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ベルリンの宿にもPCがあった。けれど日本語が読めない。おまけにキーボードがドイツ語対応でアルファベットの一部スペルを打ち込めない(というか打ち込み方がわからない)。相方は甲子園の結果が気になっているらしいが日本を離れるということはそういうことだ。
朝4人で日本人ガイドと一緒にポツダムへ向かう。サンスーシは一般見学が込み合うとのことなのでポツダム会談の舞台となった場所を先に見学。スターリンの意気軒昂さと英米の首脳達(チャーチル→アトレー、ルーズベルト→トルーマン)の冴えない表情とに冷戦の雰囲気を感じる。この雰囲気を当時の世界各地で人びとは如何に解釈したのだろうか。
サンスーシを見た。7年前に見たフランスのヴェルサイユと比べると小さく感じる。ロシアでもクラクフでも感じたことだがドイツも深層心理ではフランスやアメリカに対する憧れやコンプレックスを持っているのではないか。それは日本であっても例外ではないのだけれど。
昼食後、再びベルリンへ。壁博物館の展示を見る。どこでも同じだがリアルなものを見ずして観念的になると人は認識を誤る。いまやドイツでも若者世代は「壁は西側が築いた」と考えている割合が相当程度に達してると言う。現在の不満は容易に歴史を塗り替える。
先発隊は宿へ先に戻るも相方はユダヤ博物館へ行きたいという。疲れていたこともあり入館時のセキュリティ・チェックにポーランド出国時の不快感が蘇えり、あげくにはガイド・レシーバー貸与に身分証明書を預けろと云われてキレタ。当然レシーバは借りなかった。
おまけに入館時に「上着のジャケットを着ろ」などと命令してくる。この相手に対する極度の不信というか彼ら金持ち階級の傲慢さみたいなものを(とても曲解しているだろうが)私個人としては感じた。そして、この不愉快さから多分もめごとは生じてるのだと了解した。
晩はクーダムへ向かった。UバーンもSバーンも何となくビクビクする。それにしても鉄道の運賃が高い。おそらく相当な無賃乗車があるのだろう。それにしても日本語メニューで注文するのは何とも味気ない。まあ酒を飲む分には何でも食えればいいという気もする。
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