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あの時の生々と甦るなりプロジェクターのビッグな画面で プロジェクターを借りて、カミサンが大ファンの「 B'z 」のDVDを観ている。 プラズマテレビの様にはいかないが、大画面は迫力がありライブの雰囲気は充分だ。
2006.10.31
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この星の裏側からの贈りもの ネットラジオのジャズを聴きおり ネットラジオは音質も良く、無料で好きなジャンルの音楽が聴き放題。 オーディオに繋いで聴いている。
2006.10.30
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無月よりかそけき月のあらわれて三日月の夜の空冴えざえぬ 新月から徐々に形を現して、五日目の月が最も美しいと思う。 明日は上弦の月。月を愛でるには一番いい季節となりました。
2006.10.29
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美しき翠のざんぞうやき付きぬ 夢かうつつか翡翠の飛ぶ カワセミが突然に目の下を飛び去っていった。あっという間の、予想外のこと。 夕ぐれ前のベッドタウン。あれは幻だったのかもしれない。
2006.10.28
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コルチカムの白き花咲き記憶なき母はほどなく卒寿になりぬ コルチカム(イヌサフラン)は土と水がなくても球根から直接花を咲かせる。
2006.10.27
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苑灯のよこを通りてとつぜんに影おいこせり沈思の道で
2006.10.26
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お礼にと木通(アケビ)をそっとさしだしぬ うす紫の老いらくの恋
2006.10.25
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シャーレーで神経細胞飼育せり脳科学者のイノセントな夜
2006.10.24
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入り口になつつばき立つギャラリーの二階でかたるIT格差 名前だけは知っていた「なつつばき」の木を初めて見た。 初夏に白い花をつけ、一日でぽとりと落ちる。 沙羅双樹と間違えられて伝わった為、娑羅の木(シャラノキ)とも呼ばれるとか。
2006.10.23
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吾の前に獲物見つけしトビの来て急降下せり海岸道路
2006.10.22
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夕ぐれて変則飛行で帰り来る 空をおおいて椋鳥の群れ 木曽三川の川原で、夕暮れ前になるとあちらからもこちらからも、無数の群れが飛来する。 ねぐらに帰ってくるムクドリの数は、何千羽という数になるのだろう。 呆れるほどで、まったく壮観です。
2006.10.21
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両耳に補聴器付けし老人のラジオのごとくしゃべり続けり 先日、急行電車に乗ったら発車間際に老人が慌てて乗り込んできた。「常滑に行くか?」と車内に向って誰ともなく聞くので、後ろの席にいた自分が「行くよ!」と。が、どうも耳が不自由でこっちの言うことが良く聞き取れていない様子。何度も大きな声で「常滑に行くよ」と俺。そうしてる間に電車は発車。常滑に行くんだから、まあこれに乗っていれば問題はない。が、まてよ、終点まで行ったら空港に着いちゃうぞ。二つ手前の常滑の駅で降りるつもりかな?気になって「どこで降りるの?」と聞いてみた。聞こえていないらしく、なんやらどうでもいいことを一方的にしゃべりだす。こっちが何か言おうとしても無視してしゃべり続ける。話をどうにか遮って聞いてみると、何と! 返ってきた答えが「長浦」。おいおい、そこは急行電車は止まらんぞい。常滑まで行くんじゃないのかい。長浦の先の先まで行かないと止まらんし。だいいち、長浦がどの辺にあるかも分かっていない様子だ。その事を伝えようにもこっちの言うことが聞こえていない。見ると両耳に補聴器を付けている。補聴器はあまり大声でしゃべると、音がワンワン響いて返って何を言っているのか分からん様になるし・・・。しかたないので、メモ帳に書いて筆談に。しかし、揺れる電車の中で書いた字が読めないのか、反応がない。 そうこうしている内に、自分が降りる朝倉駅に着いちまった。ええいしょうがねえ、関わりあった俺が責任持とう。腹を決めて一緒に降りてもらうことに。長浦は次の次の駅だから車で送ってあげよう。そう思っていっしょに降りてもらった。しかし、何故そんな事になったかを当人は全く理解していない。筆談で説明すが、どうにも飲み込みが悪い。とりあえず、歩いて数分の家まで連れて行こう。老人の事とて足が遅い。その内、当人は不安になって来たらしい。「親切にしてくれるのはありがたいが、貴方の家まで行く意味がわからんし、心配だ」と言うようなことを言い出した。じゃあ家に電話してカミさんに迎えに来てもらおう。そう思って電話するも、カミさんが電話に出ない。買い物にでも行ったのか?もしそうなら家に行っても車は無いぞ。何のためにこの爺さんを連れて来たのか分からんぞ~。困った!この爺さん言ってる事が良く分からんし、こっちの言うことが伝わらない。外人より始末が悪い。八方ふさがりだ。 もう仕方ない。後から来る普通電車に乗ってもらおう。初めからそうすればよかったんだ。くそ。キップが勿体なかったが、自分が出せばいいだろう長浦までの160円。切符を買ってホームへ。電車が来るまで5分もない。足が遅い。階段もけっこう長い。これを逃すと30分後まで普通電車は来ないぞ。階段を上りながら爺さんが言う。「時間ばかりかかって、電車賃も損して(自分が出すといって聴かなかった)、何でこんな目に遭わなきゃならんのか・・・・」。「だから~、急行に乗ってしまって・・・」「長浦に止まらないので、朝倉で降りて・・・」「・・・・・。」 「つぎのつぎ」と書いた紙を渡して、直ぐに来た電車に乗せ、ホームで見送った。「長浦に行けば自分の行くところは分かる」と言っていたのを信じて・・・・・心配だ。ちゃんと「長浦」で降りただろうか・・・・・。目的地まで行けたんだろうか・・・・。電車を降りてわずか23分間の出来事だった。ものすごく長い、困惑の23分だ。こんな耳が聞こえず、筆談も、身振り手振りも通じないというのは、外人を相手にしているよりなんかしんどいか、ほとほと身にしみた。
2006.10.20
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庭の木を行ったり来たり四十雀 ネクタイ締めてピッカチュウと鳴く
2006.10.19
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霧晴れて音もなく白鳥がゆく 水面に浮かぶ洋館の上を
2006.10.18
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耳の遠き老人が意思伝えむと ラジオのごとく話し掛けてき
2006.10.17
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お囃子のテープ流せり 田園都市の列なす祭礼
2006.10.16
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90度ピアノの向きを変えてみむ 寒露の風を招かんとして
2006.10.15
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空高しみずいろの風が通るようにピアノに向きを変わってもらおう
2006.10.14
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座るなり化粧を始む中年(ひと)の居し 色あせながら咲く曼珠沙華 とうとう電車の中で化粧をする中年増が現れた。何のための誰のための化粧なのか。 美意識もない人間が化粧をするというアイロニー。
2006.10.13
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至らぬを恥じ入るのみの齢なり 懺悔の値打ちも無きて夕ぐれ
2006.10.12
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列島のへそで泳ぎし鯱ほこを従え竜が舞い上がりし夜
2006.10.11
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秋風や博識の中に虚言あり 紫色に夕暮れゆきぬ
2006.10.10
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まん丸い紙ふうせんの朝の月 浮かんだままに消え去りゆかむ 新興勢力の影で無抵抗に消えてゆく、地元の商店街のように・・・・
2006.10.09
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をちこちでりりりりりりと鳴く虫は耳介の中に住む草雲雀 くさひばりは僅か8ミリほどの蟋蟀の仲間。一本調子で鳴き何処までも何処までもついてくる。
2006.10.08
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白芙蓉プチ教会の夕ぐれて赤き十字のネオン灯れり
2006.10.07
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吾が染めがブラウスとなり並びおり 求めし人の芙蓉のかんばせ 丁寧な仕事で定評のあるデザイナーとコラボレート。 ギャラリーのオーナーが絶賛。朝一番にあっという間に売れてしまった。
2006.10.06
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天高し野茂のフォークの赤い日がストンと落ちて秋刀魚が匂う
2006.10.05
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黄金なる稲穂の海の夕焼けて黒き小旗のはためいており
2006.10.04
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ゆるぎなき仕事を見せむデザイナー吾(わ)の染め布がブラウスとなりぬ 丁寧な仕事で定評のあるデザイナーとコラボレート。 最高の出来とギャラリーのオーナーが絶賛。あっという間に完売。
2006.10.03
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人工の浜に立たる風車 南の風の吹いているらし
2006.10.02
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おやじらのペーソス描く画家の絵の背中で語るかんなんしんく 今はフランスに拠点を置いて、架空のおやじを描きつづける女性がいる。 どの絵の人物も味があり、男の本質を柔らかいタッチで紡ぎだす。
2006.10.01
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