JINさんの陽蜂農遠日記

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2009.06.09
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カテゴリ: 海外旅行
早朝4:30出発。誰一人として寝過ごす人はいない優秀なツアー仲間。シングルに宿泊
されている方は男女それぞれ1名。他はツイン又はトリプル。これが相互に起こしあって
いるのが良いようだ。バスでリマ空港へ。



リマ空港へ到着、正式名称はホルヘ・チャベス国際空港。
朝食はホテルからの簡単なサンドイッチとジュースを食べる。
時間は6:15。



荷物検査を受ける。



クスコ空港行き 7:40発 LP019便にてリマからクスコへ向かう。



利用するLP019便。







眼下には一面茶色のアンデス山脈が拡がっていた。



途中にスナック菓子が出た。



男性アテンダントが配る。



機窓からは木々の生えていない山の中に湖が点在している光景が目に入ってきた。



山頂に雪が確認できた。



高度を下げて来るとクスコが4000m級の山々に囲まれた盆地であることが
着陸前の飛行機の窓からの景色で理解できた。



そしてクスコの空港に着陸。
正式名称はアレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港。



クスコの標高は3400m。富士山が3776mなので富士山頂にいるのと近い。



この空港は標高3,360mにあり高山病の出る高さであるが幸い、誰一人として、

空港のホールでインカ音楽の歓迎を受けた。もちろん音楽CDの販売が目的。
しかしこれを聞き入る時間もなく迎えのバスに乗車しクスコ市内へ運ばれる?。



インカ帝国時代の謎の黄金の仮面も出迎えてくれた。



空港ターミナルには我々用の観光バスが待っていてくれた。
高度が高いので酸素が薄く息苦しい感あり、添乗員から「激しい動きはしないように!」の




周囲に見える山々は皆富士山以上の標高を持つ山。



様々な土産を売る少年?がバスに近寄って。



そしてバスはクスコの観光に向けて出発。



正式名称アレハンドロ・ベラスコ・アステテ国際空港の管制塔を振り返る。



インカ帝国は、
南アメリカのペルー、ボリビア(チチカカ湖周辺)、エクアドルを中心にケチュア族が築いた国。
文字を持たない社会そして文明であった。首都はここクスコ。
世界遺産である15世紀のインカ帝国の遺跡「マチュピチュ」から、さらに1,000m程高い3,400m
の標高にこのクスコがある。1983年12月9日、クスコの市街地は世界遺産となった
かなり交通量の多い道路をバスは進む。



市内を通過し展望の良い峠に向かいここから市内を一望。絶景かな~~~~。





山の斜面に白く書かれた文字が二つ。
左手に書かれているのは、VIVA EL PERU「ペルー万歳」と書かれています。
右はペルーの「国章」が描かれています。
一番上の丸く見えるのがオークの枝の冠であり勝利と栄光を象徴。
盾の左上にはペルーを代表する動物であるビクーニャ。
これはペルーの生態系を象徴、盾の右上には国花であるキナが。
盾の下部には溢れだす金貨が描かれているのだと。これは豊富な地下資源を象徴。
インカ民族は、ナスカの地上絵といい地面に文字や絵を刻み込むことに意味を
見いだす民族なのであろう。この山の文字はもちろん近年の民族の仕業であろうが。



クスコは、ペルーの南東クスコ県の県都。アンデス山脈中の標高3600mにあり、
現在の人口はおよそ30万人であるとの現地添乗員の説明。
クスコとは、ケチュア語で、「へそ」を意味すると。 インカ帝国の首都であり、文化の中心
都市。現在でもペルーで有数の都市の一つ。クスコの町並みはピューマをかたどったもの
との説があるが、現在のところ定かではないという。
16世紀に、スペインの征服者フランシスコ・ピサロによってインカ帝国が滅亡した後、
スペイン植民者がクスコを侵略したのだ。
植民地化の結果は都市の建築を通して見ることが出来る。スペインの建物はインカに
よって建設された巨大な石の壁の上に作られてるという。これらインカ時代の石積みは、
石と石の間は「カミソリの刃一枚通さない」といわれる巧緻さで有名だ。また、周囲には
サクサイワマン遺跡・ケンコー遺跡など、数多くの遺跡が点在し、この後訪れたので
あった。


アルパカがお出迎え。実は有料のアルパカ、原住民との記念写真スポット。



近くの山の頂上には両手を広げたキリスト像が。



絵を描く老人を発見。



風景画ではなかったが、これも客寄せ用だったのか?



この山々の姿に向かって描いていたが。



別の絵も見せてくれたが、これも抽象画なのであった。



遺跡案内地図。



最初にケンコー(Queqo)遺跡に向かう。インカの祭礼場跡と言われている場所である。
なにやら彫刻のような、劇場のような不思議な場所であった。
インカ文明の下では、神は人間を作る前に巨人を作ったが、神の意に反した行いをする
ので石や岩に変えてしまったのだとの説明。このため石や岩は人間と同じ心を持っている
とインカの人たちは考えたのだと。



ここでも、多くの土産物が売られていた。



ケンコーとはジグザグの意味で、岩の上にジグザグの溝が掘られていた。

iseki6_R.jpg

狭い石組みの洞窟の如き中に入って行った。



岩を丁寧に刳り抜いて。



 一枚岩の洞窟の中には石のベッドが置いてあった。ミイラを作る台であったらしい
との説明。裏側には天井に彫られた階段があったが、一体何を目的とした物なので
あろうか?



ミイラを作る台であったらしいと。



洞窟から外へ出る。



岩場を刳り抜いて広場に。



隙間からペルーの国章が見えた。



岩の裏側は礼拝広場の如くなっていて、かってはピューマの像であったらしいが、
今は頭部が破壊された大きな岩が置かれていた。



ここが神事が行われた円形広場のようだ。



円形広場への入口。
入口の円形の広場には大きな石が。



朝日に照らされた「ピューマ岩」が、背後の石にピューマ型の影を投げかけると。



ここでも土産が。



ここも広場なのであろうか?



次にはプカプカラ遺跡を訪ねる。



ここは関所の跡で、これから訪ねるタンポマチャイへ行く人間を調べていた場所とのことだ。



陶芸品のお土産。



「プカプカラ(PUCA PUCARA)遺跡」案内板。



続いてタンボマチャイ(TAMBOMACHAY)遺跡へ。


ここは宿場の跡。当時は30km毎に宿場が作られていたという。
この距離は荷を積んだリャマが1日に移動できる距離であったらしい。



雨季・乾季にもかかわらず、一年中水が出ているのだと。



絨毯であろうか。



タンボマチャイ(TAMBOMACHAY)遺跡の坂道を上って行く。



美しい色彩の絨毯が並んでいた。



タンボマチャイの沐浴場。
「小規模な谷の一方の斜面に石組みによって建設された沐浴場、もう一方の斜面に
見張り台が残る。沐浴場は4段に分かれた階段状の構造で、下部の低い2段が
プレ・インカ時代の遺構である。それよりも明らかに洗練された石組みがはっきり見られる
上部の2段がインカ時代のもの。下から3段目の壁面には、インカ独特に技法によって、
クスコの方向を指す皇帝の右腕がかたどられた石組みが見られる。
同じく3段目の向かって右側には、皇帝の脱衣場とされるくぼみがある。」トウィキペディアより。



沐浴場の名前のとおり絶えることの無く清水が湧きサイフォンの原理を知っていたため、
これを利用してどこからか水を引いているとする説が有力である。
向かって左側が男性用、右側が女性用の泉と呼ばれる。
この時代から男女別浴であったとのことか。

DSC05718_R.jpg


タンボマチャイの見張り台。
クスコ近郊で「聖なる泉」として知られる遺跡・タンボマチャイは、サクサイワマン遺跡から
さらに丘を少し登る標高3800mの遺跡。
やや湾曲した谷のカーブの外側に当たる方の斜面に立つ見張り台からは、谷の出口にある
プカ・プカラに向かって視界が開けている。プカ・プカラに駐留する見張り要員との間で
互いに旗信号を使用して連絡を取り、沐浴する皇帝を護衛する任務にあたった。



精巧な石組みが。



聖なる泉の水がインカ時代から絶え間なく流れているのだと。



タンボマチャイの沐浴場近くの草原に咲く花はルピナスに似ていたが。



赤子を連れての商売中。



観光案内料金表か?



サクサイワマンに向かって坂道を下る。



再び「VIVA EL PERU」の文字と「国章」が見えた。



このクスコ(QOSQOのプレートは?



キリスト像の後ろ姿が。


続いてタンボマチャイを訪れた。巨石を惜しみなく用いたインカ文明特有の堅固な
石組みが階段状に3段ずつ、幅数百mの平地を挟んだ南北の丘に築かれている。
インカの天上・地上・地下の3つを意識した独特の世界観が反映された結果、
3段という段数が選択されたとのこと。
格段は石で作られた階段で結ばれていた。城砦、宗教施設、その双方を兼ねた建造物だと。



ここにはハナン・コスコ(クスコ)という重要な寺院があったとされ
太陽(Inti)、月 (Quilla)、 星 (Chaska)、光線  (Rayo)などを崇拝していたとされてる。



広大な遺跡の中に入ると、すぐに広場の西側に連なる石壁が目に飛び込んで来た。
ジグザグになった巨大な壁に沿って少し歩くと、石組みの中に取り組まれた途方もないほど
巨大な石の前に出た。見上げると私の背丈の3倍近くもある。
推定360トンと言われる巨石である。それにしても空が近いのである。高地のせいか
太陽に近い分だけ空に手が届きそうなのだ。空の透明感が増しているのだ。



驚かされるのは、その重さだけではない。多面にわたる他の石との接合面は、
密着しカミソリの刃どころか空気さえ入る余地がないのである。



この石組みを建造した人々は、巨石を軽々と持ち上げる技術と同時に、硬い石を、薄刃で
豆腐を横に切るように見事に切断しているのである。
どの様な刃物と技術を駆使したのであろうか。想像の域を超越した光景であった。



広場の枯草の中に茎が全く無い野生のタンポポの花が咲いているのを見つけた。
地面に直に咲いているのだ。現地添乗員のSさんはこれを『首なしタンポポ』と
名付けたと。高山での強風から身を守る仕業。 そして世界で最初に生まれたタンポポの
首はどんなだったと思うかとの添乗員の問いかけ。

DSC05734_R.jpg


このサクサイワマン遺跡では毎年6月24日にあの有名なインカの祭り(インティ・ライミ)
が行われるとのこと。ブラジルのリオのカーニバルと並ぶ南米最大のお 祭りで、
世界各地からの観光客でこのサクサイワマン広場は埋め尽くされるという。
既にこの日のために、観光客用の観覧席を築く材料が運ばれ広場に保管されていた。



この場所の観光後に旧市街に戻り大きな石組みの壁が続く狭い通りを歩くと12角の石の前へ。
幅1m程度の大きな石であった。この石の意味は諸説あるとのこと。
インカ王の子供が12人いたから、1年が12ヶ月だから・・・・・。
それにしても意識して12角にした石なのであろうか?
文字の持たない文明は何も語ってくれないのである。

DSC05831_R.jpg


クスコのビール『クスケーニャ』の瓶にこの石がデザインされていた。
ホテルのレストランのボーイに記念に、持ち帰りたいと言ったところ、特別に作らせている
瓶であるのでNOと。更に食い下がったところ、あなたに限りOKとの返事が。
よって遠路遙々日本に持ち帰ってきたのであった。物好きなアラカンオジサンであった。



ところが先ほどの12角の石を超える14角の石に案内された。30cm程度と小さいだけ
に12角の石を超える匠の技が必要であったはずであるが、何故かこの石は有名に
なっていないようだ。何故!!これも歴史は何も語らずとのことであった。

DSC05827_R.jpg

石の孔は積み上げるために必要なのであったのだろう。



この広場で、南米3大祭りのひとつ「インティ・ライミ」が行われる。
冬至の日に行われるので、時期としては6月半ばすぎ。クスコの太陽の神殿から祭りは始まり、
その後、サクサイワマン遺跡にて行われる。カラフルな民族衣装とアンデスの音楽が楽しめる。
「インティ」とは太陽のことで、トウモロコシで造った酒「チチャ」を太陽にささげる。
皇帝がいけにえのリャマの心臓をえぐり出し、太陽にさらし、翌年の収穫を占って幕を閉じると。



石の表面は磨かれて僅かな曲面が作られていた。



山の上には多くの通信用の鉄塔が。



急な山肌に民家が貼り付いていた。



サクサイワマン広場を別の角度で。



サクサイワマン遺跡の案内板。


ペルー・インカを象徴する花:国花「カントゥータ」(ハナシノブ科)。
インカを象徴する花としては、同しインカ系のホリヒアても、国花としてカントウータを
愛していると。
その「赤」は、生贄として捧げられた血の色ともいわれるほどに、深紅なのだと。



バスに乗り込み市街地に下る。




                              ・・・​ もどる ​・・・

                  ・・・​ つづく ​・・・







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Last updated  2020.08.17 16:47:42
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