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Gママさん
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隠居人はせじぃさん
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正月の準備として神棚にしめ飾りを飾りました。家を30年近く前に新築したときに、亡き父が寒川神社から手に入れ、八畳の間の南向きの棚に祭ってくれたものです。亡き父は、その年に収穫した後の稻藁を用い、毎年自らしめ縄をなっていたことを思い出します。松飾りやしめ縄は29日に飾ると『苦』に繋がり、又大晦日の31日に飾ると『一夜飾り』といい、正月の神を迎えるのに一夜では誠意に欠ける、として嫌われているとのことで、我が家も30日に飾ることを常としてきました。
毎年悩むのはどっちがどっち?です。どっちが頭で,どっちが末かという意味です。我が家の様な大根(牛蒡?)注連の場合では「神棚に向かって右に太い方がくるように張るのが一般的」ということですので毎年思い出しながらそのようにしています。

このしめ飾りについてくる御幣をつり下げます。『御幣』とは、神祭用具の一つで、白い紙又は布を切り、細長い木に挟んだで垂らしたものから来ているようです。このしめ縄や松飾りは1月15日の小正月前後の日曜日に、近くの公園で行われる『どんど焼き』で、無病息災を祈りながらのお焚き上げと、上新粉で作った赤、白、緑の三色の団子をその火で焼いて食べるのが我が家の近くの風習です。昔は道祖神の近くの農道の十字路で行われ、書き初めを焼いた時に炎や燃えかすが高く上がると字が上達すると言われていましたが、今は書き初めの習慣もなくなっているようですね。私の書き初めが、いつの年も何故か何も高く上がらなかったことを覚えています。
、同じように飾る『裏白』は「心に濁りがなく清明である」こと、『橙』は「代々家が長く続く」にあやかったものということで、一家の末永い繁栄の願いがこめられています。又『譲葉(ユズリハ)』は、若葉がいっせいに伸びると、初夏から、秋にかけて古い葉がいっせいに、代を譲るように落ちることから、「親は子供が成長するのを待って後を譲る」というおめでたい意味があるとのことです。更に『榊』は神と人との境であることから『 境木 (さかき)』の意とのこと。このように、古くからの慣習には単に語呂合わせと片付けるだけでなく、語呂を合わせる意味がある、ということを知ることは、人間としての生き方や考え方を深めるきっかけともなる、のではと考える還暦近いオジサンの今日この頃です。

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