北京五彩繽紛~Colors of Beijing
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久々に放置状態のこのブログの管理ページを覗いて驚いた。突如としてアクセス数が増えている。なんで???と思ったら、昨夜の加藤くんのWBS出演だ。で、また驚いたのが。Google日本のサイトで『加藤嘉一』と入れるとこのブログが先日の日経新聞に続いてヒットする。…どういうことだ???われわれ北京に住んでいる人間にとって、加藤くんの中国メディアでの露出はかなり有名な話なので、こんな地味なブログが日本のサーチエンジンの検索結果で上位に来るのは、あまりに彼に対しての日本での注目度が低すぎたのではないかのような感じで、別の意味で大きな驚きである。むしろ加藤くんについて調べるのであれば、中国の検索サイトから『加藤嘉一』(日本語でも中国語と同じ表記)で調べれば、溢れるように情報が流れている。中国最大の検索サイトは百度(バイドゥー)だが、日本で『百度』を検索すると百度日本に飛んでしまうので、以下を利用のこと。百度中国(Baidu-China) http://www.baidu.com/谷歌香港(Google-Hongkong)http://www.google.com.hk/昨夜加藤くんが話していたことで、改めて腑に落ちるところがいくつもあった。例えば「中国が若者の国」であること。旧態然とした部分は多分にあるものの、社会に向かって若い人がモノが言いやすいことは事実な気がする。(ただしこれを“=言論の自由”と混同しないでもらいたい)例えば日本で、たった26歳の人間がメディアで連日のように語り、その方面の関係者や社会に影響を与えることはあり得るだろうか?そしてそれも外国人だ。加藤くんは以前、マルチな才能を発揮する中国の人気若手作家でオピニオンリーダ・韓寒に例えられることについて「日本では韓寒は出てこない」と話している。※韓寒 http://ja.wikipedia.org/wiki/韓寒年功序列型の日本社会では、若者が社会の核として用いられることがないと話す一方、中国では若者が社会に物申して注目され、珍重され、影響を与えることが可能だと断言する。これまでの彼の中国での活躍を見れば然りで、同時にほぼ今まで日本に彼と同等のポジションの若者が見当たらないのである。たとえ過去に若い才能を開花させた作家たちがいたとしてもやはり加藤くんや韓寒とは立ち位置が異なっているような気がする。背景には、急激な変化の中で新しい知識や価値観を柔軟に受け入れられる若者でなければ流れについていけない今の中国があるのかもしれない。そして外国人への寛容さも日本と大きく違う。実は昨夜のWBS放送前、ツイッター上で「中国で最も有名な日本人とは誰か?」という会話がなされた。そこで中国をよく知る日本人の間で出てきたのは、加藤くんより俳優の矢野浩二さんだった。敵役の日本軍の将校役として中国デビューした矢野さんだったが、今では高視聴率番組のレギュラーを務めるほどの人気と知名度を誇る日本人俳優である。そのほかにも中国の芸能界で活躍する日本人は多く、友人の松峰莉璃ちゃんや武藤美幸ちゃんはドラマの主役を張るくらいの扱われ方である。昨夜の加藤くんのコメントに抵抗を感じた視聴者がいらっしゃるかもしれない。日本の社会や文化に対して深い洞察がないと感じた方もいたかもしれない。ただ彼の話は、別の角度から見た場合はそのようにも受け止められる事実を語っていると私は思う。そして、中国は日本人が思う以上に日本人を受け入れ、学ぶべき日本が失ってしまった点もあるのだということを、一人の中国在住日本人として思うのである。
2010.08.19
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