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Gママさん
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隠居人はせじぃさん
noahnoahnoahさんCalendar
ホテルに戻ると、既にトレッキング会社の社長のRamさんが、我々を迎えに来てくれて
いました。東京で会ってから3ヶ月ぶりの再会となりました。『ようこそ ネパールへ』と。
朝食後にRamさんのご自宅へ招かれ、車で向かいました。
この日は、『ダサイン』と呼ばれるネパールでの年間で最大の秋祭りの真っ最中。
街並みは多くの人々と、道路脇には数多くの出店が並びごった返していました。
主な祭りの期間が10日間あるので、10を意味するダサインと呼ばれるとのこと。
この祭りの間、会社や学校は休みになり、ラジオやテレビからはダサインの音楽が
流れてくるのです。ここカトマンズでは、子どもたちが凧上げに興じ、市場は農家の人たちが
連れてきた水牛やヤギ、ニワトリなどで一杯になるのです。これらの家畜は各家庭で
悪を制覇した女神ドゥルガに犠牲としてささげられるのだと。祭りのメインの日である
この日の10月17日、ダサミには、人々は真新しい洋服を着て一族の長老の家に挨拶に
出向き、ティカと呼ばれる真紅の印を額に付けてもらうのです。
Ramさんのご自宅に到着し、部屋に招かれると、既に10人以上の親戚の方が
一つの部屋に集まっていました。
日本でいう正月のようなものらしく、毎日家族や親戚、友人が集まってお祝いをするのです。

そして長老の女性から年令順に次々とティカをつけてもらうのです。

赤い粉と米粒をまぜて、これを額につける ヒンドゥ教の儀式なのです。

長老の女性の前にはこの儀式で使われる大麦の芽??を黄色く染めたものが飾られて
いました。ティカと一緒に、このジャマラと呼ばれるものを耳に乗せたり、髪にさしたりして
もらうのです。

社長のRamさんもティカをつけてもらいました。

そして可愛い子供も。

Ramさんの家の手伝いをしている姉妹。

そして我々4人にもティカを付けてくれたのです。
ティカを受けるSさんの後ろ姿。ナマステの挨拶の時の如く胸の前で手を合わせ
祈りながらティカを受けるのです。
このティカは自然に落ちるまで取っては行けないとのこと。
併せて老女から、袋に入った100ルピーの『お年玉』?とリンゴをいただいたのです。

約1時間弱の儀式でしたが、この国の伝統ある神聖な儀式に参加させていただいたのです。
初めはヒンズー教に無知な我々が、この儀式に参加して良いのか、そして、してはならない
行動をしてしまうことで、ご迷惑をかけてしまうのではないかとお断りしたのですが、
『NO-PROBLEM』とのRamさんの言葉に甘えさせていただいたのです。
そして儀式の後は、ティカを受けた全員でご自宅の庭での食事会にも参加させてい
ただいたのです。
バイキングスタイルの本格的なネパール料理を、この旅のスタートに楽しむことが
出来たのです。そして同時に歓迎のビールもいただきました。

約1時間の食事会が終わり、ネパール観光の旅がスタートしたのです。
車で最初の観光地であるボタナートに向かう車窓から見えた街並みは、ティカで真っ赤な