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新国立劇場 14:00〜 4階正面 マスネ:ウェルテル ウェルテル:サイミール・ピルグ シャルロット:藤村実穂子 アルベール:黒田博 ソフィー:幸田浩子 新国立劇場合唱団 多摩ファミリーシンガーズ 東京交響楽団 指揮:ポール・ダニエル 演出:ニコラ・ジョエル 第三幕の拍手が、ちぐはぐなんだよねぇ....この辺の反応が、というか、テノールのアリア「何故私を目覚めさせるのか」が2番まであることが分からずに拍手が入ってしまうあたりがね....... 何がこう凄く悪い、という感じではないんだと思うんですよ。多分。でも、正直言うと、全然集中力を保持出来ない。なんだろうな?と思っていたんだけれど、結局、須らく何かずれてるんですよ。全体に。 藤村実穂子。シャルロットだそうです。この人、日本では何故か人気があって、凄い人みたいに言われているんだけれど、正直、いいにはいいけれど、要は「いい」ただのメゾ。それはいけない訳ではないんですよ。ただ、単に「いい」と言うだけで、何やらせても実にうまい、みたいな訳ではない。正直、シャルロットには合わないと思うんですね。だから、第3幕が物凄い愁嘆場になってしまう。それはちょっと合わないと思うのよ。これは歌手が悪いんではなくて、いわゆるミスキャストの部類。でも、まぁ、全否定される種類のことではないんだけれど.... 問題は、全体が、ワーグナーみたいになっちゃうことなんですね。もうみんなで大音声で名乗りを挙げるが如きで繊細さの欠片もない。いや、確かに、マスネは、時期的にも、いわゆるグランドオペラの系譜を継いだ面はある。でもそれはそれ、これはこれ。少なくともウェルテルは、もっと繊細な音楽の筈なんだけど。 で、それでも、ちゃんと大切にやってくれればいいんだけれど、第三幕なんて歌が全然保たないんですよね。ぶつ切りになってしまうというか。 でも、それ以上にガッカリなのは、全体のデザインというか、音楽の構成、何故ここでこうなるのかという統一感が感じられないんですね。「ウェルテル」というオペラをどういうストーリーで構築して、どういう風に聞かせたいのか。これは演出の問題ではなくて、演奏する側一人一人に共有されていて然るべき、まぁ、大層な言い方をするなら、ビジョンだと思うんですが、それがよくわからない。 正直、それほどつまらないオペラではない筈なんだけれど、しかも、それほど難しいオペラでもない筈なんだけれど、なんだかつまらなく聞こえてしまったような気がします。 最近、こういうの、多いよねぇ.....
2019年03月25日
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オーチャードホール 15:00〜 3階正面 チャイコフスキー:スラヴ行進曲 ヴァイオリン協奏曲 <独奏アンコール> タレガ:アルハンブラの思い出 ハチャトゥリアン:スパルタクス 〜 アダージョ 交響曲第3番 ハ長調 "交響詩曲" <アンコール> ハチャトゥリアン:仮面舞踏会 〜 ワルツ ヴァイオリン:ユーチン・ツェン 東京フィルハーモニー交響楽団 指揮:ミハイル・プレトニョフ LFJの話じゃないんだなこれがまた.........いや、看板に偽りありって訳じゃないと思うんだけど..... 東フィルは2020年からシーズンを1〜12月にするんだそうで、今は4〜3月と、これまた他の秋始まりのオケとはよく分からない一線を画しているという........まぁともあれ今シーズン(2018/9年)最後のコンサート。 プレトニョフ。まぁ、いいんですけどね。あんまり面白くはないのだよなぁ、この人。エッティンガーやバッティストーニみたいなイキのいいのに比べると、なんかもっさりしてるし。チョン・ミュンフン、あれはあれでどうよと思わなくもないけれど、いい時はいい。でも、プレトニョフは、も一つパッとしないっつーかね...... 演目も微妙なんですよね。ロシアものに拘りがあるんでしょうね。いつも何某か入ってる気がしますが、今日はチャイコフスキーとハチャトゥリアン。.......ハチャトゥリアンですよ。いいけどさ。別に。 そんな訳で期待値は非常に低く設定していたのですが.......まぁ、そこまで下げとくとそれなりに聞けるというか(苦笑) 正直、最近のオーチャード定期はN響も東フィルも、あまりにもハードル下げ過ぎていやしませんかね?と思うような内容だったり。これだって、まぁ、否定はしませんがね......と言いたいような内容。後半、ハチャトゥリアンの交響曲をやりたい、でもこれだけじゃちょっとね.....で、持ってきた感があります。対比としての意図は分からんでもないけど、まぁ、軽いよね。 スラヴ行進曲は......まぁ、スラヴ行進曲だよね。以上。 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。そういえば生で聞いたのは久しぶりな気がしますが、まぁ、格別の感慨があるでなし。むしろアンコールの「アルハンブラの思い出」の方が凄かった。あれはギターの原曲も地味に凄いのだけれど、トレモロで旋律が奏され、伴奏的な声部が同時に奏される、あれをヴァイオリンで再現するという......ありゃ一体何がどうなってるんだろうか。 ソリストは台湾の若い人。こういう言い方はやっぱり歳の現れなんですかねぇ.... ハチャトゥリアンは.......スパルタクスは、スパルタクスでした。以上。 交響曲は........ふーん。な感じ。プログラムでは、前衛的、みたいな書き方してましたが、1947年の作だそうで、その年だとしても、これは前衛とはちょっと言えないんじゃないだろうかという。ベルクなんかよりよっぽど後期ロマン派的ですよ。だって、基本調性音楽だしね。特徴的なのはオケの最後方にトランペットを15本並べるという編成なのだけれど、確かにちょっと「んん?」と思わせるようなモダニスティックなところはあるけれど、これは前衛ではないなぁ。敢えて言えば異形、とうやつでしょう。異形。異様。厳しい言い方をすると奇を衒っている。1947年にこれは前衛ではないでしょう.... ともあれ、全体としては.....まぁ、面白かったけどね。定期演奏会だし、チケット持ってるから行ったけど、後悔はしなかった。けど、このプログラムでチケット買って行くかと言われたら.........うーん。
2019年03月22日
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オーチャードホール 15:30〜 3階正面 ロッシーニ:ウィリアム・テル〜序曲 マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ〜間奏曲 プッチーニ:マノン・レスコー〜第3幕への間奏曲 ヴェルディ:ナブッコ〜序曲 / 運命の力〜序曲 ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 ラヴェル:ボレロ ピアノ:反田恭平 NHK交響楽団 指揮:ガエタノ・デスピノーザ というわけで、一部の予想を裏切り(?)LFJネタではなくてコンサートの話です。ほら、もう、前売りも一般発売まで始まっちゃったしさぁ.....いずれ書きますよ、うん。 で、コンサートの話。 まぁ、演目が演目というのはあるんですが、それはそれとして難しく考えなければ楽しそうじゃないですか、というプログラムなんですが.......難しく考えなくても、ちょっとねぇ....... 書いてはいませんが、1月には前回の定期演奏会(つまり第101回)を聞いています。その時はシャブリエにメンデルスゾーンのVn協奏曲という、後半はラヴェルでマ・メール・ロワ、亡きパヴァ(亡き王女のためのパヴァーヌ、ですよ。でも、"亡きパヴァ"って感じの演奏だったのよ)、ラ・ヴァルスというプロ。アンコールあったんじゃないかな。ビゼーのアルルの女かなんか。ファランドールやってた気がする。まぁ、いいんですけど、その時ツィッターで「色気がない」って言ってたんですが.....今回も全く同じ感想なんですよね.... 下手、とは言いませんよ。 でもね。なんていうかなぁ、オペラ序曲集みたいなの、舐めてないか?と思う訳です。 いや、まぁ、舐められるような演目ですよ。これは。というかね、よほど「精緻に聞かせてやろう」とでも思わない限り、なんというか、難しく考える方向に走ってもしょうがないというか。そういうのはムーティあたりにでも能書き垂れさせときゃいーんです。 で、こういうプログラムで実際に聞かせるとなると、「どう聞かせる?」というのが最初に来なきゃダメなんですよね。多分。そういうのをちょっと考え切れてないんじゃないかなー、と思ってしまうんですよねー 大体がこういう曲は大抵の人はどっかで聞いたことある曲、になってます。で、そういうものばかりで演奏会の前半を埋めるとなると、どう聞かせるか?というのを考えなきゃいけない。というか、この脈絡の無い構成を考えても、これはちょっとした名曲集になってしまっているわけですよ。だとすると、個人的には、もう面白く曲として聞かせることに注力するとかする方がいいと思うんですが..... つまらないのよー なんつーか、熱量が無い演奏なんですよね。例によってちゃんと最後まで弾き切らない傾向は相変わらずなんだけれど、それ以上に、各曲で立ち現れる旋律が、なんつーか、もう、全然無関心に聞こえちゃう訳ですよ。ここを聞かせたい!みたいなのが全然感じられず、淡々と進んでいく。ただ淡々とするならともかく、感情が無いのよね。色気がないのよね。 オペラの序曲だのなんだのっていうのは、少なからず本編で出てくる旋律を入れていたりする訳で、そこは聞かせどころになる訳です。普通にやっていてもそういうもの。その上で、例えば、これが本編の序曲として演奏されるのか、演奏会で取り出して演奏されるのか、と言った状況の違いでアプローチに違いはあるかも知れないけれど、聞かせどころをクールに無視するのもやり方の一つだけれど、それはやっぱりつまらないし、しかもそれとのトレードオフで何か達成しているかというと、どうもそうでもないしね。 この中で私が嫌いな曲ってないんですけどね。マノン・レスコーが一番興味薄いかな。それでもこれだけあればそれなりにワクワクしながら聞く訳ですが.......がっかり...... で、後半。ボレロね。 ボレロだって、まぁ今更感ありありな訳ですよ。今時。でも、やれば面白そうだなと思って聞く訳ですが..... いや、まぁ、うまいよ?うまくはあるよ?でもさぁ。なんでそんなにつまらなく画一的に、没個性的に、弾くの? 確かに、淡々と同じ旋律を弾き/吹き繋ぎ続ける、という不気味さ、というのもこの曲の魅力ではあるけれど、でもねぇ......もうちょっとエキゾチシズムの風が吹くような歌わせ方、というのもあっていいんじゃないの?申し訳ないけど、言うほどカチッとした演奏ではなかったしさ、このくらいだったら、いっそ、楽器それぞれの個性をもっと出しても良かったんじゃないのかしらん。そういう意味では、面白くなかったかなぁ。 N響の連中は、オーチャード定期のことをどう思ってるんでしょうね。つまらねぇ、ビギナー向けの演奏会ねハイハイ、くらいにでも思ってるのかしら。でもねぇ、君ら、そんな風に思う資格も無いよ、きっと。そもそも面白く演奏しない、じゃなくて、出来ないんじゃないか、と、結構真面目に思うもの。2回続けてそう思うんだもの。少なくともフランスものとか、全然ダメなんじゃないの? ラフマニノフは、独奏が真面目にやってるし、で助けられましたかね。反田恭平、初めて聞いたけれど、いい悪いはよく分かりませんでした。曲も曲だし。でも、この日一番音楽的には良かったんじゃないだろうか。個人的に一番興味がない曲だったのに、というのも皮肉ではありますが....
2019年03月17日
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https://plaza.rakuten.co.jp/verdi/diary/201103210000/ 東日本大震災から8年。 久々に思い出したのでね。
2019年03月11日
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