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先日、山形県新庄市に出張しこの日も早朝散歩。
JR新庄駅構内には『新庄まつり』の山車が展示されていた。
8/24~26にかけて開催される「東北三大山車祭」の一つと。
東北の夏祭りのフィナーレを飾る祭りでもあり毎年40万人を越える人出があり、近年は、
山形新幹線の開通で遠方からの観光客が増えているとのこと。

この日も早朝のため駅前通りは人通りがほとんど無し。
駅前ロータリーの時計とモニュメント。
山形新幹線開業を記念して、平成12年春に駅前広場に市の木「モミ」をイメージして
設置されたモニュメント。
高さ10mと駅前ロータリーにそびえ立つステンレス製のモミの木からは、新庄まつりの囃子に
合わせて山車や曳き手、囃子方が現れて動き出すからくりが隠れていると。
毎日12時、15時、18時に動き出す新庄まつりのからくりは必見とのことであるが
未だ朝の5時過ぎ。からくりも爆睡中?

目指すは新庄城址である最上公園。

新庄城は、新庄藩祖 戸沢政盛が築いたもので、寛永二年(1625)の完成と伝えられている
とのこと。
本丸は東西52間、南北127間、正面奥に天守櫓がそびえ、周囲は堀と土居で囲まれ、
三隅に櫓を有する近世的平城。
寛永10年(1636)の火災以来天守櫓は再建されなかったと。
新庄城は、234年間、戸沢氏の居城として新庄藩政の中心であったが、明治戊辰戦争に
際して、庄内勢に攻められ、市街地もろとも焼失したとのこと。
その後本丸には新庄学校、郡会議事堂などが建てられたが、現在は戸沢神社、天満神社、
護国神社が祀られ、最上公園の名で親しまれているのである。
最上公園入り口。正面には戸沢神社が鳥居越しに見えた。

戸沢神社。
明治26年創建にかかり、翌27年に完成。
祭神は、戸沢家始祖衡盛と藩祖政盛、11代正実を祀っているとのこと。

表御門跡
本丸正門のあったところ。表御門はこの石垣を土台にした櫓門であったとのこと。

天満神社
新庄城址本丸跡の南西隅にある天満神社は、戸沢家の氏神として、旧領秋田県角館時代から
尊崇された神社

堀の噴水は一定時間で噴出す仕掛け。

城址の裏の紫陽花公園。

心字池

護国神社
護国神社は戊辰戦争以来の戦死者を祀っていた。

お堀では早朝から釣り人が竿を伸ばしていた。声をかけようとも思ったが、静か過ぎて
魚が逃げてはと・・・。

帰り道の新庄ふるさと歴史センターの道路脇の壁には新庄まつりで登場する
各町の山車の一覧が掲げられていた。

一番街商店街『笠地蔵とおり』。

新庄地方は昔話(民話や伝説)の宝庫。
『笠地蔵』は昔々の雪国・山形県新庄の民話。
「ある村にお爺さんとお婆さんが居て、もうじきお正月だというのにお餅も買えません。
おじいさんは笠を作り村に出掛けていきました。
売れ残った笠を担いで山道にさしかかり、ふとみるとお地蔵さんの頭は真っ白、寒そうに
立っています。気の毒に思ったお爺さんはお地蔵さんに笠をかぶせてあげることにしましたが、
笠が1つ足りませんそこで自分のかぶっていた手拭いを、お地蔵さんにかぶせてあげました。
その夜夫婦が寝ていると外で物音がする。出てみるとそこには米・野菜・果物・着物など
がたくさん置いてあった。遠くに峠のお地蔵様が帰って行くのが見えました。こうして二人は
無事に正月を迎えることができました。」

再び新庄駅。
この地の名産物の木材が豊富に使われている駅舎。
「未来的なデザインの駅舎」として、東北の駅百選に選定されたと。

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