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Gママさん
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隠居人はせじぃさん
noahnoahnoahさんCalendar
仕事で富山県内にある下水処理場を訪ねました。
処理場内の高木には雪吊りが。既に木々への積雪は溶けていましたが。
雪吊(ゆきづり/ゆきつり)は、冬季、雪が付着することで、樹木の枝が折れないように、
縄で枝を保持すること。金沢・兼六園の雪吊り等が有名ですが。

樹木の幹付近に柱を立て、柱の先端から各枝へと放射状に縄を張ることをりんご吊りといい、
雪吊の代表的手法であると現場の方の話。
これは、明治以降、西洋リンゴの栽培が日本で始まり、リンゴの実の重さから枝を守るために
行った初期の技法に由来するとのことでした。

しかしながら、この場所の雪吊り用支柱は地面に刺さっておらず幹に縛り付けられて
宙づり状態。
積雪量が激しくない場所ではこの方法でも十分有効なのであろう。

支柱の先端に集まられた吊り用の縄の放射状の姿が美しい。

そして松の枝は縄で固定されていたのであった。
この冬もこの雪吊りでこの松も枝を折らずに春を迎えられるのです。

この松の木に『行きずり』の男の話である。
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