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とりあえずペキンもソウルも政権末期を迎えた小泉の行動には極めて自制的な対応をとった。おそらく今後も同じ軋轢を生じるような愚行が踏襲されることはないという賢明な判断である。たしかに解放の時として認識する彼らと私たちの認識との間には決して埋まらない溝は残る。
それに加え厄介なことには今の二十代を中心とした若い世代に正確な歴史的な事実そのものすらキチンと理解されてない現実があるということである。そのことが靖国を巡る問題の理解に大きな影を落としているし、ポツダム宣言や国連憲章の正確な理解そのものを妨げている。
すくなくとも「正が邪か」といった単純な二分法の論理というものが今の日本を取り巻いている国際情勢にすんなりと適用できるかという判断くらいはつけられないと困るのである。それすらをも通り越し堅苦しい議論を徒に闘わせたところで、それは観念的な空理空論そのもである。
この5年間余りの小泉政権で対ロシア外交が殆ど進展しなかったことは皮肉な形で露見した。あまりにも惨めな身近な隣国との関係に目を背けて国連安保理へ常任理事国として入ったとして実際にロシアとの外交関係すらも整理できてない日本に果たせることはあるのだろうか。
やはりムリして「なりきる」ことをやめることしか日本という国の方向性を修正する方法はない。ただ外国から受けたことだけ声高に報じて自らの脆弱振りを隠そうとする体質にマスコミの未成熟さと呼ぶには悲しすぎる現実をあらためて痛感している。ただ危険としか云い様がない。
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釈迦楽さんComments
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