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2023.07.01
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カテゴリ: 旅日記
2023/07/01/土曜日/朝はようやく梅雨らしく


6/25 午前
①旧宣教師館→②桜山神社→③もりおか歴史文化館→④啄木新婚の家 →⑤光原社→ランチ→駅


旧宣教師館 は土日は内部見学ができない様子
通用口は開いていたけれど。


戦災で一変した街の姿、人の様子。打ちひしがれた暮らしの中、それでも花を植える姿を垣間見て、日本の復興を信じたという銘板があった。


盛岡の街中もお花がいっぱい。

桜山神社
創祀は1749年というから菅江真澄が生まれて間もない頃。真澄は盛岡にも滞在していたから、まだ新しさ残る宮を目にしたことだろう。北上川の船橋については図絵も残る。

南部家の初代、不来方にお城を築いた二十六代信直、盛岡と地名を変えた二十七代利直らを祀る。

↑本殿裏に巨大な兜様な岩
ネコちゃんは神出鬼没

もりおか歴史文化館

丁度開館時間。

展示物そのものは少ないが、色々な仕掛けで昔の暮らし振り、賑わいの様子が理解できる。

盛岡の土地柄の祭り、特にチャグチャグ馬このビデオ紹介が興味深かった。

↓馬の気持ちのナレーションと東北の言葉が胸を打つ。そこに賢治の詩が加わる。

盛岡八幡宮から14キロも離れた滝沢の鬼越蒼然神社から、晴れ着の子どもら以上に飾り立てられた馬こが晴れがましく、往来を行列して健康豊作を祈り参る。

南部曲がり屋は、馬と人が一つ屋根の下で、人馬一帯、家族として成長する。こんな風習は世界の他にあるかしら?

賢治と弟清六は、寄宿していた家側の下の橋でこの馬こ行列を見に、音が近づけば幾度も戸口を出たことだろう。

私も実物の馬この行列を眺めたい。毎年6月第二土曜が例祭という。


↓企画展から。これら陣羽織のようなコートと雨合羽は皮をなめしたような風合いだが羅紗地。すごくモダンで美しい。骨を用いたトグルボタン。

よほどセンスの良い作り手がいたのだろう。

↑バロットン張りの版画は最後の藩主の相続人による。欧州旅行のスケッチから起こした作品。


啄木新婚の家


新婚の家、といっても啄木自身この家に寝起きしたのは何と3週間だけ。

しかし彼が確実に起居した住宅はこれしかないので大切に保存されている。

元は武士の住まいであった屋敷の一角を曲がりしたもの。そこに啄木の母堂や姉妹も同居って、二間しかない。

↓間借りの玄関、畳二畳、奥の間八畳

↑床の間座敷は大家さん?或いは他の店子用

祝言あげる前に啄木は盛岡になかなか帰省せず、3週間で転居。はあ〜不来方の〜でござります。


↓これが新婚世帯四畳半の全て。元はお茶室?炉が切ってあるのが風流で狭さも気にならず。いっそこんな書斎が欲しいわいな


↑畳、壁の卵色と紙の白と木部とヘリの濃色、ヤカンと自在鉤の鉄部、炭のハイ色、外部の緑。言う事なし。





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最終更新日  2023.07.01 16:19:40
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