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2014.05.18
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カテゴリ: 映画/アクション
【REDリターンズ】
20140518a

「話しているうちに自分が誰か、何を作ってたか思い出して来た。まったく驚きだ。実にMI6の連中はよくやったものだ。だがしょせん我々は使い捨てだ。役に立たなくなると、功績など忘れられる、、、ふざけとるよ。ひどい話だ」
「ナイトシェードはどこにあるの?」
「え? 何だい?」
「どこに隠したのか覚えてる?」
「ああ」


前作『RED/レッド』が思いのほか面白く( コチラ )、その続編ということで予告を見たらますます見てみたくなり、iTunesでレンタルしてみた。
この必要以上のワクワクした期待感が反ってあだとなったのか、見終わった後は、フツーのおもしろさを感じたに過ぎない。(決してつまらなかったわけではない。そこそこおもしろかったという意である。)
結局、何でも最後のところは好みの問題だと片付けてしまいがちだけれど、なぜ自分は思ったほどではなかったのかを考えてみた。

一つは、ストーリーに斬新さがなかったこと。
これだけの豪華キャストを揃えたら、もっと意外な方向に話を膨らませるとか、あるいは徹底したコメディ路線に視聴者を笑いの渦に巻き込むぐらいの展開があっても良かったのでは?
もう一つは、“史上最強の殺し屋”という触れ込みのハン役イ・ビョンホンなのに、最後はちゃっかり“いいひと”になってしまったこと。(韓流ファン、しかもイ・ビョンホンには興行収益を見込む日本人ファンが多数いることもあり、当然の帰結かもしれない。)
20140518b


あらすじはこうだ。
元CIAエージェントのフランクは、リタイア後、恋人のサラとスーパーで買い物を楽しんでいた。

マーヴィンは「おまえの力が必要だ」と、声をかけて来た。
それに対し、きっぱりと断るフランクだが、マーヴィンの車が去っていったと思った瞬間、マーヴィンの車が大爆発。
教会で葬儀の際には棺に横たわるマーヴィンを前に、フランクはその死を疑いながらも、悲しみに暮れる。
そんなフランクは帰り際、いきなりFBIに連行されてしまう。
FBIが知りたがっている情報は、冷戦時代の極秘プロジェクトである「ナイトシェード」計画についてであったが、フランクはあくまでシラを切る。
と、その時、フランクのいる取調室を、特殊部隊が襲撃し、フランクは命を狙われる。
そこへ助けに来たのは、死んだはずのマーヴィンで、フランクの恋人であるサラも一緒だった。
こうしてフランクはナイトシェード計画に関わる巨大な陰謀に立ち向かうため、再び戦いに挑むのだった。

物理学者ベイリー博士に扮するアンソニー・ホプキンスは、『羊たちの沈黙』におけるレクター博士( コチラ )へのオマージュ。
さらには、精神病院でのヘレン・ミレンの女王様的演技は、『エリザベス1世』のエリザベス女王( コチラ
それぞれ楽しませてくれる演出である。
こういう豪華出演者たちのお笑いへの潔い演技が自然体なのは、さすがにプロ中のプロなだけはある。
20140518c


この作品はオールスターに支えられて、一場の娯楽としてはなかなかおもしろく、それなりに楽しめるものだと思う。
アメリカにおける興行成績はイマイチだったようだが、少なくともiTunesでは上位にランキングされているので、日本の市場は侮れないものがある。
結論として私個人の感想としては、繰り返し見て楽しむというよりは、たまの息抜きには持って来いの作品だと言っておこう。


【監督】ディーン・パリソット
【出演】ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ


20130425
コチラ


20130124aisatsu





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最終更新日  2014.05.18 08:06:32
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