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他の人間がいない自然の中は大変静かで、嫁さんが冷蔵庫の音が気になって眠れないと言うくらい。家族そろって布団を並べたロフトに天窓からの明るい日差しが差し込んでくる。窓から見上げる空にはこれ以上ないくらい青々と空が輝いており、それに密かに気がついたのか、6時頃にはすでに嫁さんは一人黙々と出発の準備を整えていた。子供達はわけもわからず早起きさせられて眠そうだ彼女が子供達の食事やミルクやおむつ換えをやっている間にこちらは朝食の準備と荷物の積み込みである。出発直前に子供のウ○コなどあったが、すべててきぱきとことはすすみ快適だったコテージに別れを告げたのはまだ8時のことである。これなら9時のバスに間に合いそうだと車を飛ばしていると、突然後ろのチャイルドシートに座っていた息子がゲロを吐いた。早起きさせられ、朝食後すぐにシートベルトで拘束されて山道を走らされる子供は少々不憫である。許せ我が子よ。これが父ちゃん達の生き甲斐だ。そんなハプニングがあって乗鞍高原発のバスに乗ったのは10:00である。ここからバスにて50分。終点の畳平はすでに2700mの標高であった。天気は素晴らしい快晴だ畳平は観光地なので山屋には少々うるさい。早々と準備をしていよいよ子供達を担いで出発である。この夏何度もトレーニングを重ねて待ちにまった子供の3000mデビューなのである。富士見岳の脇をトラバースしてゆく道は道路のようになだらか。っていうか車が時折走ってくるじゃんなだらかな道を30分。肩の小屋からは山道らしい本格的な登りとなる。平日とはいえ気軽に登れる3000峰だけあって、快晴の乗鞍には登山客(登山者とは言わない)の数もまた多い。手ぶらに普通のジーパン姿とか、ワイシャツ着て登ってる人とか何か勘違いしている人も含めてたくさんの登山客とすれちがう。そして赤子ふたりを担いだ夫婦というのは相当にインパクトがあるらしく「うわ~すごいね~」「いくつ?」「坊や楽ちんでいいね~」「写真撮っていい?」などなどすれ違う人すれ違う人すべてに暖かい励ましをいただくのである。目立つのはうれしいがちっと疲れた・・・すでに3000mが近く、空気は薄く、気圧は低いが子供達はまったく平気だ振り返れば背後には槍穂高が高い。最後の急登を頑張って12:30 無事乗鞍岳剣が峰に登頂である!頂上からは遮るもののない大展望である。雨女の妻は今まで登った山で一番!と大喜び。娘も頂上でごくごくとミルクを飲んだ。息子は高山病か少々元気がない。そして父は父でひとつ目標を果たせて、次の山を心に巡らせるのである。いやあ子供達も父ちゃんも母ちゃんもよく頑張りました。あとはのんびり下山と帰郷を残すのみである。みなさんお疲れさまでした<(_ _)>
2006年09月20日
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久しぶりの宿の夜子供が小さい我が家では夜間の夜泣きリスクを分散させるために、兄妹分散して、従って添い寝の親も夫婦別々の部屋で眠っているのである。おもしろいのは添い寝の親に性格が似てくるのか?母親と寝ている息子は少しの物音にも起きてなかなか寝付けない子であるのだが、毎晩私のいびきに鍛えられている娘は、どこでも眠れて、ちょっとの物音では動じない。起きてもはいはいして乗り越えようとした父の顔の上で眠ってしまうようなずぶとい神経の持ち主なのだ。おっとまたもや前置きが長くなってしまった。ともあれ家族揃って同じ部屋で寝るのは大変久しぶりのことである。おでかけに興奮したのか子供達と父は大変熟睡し、母親だけは「一睡もできなかった」と不満を述べていた。起き抜けに何はなくとも窓の外を見れば期待に反して外はどんより曇り空あ~やっぱりだめかと思いつつも、ここからの晴天を期待して朝食をとる。朝食はまたも豪華であったが、息子は海苔と豆しか食わなかった。2歳児には大人と同じメニューなど無駄なようだ。さて乗鞍岳は平成15年からマイカー規制を行っており、乗鞍山頂直下の畳平まではここからバスを使って上がらねばならない不便さは赤子連れにバスはちと厳しいし、経済的にもやや不満。上高地もそうだけどマイカー規制というのはエコというよりも地元の観光振興が主目的である。本当にエコが目的だったらニュージーランドみたいに入場者数制限するほうがはるかに効果的なのだから。まあその話は興奮してしまうからここでは触れないことにしよう。とにかく10:00発のバスを目指してバス停にいったが、子供のミルクのタイミングが合わずに乗り遅れて、次のバスは11:00発である。この時間に登りだしたら今夜の宿に間に合うかどうか?空は分厚い雲が覆ってぽつぽつ雨も落ちてきた。背負い子登山に雨はあまりに非情である我々は決断を迫られた。今日、雨の中を登るかそれとも今日をすて明日最終日の晴天にかけるか?明日晴れるという保証はないがどのみち雨の中登っておもしろい山でもないので今日は保留とすることにした。そうと決まれば今日は暇。乗鞍高原を散策して今夜の宿に早めに入ることにした。山に登るつもりが停滞となった日はどこかむなしい子供にやりたいことを聞いても返事が返ってくるはすもない。善五郎の瀧を見学し一ノ瀬園地で遊び昼食にスパゲッティをゆで、しかしそんなことしても一向にもりあがらない。やるかたないので早々と次の宿にむかうことにした今夜の宿はここ野麦峠オートキャンプ場乗鞍高原の南の裏「女工哀史」のふるさと。観光地と呼ぶに呼べない野麦峠のキャンプ場のコテージである。メインの158号を離れると風景はぐんと田舎になった。田舎の道路をのんびり走る。スーパー観光地乗鞍と御嶽の間にあるとは思えない地味な田舎であるがこの田舎さが僕にはたまらない。土産物やはもちろん、ジュースの自販機もなかなか見あたらないぞ!おおおよくみればドコモもすでに圏外である。こんだけ不便だと郵政民営化にも反対したくなるだろう。今夜の宿はコテージなので食事も酒もすべて持参である。しかし通り沿いにはもちろん店はなく、村の中心地に1軒だけあるスーパーで今夜の食材の買い出しをした。もちろん品そろえはキヨスクより悪く、値段はコンビニよりも高い。よく見ずにパンを買ったら昨日で賞味期限は切れていた。まあこれもよくあること不便さはてつかずの裏返しなのである。たどりついたキャンプ場は大自然の中にあるすてきな所だあたりには森と川と山しかない。管理棟にてコテージの鍵をもらうと、管理人さんは今日は用事があるからと帰ってしまった。今日は他に宿泊客もなくこの広大なキャンプ場にいるのはなんと我々だけである。キャンプ場の周囲にももちろん何もないから、周囲数キロに人間はいないだろう。まさに大自然のなかにぽつ~んという僕のもっとも好きなシチュエーションである。せめて子連れファミリーの1組くらいいてほしいと嫁さんは言うが僕にとってはこの隔絶感がたまらないしかもこのコテージ1泊5名まで10500円とリーズナブルで中身はシステムキッチンあり、ユニットバスあり、ロフトあり、バルコニーありと最高の設備である。息子はロフトが気に入って何度も何度も登ったりおりたりを繰り返していた。ある時、ロフト上で何かをみつけた息子はそれをつまんで「トゥンビ!」と言って差し出した。みれば蛾の死骸である。「トゥンビ」とは赤ちゃん語で虫のことかごみのことか?今夜は興奮したパパはシステムキッチンでみんなの食事を作り、夜の庭で花火をともし、そして、キャンプ場内の舗装路に横になって満点の星空を見上げてみるのであった。今まで家族でいろんな宿に泊まったけど今夜の宿が最高だあやはりこんな家族旅行にきてさえも自然の中に包まれているときが一番癒される。そんな自分を感じ、そして満点の星に明日の晴天を信じつつ・・・
2006年09月19日
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さてしつこいようだが、今年の夏の目標は子供二人を担いで3000m峰に登ることであったのだが、台風だ、子供の病気だ法事だなんだで時は過ぎゆき、9月も半ばをすぎて気が付けばそこかしこに秋の気配が来ているではないか窓の外で虫がりんりんと鳴いている。夜の涼しさを感じるたびに過ぎ去っていく季節にやり残したことを感じるものなのだ。今年の夏は2回ほど家族連れで日帰り登山をしたのであるがそんなものはあくまでトレーニングに過ぎないのだ。目標は北アルプス南端、乗鞍岳なのである。独身時代はあまりに簡単に登れる乗鞍なんぞには鼻にもひっかけなかった。なので実は私ともあろうものが行ったことも登ったこともないない。しかしゼロ歳児と2歳児の子供を連れ歩かねばならぬ身には3000mという高所は一大事なのである。前置きが長くなったが、3回延期を繰り返して、今度こそと気合いを入れて今週の3連休。なんとまあまたもや台風が来ているではないか!これが最後のチャンスとばかりに前日まで天気図とにらめっこし出発のチャンスを考える。そして今朝、起きてまだ外には雨は降っていたものの、台風は急速にスピードを速めて日本海岸を北上中とのこと。このままいけば明日は晴れると踏んで急遽、出発することにした。嫁さんには3時間で全ての準備を完了することを命じたが、この日を待っていた彼女はゴーサインに気をよくしてあわただしく準備する。私は私で自分の準備と宿の手配である。シーズンオフだし台風だし宿は簡単に取れた。しかも当日予約だったので大幅ディスカウントである。予定通り午後1時出発。本日はもったいないが現地までの移動日とする。移動日といえ、現地までの距離は240キロである独身時代なら下道でもへでもない距離だが子連れの今はちょくちょくおむつ休憩やミルク休憩をいれねばならんので100キロでも遠い。雨のあがった中央道をとばして松本でおり、夕暮れ迫る158号を山に向かって走ること1時間。念願の乗鞍高原到着である。宿に到着するとオーナーの女性が快く迎えてくれ我が家の大荷物を運ぶのを手伝ってくれた。今回宿泊した宿ベルグハウス 夕食は死ぬほど豪華。もう食えませんというくらいのフルコースごちそう攻めに苦しくなる。息子は普段見慣れない料理に目もくれず遊んでばかり。夕食後はお風呂。今夜は台風のせいか他のお客さんは3組のみ。貸し切り露天風呂を長々と貸し切って家族団らんを満喫夜空にはそこそこの星が輝いて明日の好天を期待したいところではあるがどうなることやら・・・期待だけ先行させて旅の初日は過ぎていくのであった。
2006年09月18日
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月~水曜日と3連休で今度こそ乗鞍へ行こうとしたが秋雨で全滅です12日は息子の2歳の誕生日で山がだめならせめて日帰りで海にでも行って楽しみたかったのとこなのだけど、雨足はなおも強し。今年は本当に天候に恵まれない。仕方ないので誕生日は家族そろって不二家レストランで外食して参りました。知ってる人は知ってる。不二家ではその日誕生日の客に店内放送と写真撮影とデザートのプレゼントがあるのである。それを目当てに来店するファミリーも多いようで我々が食事中にも5組ほどがお祝いのアナウンスを受けていた。しかしこんなファミレスなどで食事してもどこか落ち着かない我がファミリーは早々と家に戻り、酒とケーキで再度乾杯!夫婦そろって子供への贈り物は「アンパンマン」のおもちゃである。【ラッピング無料】アンパンマンのドキドキアンパンチ! (アンパンマン)【お取り寄せ】我が息子は「バイキンマン」の大ファンなのである。息子はそのおもちゃをみるなり「バイキンゴーゴー!」と声をあげて喜んでいました。光あるところに陰がある。華々しい主役の陰に隠れた脇役に心を注ぐとは我が息子らしい。その夜はお出かけに興奮したのか食べ過ぎなのか、息子はなかなか寝付くことができず。誰もが眠くなって嫁さんの怒りも心頭に達する午前3時頃にようやく寝付いたのでした。平凡ながらも幸福な日々いっつも山だ海だとアウトドアにばかり連れ出しているのだからたまにはこんな風に家族のんびり過ごす日も新鮮かもしれません。
2006年09月13日
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夜9時からの12チャンネルで「30時間かけてたどりつくみちのくの秘湯!とかやっていた。東北には登山者しかたどり着かない秘湯はたくさんあるが今回の放送には「もしや」と思い、普段旅番組など観ない私が珍しくテレビを観てみたのである。お~すると予想に違わず、紹介されているのは今年の6月に私が登った秋田県赤湯又川の楽園露天風呂ではないかたかが温泉にやけに冒険チックな演出がくさい。しかしこんな無名な温泉がテレビ中継されるくらいなのだから、秘湯案内旅番組ももはやネタが少なくなってきたかな山奥の静かな楽園を紹介されるのはあまりよろしい気分ではないがこんな山奥の露天風呂紹介したところで観光客がわっと押し寄せることはないだろうから大目にみよう。しかしこの番組で最後にたどり着いた温泉は実物とどうも違うような気が赤湯又川の露天風呂は4つあるのだがそのいずれでもない。実物の露天風呂はあんな肩までしかつかれんようなちんけではない。今シーズンはじめにヘドロだらけだった湯船を工事した私がいうのだから間違いはないのである。しかも普段の温泉番組だったら「うわ~大自然は最高だ~」とか言いながらタレントの入湯シーンを長々と映しているものだがこの温泉だけはほんの数秒で終わってしまったのだ。まあテレビ中継の真偽がどうであろうとそれを確かめにこんな山奥までくる人なんていないだろうからいいけどね。あと他のコーナーで白馬岳(しろうまだけ)のことを「はくばだけ」と誤った呼び方をしていたのが気になったがまあいいや。山屋の視点と観光客の視点ではみるところと感じるところが多少ちがう。旅番組を観るといつもそう思う自分がいたりします。
2006年09月11日
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さて何度も言う通り我々家族は、赤子2人連れで今年の夏、乗鞍岳に登る予定でいるのであるが、台風や子供の病気や突然の出張に振り回されて時も虫の声響く秋となってしまった。夏は働きすぎた分9月は遅い夏休みをとって今月こそ行くのである。とにかく今日から3連休!この機会を逃すまい。さてまずは準備である。とにかくは先月の国師岳で背負い子もうひとつ絶対必要!と思ったので特に深い考えもせず「ああ軽くてかっこいい奴がいいな~」と以前、きたもーらっきょさんが買って日記に紹介していたやつを楽天市場にて購入したのである。モンベルベビーキャリア【送料無料】しかし店頭在庫がなくって、取り寄せになったために届くのが予定より遅れて予定がくめなくなった。しかもハリケーン崩れの台風12号のおかげで天気予報は前日までよろしくなく、おまけに仕事関係で前日に法事が入りますます旅行どころではなくなった。結局、ハリケーンはそれ、法事も問題なく終わり、背負子はぎりぎりの昨日届いた。だが準備ままならず乗鞍は再度延期になったのだ。しかしせっかくの好天の休みである。背負子の具合をためそうと本日は日帰りで山梨県の大菩薩連嶺に行くことにしたのである。青梅街道から柳沢峠を越えて裂石から林道を登る。例によって遅いから登山口を発ったのはなんと午後2時である。しかし、案ずることはない。林道終点から大菩薩峠までは徒歩40分である。しかも峠は標高1870mもあって暑くもない。駐車場閉鎖のため上日川峠までしか車で行けず往復1時間よけいにあるかにゃならんがそれでも全行程3時間程度だ。お手軽に登れる日本百名山ということで登山口には大勢の中高年ハイカーがいたがもちろんこんな時間帯では皆降りくる人たちである。上の子を父が背負い、下の子は母が背負う。大菩薩峠までは樹林帯の歩きやすい道。急登に嫁さんの「疲れた~」という不平がこだまする。しかしすぐに峠だ。峠はかやとの原が開けてなかなか眺めがよい。 背負い子からおろすと上の子がぐずったので峠の茶店でブドウを買って食べさせる。茶店の奥さんは1歳に満たないであろう赤子をだっこしていた。もう3時を回っているので日も傾いてしのぎやすく時間が時間なので誰にも会わない。大菩薩峠から大菩薩嶺(2057m)までは眺めの良いプロムナードコースである。歩いている親は気持ちよいが子供達は退屈で寒いだろうなあ。大菩薩嶺は樹林の中。すでに時間が遅かったので写真だけ撮って下山である。無事に駐車場に降りたのはもう見下ろす町に灯りのともる頃であった。3時間程度であったが前回以上に山らしい山に登れて十分満足!あっそうそう新品の背負子の使い心地はまずまず。安全性と軽量性は◎収納力は抜群にいい。ただ背面部分の長さを調節できるとより背負いやすいのにと思うのと後はザック側面にドリンクホルダーがあれば尚可なのであるが。まあとにかく新しい背負子を買った以上使えなくなるまで毎月山に行くつもりである。子供達が大きくなっても物置にとっておいていずれ孫ができたら孫を担いで山にいくことにしよっと
2006年09月04日
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