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とうとう今年もやってきました「スエットロッジ」。毎年行われている養生園の人気のワークショップ。ネイティブアメリカンの成人の儀式の一環で大地の子宮に戻り心身を浄化し再び地上に生まれ変わるというダイナミックかつパワフルなワークショップ。今日で無事に第1回目が終了しました。ロッジに入ることにより宇宙と大地に祝福をうけたゲストの方々を祝って最終日におだしする「祝いの食事」。今日はちょっとだけ紹介。 手前がデザートのりんごのケーキ。最近よく作る豆腐クリームでかわいらしくデコレーション。盛り付け担当のいきるちゃん、ありがとう。とても素敵です。アップにするとこんな感じ。 赤いトッピングはくこの実、緑色はかぼちゃの種。クコの実は漢方薬のひとつで薬膳料理にも使われ特に滋養強壮や美肌効果に優れた食材です。目の疲れにも効果的。ほどよく甘いので頻繁にデザートに登場。そしてかぼちゃの種。かぼちゃは好きでも種はねぇ~って?これは単なる飾りではありません。かなり栄養価の高い滋養強壮食品でビタミンやカロチンのほか、野菜に不足しがちなタンパク質やミネラル類が豊富。1日に10粒くらい食べれば虚弱で血圧が低い人や、鉄欠乏性の貧血に人にもよく効きます。ちょっとフライパンで炒ったりオーブンで加熱して香ばしくしてからデザートやスープのトッピングに。こんなにかわいらしくなります。これらクコの実やかぼちゃの種などはいつも小さな袋に入れてバッグに入れておくとちょっと小腹すいた時に手軽に食べられて便利。コンビニのお菓子なんて食べるよりずっと美味しいし健康的。かつて東京で営業マンしていた時もよくそうしていました。会社の机の引き出しの中にはクコの実や干しいも、かぼちゃやひまわりの種などが‥。(う~ん、懐かしい)去年のスエットロッジからあっと言う間の一年。あの頃はまだ大人数分の食事作りにも不慣れなうえ初めての経験を前に何を作ろうかと毎日ドキドキ。そんな私にその当時の体験スタッフのまりちゃんが一言。「これはやよいちゃんへのギフトだよ」え~っ、ギフト?そんな考え方があるんだ、と驚きそしてその瞬間から重荷から開放されました。そうだ、これは宇宙からのギフトなんだ、と。儀式の食事を作ることができるなんて、なんて素敵なんだろう。そしてそれをゲストやスタッフのみんなと楽しむことができるなんて私ってなんて幸せなんだろう‥!そう思ったら全部じゃないけれどプレッシャーや心労が確実に違うものに変化しました。物事は全て多面的なものなのにどうしても自分のパターンにはまってしまい決まった見方しかできなくなってしまいます。「選択や方法は一つじゃないよ」そう、やり方もとらえ方も一つじゃない。幸せも苦痛も自分の思い次第。今年はちょっとは楽しみながらできたかな~。確かに大変だけれどゲストの方々の笑顔を見るればもうそれだけで全ての疲れが吹っ飛びます。さぁ今度は明日から2回目のスエットロッジ開始。またどんな出会いがあるかな。明日も皆さんにとって良い日でありますように。大地の恵みに感謝‥!
2006.09.28
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今日の穂高は久しぶりの快晴。さわやかな青空です。松の木々の間から見える澄んだ青空と白い雲。今日は半日休み。のんびり起きて松尾寺まで気ままに散歩。ススキや赤とんぼの大群、黄金色の田んぼの横を通りながら静かに秋に染まっていく穂高を実感。顔にあたる風の匂いも秋を感じます。肌寒くなると朝食は根菜の煮物、発芽玄米のお粥、根菜類の味噌汁などが並び夕食にはあったかいスープが頻繁に登場します。夏野菜の残りを利用した色鮮やかなスープたち。「パプリカとトマトのスープ」パプリカの甘みがトマトとあいまって塩とベイリーフだけの味付けでもけっこう濃厚な味になります。とろみづけに長いものを入れました。「きゅうりと緑レンズ豆のスープ」玉ねぎと緑レンズ豆を炒めた後煮込んでひよこ豆のペーストを混ぜました。きゅうりのすりおろしを入れて出来上がり。夏場は豆を減らしてきゅうりの量を増やし冷蔵庫で冷やして冷製スープにしました。食欲ない時でもこれだったらOK。きゅうりが大量に収穫された去年の夏、当時の体験スタッフの綾乃ちゃんと一緒に考えたスープです。そして養生園畑でできた紫キャベツで作ったスープ。「紫キャベツと玉ねぎのスープ」今回は紫キャベツだけを使ったので濃い紫色になりました。葉が堅かったのでじっくり弱火で煮込みました。キャベツの甘みが優しい味になっています。トッピングは松の実。松の実は動脈硬化予防のほか老化防止や美肌効果のあるビタミンEも豊富。ミネラルも多く含まれているので貧血や夏の疲労回復にも効果的。スープのほか青菜の和え物、お粥にもよく合います。是非一度使ってみて下さい。明日の天気予報は雨。冷たい雨の日々の始まりです。明日の夕食はたくさんの根菜が入ったクリームシチュー。ゲストが少しでも暖まってもらえたらとても嬉しいです。明日も皆さんにとって良い日でありますように。大地の恵みに感謝‥!
2006.09.15
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今日の穂高は雨。秋の長雨ですね。ここ数日ですっかり冷え込みました。あまりの肌寒さに夕食時には暖炉に火が‥。燃える火を見ているとなんか気持ちがほっとします。薪の燃える匂い、窓から見える灰色の空、冷たい外気‥。ふとした瞬間に時の流れを感じます。もう秋だ。早いなぁ~。隣村の松川村の町田農園さんからりんごが届きました。低農薬で作っているりんご。不揃いで不恰好だし虫食いで黒くなっているけれど安心して食べられる美味しいりんごです。今日のデザート。 「りんごのパウンドケーキ」角切りのりんごがたくさん。玄米菓子を粉にして入れた豆腐を生クリームに見立てて庭から採ってきたパイナップルミントを添えました。そして定番のアップルパイ。たっぷりつまったシナモン風味の煮りんごとほっくり甘いさつまいもの2層のパイです。黄色の花はオレガノの花。煮るとりんごがほんのりピンク色になって見た目もきれい。秋の味覚ですね~。夏の暑い時期には寒天ゼリーや豆乳、豆腐を使ったデザートを多く作っていましたがこれからはりんごやさつまいも、腎臓の働きを促進してくれる小豆や腸を温める葛を使ったデザートが多くなります。小豆あんこを添えた白玉だんごもいいなぁ。りんごの葛煮も優しい味で美味しいですよね。ほっとする味。一昨日の日曜は養生園の代表、福田さんのお誕生日。この日もアップルパイでお祝い。そのほかスタッフ全員で作ったご馳走が所狭しと並びそれはもう盛大なバースディのお祝いになりました。こんなに祝ってもらえる福田さんってなんて幸せものなんでしょ!ところでいくつになったかって?ケーキをよく見て下さい。ろうそくが6本。そうです、60歳!還暦を迎えますますパワーアップ。これからも養生園を支えて下さいね。消灯後に雨音を聞きながら湯船につかっていると養生園に来てからの出来事や出会いがいろいろ思い出されます。ちょっとだけしみじみ感じる瞬間。ほんの一年半前までは東京で働いていました。それが今ではこんな山の中。コンビにも自販機もテレビもない木々に囲まれた自然豊かな環境。最初は短期のはずの養生園ライフが今ではスタッフになってしまいました。人生ってどこでどう変わるかわからないもんですね。ただこんな生活がしたいな、とかこういう仕事がしたいな、とかこういうふうに生きていきたいな、とかなるべく具体的に思い浮かべて人に話していると多少時間がかかっても不思議なことに何かそのとおりになるんですよ。思いや思考が現実を作るんです。だからあまりよくないことはしゃべっちゃいけません。いいことだけ言葉にしているといいことだけが起こります。ほんとですよ!明日も皆さんにとって良い日でありますように。大地の恵みに感謝‥!
2006.09.12
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もう秋だというのに最近手にすることが多い「ピーマン」。夏野菜はすでに終わりに近づいていますが養生園の畑は今ピーマンが豊作。ピーマンはビタミンCやビタミンA、カロテンが豊富なため風邪予防や夏の疲れた肌の回復に効果的。動脈硬化や高血圧予防にも威力を発揮します。中でも赤ピーマンは最も栄養価が高くビタミンCはレモンの2倍。ピーマンってそんなに栄養あったのね。今では好き嫌いなく畑で収穫できたものは全て料理させて頂いております、はい。で、最近のお気に入りのピーマン料理レパートリー。第一弾は「肉詰め風焼きもの」手元にある野菜をみじん切りにし(今回は玉ねぎやパプリカ、長ねぎなど)同じくみじん切りにした干し椎茸の軸も一緒によく炒め味噌で味付けをして生姜醤油で下味をつけた乾燥の大豆タンパクを合わせピーマンの中につめました。フライパンで焼いた後にドライハーブ入りのパン粉をつけて焼きめをつけ今が満開のナスタチウムの花を飾り、出来上がり。「チンジャオロースー風炒めもの」。緑と赤ピーマン、同じく下味をつけた切り板麩と一緒に炒めました。切り板麩は下味をつけた後に葛粉をつけて素揚げ。酵素玄米にも発芽玄米のお粥にも合う一品です。これは「ぶなしめじとピーマンのおひたし」。しょうゆを入れただしにしっかり火を通したしめじと蒸したピーマンをひたして味を染み込ませて盛り付けます。今朝の朝食の一品。ピーマンっておひたしにしても美味しいんだ。新しい発見。みなさんも是非一度試てみて下さい。養生園に初めて来た時一番の感動は野菜が甘くて美味しかったこと。人参も大根もごぼうもそれぞれの味と甘みがしかっりでていてのどを通っていく度にカラダが喜んでいくのがわかりました。ピーマン含め野菜ってこんなに美味しかったんだ、と改めて実感。ささやかながらこの感動を日々のゲストの方々とそして大切なスタッフのみんなと共有していけたらこんなにしあわせなことはありません。穂高はすっかり秋景色。田んぼは黄金色に染まり新米の収穫ももうすぐです。実りの秋が到来。隣村のリンゴ農園さんから初物のりんごが届きました。次回はりんごのデザートをアップします。お楽しみに~!明日も皆さんにとって良い日でありますように。大地の恵みに感謝‥!
2006.09.08
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皆さん、中島デコさんをご存知ですか。マクロビオティック料理スクールの人気講師、数々の料理本も大人気。そんなデコさんがなんと今養生園に‥。昨日からデコさんのワークショップが始まりました。食に関心のある多数のゲストが集まりデコさんを囲んで楽しいお料理教室。軽快なトークに惹きこまれてあっという間の時間。これまでは本だけでしか知らなかったデコさんが実際に目の前で料理して解説してくれるなんて‥私は幸せものです。今日は養生園の新館「森のうち」の屋外キッチンでお料理教室。朝から気持ちのいい秋晴れ。青空のもとで風を感じながらの料理作りは最高です。 左奥から「蓮根と切り干し大根の梅酢和え」「かぼちゃとさつま芋の酒粕クリームサラダ」「手作りコーフーカツ」薄切りにした蓮根をざっとゆでて水でもどさずに切干大根と一緒に薄めた梅酢に漬け込んだらあ~らもう出来上がり‥のお手軽レシピ。かぼちゃとさつま芋のサラダは今回持参して頂いた美味しい酒粕と豆乳、麦味噌、タヒニとオリーブオイルで作るドレッシングで和えもの。酒粕の香りが味噌と合って美味しい一品でした。主食は「甘栗と古代米の玄米ご飯」 黒米や赤米、緑米にたっぷりの栗を入れて炊き込みました。ほくほくした栗の甘みが秋を感じます。夕暮れ時のひんやりした風と渓流の音を聞きながらベランダでみんなで試食兼夕食。至福のひととき。う~ん、幸せ。と、ふと見るとデコさんの姿がない。キッチンに様子を見に行くとなにやら切り分けている姿が‥。 デザートですね。 こんなにゴージャスになりました。「桃とひえのケーキ」。りんごジュースで炊いたひえを型におしこみその上に桃をのせて寒天でかため、豆腐とポンセンで作ったクリームをトッピング。採ってきたミントを飾って出来上がり。はい、もちろんしっかりと堪能しました。気負わずにまずは楽しく作って美味しく食べよう、というデコさんの気さくな人柄のおかげでワークは終始和やかな雰囲気につつまれ参加者の皆さんも意欲的に楽しんでもらっている感じ。引き続き明日のクラスも楽しみです。夜の講義で聞いた言葉が心に残っています。自分の中が空っぽになればそこに運命の流れや宇宙の気が入ってくる‥。うん、そうだよなぁ。空っぽとまではいかないまでも新しいものがすっと入ってくるくらいの隙間を作りたい。入れることも大事だけれど同時に出すことも同じくらい大事。作ること、味わうことを楽しみながらそんなことを感じた一日でした。明日も皆さんにとって良い日でありますように。大地の恵みに感謝‥!
2006.09.02
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