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隠居人はせじぃさん
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土佐町での仕事を終え、高知龍馬空港へ戻る折、レンタカーを運転してくれている同僚が
飛行機の時間に多少の余裕があるので、面白いものに案内すると。
田植えの終わった田園の中を走っていると前方斜めに黒い物体が。
同僚から『何だと思われますか?』の問い。

古墳ではないか と答えましたが否とのこと。
車を走らせて反対方向から眺めてみると長方形の開口に真ん中が上部に向けて
更に大きな開口が。

解らないとギブアップすると、同僚から 『掩体壕(えんたいごう)』とのこと。
掩体壕とは、零戦などの航空機を敵の攻撃から守るために建設された施設とのこと。
昭和19年に高知海軍航空隊が設置されその直後から建設されたと。
インターネットで調べてみると、『掩』とはなるほど『かくす。かばう。目立たないようにかくす。』
の意味。
長い長方形は戦闘機の翼が入るように、そして中央部は飛行機のプロペラ用と理解できた
のであった。
現在も7基のコンクリート製の有蓋掩体壕が残り、近くにはトーチカも残っているとのこと。
建設されてから60年以上が経過し、その多くは開発や老朽化によって取り壊されて
しまったとのことであるが、残っているものもこの内部への産業廃棄物等の不法投棄も
多くなり問題となっているとのこと。
解体か保存か議論が最近熱く語られていると。
個人的には、この施設は老朽化した部分を補強し、フェンス等で囲っても、悲惨な戦争の
モニュメントとして長く子孫に語り継ぐべきものではと感じたのでした。
空港に戻る途中の道路脇には巨大な龍馬歴史館の案内板が。

そして高知空港内には、お遍路さんの無料着替え室が設置されていた。
お遍路とは「四国にある88ヶ所のお寺を巡ること」。

そして羽田空港へ、ここから再び飛行機で青森空港へ向かったのでした。
牛久大仏へ(その3) 2025.11.19
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