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小樽駅前を通す国道5号線、オロロンラインともいう。駅前広場より南に400m行くと、稲穂1丁目8交差点がある。開拓時代からの人・荷・情報を見て来た十字路である。国道に交差する通りは、浅草通りと呼ぶ。山側は地獄坂(商大通り)に続く。 稲穂交差点から山側(西)へ500m上ると浅草寺(あさくさでら)に行き着く。浅草通りの謂れである。十字路から海側(東側)は日銀通りとも呼ばれていた。「北のウォール街」とも呼ばれた金融の一画に通じていた。西側は、警察署、税務署、地方検察庁が軒を連ねる富岡1丁目エリアだ。 交差点に建つ産業会館の向いに病院がある。NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」のモデル大橋鎭子の母親「大橋久子」が一時住んでいた場所近く。彼女は、小樽高等女学校を卒業して、産婦人科病院に出入していた時期、大橋武雄(役名:小橋武三、配役:西島秀俊)に出逢い結婚する。その後上京した。 産業会館は、昭和31年に建てられた4階建ビル。市内における近代的なビル建設の先駆けとなった建物。3・4階には電話局・電報局が入り、情報インフラの十字路であった・・。 写真-1 稲穂1丁目8交差点の歩道橋より国道5号線を見る。 写真-2 富岡1丁目から浅草通りを見通す。港が少し見える。 写真-3 浅草通りの端部に建つ天台宗浅草寺(あさくさでら)。りたつう士。 写真-4 赤い八角小塔が特徴のカトリック富岡教会。 写真-5 浅草通りから続く地獄坂。
2016年06月23日
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利根運河から小樽運河へ・・。所要のために旅行した。両運河の機能は異なるが、産業と経済を支えたインフラだった。今は当初の役目を終え、別な形で役立っている。夕食後、いつものように夕散歩する。 昼間降り続いた雨のせいで、運河沿いのプロムナードは人影が少ない。ガス燈が照らす石畳道をそぞろ歩く。暑くもなく、寒くもない6月の夜。ライトアップされた倉庫を撮影しながら、北運河からメルヘン交差点まで歩く。 北運河はカモメが多い。白い排泄物が目立つ。フン害に遭われた人もいるのでないか。港町らしい光景である。匂いある運河だ。昔のドブ臭さとガスが発生したことを想えば快適環境だ。但し、魚の匂いと磯の香りない港町になってしまった。 散歩の終点であるメルヘン交差点は、堺町商店街通り、入船通り、そして三本木坂道が出会う交差点である。小樽オルゴール堂とルタオ本店がライトアップされていた。20時を過ぎと、この辺りは人淋しくなってしまう。住民は早寝・早起きのようだ・・。 写真-1 定番の浅草橋から運河夜景。 写真-2 中央橋からプロムナードをそぞろ歩く。写真-3 煙のような霧が流れて来た。 写真-4 堺町通り商店街の終点「メルヘン交差点」。 写真-5 三本木坂の小樽オルゴール堂。
2016年06月19日
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小樽・龍徳寺から潮陵高校東坂を登る。さらに校舎を横に見ながら坂道を進むと和光荘に到る。和光荘は、大正11年(1922年)、「北の誉酒造」の社主・野口邸宅として建てられた。西洋風(アール・デコ)の木造4階の建物。雪国でも保存状態が良く、市の歴史的建造物に指定。 潮見台の高台から小樽を見つめて来た和光荘は、今年の4月から限定付き一般公開をしている。昭和天皇・皇后が宿泊したとあって、室内デザインは見事との評判。5000坪の敷地には庭園もあり、紅葉の名所。高台麓に高いビルが建ち並んだため、二階バルコニーから見晴しが悪い。 潮陵高校・野球グランド脇の空き地に、記念碑が立っている。樽中(旧制小樽中)のスキージャンプに尽力した二人を讃えた顕彰碑だ。石碑に「世界に挑みし我らの先人を讃う・・」と刻まれている。日付は昭和63年12月。 二人のうちの野口喜一郎氏は、和光荘の住人でスキージャンプ普及に情熱を持っていた。ジャンプ台を作る資材などを提供したとされる。当時8ミリを使って、フォームチェックしたという。その甲斐もあって、昭和11年ドイツ・第4回冬季五輪のスキージャンプ日本代表4名は、すべて樽中出身者であった。 写真-1 潮見台に建つ洋風建築・和光荘。 写真-2 昭和天皇も泊まられたという和光荘。 写真-3 二階バルコニー風渡り廊下。庭園に通じている。りたつう士。 写真-4 和光荘の下に位置する潮陵高校と暁鐘。 写真-5 スキージャンプの発展に貢献した故人を讃える顕彰碑。
2016年06月16日
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小樽市内・築港エリアに龍徳寺がある。小生の母校(潮陵高校)近く。札樽道口付近の築港交差点から山側へ真直ぐに800m進むと国道5号線にぶつかる。その国道交差点の山側に、海雲山龍徳寺が佇む。 創建が安政4年(1857年)とされる龍徳寺。現在の本堂は、明治9年(1876年)に建てられ、市内最古の寺院。小樽市の歴史建造物に指定されている。日本一大きい木魚がある寺として知られている。直径1.35m×重さ330kgのヒノキ製の巨大木魚だ。 国道に接する境内は、緑多い場所。秋イチョウが色付くと黄葉の名所となる。対で立つイチョウは夫婦イチョウと呼ばれ、市の保存樹木である。訪れた日は、雨が降り続く一日。人淋しい境内であった。 今回の訪小樽は、施設で暮らす母の慰問と亡くなった親兄弟の弔いである。龍徳寺には父親の骨を納めている。この6月で13回忌となるので、経をあげてもらう。6月の北海道は、動きやすい時期。しばらく小樽日記にお付き合い願います。写真-1 海雲山龍徳寺の本堂。市最古の寺院。 写真-2 龍徳寺境内に接するように国道5号が通る。 写真-3 市の保存樹木の夫婦イチョウ。りたつう士。りたつう士。 写真-4 本堂廊下に置かれている夫婦イチョウ図絵。 写真-5 重さ330キロの巨大な木魚。クスノキで出来ている。
2016年06月14日
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