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パイレーツが早くも、マイナー契約を結んでいる桑田真澄投手(38)のグッズ販売に動き始めたことが、わかった。メジャー昇格前に選手個人の商品が製作されるのは、大リーグでも超異例。この日はナッティング筆頭オーナーをはじめ、球団首脳がキャンプ地を訪れ、ベテラン右腕にわざわざあいさつして敬意を示すなど、超VIP待遇だ。さらに、28日に予定されている地元大学との交流戦には登板させないなど、数々の“メジャー待遇”で、実戦登板前からチームの期待は高まる一方だ。練習を終える桑田を、グラウンドの片隅でジッと待っている人影があった。この日初めて、そろってキャンプ地を訪れたナッティング筆頭オーナー、マクラッチCEO(最高経営責任者)らだ。球団首脳たちは「ぜひ話をしたい」と、マイナー契約のベテラン右腕にわざわざあいさつに出向き、マクラッチCEOが「ようこそわがチームへ」と歓迎の意を表すと、桑田はすかさず得意の英語で返した。「ここでプレーするチャンスを下さったことに感謝します。21年間の経験を生かして、チームのためにベストを尽くします。そしてマウンドで必ずや結果を残して見せます」ベテランは力強く、宣言した。桑田のその真摯(しんし)な野球への姿勢を高く評価する球団首脳陣は一方で、日本での人気にも興味をもっている。パ軍のキャンプの取材に訪れる報道陣の数が激増していることを受け「桑田への注目の高さがわかる」とマクラッチCEO。そのため、球団内では着々と、“クワタ景気作り”が進んでいる。マーケティング部門のトップ、ショルト氏と広報部門トップのペイテス氏がともに話したのは、桑田のグッズ販売についてだった。「もしクワタがマイナースタートとなれば、そこで全力で売り出す」と、メジャー昇格を果たせないケースは「インディアナポリス桑田」としての個人グッズを発売することを決定した。しかしそれだけではない。「でもパイレーツの一員として考えるのも、面白い。インターネットを使えば、日本からの購入も可能になるわけだし」とペイテス氏はショルト氏を中心として、メジャー昇格前に早くも「パイレーツ・桑田」の個人グッズ作りへのGOサインを出した。通常、マイナー契約選手の場合、メジャー昇格が決定し、契約を結び直した時点で、個人グッズの製造、販売が具体化する。昇格のメドも完全に立っていない段階で、プランニングが本格化したのは、94年にNBA(米プロバスケットボール)のスーパースターだったマイケル・ジョーダンがメジャー挑戦した一例があるくらいだ。桑田は、「エアジョーダン」並みの注目を集め、日本のファンのみならず、フロント幹部からも大きな期待をかけられている。グラウンドの内外を問わず、パイレーツの救世主となれるか注目だ。メジャー選手のグッズ事情 メジャー各球団は、新人選手が昇格すると即、Tシャツなどを作製する。ただし、マイナー契約の選手が昇格しないうちにメジャー球団のグッズになるのは超異例だ。数少ない例では、1994年、NBAのスーパースター、マイケル・ジョーダンが、Wソックス傘下2Aバーミングハム・バロンズで野球に挑戦した時に、同球団から発売されたジョーダン・グッズが超人気となった。それにあやかって親球団のホ軍も背番号45のジョーダン・モデルのユニホームや帽子を作製し、現役大リーガーをしのぐ売れ行きを記録したことがある。
2007.02.28
雨上がりの湿った空気を切り裂くようにパイレーツのキャンプに招待参加している桑田真澄投手は、ブルペンで速球を中心にカーブ、スライダーも交えながら47球を投げた。、テンポよく捕手の構えたミットに投げ込んでいく。桑田がブルペンで47球。これまで「少し滑りやすい」とこぼしていた大リーグ使用球をほぼ完ぺきに操り、自在の投球を披露した。直球、カーブ、シュートに加え、スライダーも2球試した。前回のフリー打撃登板とは違い、高めに抜ける球はない。「狙い通りに8、9割がいった。ピッチングが調子いいと楽しい」と自賛。「ボールに慣れたことと湿り気の両方かな。充実した1日だった」と上機嫌で振り返った。練習後は視察に訪れたナッティング・オーナーら球団首脳からマイナー選手としては異例の激励を受けた。桑田は「若い同僚たちに経験を伝えたい。でも、結果はマウンドで出します」。堂々と決意表明した。(ブラデントン共同)
2007.02.27
パイレーツが、桑田真澄投手(38)のメジャー昇格準備に着手した。練習終了後、本拠地・PNCパークの大型スクリーンでイニングの合間に放映するためのインタビュー映像を収録。夢のメジャー昇格を果たせば、桑田の英語による返答も地元ファンに披露される。流ちょうな英語で答えた。練習終了後のマッケーニー球場。三塁ベンチ裏でインタビューを終えた桑田が、グラウンドキーパーの運転するカートで一塁側にあるクラブハウスへ戻ってきた。「いろいろ質問されました。通訳がいないと何をきかれたか分からないね。適当に答えておきました」桑田が順調なキャンプを過ごしていることもあり、パ軍もメジャー昇格時の準備を始めた。この日収録したインタビューは、公式戦期間中に本拠地・PNCパークの大型スクリーンでイニングの合間に放映するのが目的。複数の選手が「好きな映画は?」など共通の質問に答える形式になっている。桑田は謙そんしていたが、通訳抜きで見事にQ&Aをこなしたようだ。「キャンプ中にメジャー昇格の可能性がある選手の映像をできる限り収録している」とは広報部長の説明だが、全選手がインタビューを受けているわけではない。桑田と同じ時間帯に一塁ベンチ裏で取材を受けていたのは、昨季チームトップの14勝を挙げたイアン・スネル投手(25)。桑田に対する注目度の高さだけではなく、メジャー昇格の可能性があるからこそインタビューが収録されたのだ。マイナー暮らしが続けば、この日の貴重な映像が地元ファンに披露されることもない。“お蔵入り”を避けるためにも、これから待ち受ける生き残りレースを勝ち抜く。
2007.02.26
好守の秘密は股(こ)間にあり。パイレーツ桑田真澄投手(38)が、急所をガードするファウルカップを、プロ2年目から装着していることを明かした。日本人投手の使用はきわめて珍しく「どこに当たっても安心だから」と打球の恐怖感を取り除く効果を強調した。「苦い思い出がある。あの後からずっと着けてます」。87年9月1日、後楽園球場での中日戦。自ら本塁打を放ったこの試合で5回1死から悲劇が起こった。打者仁村のライナーが股間を直撃。大事な部分がみるみる腫れ上がった。「投げさせて」と訴えたが、即病院行き。勝利投手の権利まであと2死というところで降板を余儀なくされた。大リーグでは捕手に限らずどのポジションでも装着が一般的。ちなみに現在使用しているのは米国製ではなく「好きな形があって(笑い)」日本から持ち込んだものという。打撃投手を務める際、打球防御用のL字形ネットを使用しないのも、カップで守られている安心感があればこそ。投球と同時に守備練習もできるわけだから、もちろんこちらの方が効率はいい。この日も昨季の首位打者サンチェスの放った強いゴロを、落ち着いてさばいていた。
2007.02.25
今日のメンバー山本藤城高橋村本鈴木時間2時~5時30分場所西大井内容キャッチボール→バッティング→ノック
2007.02.25
中日は25日、キャンプ地の沖縄で15日からテストしていた前オリックスの中村紀洋内野手(33)を2軍戦だけに出場できる育成選手として契約したと発表した。年俸は昨季の2億円から50分の1となる400万円。背番号は「205」。中日は上限70人の支配下選手にすでに69人が登録しているため、開幕後などに故障者が出た場合の緊急補強に備え1枠を残し、育成枠での獲得となった。記者会見した中村紀は「やっとユニホームが着られる。2軍で結果を出して支配下選手になれるよう頑張りたい」と語った。中村紀は本塁打と打点で計3度タイトルを獲得し、通算319本塁打。2005年に米大リーグ、ドジャースでプレーし、昨季はオリックスで日本球界に復帰したが左手首のけがなどで打率2割3分2厘、12本塁打に終わった。オフには大幅減俸をめぐって契約交渉が決裂して1月にオリックスを自由契約となった。(金額は推定)
2007.02.25
今日のメンバー山本藤城渡辺増田鈴木高橋渡辺大輝岸時間2時~5時40分場所西大井練習内容キャッチボール→バッティング→ノック
2007.02.24
中日の球団定例取締役会が23日、名古屋市内で行われ、沖縄の春季キャンプで入団テスト受けている前オリックスの中村紀洋内野手(33)について西川順之助球団社長は「あさって(25日)正式に発表する」と話した。同社長が「彼をどういう形で取るかはあすの晩、落合監督と話し合う」と述べていることから、入団は確定的と見られる。 「取締役会は彼をどうするか決めるところではない。選手を取る取らないを決めるのは現場が決めること」と落合監督に獲得を一任する意向を示した。
2007.02.23
中日福留孝介外野手(29)は22日、キャンプ地沖縄の宿舎で契約交渉を行い、1億1500万円アップの3億8500万円でサインした。昨年の年俸が2億5500万円ではなく、2億7000万円で前回の球団提示額が3億8000万円だったことが判明。前回から500万円上積みでの更改となった福留は「ユニホームを着て野球をしたいのでサインしました。今年1年間しっかりとファンの皆さんの期待にこたえられるようにプレーしたい」と話した。
2007.02.22
パイレーツの桑田真澄投手(38)の投球が“芸術作品”として評価された。桑田は19日、2度目のブルペン投球を行い、その安定したフォームを見たコルボーン投手コーチは「まるでゴッホの絵を見ているようだ」と絶賛した。「こんなに朝早くから投げるなんて、中、高校時代以来じゃないかな」辺りが薄暗い午前8時、オープン戦を行うマケクニー・フィールドのブルペンのマウンドに立った。マイナー施設での全体練習は午前9時50分開始。通常メニューに組み込まれているブルペン投球では、投げる投手が多過ぎて、一人一人を細かくチェックできない。そこで、コルボーンコーチは昨年も実施していた“早朝ブルペン投球”をこの日から開始。その先陣を切る5投手の中に、桑田が組み込まれた。コーチの目をくぎ付けにしたのは、ストレート系を約40球投げた投球フォームだった。「1球1球、フォームに違いがない。足、お尻と動いていく動作が全く変わらない。まるで芸術。ゴッホの絵を見ているようだった」コルボーンコーチは「孤高の画家」として知られる芸術家、ビンセント・ファン・ゴッホの名前を挙げて称賛した。この日、投球練習では「生命線のコントロールを重視した」と言う。投げるたびにストライクゾーンの確認をした。「あれだけの制球力なら、審判が微妙なところでもストライクコールをしてくれる」コルボーンコーチは、こう太鼓判を押した。「(巨人時代は)ナイターばかりの生活だったから、ナイター、デー(ゲームの日程)や、移動による時差も考えて、こういう練習も必要」“目覚まし投球”をも、桑田は力に変えていく。◆英語力チームメート絶賛 桑田の英語力に、チームメートも驚いた。この日はベネズエラ出身のマイナー捕手、マルドナドが女房役となったが「投手として彼の強みは英語がしゃべれること。捕手とのコミュニケーションがとれるからね。オレは米国に来た1年目に全く英語が話せなくて苦労したからね」と感心。「投手と捕手と2人で一つ-という意識を持たないといけない」と言うベテランの思いは、確実に伝わっている。
2007.02.21
マリナーズのイチロー外野手がキャンプ初日の20日、自らの去就問題について触れた。「僕は今まで(プロで)15年やってきてFA(フリーエージェント)を一度も取ったことがない。こんな選手は(最近ではほとんど)いない」プロ入り後、イチローは自らの意思で球団を選択したことがない。このままマリナーズと契約更新がなければ、2007年オフにはFAとなる。「そうなる可能性が生まれることは分かっている」と話したが、FAを望むかについては明言を避けた。大リーグではFAの可能性をちらつかせて交渉を有利に運ぶなど、“ビジネス”に徹する選手もいる。だが「それはそれでいいですが、僕は違う」とイチローは“駆け引き”を否定した。去就問題に関しては代理人に一任しており「これ(契約問題)について僕が答えられるのは今日しかない」と今後は沈黙を貫く構えだ。ここ数年、大リーグはかつてない好況下にある。例えば、8年目で昨年初めて打率3割を記録した32歳のゲリー・マシューズ外野手が今季からエンゼルスと5年総額5000万ドル(約60億円)と、現在のイチローを上回る契約を結んだ。若手の本格派先発投手と並び、攻守兼備の中堅手は特に需要が高い。仮にイチローがFAとなれば、オフの目玉になることは間違いない。(ピオリア共同)
2007.02.21
パ・リーグは20日、日本シリーズ出場権を争うプレーオフの「クライマックスシリーズ」の日程を発表した。レギュラーシーズン2位と3位が対戦する第1ステージ(3試合制)は10月8日から3日間行い、その勝者と1位が対戦する第2ステージ(5試合制)は同13日に開幕する。 セ・リーグの第1ステージは10月13日から、第2ステージは同18日から行われる。
2007.02.20
米大リーグ、ヤンキース・井川慶投手(27)の“秘密兵器”が明らかになった。照れながら、私服ポケットから取り出したのは電子辞書。「発音もしてくれるんで、勉強になってますよ」。ユニホーム着用時以外は携帯して活用中だ。ヤンキースタジアムの試合では、イニングの合間に場内ビジョンで放送されるクイズなどのアトラクションに選手が順番に出演する。“井川バージョン”も作成が決定し、19日の練習前にも収録される予定とあって、電子辞書片手に発音練習を繰り返しているという。4日目となったキャンプでは、練習中にチームメートと談笑する余裕も出てきた。「次に何をやるか、要領を得てきましたね」。けん制の練習も一発合格。「あとは投げることがうまくいけばいいと思います」と笑顔。マウンドデビューと並び、球場での英語デビューへ。井川の鍛錬の日々は続く。
2007.02.20
近年の大リーグはラテン系選手が増え、その傾向はパイレーツも同じ。意思疎通に十分な英語力を持つ桑田も「半分くらいがラテン系だから」と、今度はスペイン語習得に乗り出した。まだ「一日(単語)一つは覚えたい」という程度だが「誰とでも同じように接したい」という姿勢が、外国語への関心を高めている。ベテラン投手は、この日はラテン系選手に「おじいさん」と呼んでくれと伝えたという。それを報道陣に説明する際に思い出せなかったが、すぐ同僚に聞き直すと「ビエホ? ああ、そうそう。グラシアス(ありがとう)」。(ブラデントン共同)
2007.02.19
阪神の希望枠ルーキー・小嶋達也投手(21)が17日、日本ハムとの練習試合(宜野座)で圧巻の“対外試合デビュー”を果たした。2番手で登板し、2回を3者連続三振を含むパーフェクト。MAX145キロを計測した速球は他球団の偵察隊をビビらせ、岡田彰布監督(49)を喜ばせた。次回登板は、22日の紅白戦(高知・安芸)。この新人、なかなかやりますぞ-。虎の次代を担う背番号「29」。海を渡った男とは似ても似つかない細身ながら、その精神力はおそらく上を行くだろう。“緊張”という2文字を小さくまとめ、胃の腑(ふ)に放り込む1年生左腕だ。プロ入り初の対外試合。ブルペンと同じように飄々(ひょうひょう)と投げ、それでいて衝撃的な結果を出した小嶋という男、タダ者ではない。宜野座のスタンドがざわめき、その後、どよめいた。四回にマウンドに上がった時点では「いつ出てきたの?」というほどの存在感の薄さだったが、先頭・坪井を外角へのスライダーで引っ掛けさせ、二ゴロに仕留めた後から、180センチ、72キロの体が俄然(がぜん)、大きく、太くなり始めた。続く金子洋を、この日最速となった145キロの速球を内角低めに投じて空振り三振。自身が振ったか振らないか認識できないほど、球威とキレがあった。さらに、グリーンを真ん中高め速球で見逃し三振に切って取ると、もう大変。ネット裏に陣取る各球団の偵察隊は、一様に頬(ほお)の筋肉をこわばらせた。巨人・杉山スコアラー「いいものを見させてもらったよ。腕が遅れて出てくるし、打者は見づらかったんじゃないの。きょう一番魅力ある投手だったね」結局、3者連続三振を含め、2回をパーフェクトの無失点。速球にスライダー、チェンジアップを散りばめた投球だったが、フォークを温存しての結果だから、楽しみがさらに広がる。これには岡田監督も手放しで喜んだ。「左(投手の争い)の中に完ぺきに割り込めてるよ」と高く評価。開幕1軍、さらには先発ローテ候補にも加えていることを示唆した。「きょうは打者を早く追い込めたし、カウント2-3でも、腕を振って投げられたのがよかったと思います。次もいい結果を出したいですね」淡々、時折笑み。これは「29」の前任者にも通じるファクターだ。とすれば、大物になる。次回登板は22日の紅白戦。高知・安芸に再び衝撃が走る。
2007.02.18
今日のメンバー山本藤城成尾渡辺高橋鈴木タツヤ村本清水福岡鈴木ショウタロウ柴田場所天王洲球場(C面)時間1時~3時結果4-8で敗北(今期初負け)
2007.02.17
巨人の長嶋茂雄元監督が16日、脳梗塞(こうそく)で倒れてから初めて巨人のキャンプを視察した。日本代表監督だったアテネ五輪前の2004年2月以来、3年ぶりのキャンプ訪問でチームを激励。「いいですね。うれしい気持ちでしょう」と満足そうだった。長嶋氏はしっかりとした足どりでグラウンドに立つと、ファンの大歓声に手を振り、原監督と選手らを「今年は勝つ。絶対に勝つよ、勝つ。3回言ったからもう大丈夫だ。オーケー?」と鼓舞。急きょ表敬訪問した東国原(ひがしこくばる)英夫宮崎県知事とも談笑した。打撃練習で打撃ケージの裏に陣取ると、居ても立ってもいられない様子で立ち上がり、身ぶりを交えて選手に声をかけた。新戦力が気になるようで、小笠原には体を触りながら声をかけた。小笠原は「期待が伝わってきた。応えられるように精進したい」。室内で観戦した紅白戦では声を出して選手を応援した長嶋氏は、4年連続で優勝から遠ざかっているチームについて「今年は勝たなければいけないから必要なことを精いっぱいやらないと」と話し、午後3時前に球場を後にした。脳梗塞で倒れながら、その後の地道なリハビリで回復した長嶋氏の覇権奪回への励まし。原監督は「打撃を見ているときは野球少年のように輝いた目で心洗われる気持ちだった。元気づけていただいた」と感謝した。
2007.02.16
巨人は15日、長嶋茂雄元監督(70)が16日に空路、宮崎市入りし、キャンプを視察すると発表した。長嶋氏がキャンプ地を訪れるのは脳梗塞(こうそく)で倒れて以来初めてとなる。長嶋氏は午前中に宮崎県総合運動公園内のサンマリンスタジアム宮崎に入り、練習を視察後、午後の便で東京に戻る予定。巨人の清武英利球団代表は「倒れてから飛行機は初めてだろうね。病気が良くなり、ジャイアンツを見守るのを形として示したいというお考えでしょう」と語った。長嶋氏は2004年3月に脳梗塞で倒れ、東京都内の病院に緊急入院。現在は日常生活に支障がなく、公の場に姿を見せるまでに回復している。
2007.02.15
脳梗塞(こうそく)からの復帰を目指す巨人・長嶋茂雄元監督(70)が、宮崎で行われている巨人の春季キャンプを視察する方向で最終調整に入ったことが13日、明らかになった。体調面や当日の天候を考慮した上で最終的に決めるが、早ければ15日からの第4クールにも、大好きな宮崎に帰ってくることが濃厚だ。長嶋元監督が宮崎に戻ってくる。ミスターの巨人キャンプ訪問は、アテネ五輪日本代表監督として視察した04年2月以来、3年ぶり。脳梗塞(こうそく)で倒れてから、初めて飛行機に搭乗することにもなり、実現すれば、“完全復帰”へ向けた大きな一歩となるのは間違いない。キャンプ地訪問は最終調整段階に入っており、15日から18日の第4クール中が濃厚だが、関係者が、何よりも気遣っているのはミスターの体調面だ。1月に行われたアテネ五輪日本代表選手らによるイベント「長嶋JAPANドリームプロジェクト2007」は風邪のため欠席。その後、順調に回復しているものの、体調や当日の天候も考慮した上で、日程が決まるという。本人にとって低迷する巨人を激励するという目的があるのはもちろん、現役、監督時代にキャンプを張ってきた宮崎には強い“愛着”がある。メーン球場の「サンマリンスタジアム」をミスターが命名したのはあまりにも有名。チーム関係者も「本人が(宮崎キャンプに)行きたがっている」と明かしており、実現を心待ちにしているはずだ。長嶋一茂球団代表特別補佐は「本人の意思でやることですし、僕がとやかく言うことではない」とあくまでも父親の意向を尊重する考えを示した。第4クール終了直後の20日はミスターの71回目の誕生日。訪問が実現すれば、思い入れのあるキャンプ地で“前祝い”ということになりそうだ。
2007.02.14
オリックスを自由契約となり、移籍先を探していた中村紀洋内野手(33)が15日から沖縄・北谷で中日の入団テストを受けることが12日決まり、入団が決定的になった。近鉄時代に打撃指導を受けた落合監督(当時評論家)の下で、再出発を図る。落合監督と球団幹部が協議を重ねた結果、ついに中村獲得を決めた。中村はテストを受けることになるが、入団を前提にしたものであることは間違いない。中日は当初、獲得に否定的だった。落合監督は1月16日、「ウチは獲らない。もし最低年俸だとしてもウチは獲らない。現場もフロントも意見が一致している。本人がやりたいならオリックスでやればいい」と、三塁には森野がいることもあり、獲得を完全否定。古巣への再入団を薦めていた。しかし、その後も中村の置かれた状況は厳しくなるばかり。一時、ヤクルトの古田監督や、日本ハムのヒルマン監督が興味を示したこともあったが、獲得の動きまでにはつながらなかった。そんな中村にプレーできる環境を与えたいという“人道的見地”から、中日は方針を変更した。「何度も中村選手の方から、野球がしたいという話は聞いてたし、あれだけの実績を持つ選手を野球ができない環境に置いておくのは、しのびない。野球に対する姿勢もすばらしいと聞いてますので…」と伊藤球団代表は、入団テスト実施に至った経緯を説明した。中村も厳しい「待遇」に異論を唱える余裕などない。オリックスから自由契約を宣告された以降は日本ハム、ヤクルト、ロッテと獲得に興味を示す球団が浮かんでは消える現実に、米独立リーグでのプレーや浪人まで覚悟した。「チャンスをいただけるならどんな形でも、どこでもテストを受けに行きます」と語るなど、条件面は度外視しても働ける場を求めている。屈辱を受け入れるからには結果を残すしかないと信じている。落合監督が評論家時代の01年、近鉄・日向キャンプを訪問し、神主打法の神髄を中村に教えた。中村はその年、打率・320、46本塁打、132打点とすべての部門で自己最高の成績を残した。6年ぶりの“二人三脚”。中村がオレ竜軍団で再スタートを切る。入団場合でも背番号は200番台、年俸400万円に抑える方針だ。昨季年俸2億円の大砲が、わずか50分の1から再スタートを切る。00年に本塁打王と打点、01年には打点王に輝いたスラッガーだが、昨季から1億9600万円のダウンをのみ、再出発を選択した。
2007.02.13
オリックスを自由契約になり移籍先未定の中村紀洋内野手(33)が中日の入団テストを受けることが12日、分かった。中村は14日に中日のキャンプ地沖縄に入り、第3クール初日の15日から練習に参加する予定。中日は上限70人の支配下選手のうち契約未更改の福留を含め69人を登録しており、伊藤一正球団代表は「支配下選手枠と育成選手枠の両面で検討する」と語った。中村は米球界から復帰した昨季、左手首のけがなどで不振に終わり、大幅減俸をめぐるオフの契約更改交渉が決裂。トレードもまとまらず、移籍先は決まっていない。
2007.02.12
今日のメンバー藤城山本渡辺村本高橋鈴木増田酒井根元時間7時~9時場所天王洲グラウンド(C面)試合内容7-4で勝利今期2連勝
2007.02.11
米大リーグ、パイレーツとマイナー契約した桑田真澄投手(38)が9日、フロリダ入りした。招待選手として16日からキャンプに参加する。滞在していたオーストラリアからロサンゼルスを経由してフロリダ入りした桑田に、待ち構えていた報道陣が殺到した。高い注目度に、空港にいた一般客が「(レッドソックスの)マツザカが来たのでは?」と騒然とする場面もあった。ほぼ丸1日かかった長旅を、桑田は「だいぶヒゲも伸びました」と苦笑いで振り返った。キャンプ地のブラデントンはタンパから車でさらに南へ1時間ほど。マイナー契約ながら球団職員が出迎える異例の待遇だ。これには桑田も「びっくりしました。自分でここから行くつもりだったから、心強いですね」と、マイナーの厳しさを覚悟していただけに安心した様子だった。「すべてが新しい経験。いいこともあるだろうし、嫌なこともある。そういうのから何かを学びたい」。恩師である故藤田元司氏の命日に、キャンプ地入りした桑田が、開幕メジャーを目指す。
2007.02.11
今日のメンバー高橋藤城渡辺増田鈴木村本時間1時50分~5時20分場所西大井練習内容キャッチボール→バッティング→ノック
2007.02.10
米大リーグのパイレーツとマイナー契約を結んだ桑田真澄投手(38)が9日、春季キャンプの行われるフロリダ州に到着した。日本を5日に出発後、滞在先のオーストラリアからロサンゼルスを経由して当地のタンパ国際空港に降り立ち、「(豪州で)気持ちの整理をしてこっちに来た。ワクワクしている」などと感想を述べた。球団職員の迎えの車で、当地からさらに約1時間、南のブラデントンへ向かった。 パイレーツのバッテリー陣のキャンプは16日から、同州ブラデントンでスタート。招待選手として参加する桑田は、「時差もあるので、それを克服しようと早めに入った」と言う。「すべてが新しい経験。毎日、良いことも悪いこともあるのは分かっている。そこから何かを学びたい」と、メジャー昇格に向けて意気込みを見せた。
2007.02.10
阪神・浜中治外野手(28)が8日、紅白戦で橋本健から頭部死球を受け途中退場するアクシデントに見舞われた。幸い大事には至らず、ランニングなどのメニューを控えただけだったが、周囲は一時騒然となった。「全然、大丈夫です」と本人はケロリとしていたが、予想外の事態にスタンドの虎党も一瞬、ヒヤリだった。誰もがハッとした。橋本健の右腕から放たれたボールが、高めに浮いた。次の瞬間、宜野座球場に「パシャーン」と不気味な衝突音が響いた。打者の浜中は打席付近に倒れ込み、ベンチからトレーナーや首脳陣が駆け寄る。予想もしなかった紅白戦での頭部への死球。背筋が凍るような一瞬だった。四回無死一塁の場面だった。カウント2-3から橋本健の投球が、浜中のヘルメットの左耳上部付近を直撃。そのままベンチへ下がり、臨時代走の鳥谷が一塁へ歩いた。投球を受けたのが頭部ということもあり、心配されたが浜中は「うまくよけて、まともにはいかなかったんで。病院にも行きません」と話した。大事なキャンプの時期に最悪の事態になることだけは避けられた。常川チーフトレーナー補佐は「左頭部打撲。病院に行く予定はない。ランニングのメニューを控えている」と説明。浜中は試合後にはウエートルームに移動し「全然大丈夫ですよ」と笑顔を見せて、橋本健と同じタクシーで宿舎へと帰っていった。7日には岡田監督から宜野座ドームで1時間以上の打撃指導を受けた。苦労して打撃練習に取り組んでいただけに、大事に至らなかったことは幸いだった。指揮官も「全然、大丈夫や」と安どの表情を見せた。このアクシデントが浜中にとっての起爆剤となることを願うしかない。
2007.02.09
米大リーグ、ヤンキースの井川慶投手が今オフ、結婚していたことが7日(日本時間8日)、明らかになった。自身の公式ホームページ(HP)で発表した。 写真はコチラ 井川はHPで「ご報告 from Tampa」と題し、現地でのトレーニングの感想などに続けて、結婚したことを明かした。これによると、お相手は一般の女性で「周囲の方々のご迷惑にならないよう配慮した結果、スタッフとも相談し、渡米後に発表しようという結論に至りました。ご報告が遅れまして申し訳ありませんでした」としている。すでに一緒に渡米しており、フロリダ州タンパで自主トレ中の井川は「2人でチャレンジしていこうと決意し、今回一緒に渡米した。タンパでも食事面などをサポートしてくれており、心強く思っている」と話した。
2007.02.08
ドラフト制度の見直しに関する検討委員会(山中正竹委員長=横浜専務)が7日、那覇市内のホテルで開かれた。この日は12球団のスカウト責任者も出席し、一昨年から暫定2年で導入された「高校生」と「大学・社会人」の分離、大学・社会人で採用された希望入団枠での現行ドラフトでの状況が報告された。8日はこの日の意見を参考に、球団代表らが話し合う。
2007.02.07
パイレーツとマイナー契約した桑田真澄投手(38=前巨人)が5日、米フロリダ州で行われるキャンプのため日本を出発した。だが、成田空港から乗り込んだ飛行機は米国行きではなく、オーストラリア行き。95年の右ひじ手術後にリハビリをした自らの「聖地」を訪問し、その後に渡米するという異例の行程を選択した。家族とは涙の別れ、ベテラン右腕がいよいよ大リーグに挑む。桑田が向かったのは太平洋の「東」ではなく「南」だった。午後8時発のシドニー行き。自らの“聖地”を訪ねるためだった。「右ひじを手術して苦しかったとき、オーストラリアから始めた。もう1度そこから第1歩を踏み出したい」。95年の手術後、本格的なリハビリを開始したのが、オーストラリアだった。今回は実質3日ほどしか滞在できず「空気を吸いに行くぐらい」という。9日には、米国フロリダへ向かう予定だ。移動距離も、時間も、通常の渡米の約2倍かかる。それでも必要な“寄り道”と判断した。「あのころ本当につらかった。あれを乗り越えて今がある」と表情を引き締めた。かつて大きな不安と戦っていた自分を思い出すことで、新たな闘志を呼び起こしたかったのだ。大リーグ挑戦は未知の世界だが期待感が勝っている。「不安ですよ。いろんな人種、宗教があって、体の大きい人も多い。でも今まで経験したことのないことを毎日経験できる。これは最大の楽しみです」と力を込めた。過去2年間で1勝だけだが、まだ「体が動く」という自信が174センチの体にみなぎっている。米での生活の基本となる語学力を、会見で見せた。報道陣から「今の心境を英語でお願いします」と頼まれ、戸惑いながらも即座に「I played~」と話し始めた。これまでも短い英会話を披露したことはあるが、これほどの長文スピーチは公には初めて。イチローや松井秀喜も日常会話には苦労しないというが、いまだ台本のない会見を英語で行ったことはない。語学力だけなら、すでに過去の日本人大リーガーのほとんどを抜き去ったといえる。成田空港には、真紀夫人と2人の息子が見送りに来ていた。桑田は出発ゲートの前で1人ずつ息子の肩を抱きながら「別れの言葉」を交わした。中学2年の長男は、もう身長が父と変わらないくらいにまで成長していた。その様子を見ていた真紀夫人は、涙をこらえきれず手で顔を覆った。桑田は耳元で何かそっとささやいた。帰国はいつになるのか、本人も分からない。決して気負わず、秘めた闘志を心に抱いて日本のプロ野球で21年間闘い続けた右腕が、いよいよ、未知の旅へ出発した。【高宮憲治】
2007.02.06
十川孝富選手(29)が、都内在住の家事手伝い、山下ちひろさん(25)と結婚することになりました。今年6月に入籍する予定です。知り合ったきっかけは、知人の紹介です。十川選手の話「より良い成績が残せるように二人で頑張っていきたいと思います」岩舘学選手(25)が、都内在住の会社員藤田好江(よしえ)さん(25)=写真左=と結婚することになりました。今年4月に入籍する予定です。知り合ったきっかけは、友人の紹介です。岩舘選手の話「自分の両親と彼女の両親を安心させるためにも、二人で力を合わせて、まずは一軍に定着したいと思います」
2007.02.06
投手板(プレート)への軸足の置き方に関し、今季から野球規則が変更された。従来はプレート内に足が収まるように定められていたが、プロに限って一部でも触れていればよくなり、文字通り使い方の幅が広がった。キャンプ初日には審判団が各球団に説明し、早速これを生かそうとする投手が現れている。西武の左腕松永は昨年、希望枠で入団しながら3勝に終わった。右打者対策が課題だけに、新ルールを「クロスファイアーで使いたい」と言う。例えば、プレートの左端にかかとで立てば、右打者の内角へより角度のついた投球が可能となる。厳しい内角攻めを武器に、松坂が抜けた先発陣の一角を狙っている。角度という点ではサイドスローに恩恵が多そう。楽天の左腕佐藤は、ブルペンでプレートの左端から足半分を出し、左打者の背中から来るような球を磨いている。また、米大リーグ出身で今季初来日の外国人投手には好都合となった。大リーグは昨季から一足早く新ルールを導入しており、西武の荒木投手コーチは「微調整しなくて済む」と歓迎した。その一方、プレートの両端に寄り過ぎると踏ん張りが利かないとの理由から、ソフトバンクの和田らは新ルール活用に消極的だ。一昨年の「飛ばないボール」に続き、投手にどの程度の追い風が吹くだろうか。
2007.02.05
今日のメンバー山本藤城渡辺増田村本鈴木時間1時30分~5時40分場所西大井練習内容キャッチボール→盗塁練習→ノック
2007.02.04
今日のメンバー山本藤城増田酒井鈴木渡辺村本場所西大井時間1時30分~5時50分練習内容キャッチボール・バッティング→ノック
2007.02.03
2008年北京五輪出場を目指す野球日本代表の星野仙一監督は3日、11月26日から台湾で開催されるアジア予選に備えた事前合宿を、宮崎市で行いたい考えを明らかにした。詳細は未定だが、予選会場と同じ内外野が天然芝のサンマリンスタジアム宮崎があることなどから合宿を希望した。同時期に宮崎市で巨人も秋季練習を行う予定で、星野監督はこの日、日本代表の3コーチとともに宮崎市の巨人キャンプを訪れた際に協力を要請、巨人は練習施設の提供や打撃投手の派遣などを快諾した。巨人の桃井恒和球団社長は「施設内に別の球場もあるので、打撃投手とともに全面的に協力する」と話した。
2007.02.03
野球は2012年ロンドン五輪では実施競技から除外された。理由の一つとして、米大リーグを筆頭とした野球界による禁止薬物問題へ取り組む姿勢の甘さを指摘する声があった。日本はこれまで五輪などの国際大会にエントリーした選手で薬物検査に陽性反応を示した選手はいないが、プロ野球界としては検査を実施していなかった。国際基準に従えば、市販されている風邪薬や栄養剤にも禁止薬物が入っている場合がある。日本ハムの金子誠選手会長は「罰則を与えられた時点で選手のイメージが変わってくるし、チームのイメージも悪くなる。僕ら個人の責任で徹底しないといけない」と話した。昨年末には世界的な政府間条約として「反ドーピング条約」の締結も決定。NPBとしてより厳しい姿勢で臨む必要性がある。NPB関係者は「五輪競技としての野球の復活。(16年の)東京五輪招致の取り組みにもかかわってくる」と本格導入の意義を強調した。
2007.02.02
ピッツバーグ・パイレーツは、昨年はワシントン・ナショナルズでプレーし、オフにフリーエージェントとなっていたトニー・アーマス投手(28歳)と1年契約を結んだ。年俸などの詳細は明らかにされていないが、2年目の2008年は球団側が選択権を持つ契約オプションとなっている。通算48勝右腕は、マイナー契約からメジャー昇格を目指す桑田真澄投手(前読売ジャイアンツ)にとって、強力なライバルとなりそうだ。アーマスはメジャー8年目の昨季、30試合に先発して9勝12敗、防御率5.03という今ひとつの成績。しかし、ナショナルズの前身であるモントリオール・エクスポズ時代の2002年には自己最多の12勝を記録。翌2003年はシーズン序盤に右肩の手術を受けたためわずか5試合の登板に終わったが、開幕投手を務めた実績を持つ。ここ3年は毎年、先発機会を増やしており、順調に春季キャンプを過ごせば先発ローテーションの一角に食い込む可能性は十分にある。アーマスのメジャー通算成績は、登板した151試合すべてに先発して、48勝60敗、防御率4.45。アーマスを獲得したことで、今季の先発ローテーションの陣容がほぼ固まったパイレーツ。現時点では、昨季14勝のザック・デュークと同10勝のイアン・スネル、同8勝のポール・マホームの3投手が中心。残り2枠を、アーマス、昨年は11試合に先発して防御率3.79をマークしたトム・ゴーゼラニー投手、オフに再契約を結んだショーン・チャコーン投手あたりが争うと見られている。悲願のメジャーのマウンドを目指す桑田は、今春のキャンプやオープン戦で首脳陣へ猛烈にアピールすることが必至な状況となった。
2007.02.02
プロ野球は1日、12球団が国内外で一斉にキャンプインした。宮崎市のソフトバンクでは胃の全摘出手術を受けた王貞治監督が約7カ月ぶりのユニホーム姿で指揮し、巨人から復帰した小久保裕紀内野手らが加入した打撃陣を熱心に見守った。沖縄・久米島では楽天のルーキー、田中将大投手(北海道・駒大苫小牧高)がプロの第一歩を踏み出し、ブルペンで約60球を投げた。エース松坂大輔投手が抜けた西武(宮崎・南郷町)は初日からほとんどの投手がブルペン入り。巨人から移籍した横浜(沖縄・宜野湾)の工藤公康投手は大矢明彦新監督を相手に約80球の投球練習。沖縄・宜野座の阪神では、新ユニホームに身を包んだプロ16年目の金本知憲外野手が抑えめの調整で始動した。2年連続日本一を目指す日本ハム(沖縄・名護市)は、引退した新庄剛志選手の背番号1を受け継いだ森本稀哲外野手が明るいムードでチームを引っ張った。リーグ2連覇に挑む中日(沖縄・北谷町)は川上憲伸、岩瀬仁紀ら主力投手全員がブルペンに入り、低迷脱出を図る巨人(宮崎市)は新戦力の小笠原道大内野手らがフリー打撃で汗を流した。ロッテはオーストラリアで始動した。2008年北京五輪出場を目指す日本代表の星野仙一監督は、2日から春季キャンプ視察を始める。
2007.02.01
巨人は1日、斉藤宜之外野手が交通事故に遭ったと発表した。斉藤選手は1月30日に東京都内で、青信号の横断歩道を横断中、後方から左折してきたタクシーと接触して転倒。病院で検査を受けた結果「腰部と右膝(しつ)関節の打撲で全治1週間」と診断された。同選手はキャンプには参加しているが、当面は別メニューで調整する。
2007.02.01
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