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Gママさん
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隠居人はせじぃさん
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観光最終日のこの日も、渋滞を避けるため早朝6時にホテルを出発。
今回の旅友は皆『 punctual person s 』である。
岡崎インターから東海環状自動車道・豊田藤岡ICから国道419号線で小原へ
向かった。あいにくこの日は雨、そしてこの雨が時々激しく降ってきたのだ。
そして最初の目的地『薬師寺』に到着。真言宗瑠璃光山薬師寺は、地元民に川見の
薬師さんと呼ばれて親しまれている古刹で、本堂や彫り物などなかなか味があるので、
100段の階段を登ってでも見る価値はあるのだがこの日は雨が激しかったため
諦め下からの鑑賞となった。創建は室町時代だとか。
そしてこの寺の横の山全体は四季桜と紅葉のコントラストが広がっていたのだ。
小原 地区の四季桜は、江戸時代の豊田市 小原 北町の藤本玄碩という医師が苗を
植えたのが始まりとされ、現在地区内に 小原 四季桜約8000本もの木が植えられて
いるとのこと。
小原 の四季桜は、マメザクラ×エドヒガンの種間雑種。
開 花時 期としては、4月上旬と10月下旬から12月上旬までのこの時期で、
一番の見頃は、11月中旬~12月上旬頃なのである。もちろん年、気候によって
多少の違いがあるが。
★小原『和紙のふるさと』
小原は、室町時代から和紙の産地として有名なところで、その伝統は今も続いて
いるのだ。
和紙工芸館では紙すき体験が出来るのであったが、この日は団体の大型予約が
入っているとのことで断念。和紙の原料は「コウゾ」というクワ科の木だ。
これを蒸して皮をはいで、水で晒してソーダで煮る。
それをよくかき混ぜて、テレビでよく見るような木の板にすくってゆさゆさ揺らして、
乾燥させれば出来上がりなのだが。
★泥打観音(どろぶちかんのん)
この日も泥だらけの観音様に逢えたのだ。
この泥打観音には変わった伝説があると。昔、仏像は泥の田んぼの中に
埋まっていたと。近くの百姓がきれいに洗って安置したが、次の日また泥の中深く
埋まっていた。また洗って元の位置に戻すと、次の日もまた泥の中に埋まっていた
というのだ。それ以来皆は泥をぶつけてお参りするようになり、人知れぬうちに泥を
ぶつけると願い事が叶うというようになったとのこと。
私も雨の中、手を汚しながらも泥を投げつけ見事にお顔に命中。
★西運寺
桜と紅葉が見事に溶け合ったいる寺の参道。桜と紅葉が幻想的な風景を演出。
この寺はこの日も雨もあり、人もあまりいないし、桜も紅葉も見頃と好条件。
雨に濡れた桜の花がバックの紅葉に映えていた。
境内から下の参道を。
★小原四季桜公園
最後にメイン会場の小原ふれあい公園へ。雨のため案内された駐車場は地面が
グチョグチョ。上にある舗装された駐車場の山の斜面は見事に紅葉していた。
この旅行で多いに紅葉を楽しんだのであったが、<紅葉のメカニズム>について
幼き頃学んだ事を思い出しながら調べてみた。
私たちがいつも当たり前のように楽しんでいる紅葉だが、実は科学的なメカニズムの
上に成り立っているのだ。今回はそのメカニズムについて学んだのでここに紹介したい。
紅葉・・・冬が近づき寒くなってくると、葉と枝を切り離す『離層(りそう)』と呼ばれる
層ができるのだ。この『離層』ができると葉と枝の物質の行き来が難しくなり、
葉で作られた糖分が、葉に留まるのだ。その糖分が太陽光と反応すると、
赤色色素『アントシアニン』となり、葉の色が赤く見えて来るのである。

黄葉・・・植物の葉には『緑色色素(クロロフィル)』と『黄色色素(カロテノイド)』が
含まれているが、普段は『緑色色素』の方が量が多いため葉は緑色に見えるとのこと。
しかし、寒くなってくると『黄色色素』より『緑色色素』の方が早く分解されるため、
『黄色色素』の割合が多くなって黄色の葉に見えると。
美しく紅葉させるには??
昼夜の温度差が激しいほど、葉は美しく染まるのである。
今年は夏の暑さと急激な温度低下によりこの地の紅葉も素晴らしいものに
なったのであろう。
<紅葉狩りは、なぜ「狩り」なのか?>
日本では、紅葉をめでる習慣は平安の頃から始まったとされ、古くから秋になると
紅葉を見物する行楽、紅葉狩りに出かける人が多かったのだ。
現在も毎年、紅葉の名所と言われる場所には行楽客であふれるほどになる。
では、なぜ「狩り」なの?と思われる人も多いのでは?草花を眺めるという意味で使われて
いるが、「ぶどう狩り」や「いちご狩り」のように、実を採るように紅葉を手に採り眺めたからとも
言われていると。
この後、車を走らせ豊橋駅で女性群と別れ、帰路につき東名高速に向かおうとしたが
この日は平日のため通常料金。明朝0時過ぎに料金所を出れば勤労感謝の日の祭日の
ため料金は1000円。これを選択し、浜名湖の大きなリゾートホテルに立ち寄り、
温泉につかり時間調整。猪鼻湖(周囲約12kmの浜名湖の支湖で、瀬戸と
呼ばれる水道で浜名湖に通じている)を眺められる露天風呂等を楽しむ。

そして三ヶ日インターから東名に乗る。最後に足柄サービスエリアで1時間ほど仮眠し
これも時間調整。1000円にするためにはそれなりの努力がいるのであった。
0時30分前に厚木の料金所を無事1000円で通過。Sさん宅に到着後車で我が家まで
送ってもらったのであった。自宅到着 1時15分過ぎ。全走行距離1000km。
先日のネパール旅行の写真も整理できていないのに、また写真や動画が溜まってしまった。
それに他にもやらなければならない事がある・・・農作業、蜂の冬支度等々・・・・。
今年も東洋一の香嵐渓の紅葉と小原の四季咲き桜を堪能できたのだから、
他の事でバタバタしても仕方がないと観念して、これから頑張る事にしよう。
そして今年も残りあと1ヶ月。そろそろ1年を振り返り始める時期なのであろうか。
そしてまた来年も、今回と同じメンバーで香嵐渓そして北欧旅行を楽しみたいと思っている
定年のカウントダウンに入ったアラカンオジサンなのである。
牛久大仏へ(その3) 2025.11.19
牛久大仏へ(その2) 2025.11.18
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