JINさんの陽蜂農遠日記

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2010.10.18
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カテゴリ: 海外旅行

4時間のトッレキングの後、やっと辿りついたチャングナラヤン寺院は、ヒンドゥ教の

ヴイシュヌ神の化身であるナラヤン神を本尊にした寺院で、カトマンドゥ市内の

パシュパティナ-ト寺院とともに知られているのだ。 

チャング・ナラヤン寺院は323年に建立された寺院で、ネパールでも最も古いものになる。

しかしながら、現在のものは火災の後、1702年に再建されているとのこと。


4kmの丘の上にあった。標高1541mのところにあるので、盆地の町並みが見渡せた

のであった。

チャングナラヤン寺院の入り口。

DSC_0124_1[1]_R.jpg

5世紀頃のものと思われる寺院の石銘には、カトマンズ盆地で最も古い寺院の1つであると

刻まれていると。この寺院は紀元初期のネワール様式の芸術と建築の格好の見本となっており、

石、木、金属等で造られた工芸品の典型例を見ることができたのである。

世界遺産であることを示す石碑。

DSC_0128_1[1]_R.jpg

チャングナラヤン本堂。

DSC_0145_1[1]_R.jpg

4世紀に造られたこの像は、ネパール紙幣の10ルピーにも載っている貴重なもので、

ビシュヌ神がガルーダに乗っている姿を現していると。

DSC_0155_1[1]_R.jpg

10ルピー_R.jpg

寺院の屋根を支える板材の方杖彫刻。優雅でありながら力強いその彫技は見事。

DSC_0164_1[1]_R.jpg

特に知られているのは、方杖下部のエロティックな世俗的彫刻とのことで、探してみた。

写真下は男1人女2人で"お戯れ"のシーン。女性は現代でもインドの民族衣装としておなじみの

短い丈のブラウスを着け、左の女性はスカートを脱いで足下に敷き、右は膝上までスカートを

ずらしてのお戯れで状態。

RIMG145_R.jpg

円盤を持ったヴィシュヌ神が神妃ラクシューミ(左)とガルーダを従え、半円状のトラナに

納まっているとの説明が。

RIMG142_R.jpg

 人顔のガルーダ像。ガルーダはヴィシュヌ神の乗り物。城内には6~7世紀のヴィシュヌ神に

関する国宝級の石像が数基あった。

dsc0612dl3[1]_R.jpg

この日訪れたチャングナラヤンの境内の石像は上の写真の如く、とりわけ多くの花びらや

色で被われていた。 

日本では、たとえ寺の本堂に安置されている仏像でも、重要な文化財である以上その姿

を改変するのはもっての他。こうした国宝級の作品が野ざらしで、しかも日々供養によって

その姿を変えて行くというのを目にするのは、新鮮な驚きであったのである。


                              ・・・​ もどる ​・・・

                  ・・・​ つづく ​・・・






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Last updated  2021.02.02 15:42:47
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