久々の小曽根真トリオは、最近出た新譜の曲を中心にしたセット。 というか、新生トリオとして初のツアーです。No Name Horsesなんかの活動中心で、前のトリオは自然解消といったところでしょうか。非常に落ち着いた感じのトリオになりました。
そう、良くも悪くも落ち着いてるんですよね。言えば、そこが不満かなと。 個人的に、小曽根真に期待しているのは、言わば something new progress なんですよね。いや、そんなの勝手な話で、随分な無茶振りではあるんですが、しかし、普通の地口で展開されても楽しくないんですよね。例えばソロを取った場合の展開で「え?」と思わせるようなどっきりがある。或いは、不協和ではないけれど普通の協和音でもない、そういう和声進行を探り当てる。そういうsomething new progress が小曽根真の魅力だと思っているし、だからクラシックをやっても面白いと思うんですよね。 今日は、最後からアンコールに掛けては結構ノってはいたんですが、ちょっと通常運行がメインだったかなぁ、と。分かってますよ、得手勝手な話だって事は。でも、普通に想像の範囲でそれぞれがソロを普通に取って、おしまい。それはちょっと聞きたいものではないなぁ、と。派手にドラムが展開するだけなら、それは予定調和の内。そこからどんな意外性があるのか。そういう意味では、落ち着いちゃってる感じかなぁ?と思ったのは事実。でも、最後はちょっとブリリアントだったし、基本的にはいい演奏ではあるので、取り敢えずいいかな、と。