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(画像は http://www.agrussell.com/より)今日、警察庁に銃砲規制に関する意見について電話で問い合わせしました。「銃砲所持規制に関する意見を募っていらっしゃるようですが、 我々の意見が実際に反映されることがあるのでしょうか?」と訊ねたところ、「7月31日が最終日のものですね。 ご意見があるなら送られた方がよいですよ。 意見は参考にさせて頂きますが、実際に反映されるかどうかはわかりません」と至極当たり前の返答を頂きました。意見、参考という漠然とした単語はいかにも隔靴掻痒の響きがありますし、国の法改正が提案されるまで業界団体やメーカー個人が何もせず、むしろ規制を望むような意見を公式に述べている状況に言いようのない不気味さを感じる。客達が身銭を切って購入したダガーを塵芥にする真似をよくもしてくれたな、と怒りを禁じ得ない。ナイフ業界がダガーを自切するほど日本国内ではナイフは売れていないのか。売価が高い割にさっぱり使えないナイフや、年々低品質化する海外ブランドを買い控えている客を逆恨みされても困ります。自分の稚拙な文章では警察庁の人も何が何だかわからないであろうし、余計な雑文が混在することで本当に困っている人の意見が軽視されてはこまるので、自分の私見は警察庁に送らずに破棄しました。その代わり、もし法規制が施行された際は、これまで伏せてきた個人や会社の実名を挙げて、規制に至った経緯を当ブログに必ず書きますので関係各位はご覚悟召されよ。ダガーを所持している人達も後ろから刺した相手を知らねば報われないでしょうから。
2008年07月31日
(作為的なキャプションがついていなければ、 ダガーはとても洗練されたデザインに見えるんですが… 画像は http://blackjack.0catch.com/ より) 自切・ジセツ(正)とは・・ 動物が、外敵に襲われるなどの強い刺激を受けると、 体の一部を自ら切り捨てて生命を守る現象。 トカゲの尾、カニの脚などにみられる。自割 ~『大辞泉』本当にダガーが規制されるかどうか、現在の時点ではわからないので、あくまでも「もし規制されたら」、という前提での話になりますが、規制施行時点でダガーを所持しているなら、余計な加工や修正は加えないで、あっさり廃棄した方がよいのではないかと考えています。ダガーを紹介している海外のHPを見ていると、この“出来上がったデザイン”のナイフを一体どのように加工しろというのか、ダガー規制に賛成している業者やメーカーに対する怒りがこみ上げてきます。刃の先端を落とし、片方の刃をフラットに削ったり、あるいは波刃を入れる等、規制の対象から逃れるいろいろな案が今後出てくると思います。しかし、どんな妙案が考え出されようとも、それはナイフ業者やメーカーたちがこぞって腰砕けになった “敗北の証し” であって、金銭を支払って商品を購入した買い手が後生大事に手元に置いていて気持ちのよい代物ではないことは明らかでしょう。秋葉原事件以後に、ダガー批判のコメントを発表しているナイフ関係者はダガーという品種を批判、自切することで世間やマスコミのご機嫌伺いをしているにすぎないように見えます。(東京税関の方でさえ、現行法で禁止されていなければ、 ダガーは海外から輸入可能であると明言してくれているのに)ずっと前からダガーの危険性を知っていたなら、なぜ事件が起きる以前に、人が殺されてしまう前に公表していなかったのか。一部販売店と雑誌社の煽動によって殺傷用ナイフが流行していた時に、対人用ナイフ販売の危険性について、ネットや書籍で述べなかったのか。規制法案成立の際は、ダガー廃棄と共にこの人たちも見捨てた方が良さそうです。(続く)
2008年07月30日
“What did he just say?”“He said there's a storm coming in.”“ I know.”http://uk.youtube.com/watch?v=m2o6-GTE2LYTerminator 2 Alternate Endinghttp://uk.youtube.com/watch?v=Cig1x3ZOxAU近い将来、ダガー所持を規制される可能性があるというのに刃物業界は水をうったように沈黙(黙秘?)しているようです。一部購入者の有志が政府機関に請願しているとの情報は耳にしました。ダガーは元々需要の高い品種ではなかったですし、秋葉原の事件で容疑者が購入、携帯していた複数のナイフから犯行時にたまたま使用していたものです。もし容疑者がダガーの使用方法を熟知し、選りによって購入、悪用していたなら、チャチな折り畳み式やスローイングナイフ等には目もくれず、ダガーばかりを買いそろえていたに違いありません。では、今回なぜダガーが法規制の標的にされたか、というと日本のナイフ業者と、有識者、為政者によるピンポイント攻撃に起因するだろうと素人でも判断できる状況にあります。現在国内ではナイフが売れていない。中でもダガーは売れていない。売れていない中国製ダガーを悪用した通り魔事件が起きてしまった。さらに中国製ダガーの流通経路が○○○にバレてしまった(笑)。時を同じくして岐阜県関市の業者組合代表がダガー規制を政府に陳情。自切完了 〈ジギリ(誤)・カンリョウ〉。(自切・ジセツ(正)とは・・ 動物が、外敵に襲われるなどの強い刺激を受けると、 体の一部を自ら切り捨てて生命を守る現象。 トカゲの尾、カニの脚などにみられる。自割 ~『大辞泉』)上記の過程から言って、ナイフ業者達がダガー規制に沈黙しているのは当然と言えば当然、法案の通る通らないは問題ではなく、団体代表者が陳情した時点で、ダガー品種とこれまでダガーを買った人々は、ナイフ業者、こと国内流通に携わる中間業者たちによって文字通り明日を断ち切られたのです。だけど、嵐が来るのは一般ユーザー(海外から買っている人も含む)にだけとは到底思えません。所持規制がはじまれば、コレクターやユーザーの中には、ダガー以外のナイフもまとめて手放してしまう人が出てくることでしょう。それでもナイフを欲しいと思っている人たちは、ユーザー間での譲渡や個人輸入、あるいはメーカーから直接製品を入手すればよい。七回生まれ変わっても使い切れない量のナイフを所蔵しているコレクターやフィールドテスト好きな蒐集系ユーザーが手持ちのナイフを放出すれば、 “好景気で品質の良かった時代” のレア物や珍品がたくさん市場に出回ります。コレクターやユーザーは蒐集品を古物商に委託販売や下取りを依頼したりせず、個人、あるいは少人数のグループで協同するなりして、ネットオークション等を通じて自分自身で新しい所有者へ受け渡すとよいでしょう。そういう状況になれば、ダガー規制を黙認した業者やナイフ専門店はことごとく干上がるかもしれません。(続く)“What did he just say?” 「彼は今なんて言ったの?」“He said there's a storm coming in.” 「嵐が来るって言ってます」“ I know.” 「知ってるわ」
2008年07月28日
Teras Riipus-snapsikuksaJ040http://www.lahjamaailma.fi/epages/Lahjamaailma.axl/?ObjectPath=/Shops/Lahjamaailma/Products/12938大変珍しい金属製のククサです。シラカバ製のククサよりも耐衝撃・耐熱性において優れている筈ですがほんの少しだけ違和感があるのは何故でしょうか?梅雨や夏場に持ち歩くと良さそうです。TERVETULOA LAHJAMAAILMAAN!http://www.lahjamaailma.fi/
2008年07月27日
549012W-Marttiini 80-v juhlapuukkoマルッティーニ(マルティーニ)社創業80周年記念プーッコhttp://www.marttiini.fi/puukot/shop/prod.asp?ContID=546(Suomekusi)http://www.marttiini.fi/puukot/shop/english/prod.asp?ContID=546(In English)NHK制作『世界一周! 地球に触れるエコ大紀行』フィンランド篇 にてサーミの人たちが左腰にプーッコの鞘を下げ、放牧しているトナカイの手入れをする様子が放送されていました。(8月3日(日)~6日(水)BShiで地球一周の旅の前半を紹介)道具として普通に使われているプーッコを見ると思わず感動してしまいますね。Martiini Oyhttp://www.marttiini.fi/
2008年07月26日
Kuksa 75 mm + luu Iso kahvikuksa, jonka kahvassa poronluutahttp://www.lahjatuli.com/index.phtml/art/1370/t/prodgroup1トナカイの角で装飾された75mm径のククサです。日本でも同型のククサを入手可能です。高温(60℃以上)の飲み物を注ぐとひび割れることがありますのでご注意を。Markkinointi Lahjatulihttp://www.lahjatuli.com/index.phtml
2008年07月23日
凡そ能登殿の矢先に廻る者こそなかりけれ。 教経は今日を最後とや思はれけん、赤地の錦の直垂に、唐綾縅の鎧着て、 鍬型打つたる甲の緒をしめ、いかものづくりの大太刀をはき、 廿四さいたる切斑の矢負ひ、滋籐の弓持つて、 さしつめひきつめさんざんに射給えば、者ども多く手負ひ射殺さる。 矢種皆つきれば、黒漆の大太刀、白柄の大長刀、 左右に持って、さんざんに薙いで廻り給ふ。 新中納言知盛卿、能登殿のもとへ使者を立てて、 「いたう罪な作り給ひそ。さりとてはよき敵かは」と宣へば、 能登殿、「さては、大将に組めごさんなれ」とて、 打物莖短に取り、艫舳にさんさん薙いで廻り給ふ。 されども、判官を見知り給はねば、物の具のよき武者をば、 判官かと目をかけて飛んでかかる。 判官も、内々表に立つやうにはし給へけれども、 とかく違ひて、能登殿には組まれず。 されども、いかがしたりけん、判官の舟に乗りあたり、 「あはや」と目をかけて飛んでかかる。 判官、叶はじとや思はれけん、長刀をば弓手の脇にかい挟み、 御方の船の、二丈ばかり退きたりけるに、ゆらりと飛び乗り給ひぬ。 能登殿、早業や劣られたりけん、續いても飛び給はず。 能登殿、今はかうと思はれけん、太刀長刀をも海へ投げ入れ、甲も脱いで捨てられけり。 鎧の袖、草摺をもかなぐり捨て、胴ばかり着て大童になり、 大手を広げて、船の屋形に立ち出で、大音聲を上げて、 「源氏の方に我と思はん者あらば、寄つて、教経に組んで生捕りせよ。 鎌倉へ下り、兵衛佐に物一言云はんと思ふなり。寄れや寄れ」 と宣へども、寄る者一人もなかりけり。 ここに、土佐國の住人、安藝の郷を知行しける安藝の大領實康が子に、 安藝太郎實光とて、凡そ二三十人が力現れたる大力の剛の者、 我にちつとも劣らぬ郎等一人具したりけり。 弟の次郎も、普通には勝れたる兵なり。 彼等三人寄り合ひて、 「たとひ能登殿、心に剛おはすとも、何程の事かあるべき。 長(たけ)十丈の鬼なりとも、我等三人がつかみ附いたらんに、などか従へざるべき」 とて、小舟に乗り、能登殿の船におし並べて乗り移り、太刀の鋒を調えて、 一面に打つてかかる。 能登殿、これを見給ひて、先ず眞前に進んだる安藝太郎が郎等に裾を合はせて、 海へどうど蹴入れ給ふ。 續いてかかる安藝太郎をば、弓手の脇にかいはさみ、 弟の次郎をば、馬手の脇に取って挟み、一締しめて、 「いざうれ、おのれ等、死出の山の供せよ」 とて、生年廿六にて、海へつつとぞ入り給ふ。(佐藤謙三校注 角川文庫『平家物語』下巻 P.204、205)『平家物語』も第十一巻後半に入ると、今まで活躍してきた武将達の多くが亡くなり、物悲しい雰囲気が漂ってきます。能登殿教経は平氏武将の中でも人気のある人物で、「能登殿最期」の段はさすがに「ああ、ついに能登殿も死んじゃったか~」と感慨深い。左翼史観の歴史家たちは『吾妻鏡』等と照らし合わせて、「教経は一の谷で戦死しているのだから『平家』の記述は誤りだ」と指摘しますが、自分は『平家物語』を編纂した人々や、『平家』に描かれた武将たちを己の鑑としていた後世の武士と同じように、壇ノ浦で散りゆく能登殿の死に様を悼(いた)もうと思います。
2008年07月21日
画像の一番奥に映っているのはミニサイズのククサ(ククサ Kuksa は、白樺のコブを削り出して作る北欧のコップです)。オリジナルにはトナカイ革の細紐がついています。自分は野外で目立つ黄色のナイロン紐に替えています。ククサの手前にゴロゴロしてるのは、ケッラム Kellam社ブランドのラップフォルダー・ナイフ。ハンドル材は白樺、ボルスターとエンド・ボルスターはトナカイの角。中央のナイフのボルスター部には、シリアルナンバーと価格を記したシールが貼られたままです。左端はフィンフォルダー/F15、ステンレスブレード。ラップフォルダー・ナイフは画像の物以外にも数本持っていますので、もう他社ブランドのフォールディング・ナイフを買わなくてよい(笑)、1年に1本ぐらいのペースでプーッコを買えばいいような気がします。今後はククサ集めを始めようかと思っています(イーッタラやアラビアのマグカップ集めもよいかも)。ククサはたくさん持っていても誤解されることはまずないですし、知り合いにプレゼントするととても喜ばれます。ただ、一人の人間が買い占めると、本当に欲しい人達が買えなくなってしまうので、国内入荷の少ない製品の蒐集には、ある程度の気遣いも必要ですね。
2008年07月20日
海外のAmazonにて見つけました。Victorinox Swiss Army Farmer Pocket Knife (Limited Edition-Red)http://www.amazon.com/dp/B000S6Q488/Victorinox Swiss Army Cadet Autumn Orange Knifehttp://www.amazon.com/dp/B000WEK20C/Victorinox Swiss Army Cadet Knife (Olive Green)http://www.amazon.com/dp/B000WEO30M/Victorinox Cadet Red Swiss Army Knifehttp://www.amazon.com/dp/B000WEG8P0/Victorinox Cadet Gunmetal Swiss Knifehttp://www.amazon.com/dp/B000WELXFU/Victorinox Cadet Black Swiss Knifehttp://www.amazon.com/dp/B000WEG8PA/
2008年07月18日
当ブログでも1ヶ月ほど前に書いたダガー規制ですが、各マスコミが報じているように、所持規制も行われる可能性が高くなってきています。今回は秋葉原事件で犯人が使用したブーツナイフの現物を小売店へ流通させた当事者らがダガー規制を政府に申し出たのですから、日本の刃物商たちの倫理観は、結局この程度だということです。2000年頃からナイフを武器として宣伝した業者、雑誌社、記事を書いたライター、戦闘用ナイフ・ブームに乗じようと類似品を企画、製造販売したナイフメーカー、それらが一斉に頬かむりをして、ダガーと顧客を追いやろうとしている様子は、小さな業界の地獄絵図だと言っても言い過ぎではありません。もっとも、ナイフ関係者からすれば、「凶悪犯罪を誘発するようなおかしなナイフの売り方をしてすまなかった」とはそこから派生する責任が重過ぎて絶対に口に出せないでしょうけど。自分もかつて、ダガーを購入して持っていた時期があります。それらのナイフは仕事の資料購入のため売却しました。委託販売を依頼した古物商は後に建国義○軍事件を起こして逮捕され、警視庁公安部に押収されたPC等のデータに証拠が残っている筈なので、堂々としていればよいわけですが、ダガー所持が違法となったなら、コレクター達はさぞ戸惑う事でしょう。ダガー規制法案が成立すれば、現在以上に顧客のナイフ離れが起きるのは必至です。商品であるナイフが売れなくなれば、当然経営難になり販売店も倒産し、日本国内の刃物産業が大打撃を受ける事は避けられないでしょう。墓穴を掘る、とはまさにこういう状態を言います。自分は今後、日本の刃物店からナイフを購入しないでしょうから、馬齢を重ねた自己保身のナイフ業者たちをただ踏み台にするだけですが、ナイフ愛好家やコレクターの人たちは、現在のような状況を創り出しておきながら、それでもなお責任逃れに奔走するナイフ関係者たちの所業を決して忘れてはならないだろうと思います。
2008年07月17日
オフィサーサイズより一回り小さい、スモールオフィサー 84mm シリーズのティンカーです。海外での名称は “Small Tinker”。一方、“Tinker” の日本名は スパルタンPD なのでちょっとややこしい。5年前に日本未発売のサファイア・ハンドル Tinker を個人輸入したところ、しっかり91mmのオフィサーサイズでした。84mmシリーズは各パーツが小さめなので、少々心もとない感じもしますが日常的な細かい作業なら十分対応できると思います。キャンプやハードユースにはアルミハンドルでパーツのゴツい、ソルジャーALやファーマー等が最適でしょうね。
2008年07月13日
Gun Kata http://uk.youtube.com/watch?v=tINWl0gzQWIサミット開催地洞爺湖でのアメリカ・シークレットサービスの人気土産品は名前入りの木刀だそうです。木剣(ぼっけん)と呼ぶ流派もあります。
2008年07月10日
(画像左・ビクトリノックス・トラベラーPD/Victorinox Super Tinker 右・トラベラー・サファイア/Victorinox Climber - Translucent Sapphire出典は定かではないですが、スイスアーミーナイフを「レッド・ハンドル」と呼ぶそうです。たしかにビクトリノックスとウェンガーの一般モデルは赤いプラスチックの柄です。「“赤”は嫌いじゃ」ということで(笑)、自分が使ってるのは青いスイスアーミーです。1990年代中頃から使いはじめた赤いビクトリノックス・トラベラーPDは、実家で飼っていた犬が死んでしまった時に一緒に埋葬したので、代わりのサファイア・ハンドルのトラベラーを使いはじめて早5年になろうとしています。2006年頃から、都内では一部市街地でナイフ類の携帯検査が行われていますので、自宅から持ち出すことは殆どありませんが、持っていなければいないで、外出時に必要となることもなくなりました。もし街中で地震等の災害に遭遇した時は、現金握って、刃物店ではなく、登山用具店にダッシュする予定です。・・・果たして無事に辿りつけるでしょうか(笑)
2008年07月08日
Kellam knives - Wild Finn Line “PUUKKO”http://www.kellamknives.com/index.php?main_page=product_info&cPath=1_33_36_42&products_id=6Blade: 3.75" Carbon SteelTotal Length: 8.25"サイズ的には同社 “Wolverine ウルヴァリン” とほぼ同じ規格、(ウルヴァリンのブレードに使用されているのは SPT という特殊な炭素鋼)こちらはブレードに通常の炭素鋼を使用した廉価版と言えるかもしれません。すべての物具に共通することですが、ナイフもちゃんと正しい使い方をすればとても便利な道具であって、TV等で大袈裟に報道されているほど危険なものではありません。精神的にムラのある割には腰が砕けた大人達が増えているように思います。特殊な形状のナイフを規制すればガス抜きになると考えるのは、壊滅的なほどに大きな間違いですよ。
2008年07月05日
・・・古参のナイフ、と言っても、2000年以降にガーバーやカスタムナイフ等ほとんどを手放したので、自分の持っているナイフは最近購入した品ばかりです。画像のビクトリノックス・ソルジャーは昔、中野ブロードウェイにあったナイフ屋さんで購入しました。現行品にはないソングホール(紐通しの穴)が開けられています。研ぎ減りしてメインブレードが細くなっているのは、荒砥でガリガリ研いでいた自分の単純ミスです。合成の中砥、仕上砥からはじめてもでけっこうよい刃はつきます。このソルジャーをポケットに入れて京都洛北鞍馬山に行ったので、“鞍馬山入山”とエッチングを入れています。陰陽師ブーム以前の閑散とした晴明神社にも立ち寄り、趣(おもむき)のある楽しい旅でありました。ナイフマニアやコレクターではない自分としては、希少価値のあるレア物や有名メーカーの作ではなくても、入手しやすい定番商品や誰も知らないブランド品で十分面白いですし、各個人で使用環境や手先等の感覚、主観が違うのだから、無難な一般論はあるとしても、文章や口伝による情報の共有はほとんど不可能ではないかと思っています。自分がこのソルジャーを現在も使ってるのは、鞍馬の記憶を呼び起こされるから、という個人的な理由が大きいのです。他にも、ウェンガー・キャンパー2を買って帰宅する途中、サービスエリアを見下ろす橋の周辺で西鉄バスジャック事件取材中の大報道陣と遭遇した思い出とか、へんな話もたくさんありますが、自分のこだわりはこの程度のものです。
2008年07月03日
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