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2023.05.30
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カテゴリ: 本と歩くのだ
2023/05/30/火曜日/樹木の香り濃くなる

瓢箪から駒
本から散歩
犬も歩けば棒にあたる
↑私好みの言い回し^ - ^


先だっての18日、職場早退して銀座線で浅草へ

なぜか。

それは、毎月18日が長昌寺御本尊の開帳日なので、ひょっとして拝観できるかも!



間も無く四時なので、もう終了かな、と早足で隅田川を右に見ながら浅草駅から北上17分余り




人力車に乗った観光客のベスト撮影スポットを過ぎると、



更に今戸焼もこらえ、今戸神社を過ぎゆく。
やがて細い道の左手に、立派なお寺が現れる。





これが長昌寺

江戸幕府内最古の日蓮宗のお寺とか。由緒あり。

開祖は日寂上人。このお上人、元は金龍山浅草寺の第三世座主にあった高僧である。

時は鎌倉時代、元寇流行病旱魃などの苦難の時代背景に新仏教が勃興して、辻々に説法の僧侶が立っていた。はずだ。

たまたま当地を訪れた日蓮宗の僧と宗論を交わした 日寂は ことごとく論破され、身延山に居たらしい日蓮の元に駆けつけ修行に努めた。


浅草寺に戻り、山ごと宗旨替えを訴えたが受容されず、 長昌寺前身の妙昌寺を石浜に創建したのは、1279年6月2日のことという。

そういえば全山こぞって宗旨替えした古刹に麻布の善福寺がある。

この寺はそれこそ浅草寺に継ぐ江戸村の古刹で、824年空海開祖の真言宗寺と言われる。

当時の高名な上人了海が親鸞と目見え開化されて、全山こぞって浄土真宗に改めたのが1260年頃というから、両山鳴動の事態である。

昨今の時間が止まったようなお寺に比して、宗教哲学に対する求道の志は雲泥の差である。しみじみ


↑地名の鐘ヶ淵の由来


そういえば、この頃鎌倉と生地を何度も往復した日蓮が常宿とした谷中の天王寺は元、感応寺。

確か幸田露伴の『五重塔』 にその名が出てきた筈。
こちらは1274年の築で、幕命で廃された後、天台宗の寺になった。天台宗は徳川と縁が深い。



さて、浅草寺の去り際、座主は一寸八分の金の聖観音像を帯出したそうで、どうやらこれが浅草寺のいわゆる秘仏ではないか、と想像するのも面白い。


↓長昌寺HPより






というか、そもそもお像は美術品ではなく信仰の対象である、のだ。

心掛けが間違っていた(;ω;)


毎月18日、午後1時から始まるお勤めに参加し、遠くから厨子の扉が開かれた様を眺めるような具合と伺う。

寺は祈祷寺であり、また仏門に入る方の修行は厳しくその矜持を保っているのが日蓮宗のようだ。


名残惜しそうにしていると多忙な中、少しお話し頂いた。
要約すると、

明治天皇が浅草寺を御幸された折、秘仏拝観を所望したが浅草寺は拒否したらしい。その後公の調査官が遣わされ確認されたが、それは木造の尺五寸ほどの観音像だったらしく伝説とは異なっていた。

絶対秘仏なので浅草寺側が事前にすり替えたとも噂されるが、やはり長昌寺の聖観音がそれだろう、とのご説明だった。


寺務所側に弁財天が祀ってあった。500円玉を洗い、今戸神社に向かう。


↑おや、石清水八幡宮とのつながりが


ここは人力車でやって来た女性が多くいた。縁結びの宣伝が功を奏したような賑わい。まあ、御祭神がイザナギイザナミだから結びついたのだろけど。

半分は武久長運の八幡大菩薩とも思われるけれど。創建は長昌寺よりも200年は古い。



もし、ご縁がありましたら長昌寺のご祈祷に外部から加わりたいもの





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最終更新日  2023.05.30 13:59:08
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