難易度よりも制限時間内に大量の問題を処理しなければならないことが大きな試練といえるので、単純にTOEICで免除を取るほうが楽、ということでもない。
・前半の穴埋め問題は決して易しくないし、結構時間を取られる。
・和訳問題は、細かいディテールやニュアンスの正確な再現が求められる(私は最近アバウトな和訳に慣れてしまっていたので、最初かなり戸惑った。)
・文意を問う問題も、なんとなくの感覚で答えると誤答になりがち。正誤の根拠をきちんと確認することが求められる印象。
・中には英語の知識だけでなく、通訳案内士の他科目(歴史、地理、一般常識など)の関連知識が求められる問題もある。

※(例)地理や一般常識の知識が必要と思った問題(2024年)
4-4 妻籠宿
①It is one of the post towns of Kosyu-Kaido Road, one of the Five Highways.
②The walking course between Magome-juku in Nagano and it is popular for foreign tourists, and in recent years it has been called "Samurai Road."
③It is the birth place of Toson Shimazaki, the author of the novel," Before the Dawn", which opens with "The entire Kiso Road is in mountains."
④It is one of the first districts designated as a Preservation District for Groups of Traditional Buildings.

とはいえ、中山道の宿場町は今、外国人観光客に人気のスポットなので、これらのエリアを勉強しておくことは通訳案内士試験受験者には必須の知識だ。そういう意味では良問ともいえる。

※少し意地悪だなと思った問題(2024年)
4-3 小豆島
① It is regarded as the birthplace of Somen,and Somen is still a local specialty there.
② It has prospered through the soy sauce production, and it still has more than ten breweries.

④ It has prospered with the brewing of Sake since Edo Period, and it still has more than ten breweries.
⇒この問題、小豆島と言えばオリーブだろうと思って、うっかり③と答えたのだが、正解は②だった。③の何が誤りかといえば、文法だった。(its temperature climateの部分)。いや、なんというか、この文法の誤り、あまりに基本的過ぎて、内容の正誤にばかり注意が行っていたこともあって、逆に見落としてしまった。でもって、小豆島はオリーブだけでなく、醤油の生産地でもあったのだ。

そんなわけで、文意の正誤と文法の正誤が混在していたり、和訳問題で細かい違いを問われたりと、かなり「クセ」のある試験だなぁと思ったが、問題の傾向に慣れれば、こちらの方がTOEIC で免除を取るよりむしろ楽かもしれないとも感じた(TOEICは900点以上必要な上、免除期間が実質1年間に限られるというデメリットもある。こちらは初年度に合格点をとれば翌年も免除になる。)
ただし、英語を受験すると、それだけでかなり疲れてしまい(試験時間90分)、午後4教科の試験で集中力を保つのはかなり大変だろなぁとも思う。

※長くなったので、次(社会科4教科編)に続く。





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Last updated  2025年08月15日 22時03分16秒
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