2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全16件 (16件中 1-16件目)
1
月の光は、いっぺん死んでるから人間はその死んだ光を浴びている時だけ唯一、ちょっとだけ生きるのを止める事が出来る、と言う。太陽の光は、人間をどんどんと死に近付ける。『猫のように生きるんだ。そのためには夜目が利かなくちゃいけない。』女の子は、言う。本に、そんな一節があって、私も本当にそのとおりのような気がするのだ。幼い頃から、月の光を浴びているのが好きだった。もっとも、それはただ、自分の誰にも話せない悲しいことを、月に向かって話す子供だったから。幼い子というのは、大体がとても無邪気なものでそれが可愛らしいものだが、私は、暗かった。毎晩、毎晩、得体の知れないものに、酷く怯えていた。『おおじしんがきませんように、かじになりませんように。 おとうさん、おかあさんがびょうきになりませんように。 どろぼうが、はいりませんように。 せんそうに、なりませんように。 いんせきが、おちてきませんように。 ちきゅうが、ばくはつしませんように。』毎晩、汗びっしょりになりながら、欠かさず、寝る前に布団に潜って、こっそりお祈りした。どんなに疲れていても、お祈りは忘れなかった。もっとも、別に基督教者ではなかったので、誰に祈っているのか、自分でもわからなかったが、確かにあの頃、私の中には誰か、神のような存在の人がいて、時に狡賢い私を怒ったり、嬉しい時には一緒に喜んでくれたりしたのだ。まぁしかし、ちきゅうばくはつのしんぱいをする前に、自分の人生の心配をしろよ、て感じですが。自分の今までの人生を考えるとね。とある男の子がいるのだが、学校で先生の調子がおかしくてざーざーぴーぴー言い出したのでど突いたら、先生は実は機械になっていて、でびっくりして家に帰ったら、煩く小言を言う母親までも何か調子がおかしい。階段から突き落としたら、母親まで機械になっていたのだった。母親の背後には、『ユメトピア』という、獏のマークの、メンテナンスの見知らぬ男。男の子は、近所に住む、大学生のお兄さんに相談しに行くのだが、お兄さんだけはどうやら無事らしかった。気持ち悪くなった男の子は、駅の敷地内に、『ユメトピア』に続く入り口を見つけ、そこから進入するのだがそこで『ユメトピア』の説明を受ける。母親や、先生はその場所で、カプセルの中に入って、脳に変な機械をつけられ、眠っていた。『ユメトピア』は、つまりは現実が厭になった人間が訪れて、夢の中で、生きていくと決めて、そこで、先生は大富豪になる夢を見ていたし、母親も、映画女優のようになる夢を見ていた。夢の中の彼らは、幸せそうだ、とても。で、現実世界には、本人そっくりなダミーの機械を置いて、社会的な歪が生まれんようにしてあるんだという。男の子は、ついに、その本部のメインの機械をだーん!と棒かなんかで突いて壊すのだけれど、外に出てみたら、しんとして誰一人おらず結局世の中の殆どの人が、実はすでに機械になっていたのだ!!みたいに怖い話を、とても幼い頃から読んでいるのがいけないんだと思う。一番怖かったシーンは、ついに、大学生の隣のお兄ちゃんまでがひっそりと、獏のマークの男の所に連れられていくシーンで、とても悲しかった。諸星大二郎の漫画は、この他にも、駅ビルの地下を歩いているうちに、地上に出られなくなって、階段を昇っても昇っても、また同じ所に出てしまって、地上かと思っていたら、高層ビルをただ昇っていただけで、屋上に出てしまい、最後には、男は屋上から・・・!みたいな、本当にありそうな気持ちの悪い漫画がたくさんあって、幼心に、とても怖かった。今考えると、とても面白いのだが。ちなみに、もう一度読んでみたくなったのだが、かれこれ20年近く前から読んでいないしどこにあるかもわからんのでさっきの話もだいぶ曲がっているかも知れません、第一『ユメトピア』だったかどうだったかさえ。それも朧です、でー、私、何が言いたかったんだっけ?忘れた。ああ、幼い頃から恐怖ばかり植えつけると余り良くないのかもね、でも或いは、そんなことも無いのかもね、まぁ、そんな感じです。
2005/09/29
コメント(4)
ケガを放って置いたら、夜中に在り得ないくらいズキズキしだして、そりゃもう眠れないくらいだったのでこれヤバいかなぁ、と。自分でいちおう消毒とかしまくっていたのですがガーゼがついにきれてしまって、コンビニに行ったならばガーゼ、売ってなかったんです。で、なんとか代わりになるものを探したところ、選ばれたのは『抗菌マスク』でした。マスクを、せっせと消毒した患部に当てる、秋山さん。笑えます。マスクですよ、マスク。マスクって、口にする以外に使った人いるんかなぁ?でも、我ながらなかなかナイスなアイディア。で、今日、病院に行ったのですが、『秋山さーん、どうぞ、』と言われて入った診察室には、見覚えのある先生が。ああーこの人、前もこの人だった。この、メッチャ冷たい感じの先生だったなぁ・・・。この人、怖いんだよなァ・・・先生は、見るからに冷たそうな顔をしてらして、年は30半ば、大柄な身体に、真っ白く大きな顔、青い髭。一重の目が、ちらり、とこちらを向きました。『・・・・・・・なに、ソレ。マスク??』しまったぁぁぁあ!!マスクで満足していた私は、あくまでも自分の家の中での、『アマチュアな秋山医師』、のお話であって、ましてやこんな、プロの中のプロみたいな本物のお医者様に見せるなんて、足にマスクしてるのを見せるなんて、あなた、これもう穴があったら埋めたいくらいですよ。恥ずかしくて、顔から火が噴きそうです。顔噴火ですよ、顔噴火。『・・・・・・・ふん。まァいいけど。』きゃあああああああこの人、今鼻で笑ったYO!!『ふん、』て、確かに言ったよ!!聞こえたもの!!まあ、私も開き直り、早いほうなんで、いいんですけど。笑えばいいじゃん。笑えばいいじゃんYO!!で、なんか見てもらって、開口一番に、『・・・・・これ、ひどいなァ。跡、残るよ。』って言うじゃない??もう、絶望ですよ。秋山さん。で、なんか包帯で思いっきりぐるぐる巻きにされちゃって。挟まれただけかと思っていたら、軽く火傷してるみたいよ。知らねーよ、そんなん。もう、なんでもいいよ。で、とぼとぼ岐路に着いたのでした。あの、冷たい先生、まるでドラマ『振り返れば奴がいる』の織田裕二みたいなんだけどさぁだったらやっぱりアレ必要だよね、石黒賢みたいな、ちょっと熱血の、優しくて誰からも好かれる先生。で、ふたりはいつか衝突して、石黒が胸ぐら掴んで、『お前のやり方が、気にくわないんだ・・・・・!!!』とか言って欲しいなぁ、そんな事をおもいながら帰ったけど、どうでもいいよね。で、秋山さん、どうやら仕事にも出れないらしい、この足じゃ、仕事場を歩き回れないからね。歩き回るのが、仕事みたいなおねいさんだからね。ああーまた夏休みだ。腐りそう。
2005/09/26
コメント(6)
今日は久々のアレです。事故ネタです。(あれ?事故ネタってあったっけ??)あのねぇ、昨日ね、秋山さんね、お友達と原チャで走っていたんだね。お友達は、前を、秋山さんは、後ろを、まぁ時速60Kmくらいかな?風になっていたんだね、アイツの影を探して・・・!で、『秋風が気持ちいいやな~』なんつって思いながら、目白通りっていう結構大きめな道をさ。びゅんびゅん走っていたわけ。まぁここまではいつもと一緒なんだけれど、そのあとね。ふと、前方に赤信号が見えたんだ。といっても、ずいぶんと遠くの方だったから、秋山さんは気にせず、走っていたんだね。で、ここで重要なのは、秋山さん、夜だというのに眼鏡をかけていなかったんだ。眼鏡をかけていない秋山さんは、人間凶器とも呼ばれていて、まあ、階段を踏み外したり、ものに激しくぶつかったり、つまり凶器は秋山さんじゃあなくって周りの物が皆凶器になる、ってだけの話なんだけどね。なんで眼鏡かけてなかったか、ってのはまぁ面倒くさいとかそんなような理由だったような気がする、で、ふと気付いたんだ。気付いた時には遅かったんだ。お友達が、いつの間にか、止まってたんだYO!!目の前で。で、『いや~ここの信号ずいぶん停止線が手前に・・・』とかなんとか言って振り向いて、お友達、その顔が見る見るうちに豹変!!だって、私止まってないもの。だって、私時速50Kmですもの。まだ。あっこれやば・・・・ドガッシャ―――――ン☆もう、私、ふっとびました。時速50Kmの秋山さんが、ついに人間凶器になった瞬間であります!!時速50Kmで突っ込んだんだね。お友達の原チャに。もちろん、突っ込まれたお友達も、どかーん。“春山は、5m、空を飛んだ・・・。”(わからないお友達は、『ホットロード』を読んでね☆☆)で、あまりにすごい音だったから、道路沿いの、吉野屋の牛丼食ってた客とか、店員とかまで出てきちゃう騒ぎ。私たち、慌てて、原チャを起こすに徹するのみ!!!だって、怖いのは二次事故なんだよ。後ろには、青になるのを今か今かと待っている、怖い車さん達が迫っているからね。これ、普通ならうちら二人を、気付かずにどかーん。だね。でも、車にどかーんやられたら、さすがに死んじゃうからね。だから、慌てて、とにかく倒れた原チャを起こしたんだ。で、私は奇跡的に無傷だったのに、その原チャをお友達が起こす時に、おねいさんの足を挟んでしまって、『イタイイタイイタイイタイ痛いよ!!!』みたいになったわけ。もう、二人とも迫り来る車にパニックなわけよ!!ついに青信号になった道路にはびゅんびゅん車が通るわけ!!で、おねいさんの足の甲の皮は、在り得ないくらいべローンと広範囲にわたって剥けてしまったの・・・。剥けた下には、真っ白な、まだ出てきちゃいけない皮予備軍が、顔を出してしまった!!血まみれ!!しょぼーん。これちょっとグロテスクですごいですよ、おにーさん!!!だって久々に痛いもん。こうしている今も、ずっきんずっきんきてるもの☆ああ・・・・生きてる・・・・!!!(痛みに生を実感する悪いパターン)ちなみに、突っ込んだ秋山さんの原チャは、ほぼ無傷だったけど、突っ込まれたお友達の原チャは、時速20Kmしか出ないポンコツになってしまった。ごめんなさい。もうしません。みんなも、眼鏡のかけなさ過ぎとスピードの出し過ぎには気をつけよう!!それと、やっぱり私のような人間は、原チャとか乗らない方がいいんだと思う。
2005/09/24
コメント(10)
家の黒電話がけたたましく鳴って、どうしたことかと出てみたら、相手は仕事先からの母で、兄から変なメイルが届いたという。心配だから、部屋に、何か遺書めいたものが残されていないか、見ておくれとの事であった。何も無い、とそう告げると、どうしよう、私が朝、何か五月蝿い小言を言ったのがいけなかったのだ、私がいけないのだ、そう言って、泣く。小学生じゃぁあるまいし、小言くらいで、死に至るか、内心そう思ったのだけれど、ここ最近の、兄の蒼白した顔や、思いつめたような表情を思い出すと、或いは、と少し厭なものが胸に広がった。しかし、電話口の向こうの母は、只どうしたらいいの、とパニックになっているばかりなので、とにかく私がしっかりとしないと、そう思い直して、母を宥めて、電話を切った。兄は、こちらから見ていると、人生失敗続きで、まぁ私なんかも失敗の塊のような人生なので、人の事を言えぬのだが、それでも私みたいに開き直っているうちは、まだいい。兄は、どうも神経質なところがあって、自分の人生に負い目を感じて、小さく生きているようなのでどうにも心配になる時がある。その上、酷く臆病なので、それが何をしても邪魔をして、いつまでも崖から飛び立つ事の出来ない雛鳥にも似ている。兄は、何かやりたい事があったらしいのだか、結局、勇気が出せずに、いつまでもうじうじとしている。そうして、時だけが過ぎ、年をとって、ああ、いつの間にか僕はこんなにも年を取ってしまったのだ、と只、嘆いている様に見える。そんな兄を見ていると、掛ける言葉も失う。兄は、一様に、只、暗い。そんな兄の様子が、確かに最近変だったような気がしてきて、私は胸騒ぎを抑えきれなくなった。厭だなぁ。この感じ。そう思って、とにかく、探しに行こうと、外に出た。外に出たところで、もちろん探す宛ても無いのだが、兄がよく行く場所も、全く見当もつかぬ。そこまできてやっと、ああ、兄はずっとひとりぽっちだったんじゃないか、そんな事を思った。家族も、いつまで経っても煮え切らない、いい年をした兄に、どこか冷たい、嘲笑の眼差しを向けていたし、私だって、心の何処かでそんな兄を、莫迦にしていたのだ。悲しい。また、そんな感情が、心に広がった。ああ、どうして悲しい事はなくならないんだろう、厭なのに。私は、悲しいことは厭だ。私は、一度だけ死に最も近付いた時があって、その時、ああ、人はもしかしたら、こんな時に死ぬのじゃないかしら、そう思った。私は、あの時、いっぺん死んだ。それからは、まるで余生のような毎日を送っている。好きなものだけを、狂ったように、只、見つけるだけの毎日。虚しさを、只管誤魔化してしまえばいいのだ。そんな毎日。自分で死を選ぶ事について、その是非を問う事がよくあるけれど、私はそれ自体とても愚かしいし、無駄な行為だと思う。生きる事を目的としている人がみんな集まって、あれこれ言ったところで、結局は似た者同士の言い合いであってそこに自死を選ぶ人は不在であるからだ私が一番、死に近付いた時、ほとんどの音は消えた。心配してくれる親や、友達や、泣いてくれるであろう恋人や、それら冷静に考えれば次々と出てくる、自分を思い留まらせるもの全て、そのほとんどの音は、消えていた。つまり、私は厚い鉄製の、重い重い、決して誰も、開くことの出来ない、そんな扉のこちら側に居たのだ。なにも、聞こえない、まっくらな、冷たい闇の箱の中に、一人で座っていた。たったひとりであった。無音。闇。そこにあるのは、それだけであったのだ。つまり、自分で死を選ぶ人に、あれこれ理由があるわけもない。残された人が、あれこれ理由を考えたって、そこに答は残されていない。答は、全部、持っていってしまった。箱の、こちら側に、持っていってしまっているのだ。でも、願わくば、その箱の中から引っ張り出してやりたい。扉は、決して開く事はないけれど、それでもなんとかして、引っ張り出そうとする。それは、残された者たちが、皆思うことだ。そうして、私は、行く宛ても無いまま、兄を探した。自分の、昔を思い出しながら。兄は、結局、その日遅く、家に帰って来た。誰か、一発、ぶん殴ってしまえ。したら、目が覚めるのに。そんな事を思ったか思わないか、どうだろう。
2005/09/23
コメント(0)
私は、比較的金縛りによく遭う人のようですが、どれくらいの頻度かって、そりゃもう、金縛りくらいじゃあ、どうにも驚かなくなるくらいです。つまり、別段大した事ではなく、自己処理されるのですが、今日起こったパターンはちょっと珍しかったなぁ。最近、立て続けに悪夢ばかり見るのですが、それと何か関係があるのだろうか。ま、悪夢も、悪夢なんだか何なんだか、よくわからんようなつまり只気持ちの悪い、奇妙な夢ばかりだということで夢の中で私は、至って冷静で、特に目覚めの時に厭ぁな気持ちも残っていないのですが。悪夢の話は、また置いておくとして、それにしたって今日の金縛りはすごかった。何がすごいって、五月蝿かった。只只、五月蝿かった。がくん、と全身が動かなくなった後に、どんどんと身体が重く重く、沈んでいくのですが、あ、また、いつもの感じ。厭だなぁ。まぁここまではいつもと同じ。問題は、その間中、とにかく五月蝿く耳元でぎゃあぎゃあと騒がれた事です。あの声ですよ、『はじめてのチュウ』の唄声のような、『私、援交してたんですよぉ~』の、モザイクの女子高生の声のような、そして、AQUAという海外のミュージシャンの唄声のような、ううーん、わかるかな?あの、高くて五月蝿い声が、それこそ何十にも重なってぎゃあぎゃあと騒いでくるわけです。引切り無しに。ああーうるさいうるさい。眠れんわ!!ピアノの、只、滅茶苦茶に弾いているだけの音も、セットでネ☆で、こちらは、目は、開いているわけでして、部屋の天井を見ているわけです。しかし、身体は動かん。頭上に、何か黒い影が、蠢いているのが見える。あああー最悪。これには参りました。だって、寝ようと思ったって、寝れないじゃない。仕方なく、無理矢理、それを解いたのですが、また眠りに落ちようとすると、すかさず金縛りが起こって、また例の声がぎゃあぎゃあと喚いてくる。金縛りのすごいところは、普段、眠りに落ちる瞬間というのを意識する事は容易ではないですが、それがちゃんと判るところです。ああ、眠りに落ちてゆくなぁ、それが自覚できるところです。それにしたって、あまりに執拗なのでとうとう、私は身体を起こす事になりました。ああ、面倒臭い。そして、今度こそはっきりと金縛りを解いてから、また穏やかな眠りへと入りました。金縛りは、一般的に、眠りの浅い時に、脳が起きていて、身体が寝ているままの状態、だと言われていますし、私も実体験にて其の様に思っていますが、それにしたってじゃあ、あの五月蝿い声はなんなんだ。あれも脳の記憶の乱反射の一部なのだろうか。つまり、脳が半分起きていながら、半分夢を見ているってことです、否、或いは、ううーん金縛り、遭った事ある人、パターンを教えてください。ああ、そういえば昨日の日記で、「明日はうすた氏についての日記を書く」と書いたような、書いていないような、否、書いていないよな、うん。
2005/09/20
コメント(8)
貴重な最後の一本の煙草に火をつけたら、フィルターが赤く燃えあがっていました。そろそろ自分の脳味噌を引きずり出してアルプス山脈あたりの清水でじゃぶじゃぶ洗いたいです。たまには、なんか力が抜けた日記更新にしようと思っていて今日はその日になりそうです。昨日見てきた『ファンタスティック4』という映画がとても突っ込みどころ満載☆だったのでそれを書こうかと思いましたがあまりに突っ込むところが多くてまとまらないので止そうとおもいます。仲の良いカップルの皆様はぜひ、見に行ってください!上映終了後に、ふたりの突っ込み精神はもう、絶好調☆映画の内容にいろいろと突っ込んでいるうちに盛り上がり、ふたり笑いが止まらなくなり、いつしかふたりの絆がより一層深まることだろうと思います。面白いか面白くないかで言えば、面白かったです。つまらない映画は、突っ込みすら生まれないものです。それにしても、私の映画の趣味は、とても地味なものが多いのでたいていはそうなると一人で行く事になります。逆に、誰かと行く事になるとやはり世に言うことの娯楽大作、を見ることになります。そうでなきゃ、自分の足で、娯楽大作なるものを見たいと思った例が今まで一度も無くって、それだときっと世間のギャルについていけそうも無いので、助かっています。『NANAってさぁ・・・!!』とか、一度でいいから言ってみたいのですがNANAといえば私の場合はBANANAくらいしか思い浮かばないのでやっぱり世間に近付くには程遠い様です。映画の話で言えば、メジャーどころならば私はやはり妄想癖がひどいので夢の中の世界を見させてくれるような幻想的な映画、例えばシザーハンズやスリーピー・フォロウの様な映画の中の世界観がしっかりしているものとか、または純日本で言うところの黒澤映画とか、ずっと白昼夢の中にいるみたいな小津映画とか、それは好きです。(原節子嬢、怖美しく、好きです)ああ、ヒッチコックのような映画も好きです。もっと遡ると、チャプリンなんかも好きです。ああー解りやすいのが好きなのかなぁ。そして、見ている間、何か夢を見させてくれるような映画が好きです。だから、最近のCG映画って苦手なんだよなぁ。CGって解った途端に興醒めしちゃうんですよ。難しいです。いままででよかった映画の中のひとつに、ディビット・リンチという人の作品の『ストレイト・ストーリー』があります。おじいさんが、昔喧嘩別れしたお兄さんに、突然逢いに行く、ただそれだけのお話なんですけど。とてもシンプルな話なんですけどね。もう、私、号泣。免許が無い為、トラクターでいこうとする、おじいさんに号泣。麦わら帽子が飛ばされる、それだけのシーンに、号泣。おじいさん!おじいさん、それ、無理無理!!無理だよ!トラクターじゃあ!!おじいさん!(号泣)この映画は、なんといってもおじいさん役を演じる、リチャード・ファーンズワースの魅力に尽きるなぁそしてその人が紡ぐ、言葉ひとつひとつの重みに尽きる。たぶん、なんか自分の心の琴線に触れたんだろうなぁ。別に、お涙頂戴の映画じゃないんですよ。お涙頂戴の映画で、絶対に泣けない、可愛い気のない私ですから。それどころか、「フン」と鼻で笑うくらい、憎ったらしい私ですからね。まったく、擦れちゃってますよね。そんな捻た私だから、余計にこのシンプルなストーリーに、心を打たれたんだろうな。といいますか、まるで自分の心の鏡になるみたいな、そんな映画でした。自分に、色々思うことがある人であればあるほど、あの映画にぴんとくるんじゃあないかな。じゃなければ、ほんとにシンプルなストーリーのまま見る人は完結させてしまうとおもいます、あああーやべーほんとにダラダラになっちゃったよ。明日は、自分が好きな、もの造る人たちを紹介しようとおもいます。(好きな漫画家とか、あと好きな漫画家とか。特にうすた氏。)だらだらといきます。
2005/09/19
コメント(6)
はいはいはいどんどん行くYO!!行っちゃうYO!!ちなみに昨日はシブヤで山手線が止まっておねいさん、帰れなくなったYO!!で、昨日の続きのフジファブリックからですが、続く、今の季節にぴったりな唄、『茜色の夕日』。ニューバージョンになってから、テンポが少しばかりゆっくりになったこの曲ですが、もう何度となくライブで聴いたこの曲も最近では貫禄すら感じられます。ゆったりと演奏する、5人を見ていました。気持ち良さそうな、山内氏のソロギター、暖かさを感じさせる、足立氏と加藤氏のリズム隊。相変わらず、遠くを見据えるように奏でる、金澤氏の鍵盤。そこに、志村氏ののびやかな唄声がのって、ああ、やっぱりこの曲はこの5人じゃなきゃ演奏できないなぁ、そんな事を思ってしまった、しまった、しーまぁたぁ!!!茜色の照明がとても綺麗でした。で、あっという間に時間は過ぎ去り、最後は予想通り、ウレシイ『陽炎』での締めでした!!うわぁーい!!うれしい!!冬盤発売の後くらいは、ライブで『陽炎』が聴ける確率が少し下がっていた気がするよ。で、大好きな曲なので、最近のライブではよく聴けて嬉しいです。やっぱり、あの出だしの、金澤氏のピアノと、志村氏の無機質な声、あの絡みって最高だと思う。何度聴いても、心にぎゅうってきます。『し、め、つ、け、るぅー!!!』の辺りも、うわぁっときますね。で、あっという間に終わってしまったんです。ああー素敵なライブをありがとう。フジファブリック。で、次はついに、3日間のオオトリであります、YUKIちゃん登場です。フジが終わったので、後ろの方に行ってゆったりと見ることが出来ました。こないだのフェスで、あのどでかいステージの上を白いフリルワンピースで縦横無尽に走り回るパワフルなYUKIに、あの人のプロとしての力の強さを身体で感じたのですが、今回はAXですからね。YUKIを見るにしては狭く、贅沢すぎるハコで貴重でした。こんな小さな空間で、YUKIのステージを体感できるなんてね。お客さんも待ってましたとばかりに大盛り上がり。どのファンの客もみな、笑顔で、ステージの上のきらきらしたYUKIの空間に釘付けです。とにかく登場からもうすごいパワフルなんだよね、YUKI。見てるこちらが、どきどきしちゃうくらい。ステージを、所狭しと走り回る。くるくる変わる表情。客を煽る煽る。この辺りのステージングは、ジュディマリ時代に力を付けた元バンドヴォーカルならでは。なんだか、会場全体が、そのステージの小さな女の子(と呼びたい。)に釘付けで、その子のパワーと魅力的な表情やしなやかな動きに釘付けで、ああ、なんかまるで楽しい夢の中にいるみたいだ。すごく、キラキラとした時間でした、そう、そしてなんだか眩しすぎて、切なくなってくるのだよ。私、何度も涙を堪えました。YUKI狂ではない、こんな私をも魅了してしまうYUKIという人の魅力はすごいものだと思った。YUKIは、年を取るごとにどんどん、無駄なものがとれて洗練されていくような気がしました。本物になっているんだね。紛れも無く。中学時代、デビューしたての、このロリータな女の子に男子達は釘付けで、当時、アンチジュディマリだった私はそんなことをぼんやり思った。いや、よかったです。YUKI。で、まぁそんな感じのライブだったよ。って、やっぱり最後はぐだぐだな感じで終わる、秋山のライブレポだけど、まぁしょうがないよ。秋山だもの。人間だもの。みつをだもの・・・!(力を込めながら)
2005/09/17
コメント(2)
鉄は熱いうちに打て!!ニワトリは3歩で忘れる!!秋山は若年性アルツハイマーだ!!となりの客はよく柿食う客だ!!どんな客だ!いったい!!というわけザマスので、忘れんうちに今日のライブレポざます。『ちょ・・・まてお前、昨日も・・・!!』っていうみんなの声が遠く聞こえるよ。PCの遠くから聞こえるよ。じゃあ行くよ。恋する乙女はせっかちなんだYO!!(もう乙女じゃないけどさ!)まず、場所は渋谷AX。SMAという、まぁソニーミュージック・アーティスツの略なんだけどおねいさんの大好きな志村氏率いるフジファブリックや、志村氏の大好きな奥田民生とか、パフィーとか木村カエラ嬢(かわいいよネ!キィィィィ!!)とかあとはおねいさん一押しバンド、シュノーケルやBaseBallBearだとかARTもそーだな、イナ戦も、まぁそんな素晴らしい面々の事務所があるんですね。で、今回は、そのSMAのモバイルサイトを盛り上げよう!!てのとあとまぁSMAの所属アーティストがみんな集まってどんちゃん!みたいな感じ、なイベントでした。3日間。気になる本日のメンツですが、High Voltage、真心ブラザーズ、イナズマ戦隊にフジファブリック、そしてYUKIちゃんです。いやーん、豪華。ちなみに、志村氏も見に行ったという昨日は、民生ちゃんとシュノーケルも出ててこれまた見たかったなぁ・・・。で、各手短にレポを書こうと思います。まず、一発目、オープニングアクトは、HIGH VOLTAGE。私は、見たのも聴いたのも全く初めてでした。なんていうか、4人バンドだったのですがVo.の人はベンジー並みのスパゲッティ・ヘアに髭、そしてギターの人はやせっぽちでメガネ、ちょっと60年代風のピタピタTシャツ。ライブの内容はとってもHIGH VOLTAGE!!!Vo.の人の高音がなりボイスで、社会の風刺を歌っているような、そんな感じのアツイ4人でした。お客さんもあっけに取られていました。こういうイベントじゃないとなかなか見る機会がないと思うんでさすがイベントだなやーと思いました。で、次はアコースティックな真心ブラザーズ。なんていうか、贅沢です、とても。真心を目の前で見れちゃうなんて、とっても贅沢。YO-KINGのぶっきらぼうな声、あれ私大好きですし、アコースティックな感じにぴったりでした。新曲の入りを間違えたり、終始ニコニコ穏やかで、とても楽しかった。真心は、見ている人に幸せな時間をくれる人たちだ。音楽の楽しさ、シンプルの良さに気付かせてくれる。そしてベテランのいい意味での余裕の楽しさ、がありました。次、イナズマ戦隊。この人たち、ライブ一度見てみたかったんです。曲を聴いてから、ライブがとても気になるバンドでしたから。結果は、もう予想以上!!とにかく客の乗せ方がうまいし、シンプルなロックンロールは聴いていてとても気持ちいいし、ああ、毎日ってもしかしたら輝いてるのかも、そんな事を思わせてくれる人たちでした。なんと言っても、Vo.の丈弥氏の魅力的なこと!リズムに乗るという事の気持ちよさを教えてくれました。MCもまた、よし!ラストの、『応援歌』を熱唱する丈弥氏には、何かぐっとくるものがありました。よかった。で、キーボードのセッティングで、秋山のどきどきは最高潮!!そう、フジファブリックの登場です!!まず、大歓声と共に始まったイントロは『ダンス2000』。ああー!一気に持っていかれます。ワンマンと違って、嬉しいところは、比較的ゆったりのれるところ。うるさくガナるティーンズファンもいないしなぁ。快適、快適。楽しみにしていた、間奏前の志村氏の雄叫びの発表ですが、『渋谷―――!!!』でした。わぁお。いつもにも増して男らしい志村氏!!どうした、志村氏!!そこには最早、あの小動物のようにビクビクしている目の潤んだ志村氏は居ませんでした。紛れもないロックンローラーがそこに!!ああー格好いいよ、志村氏。で、その雄叫びで入るキャナ澤氏の踊り狂うキーボード!!に、山内氏のワウギターがものっそい格好いい!!もう私、HIGH VOLTAGEですよ!!フジファブリックだけど、HIGH VOLTAGEですよ!!(なにがなんだか)テンション上がりまくりです。気持ちいい!!で、続く『銀河』。ライブで演奏する確立がとても高いように感じるこの曲ですが、やっぱり好きだなぁ。なんつーか、アガったオーディエンスの熱気そのまま、凍て付く冬の星空を見させてくれるような曲です。それも、きらきらと綺麗な星空じゃなくって、もっと無機質な、凍るような空、ね。で、志村氏は『では、どんどん曲をやりっ・・・ス』といつものように短いのに咬み咬みなMCの後、新曲を。これは、初めて聴いた曲なのですが、とても気持ちのいいメジャーコードのキャッチーな曲で、テンポもノリノリなのですがサビで突然、びっくりする位テンポスローになるという、フジらしい捻りのある曲でした。最近思うのが、志村氏の引き出しってとっても広いなぁ、と。こんな風に、本当に多種多様の曲を作るのですがちゃんとどこまでもフジファブリックの音、なんですよ。それがとても格好いいと思った。アルバム、ホント楽しみです。あ、この曲、あまりにどこで終わるか予測不可能だったので終わった後、客席に一瞬の静寂が広がって。志村氏の『にやっ』っていう“してやったり”顔がとてもよかった。で、MCなんですが、もう、志村氏大暴走!!早口で、かみかみしながらしゃべるしゃべる!!客席、初めてフジを見たお客さんからもクスクスと笑い声がこぼれる。内容は、夏が終わりますね!だとか、夏は暑いビールがうまい!とか言っちゃって、あ、暑いビールがじゃなくて、暑いとビールがうまい、だった!とか一人で訂正して笑っていました。客席も大爆笑。で、まだまだしゃべったんですが結局オチがなくって止まって、金澤氏が『・・・オチがない、っていうね!!』と突っ込んでいました。金澤氏に突っ込まれるなんて!!いつも逆なのに!!どうした志村氏!!でもとってもかわいいぞ!!!(きゅん)あのーあのテンションは、ビールが入っていた時の夜想宴の志村氏を思い出させるぞ・・・!歌詞もいつになく間違ってたしなぁ・・・!笑まさか・・・!まさか、また志村氏、ビールを・・・?!(と、妄想は止まらない)で、続きは後半で。
2005/09/16
コメント(2)
はい、久々にライブレポです。みんな、用意はいいかい?☆『いいよ~☆』っていう元気なみんなの声が聞こえてこないけどさっさと行っちゃうよ!!今日は、新宿ロフトにて『SET YOU FREE』というライブがありました。出演バンドは、セカイイチ、No Rigret Life、LOST IN TIME。とっても仲良しなこの3バンドですが、なかなかこの貴重な組み合わせのライブを味わう事が出来ないのもまた事実なわけです。つまり、行くっきゃない!!ひゃっほう!!な、ライブなんですよ。で、結論から言います。一緒に、ライブに連れて行った妹、恋に落ちました。気になるお相手は、セカイイチの慧くん。(もちろん一方的ね。)いやーだから連れて行きたかったんですよ。だって、慧君、めっちゃ妹のタイプまっすぐストライクだもの。だから絶対こうなる事わかってて、わざと仕向けたんですよね。もう、『私の片想いの苦しみを・・、アナタにも、どうぞ・・・!!(血走った瞳で)』みたいな。ははっそれは嘘ですが、ホント、ライブの良さもさりとて、一番がっつんと妹に効いたのは、帰る時に偶然、階段の所で偶然、生慧君とお話できたことみたい。握手してもらったり、私とアルバムの話をやりとりしている慧君に、ぞっこん☆ラブになってしまったみたい。余談ですが、私は、慧君に『“美しき遠吠え”がかなり好きです。』って言ったつもりだけど、後々考えたらどうも、『“美しきミソラ”がかなり好きです。』って言ったっぽいんだよなーそりゃ“美しき遠吠え”も“ミソラ”も大好きな曲だけど混ざる事ないじゃんねぇ・・・。『ああ・・・・・もう・・・・ ・・・ありがとぉぉおおお!!!』と、笑顔で叫んだ慧くん、どうも、あれが妹のハートにどっきゅん☆きたみたいよ。ふふ。で、肝心のライブの話に戻りたいと思います。まず、今回のトップバッターを務めたのは、セカイイチ。私は、有る人の勧めでセカイイチをちゃんと聴くようになったのですが、それからもう、ぞっこん☆らぶ。で、先のROCK IN JAPANフェスで、そのライブのよさにもがっつんやられちゃったワケでして、今回もとっても楽しみだったのですよ。セカイイチね、とにかくライブの実力もすっごい。音源もすごいが、ライブもあれだけ力があると、最早、新宿ロフトが小さく感じるってなものです。それ位、彼らのライブは暖かく、迫力あって、感じるものも多いです。たくさんの人に、是非薦めたい。彼らのメジャーデビューは今年だし、Vo.の慧くんに至ってはまだ若干、23歳なのですよ。なのに、なんなんでしょう、あの実力は。デビュー1年目に甘んじない、演奏力の高さ。とにかくリズムも崩れないし、4人の音がとても綺麗に鳴らされているし、慧くんの歌唱力の強さは圧巻。声ののびもいいし、高音も綺麗に出るし、ちゃんと声が音に乗っているんです。やはりあの人の天性のものだというのと、それからあの人が今までやってきた事はちゃんと積み重なって、血や肉となっているんだと思いました。楽曲のバリエーションも、その魅力だし、ライブを見た後に、確かに何か暖かいものが胸の中に残るんです。特記すべきは、『No Rigret Lifeと、LOST IN TIMEに捧げます。』と唄った、今までの出会いに感謝をつづった唄。初めて聴いたけど、セカイイチの新しい一面を見たような気がします。それともうひとつ。最後の曲『石コロブ』にて、マイクをはずして、『ベイベー!』と生声で叫んだ時、鳥肌が立ちました。これが、ライブの力だよなぁ、と。音源もいいけど、ライブも素晴らしい、セカイイチでした。続いて、ノーリグ。私の今日一番の目的は、ノーリグだったわけです。音源を聴いてから、その音に、唄声にガツーン!!とやられて、もうそれから中毒のように、たくさんたくさん聴いたものです。でもライブは初でした。始まる前から、すでにドキドキが止まらん。で。ついに始まったのですが、一曲目。いきなり『失くした言葉』ですよ。もう、私一曲目で泣きそうになりました。てか、半分泣いてました。ずっとずっと、ちゃんと生で和奏君が唄っているのを見たかったのと、大好きな曲がいきなり目の前で鳴り出したので、なんつーか、感極まっちゃいました。セカイイチの時とはまた違う、私の心の反応です。なんだか、ずっと、心臓の辺りをぎゅっとされているみたいな。苦しいけど、なんか愛しさにも似たような、そんな感情でした。目の前で見た、聴いた和奏くんの唄声は、擦れて、でもとても力強くて、芯があって、一曲一曲、ちゃんと心に響いてくるんだね。なんだろう、不思議な魅力がある唄声なんだよなぁ。そうそう、たぶん、その中に暖かさと優しさがあるからなんだね、きっと。曲のメロディーラインもとても気持ちいい。それと、妹も言っていたけれど、とても3人でやっているとは思えない迫力なんだなぁ。ドラムも、ベースも、ひとりひとりが120の力を出し切っていて、それぞれの迫力が、すごい。それに付け加え、唄いながら奏でる和奏くんのギターも、もちろん120なんだよねぇ。レミオといえ、ホントすごい3ピースっているのね。『失くした言葉』『メロディ』『静寂の歌』『あの日の未来』『せつなさの向こう側』だったような気がしたけど、いまいち自信ない・・・。ボーっと夢の中みたいだったからね。11月に発売の、『あの日の未来』は初めて聴いたけどすごいよかった、これぞノーリグだ!って感じの曲。ホント、いい曲書くよなぁ。じんとした。最後の曲、『せつなさの向こう側』はもう私がせつなくなっちゃったよ。まったく。また泣きかけた。ああーあの最後のギター、いいよねぇ。(妄想に入り中。)で、トリはロストですよ!思えばフェス2日目のトリも、ロストだったのだよ。2度目ましてのロストでしたが、やはりファンが多いです。きっと、ロストのファンは、あの繊細な、硝子よりももっと繊細な、触れたら壊れてしまいそうな儚さを持った、ロストの独特の世界に共鳴し、魅了されているに違いないのです。フェスの時も書きましたが、きっと、海北くんってとっても優しい人。そして、優しいから壊れやすくて、弱い部分も持っている人。痛みに対して、敏感な人。それが、歌詞からも見て取れるんです。ロストが他のと違う部分は、絶望を唄い上げてしまうところ。普通ならば、絶望を絶望とせずに、希望に繋がっていく、そんな歌詞を書く人が多いと思うんですが、ロストは、例えるなら絶望の真っ只中にいるような唄。悲しみの真っ只中にいて、そこでもがき、叫んでいる等身大の唄。“君といた景色とか、一緒に過ごした日々とか、たくさんの忘れたくない 事がある、でもいつかは、忘れてしまうんだよ。”“枯れない花も、若いままの君も、そんなものは存在しないってわかってる”そんな世界観があります。つまり、その時だけの、誤魔化しの為の慰めや、嘘はない。海北くんが唄っているのは、悲しみや虚しさの中で、もがいている自分。だからきっと、たくさんの、同じ様な人々の心にまっすぐ届くのだろう。そんな事を思いました。で、最後は今回のイベントの全員が出てきて、ものっそい笑顔で手を繋いで、お辞儀をして、終わりました。とても中身の濃い時間だったなぁ。本当に、心から行ってよかった、と思ったよ。そう思わせてくれる、この3バンドはすごいと思ったし、この瞬間に此処に居る事が許されている私はとてもラッキーだ、と思った。まぁ、それを思ったのは私だけじゃなく、妹もだった様です。だって帰ってからそっこーセカイイチのサイトにジャンピングしてましたもん。恋する女って怖いよね。でも可愛いよね。で、またこの3バンドでライブして欲しいなぁ。で、明日もライブなんですがね。フジのね。ふふ。
2005/09/15
コメント(2)
はて わたしはこの時、確かにここにいたはずなのに何も思い出せないのはなぜだろう?この時、確かにこのやせっぽっちな男の子を見ていたよ。とがった、のどぼとけを見ていたよ。空気が震えるような、唄声を聴いていた。がたがたの歯並びも折れそうな腕も猫みたいな目だってとにかくすべてを見ていたよ。はて わたしはこの時、確かにここにいたはずなのに何も思い出せないのはなぜだろう?わかっているよ、確かにわたしは夢中だった。夢中でその人を見ていたんだ。その人が紡ぐ唄声を、ひとつも零さないように用心して。その人のひとつひとつを、ひとつも零さないように用心して。目を凝らしながら、ずっと見ていたよ。とってもまぶしい光の方向を、目を凝らしながらずっとね。そうだ、わたしはその人が大好きだったよ。大好きだったんだ。忘れたくないと強く思うその瞬間だっていつかは忘れてしまうね。忘れたくなくてもいつかは忘れてしまうね。それは、とても悲しいな。忘れちゃったすべてのことはいったいどこにいっちゃうんだろう?忘れたくないな。忘れたくないな。
2005/09/12
コメント(0)
日本が腐ってきているねー私は戦争はごめんだしどこかの国から喧嘩売られて自分のいつもの日常にミサイルが飛んできて大切な人が巻き込まれて死んでそんな日がいつきてもおかしくない状況だってわかってる郵政法案だとかなんとかその影に隠れて見えなくなってるあいつがやろうとしていることをちゃんと見ろ目をこらしてちゃんと見ろ大切な人の毎日に暗い影が落ちようとしているぞ戦争の反省が集結した憲法を戦争体験してないおじさんが勝手に変えようとしているぞとても危険なことだぞ日本はいま、どこかの違う宗教の国に喧嘩を売っているよいつ仕返しされてもおかしくないんだぞめでたい国だ、日本ってどこまでもおめでたい国だあいつのやっていることはちっとも民主主義じゃないんだぜあいつはそのうちヒットラーになるぜそしてそれを支持している大勢の諸君。あなたは知っているか?何処かの国に日本の兵が送られてから仕返しを恐れている日本が、いつもの駅にまで防弾チョッキを着た警察官を置いていた日を。たくさんのゴミ箱が、テロ対策で使えなくなっていた現状を知っているか?どう考えても異様なこの光景。そもそもこんな風になっちまった原因はなんだったんだ?憲法9条が替えられようとしているよ。右寄りの教科書が出てきて歴史を湾曲しようとしているよ。君が代を歌わない教員は罰せられるようになったよ。じゃあ愛国心っていったいなんだ?愛国心より何よりも、まず私は大切な人が幸せになれればいいと思うだから大切な人の安全を脅かすような今の政治に危険を感じるただ、それだけだ。ジャイアンにくっついてるスネ夫はとても利口なやつだけどでもジャイアンは喧嘩っ早いからスネオが代わりに仕返しされる時だってきっとあるんだぞのび太でもいいじゃん喧嘩弱いけどでも、のび太でもいいじゃんよドラえもんの居ないのび太なんて単なるへタレだけどさだけれど日本はキテレツくらいの技術は持っているのだからそれと、郵政民営化で苦しい思いをするのはきっと都心部の私たちじゃなくって地方の方々だと思いますよきっと地方の儲からん場所は切り捨てられますよつまり、全ては金ってことです金の生まれん場所は容赦なく消されますぜ糞資本主義社会に拍車がかかりますね全くめでたいですピース、ピースの平和主義者なんていつの時代も夢見がちなダサい連中だなんて思われるけれど私は大切な人を失いたくないんだ。本当にそれだけなのだよ。今回の選挙に思ったことでしたしかし所詮民主主義は多数決の理不尽さを認めなくてはならないからなー私みたいなハズレ者は一生物言えぬ存在なんですよ、結局絶望だなぁ。もうみんなあのヒットラーの支援者だけ戦地に行けばいいのに。てか日本、鎖国しちゃえよ外交が下手過ぎるよペリーがいけないんだよ、何もかも。でもそしたら内乱起きるもんなぁ戦国時代に戻りそうだよねぇみんな血が好きだよねぇてか鎖国したら、待ってました!とばかりに近隣諸国がボコボコにしにくるんだろうなぁ恨まれてるからねぇ、日本。やっぱりスネオじゃなきゃやってけねーのかなー戦後60年と言われていますが、後腐れ、終わってないね、まだまだ。
2005/09/11
コメント(4)
そう、僕は青い鳥を探しにいった。長い長い旅の途中、色々な出会いがあった。街の小さなダンスホールにいたジャックは、あいつはバイオリン弾きだったし、ときどき故郷の唄、古くから伝わる唄を、僕に聴かせてくれたっけ。あいつの鼻歌はとっても調子狂いだったけど、でも僕はそんなあいつの唄っている時の目が、びっくりするくらい透明でそれが大好きだったんだ。あいつは、友達のしるしだっていって、僕に1セントくれた。僕は、お礼に何かあげたかったんだけど、何も持っていなかったからポケットの中に入っていたビーフジャーキーをあげたんだ。笑っちゃう。1セントのお礼が、ビーフジャーキーだなんてね!それから、バスを待っている間、隣に座っていたアダムスというおじさんは、世界中を回っているペテン師だって言ってた。ありとあらゆる人を騙すのが、僕の仕事さ、そう言って笑ったおじさんは、奥歯に金が光って、それが滑稽で思わず僕は笑ったんだ。おじさんの紺色と白のストライプのスーツは、とってもお洒落で、それ素敵だね、って僕が言ったら、おじさんは笑って1セントくれた。僕は、お金が無い子だと思われたのかしら?でも、僕は何かおじさんにもお礼がしたくって、ポケットの中を探ったらさっき市場の小さな店で買った、虹色のガラス玉が入ってたから、僕はそれをおじさんにあげたんだ。おじさんは、これはまた、極上の宝石だ、そういってまた二カっと笑った。公園の噴水のところで出会った、マリーって言う女の子は、僕よりずいぶんと年下みたいだった。彼女は、どうやら家出をしてきたらしくて、汚れてすすけた頬の下は、透けるみたいに白かった。パパとママが、喧嘩をするの、そう言って悲しそうな目をしたその子は、ちっとも僕の目を見て話してくれなくって、でも持っている人形について話す顔はとても嬉しそうで、このこは、ベリーっていうの、私の、友達よ、彼女はとってもお洒落で、いつも新しい服を欲しがるもんだから、私もとても困っているの、そう、この子はちょっぴり我儘で、でも可愛いから皆にとっても愛されるの、そう、この子はベリーって言うの。そう笑った。彼女は、僕と別れる時に、小さなキャンディーをくれて、僕はそのお礼に、被っていた帽子についていた、古ぼけたバッヂをはずして、その子にあげたんだ。街を離れた広い広い道を歩きながら、僕は、なかなか見つからない青い鳥に、途方に暮れていたんだ。もうすっかり夜は深けていて、ふくろうのホーホー鳴く声が聞こえた。向こうの方で火を焚いているのが見えた。僕は、そこで、最後の出会い、ジョセフという老人に出会ったんだ。ジョセフは、すっかり白髪になっていて、フサフサの眉毛とフサフサの髭、僕は、まさかこの人こそ、サンタクロースなんじゃないかしら?と思った。ジョセフは、僕のように、旅の途中だと言った。長い、長い旅の途中だと言っていた。ジョセフは、もう20年も前に喧嘩別れした、彼のお兄さんに、謝りに行きたくって、旅に出たんだと言った。ぼうず、彼は僕の事をそう呼んだ。ぼうず、人生は、長い長い旅のようなものだ。時には、過ちを犯し、時には孤独に耐え、そして、時には喜びに出会うんだ。人生では、たくさんの出会いがあるけれども、どの出会いも、自分にとっては大切なものだ。そのどれも、大事にしなくてはいけない。それらひとつひとつが、自分を創っていくものなのだ。そして、長い旅にも、いつかは終わりがくる。ジョセフは、焚き火を見つめながら、そう言った。ジョセフの茶色い目の中に、赤い火が映って、きらきら光っていた。僕は、結局青い鳥は見つけられなかったのだけれど、帰ってきたら、代わりに、旅の間、放置していた、僕の水色のバイクに、鮮やかな黄色が光っていた。僕は、あまりのそのコントラストの美しさに、眩暈を起こしたのだけど、こんな粋なことをしてくれるのは奴らしか居ないと思った。そう、あの、悪の組織・・・!ちくしょぉぉおお!!国家の犬めがぁぁああああ!!僕は、その黄色いわっかをブッちぎる為に、マイナスドライバーを買いに行ったのさ!よいこの皆は、真似しちゃダメだぞ、ぜったい。3日も放置してたら、そりゃ駐車禁止切られますよね。
2005/09/10
コメント(4)
みなさん、私がストーカーにあって、もしも何かあったら、そしたらこの日記の事を証言して欲しいんです。よろしく頼みます。今日、雨だったのですっぴんに雨ガッパ、眼鏡という「ああ、これ知り合いとかに会ったら終わりだわ・・・」みたいな格好でコンビニに行ったんです。青い愛車、志村くん1号に乗ってね。したら、駐車場にいた変な30代くらいのおじさんに話しかけられました。おじさんが言うには、ぼくは、決して怪しい人ではないんだ、ぼくはセラピストのお仕事をしていて、いま患者さんと待ち合わせてたんだけど、患者さんにすっぽかされたらしいんだ、それで、途方にくれていたのだけど、よかったら、あなたはとってもお綺麗なので、30分、いや15分でもいいからぼくのお茶に付き合ってくれませんか、どうか、お願いします。ナンパなヤツだとおもわれるかもしれないのだけど、いまだって、ほら、こんなに心臓がどきどきしているのだ、どうだろう?人助けだとおもってぼくのお話を聞いてはくれないだろうか?とのことだった。おじさんは、白くてぽっちゃり、髭で、とても流暢に話をするものだから、私は、もしかしてこの人はAVプロデューサーで、車の中によんで私をちょっと出演させるつもりかしら、そんなことをぼんやりおもった。あまりに熱心だったので、おもわず話をきいてしまったのだが、でもわたしが断ったら、じゃあ最後のおねがいで、僕のほっぺにチュッとしてくれないだろうか、嫌だったら、僕がする。といって、私のおでこにチュッとしてきたのだ。私が半泣きで、走り去ろうとしたら、遠くの方で君は青いバイクに乗っているから、目立つから、もしもまたどこかで会ったら、その時は赤い運命の糸で結ばれてたってことで☆と聞こえた。ききききききき・・・・・・KI☆MO☆I☆真面目に話を聞いてしまった前半の私を、強く憎んだ。そして、自己嫌悪におちいった。びっくりした。恐怖で何もいえなかった自分に。昔、電車に乗っていたら、目の前の男の人がコートの中のイチモツを私にだけ見えるように見せびらかしてきて、私が言葉を失ったら、イチモツはどんどん成長してきて、その恐怖以来、私はナメられるのを止めようと、心に固く、誓った。そして、私が派手に化粧をしたり着飾ったりするようになってから、誰も私に、痴漢さえしなくなった。私は知っているのだ。痴漢は、気の弱そうな女の子ばかり狙う事を。今日の私は、隙だらけだった。でも、まさかすっぴんの私に話しかけてくる人などいないだろうと思っていた。すっぴんに、ラフな格好は、自分の存在をできるかぎり、地元で消すための、そしてひっそりと目立たず、地元で生きていくための、常套手段と思っていて、疑わなかった。(だって本当にひどい格好だったんですよ、その辺のおばちゃんみたいな。)しかし、実は逆だったとは。すっぴんの私が、見る人によっては、隙を与えていたとはね。(しかもキモい系にね。)やっぱり、ちゃんと化粧をしよう!!そう思った。化粧は、武装、なのだと思った。武装、しなくてはならない。誤解されない為にも。話しかけてくるんじゃねーよ!オーラを、常に出しておこう!!そうしないと、今日のように、ナメられちゃうんだね。いろんな意味で。家に帰って、あいつがストーカーになる可能性は限りなく高い、そう思ったんですね。だって、コンビニのすぐ裏が家だし、青いバイクも家の前に停めてあるんで、探すのは容易なんです。なんで寄りによって近所かなぁ。とっても怖いじゃないか!!なぁ!!ちなみに、半泣きで家に着いて、おでこを洗っている私は、こりゃまた男性不信になりそうだわ、と思いました。あんなんが居る限り、性犯罪は無くなんないねー。気の弱そうな感じの皆さん、気をつけてくださいね。ちなみに、帰り道パニクった私が、必死にまず、心の中で助けを求めた人がいて。人間って、極限状態に、本心が出てくるもんだと思うんですが。まぁ、火事とか、災害でもそうだよね。・・・志村氏!!!助けて、志村氏!!!でした。あはは。自分でも、後で思い出して恥ずかしくなっちゃったよ。ああ、悲しき片思い。
2005/09/06
コメント(4)
えと、昨日、代々木でフジファブリックがゲストのラジオがありまして、そこに行ってきたので速報でも。てかラジオって・・・私さ、認めたくないけど、認めたくないんだけどこれって追っかけっていうんだよね?もう、にな川よろしく、オリチャン追っかけみたいなものですよね?高校生の時からちっとも変わらない、そんな痛々しい25歳ってみんなどう思う??気もい!とか、ぺっ!とか唾吐いたり、そんな感じになるよね?好きになったらとことん突き進む、秋山です。だって志村氏好きなんだもん。好きなんだもん。で、まず相当な遅刻魔で知られる私ですが、好きな人のためなら一時間も早く家をでちゃうんだね!これって不思議☆・・・恋するチカラ、って言うの・・・カナ☆で、早め早めに着いた駅で、切符を買おうと、バックをあけたわけですよ。あ。『・・・ちょ、待てよ!!』キムタクよろしく、秋山さんの悲しい独り言が、きっぷ売り場に響き渡ったんだ。財布を忘れるなんて、愉快なサザエさんみたいだね☆でも秋山さんはちっとも愉快な気持ちにはならなかったんだ!だって、あなた、うちは田舎なんで、駅から家までの往復でどんなに急いだって20分のロスですからね。笑えないですよね。しかも原チャ止めるのにどんだけ面倒くさいんだ、って。ああーもうなんか、自分ってなんでこんなアホなんだろうと思った。で、なんとかかんとか再び息を切らせながら辿り着いた駅だったのだけど、ちょうど駅の下あたりで、急行到着のアナウンスが響いたんだね。これは逃せない!だってうちの駅、急行2本に一本なんだもん。しかも、電車の本数少ないし。よぉ~し、本気出すよ!!だてに高校で陸上部やってたわけじゃないんだぁ!!!まあ、幽霊部員だったけどなぁああああ!!!あっさり逃しました。目の前で閉まるドアを、息を切らしながら見送る秋山さん。ふん・・・まぁ仕方ないな・・・ちょっと高校からブランクあったしな・・・お前・・・いい勝負だったゼ・・・次は絶対、負けないからナ☆次の電車は、特急が行った後、10分後。しかも、各駅なのでさらに次の電車を待たなくてはいけないのです。結局15分待つことになって、さらにその急行にかぎって、予定の時間にちっともこなかったんだ。『えー、次の電車ですが、遅れております・・・』もうこれ、行くなってことかな。なんか私に襲い掛かる悪い事を暗示してくれてるのかしら。なんて、なかなかポジティブには考えられませんよね。三太夫ジョン太夫じゃないし。もうこんな時は、ただ身をまかせるしかないんです。イライラしたって、仕方ない。(してたけど)で、やっと代々木に到着。公開ブースは、なんでこんな所にあるんだってくらい辺鄙な場所にありまして、細い、普通の車道に面して、おもむろにありました。ガラス張りの、とても小さなブースの前に、明らかに皆私より年下のうら若き乙女達が、15人くらい各々の話に花を咲かせておりました。男の子も、2人くらい居ました。わいわいしているのかと思いきや、到着した私が気まずくなるくらいなんか重たい空気が流れていて、アーティスト本人がいない所ではファン同士ってまるでお互いなんの関係性も生まれない他人同士なのだな、と改めておもいました。9時15分ごろ、重たかった空気が一点、明るくなる。そう、志村氏とあダッチ氏がついに、おおおおおいでなすったぁ~!!向こうの部屋から静かに登場です!!(このふたりには、静かに、という言葉がよく似合う。)途端に、各々の話を止めて、ガラスに張り付く乙女たちなのであります!!ちなみに、私だけ、もう乙女ではないのであります!!しかし、この際どうだっていいのであります!!うあー志村氏志村氏志村氏志村氏志村氏!!!!ああーもうそればっかり。頭の中。だって目の前で、ラジオDJと談話している志村氏を、じぃっと見ることが許されるこの、空間。ああー志村氏笑ってらっしゃる!!ああー志村氏悩んでらっしゃる!!うへあー目の前・・・私の前の、ガラスの手前のところにちょうどDJの方がいらしたので、志村氏、こっちを向きながら一生懸命話すんですよ。もう、そのDJのすぐ背中では私が血走った目で見つめているのに・・・!こわい!!あたし、こわいよ!!!ラジオの中身ですが、まあ新譜のキャンペーンということで、『茜色』を流しつつあれこれ、『蜃気楼』を流しつつあれこれ、そんな感じでした。あダッチは、私もお揃いのホワイトバンドをお付けになっていたのですが、ああ!そのホワイトバンドがどこの悪徳NGOの活動資金になっているかも知らないで・・・!と考えるとゾクゾクして、純粋なあダッチ氏に、胸がきゅんとしました。志村氏は、ツアー前だとか人に会う仕事の前だとかにとても緊張するけれど、その後のビールがたまらない!!と言っておられました。ああ、ビールになりたい。ビールになりたいYO!!で、あダッチ氏は、曲に入る前のカウントにものっそいプレッシャーを感じる、と言っておられました。あれがずれると全部ずれてしまうので、責任を感じるらしいです。あれが、10回も続くとぐったりしてしまうとか。ドラムの叩く身振り手振りをしながら話すあダッチ氏、とても可愛かったです。ちなみにあダッチ氏は、この日も眼鏡をしておられ、DJの方に『眼鏡デビュー』とはやされていましたが、「いや。前は眼鏡だったんですけど、ツアー中に使い捨てコンタクトがきれて。で、急遽眼鏡を買ったんですけど、なかなかこれもイケるかも、と思って。」というお話でした。志村氏も、「僕も家では眼鏡ですよ。今はコンタクトですけど。僕も目が悪いんです。」との事でした。秋山は目の前の志村氏をじぃっと見ながら、志村氏の眼鏡姿を想像しました。ああん眼鏡最高!!眼鏡になりたいYO!!!ちなみに、黒ブチとかではなく、優等生がしているような普通の眼鏡だそうです。で、あとは志村氏が東京に出てきてから、もう7年が経つのですが、志村氏は、こっちきて一番初めに茜色を作ったそうで、初めは宅録で一人で作ったそうです。「しかもそのテイクが一番よかった、最高だった!!」と笑っておられました。作った後は、あまりの満足感に、もう山梨帰ろうかな!!と思ったそうで、DJは「東京に何しに来たんじゃ!!笑」と突っ込んでいました。微笑ましいお話です。なんだか、あの曲が作られる経緯を聞くと、なぜあの曲があんなに素晴らしいのか、そしてフジファブリックにとって「茜色の夕日」がどんな存在なのか、メンバーもどれだけあの曲を大事にしているか、わかったような気がしました。あダッチしは、今回の3度目の「茜色」で、初めて演奏に加わったんですが、大事な曲だからこそ、難しかったそうです。他は、「蜃気楼」が映画スクラップヘブンのタイアップだという事で、プレッシャーも感じたが、結局、もういい曲を作るしかない!という事になってそういう意味ではいつもと変わらない結果になった、と言っていました。そして、志村氏、最近『スイカ』と『ぱすねっと』をようやく使いこなせるようになったとか。で、スイカで皆がピッと何やらやっているのは知っていたけど、「まさか入金(チャージ)出来るとは思っていなかった」そうで・・・DJの人が、そんな志村氏をかわいいと言っていました。うん、かわいい。かわいいYO!!で、DJの人が、「志村君が自動改札で止められている所を見てみたい」と言っていました。「きっと、止まっても髪とかファサ~!ってやってそう・笑」の言葉に、志村氏笑う。結局30分近く、のんびりお話したラジオでした。出番が終わって、2人はDJの方と写真を撮ったり、そしてスタッフの人にもいちいちお辞儀して挨拶していました。志村氏は、比較的挨拶が終わったら早めに部屋を出て行ったのですが、あダッチ氏は、DJの方とメルアド交換をしたり色々やってました。ほどなくして、裏口から志村氏とあダッチが出てきたのですが、やっぱりライブの時ほどファンが居ない事もあってなんか目の前にいきなり現れた志村氏に、とっても緊張してしまいました。どきどきしちゃって、ホント私恋しちゃってるよ、ヤバいなぁ(いろんな意味で。)なんて思ったり。「志村さん!!」「はい!」「お手紙。」(手紙書いてるのかよ、痛いなぁあたし!てへ☆)「あ、ありがとうございます」薄笑いを浮かべながらも、やっぱり舌足らずの志村氏の話し方。「フェス、最高でした。」「ああー、ありがとございます」もう、私、それを言うだけでいっぱいいっぱい。本当は、もっともっと、伝えたい事がいっぱいあるのに。いざ、志村氏を目の前にすると、言葉が全然出てこない。やっぱりいつもと一緒だぁ。で、スタッフの人がすぐに二人を呼んでしまったので、二人は足早に行ってしまったのですが、最後、握手をしてくれた志村氏の手はひんやり冷たくって、ああー私の手がきっと、緊張しちゃって熱すぎるんだ・・・なんて思いました。志村氏とあダッチ氏は、近くの駐車場に行って、あダッチ氏の足立ナンバーの車に乗って、二人仲良く帰りました。あダッチは、車の中で、こちらにまだ少し残ったファンに気付いてなさそうだったのに、信号が変わって発車する時に、突然こっちを向いて、会釈して、帰って行きました。なんか本当にどきどきしちゃって、しばらく、代々木の駅前で放心状態でした。さっき志村氏と握手した手が、震えて、全然元に戻らない。変だな、前はこんなにならんかったのに。私やっぱり、どんどん志村氏の事、好きになっちゃってるなぁ。それはもう、中学の時に憧れだった先輩を、遠くから見ていて抱いていた感情によく似ている。いかんなぁ、苦しいだけなのに。いちアーティストの、音楽を好きになって、そしてそれを作っているひとりの、同い年の男の人を、こんな風に恋に似た感情で見ている、ってやっぱりおかしいのかな。どう思います?大半の人は、馬鹿にすると思うけど。でも、なんかもうその人が生きていてくれるだけで幸せ。居てくれるだけで幸せ。その人が作った音楽が、私のところにも届いて、そして私もいつかたくさんその音楽によって助けられていて、そんな存在の人が居る、私は幸せ者だと思います。
2005/09/04
コメント(5)
目を覚まして、しまった、と思った。まだ辺りは真っ暗である。時計を見ると、4時30分。12時に、珍しく頭が重くなる程の眠気がきて、そして、そのまま倒れるように寝てしまったが、悪夢ばかり幾つも見て、僅か4時間ちょっとで目を覚ましてしまった。私は、この夜中の静寂が嫌いなのだ。闇が、強大な力でもって私の体を呑み込もうとして、重く圧し掛かってくる。私は、その闇から逃れるように、も一度寝ようと試みるのだが、ぎゅっと瞑った瞼はただ震えるばかりで、私の脳は眠気とは反対方向にどんどんと冴えていくばかり。そして、結果、もうとうに忘れていた昔の事や、私が辿ってきた今までの事、あれこれ記憶が暴れだしてついには思わぬ悲しいことまで思い出したりする。闇が、引っ張り上げてくるのだね。私の忘れたい昔を。こうなってくると、最早私のコントロールでどうこう出来る範囲じゃない。私は、無抵抗になって、只為されるがままに、自分の過去について考えざるを得なくなり、いつもきまって虚しさとか、寂しさとか、悲しさとか、それと戦わなくてはならなくなる。とても、寂しい寂しい時間だ。私は、記憶力が他の人のそれと比べて著しく乏しいようだが、そんな私が捨ててきた過去が、いったいどうやって引っ張られてきたのか、突然蘇ってくるから不思議だ。闇が、私のどの記憶を引っ張り上げてくるか、私にも予想がつかないし、思い出したくない事も突然蘇ってくるので私はそれと戦わなくてはならない。脳は、冴え渡る一方で、肺の辺りが、まるで塩酸でも垂らされたかの様にじわじわと解けていく熱い痛みが広がり、寂しい、寂しい、と叫んでくる。目を開けると、部屋には、ただ闇と静寂があるばかり。外から聞こえる、夜中の虫たちが、心細そうにりんりんと鳴く。今日は、ふと、高校時代の担任の先生の事を思い出した。先生は、とても年配の方で、古典の教師だった。先生が、私にくれた物が、2つある。ひとつは、現代国語例解辞書、で、厚ぼったく、真新しい辞書だ。もうひとつは、富士山の松茸について書いた、ご自身の著書。先生を思い出すと、共に2つのキーワードが浮かんでくる。『キノコ』と『妖怪』だ。先生は、この2つをとても好きでおられて、キノコは、ご自身で研究され、本まで書いてしまうくらいの熱心さだったし、妖怪も、先生の頭の中に妖怪図鑑がまるまるひとつ入っているに違いない、と思うほど詳しかった。先生ご自身が、まるで妖怪なんじゃないかしら、と思う様な風貌だったし、また先生も、いつかご自分の事を『或いは妖怪かもしれん』とおっしゃった。私は、妖怪に逢った事がないのだけれど、先生は不思議な体験をたくさんしておられ、それもまた妖怪の仕業なのです、と授業で話す時の目は、赤く血走っていつもは温厚な先生がまるで捕り憑かれたようにお話なさるのでその迫力ったら凄かった。私は、高校が始まり夏休み頃にはもう殆ど学校に行かなくなったので夏休みに、あらためてプリントや宿題や課題を引き取りに職員室に行った。先生は、あまり学校に来なくなった私に対してもとてものんびりした目で対応してくださったし、職員室での話も、他愛の無いお話ばかりで、私は何か言われるんじゃないかというプレッシャーから開放される事ができたものだ。私は、その頃、クラスに友達もそこそこいて、先生を通して、あいつが寂しがっていたよ、あのこが貴方の話をしていたよ、そんな話をまるで遠くの国の物語を聞くような心持ちで、ぼんやり聞いた。もうその頃には、学校の毎日のみんなが生活している暮らしが私の世界とは別の世界のような感じだったから、そこに戻れるとは思っていなかったし、でも、私からはそんなみんなの学校生活が、とても眩しい世界のように映った。ある日、私の母親も連れて、職員室で三者面談があった。先生は、何かに縋る様な目をした、不安そうな私の母親に対して、『いやなに、大丈夫ですよ。』そう、あっけらかんと言った。そうして、私に1枚、赤茶けた藁半紙のプリントをくれた。そこには、何処かの国の哲学者の言葉が記されていた。『人は皆、孤独である。』そこには、とても難しいことがたくさん書いてあって、一度じゃとても理解できなかったから、私は何度も何度も読み返した。人は皆、孤独なんです。そういった先生は、いつものように穏やかな目をしておられた。私は、のちに私の人生を支える事になる、重要なこの言葉を、一番最初に教えてくれたのが、この先生だったような気がする。『私は、あなたくらいの年の、息子を昔亡くしました。』そうサラッと言った先生の顔を、思わず見つめ直した。驚いた。そんな話は、初めて聞いたのだ。先生は、きっと私が想像出来ないほどの、悲しい思いもされているのに、今、こんなにも強く、穏やかだ。私は、人生は、とても尊いものだと思った。弱く、そして尊いと思った。先生に、何かお礼をしたくって、でも私は不器用で、その上極度の恥ずかしがりだったので、面と向かってお礼を言えるほど勇気がなくって、何をしたらよいかわからず、結局先生といったら妖怪しか思い浮かばず、玩具屋で鬼太郎のフィギュアセットを買っていった。細長い箱の中に、鬼太郎と、ねずみ男と、猫娘、そして砂賭け婆と子泣き爺が入っている、小さなフィギュアだ。気まぐれに、学校の友人に会いに行った日に、放課後、先生に渡したのだけど、あとから聞く話では、先生はそれをたいそう気に入って、職員室の机に並べて、飾ってくれていたそうだ。そして、そのフィギュアのお礼だ、と言って、終業式の日に、教室で、皆の前でさりげなく、国語辞典をくれた。影でこっそり、ではなくって皆の前で堂々と渡す先生はとても素朴だと思った。教室の皆は、贔屓だと騒ぐどころか、私を何か哀れむような目で微笑みながら見ていた。学校に来ていなかった私は、教室に座っていてもどこか浮いていて、教室の皆も、私がどういう存在か、はっきりわかっているのだった。私は、皆の前だったけれどうっかり泣いてしまいそうになって、慌てて、誤魔化すために下を向いた。そうしてもらった、国語辞典は、今も大事に使っている。国語辞典をお返しにくれる先生は、やっぱりどこまでも教師だと思ったし、私もそんな先生を、尊敬した。そんな事を、思い出していたら、いつの間にか窓の外が白く明るんで、闇は、何処かへ行ってしまっていた。先生は、どうしていらっしゃるだろう。私は、まだ考えていた。あの後、私が学校を他に移った1年後に、先生が、脳溢血で倒れたことを聞いた。しばらく、教壇から離れる事になった、と。私は、先生の住所を知っていたから、葉書を1枚書いた。確か、年賀だったと思う。1ヶ月して私の元に届いた返事は、先生の、虫が這った様な拙い文字の、短い葉書だった。きっと、不自由になった手で、一生懸命書いてくださった文字だった。『今は、人生をのんびりと楽しんでいます。 響子さんも、いろいろに、がんばってください。』私が出会ったたくさんの人に、ひとつづつ戻ってお礼を言いたいけれど、それはきっと叶わない事なのだろう。私は、きっとこれからも自分勝手に生きていくしかできない。今までもそうだったし、これからもきっとそうだ。たくさんの人に、迷惑をかけたり、世話になったり、するのだろうな。僕たちは いつか 死んでしまう。
2005/09/02
コメント(8)
今日はなんちゃらかんちゃら映像も含め、フジに浸かった一日になりました。だって、アレですもの。もうすぐ、茜色の夕日、発売ですもの。9月7日、茜色の夕日、発売ですもの。何度でも言います、9月7日、フジファブリック『茜色の夕日』発売ですもの!(きゅーん☆)と、久々にFONTタグを使ってしまうくらい、なんかドキドキしてしまいます。ちなみに、渋谷タワーレコードの『茜色の夕日』の予約券の1番は、何を隠そう私が持っています。単にフライングしただけだと思いますで、そんなフジ浸けのこんな日に相応しく、ヤフゥちゃんからこんなプレゼントをもらったのです。○3年前のものっそいかわいい志村氏PVを見る。見ちゃう。(音が出ます。気をつけてくださいネ☆)ちなみにコレは、『茜色の夕日』のインディーズの頃のPVですが、あるとは知りつつも、見た事がない幻のPVだったわけでして。こんなところで見られるなんて、ヤフゥたんもニクイ演出をしてくれたもんです、これ、いいねー!はっきり言って、今回の新録のショートムービーVer.よりずっといい。なんていいますか、私の抱く茜色のイメージピッタリといいますか。まあ、志村氏だけで他のメンバーがほとんど映っていないのはアレですが、でもいい。最後の、夕日の見える風景なんて、まさに私が描いていたイメージ。圧巻。最高。煙草を吸っている志村氏も、今となっちゃあ幻なわけでして。ああー若ぇなあ、志村氏。拉致したい。まよわず拉致したい。で、そうそう、今回改めて『茜色』発売にあたって、まずPVはショートムービーVer.というのが出来たのですが、これが正直、しっくりこないんですね。なんていうか、曲が立っていないんです。物語風になっていて、まぁ、憧れている近所の女の人を見ているとある男の子の話なんですが、もっとなんつーか、曲に合った映像って作れなかったのかな。メンバーが出てくる別バージョンのPVも、これから流れ始めるのですが、そっちはどうなんだろう??そもそも2パターン作ったのはなんでだろう?ううーんでもでも曲に思い入れがある分、やはり厳しい目でみちゃうよねぇ。難しいです。そして、『ノムノム・キッポヨ』では、メンバーの(ていうか志村氏の)コメントがあったのですが、これが志村氏、かわいくてかわいくて。特に、加藤氏のコメントに突っ込んだ後の、含み笑いがとっても。なんつーか、あれですよ、秋山さんは頭のネジが危うくとれてしまいそうでした。悶絶でした。福岡の、こないだのライブ映像もちょっとあったのですが、お客さん、確実に増えているし、盛り上がっていますねー。ああーライブ行きたい。16日のSMAまで我慢ですなぁ。そんなこんなで、フジに興味ある人以外はとってもつまらない日記だったよネ☆☆秋山、お前、時間返せよ!!!っておもったひとは正直に手を挙げてください。そのまま放置したいとおもいます☆てへ☆(無責任で・・・ごめんネ・・・☆)
2005/09/01
コメント(2)
全16件 (16件中 1-16件目)
1
![]()

