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箱根駅伝応援の帰路、初詣を兼ね、藤沢市内にある源義経ゆかりの場所に立ち寄って
来ました。
まずは『源義経 首洗井戸』へ。

源義経は平家滅亡の立役者でありながら兄・頼朝の不興を買い、逃げ延びた奥州・平泉で
かくまってくれていた藤原泰衡に裏切られて攻められ、自刃したとされているのは
有名な話。文治5(1189)年の事。討ち取られた義経の首は鎌倉に送られ、梶原景時らに
首実検された後に海岸に晒され、腰越の海に打ち捨てられたと。
ところが、この義経の首は潮に乗って境川を遡って白旗神社近くまで辿り着き、
里人がこれをすくい上げて井戸の水で首を清めた所から「義経首洗井戸」と呼ばれる様に
なったとのこと。前から訪れたいと思っていましたが漸く実現しました。

国道467号白旗交差点近くの交番の脇の細い道を入ると小さな公園があり、
その一角に「義経首洗井戸」がありました。

その脇には、首塚の石碑もありました。正月ですが何故か新たに手向けられた花はなく
寂しさを感じてしまいました。

一説によれば、鎌倉に入る前に首実験に備え化粧を施したとも、又、夜間に鎌倉方向から、
首が目を見開いて亀?の背に乗り飛んできたとも伝えられていると聞いたことも。
マンションと民家に囲まれたところに鎌倉時代からの空間が保存されているのでした。

次にここから徒歩5分ほどの白旗神社へ。
相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と、歴史上のヒーロー・源義経を祀っている
神社なのです。
『白旗』とは武家社会に並び立つ源氏と平家が戦った源平合戦で、白旗は源氏の旗印で
あった為、源義経を祀ることからこの名がついたのでしょうか。
正面の石鳥居。

義経の首が兄頼朝の命により祀られていると。

鳥居前の橋まで初詣客の長蛇の列。

立派な石灯籠。

手水場(ちょうずば)にて私も手と口を清めました。

白旗神社 本殿の全景。

竹で作られた棚に多くの絵馬が奉納されていました。
妻の話によると、初詣に出かけ祈願をするのは日本らしい風物詩ですが、
実際に足を運ばなくても「ネット参拝」が可能な神社仏閣のホームページが増えているとの事。
ところが、全国の神社を包括する神社本庁が、全国の神社に対し「信仰の根幹に関わる
問題だから、もう一度考えていただきたい」と注意を喚起、ちょっとした論議になっていると。
いわゆる「バーチャル参拝」が出来るホームページを持つ神社も増えているようです。
あまり口やかましい議論はどうなのでしょうか?私も他人からお土産としていただいた
お守りをいくつか車内にぶら下げているのですから。

源義経公鎮霊碑。

この鎮霊碑は1999年6月に義経公810年祭で建立されたと。

神社の軒下にはササ竜胆の家紋が。竜胆( リンドウ)の葉を下向きに5枚並べ、上に花を三つ
を置いた形のもの。これは村上源氏の定紋。
この紋がウラジオストックなどに残るジンギスカンの紋章とよく似ているとは以前テレビで。
源義経は平泉では死なず、蝦夷地を経て中国大陸に渡り、ジンギスカンになったと言う説
よりどころの一つになっているのですが・・・・・・・真相は如何に。

社殿の彫刻も見事。


社殿正面にもササ竜胆の家紋の入った幕が。

社務所横の新しい御輿殿(祈祷殿)。

子供の頃、この神社の夏の例祭が学校の夏休みが始まった直後に行われ、この神社の
お祭りを見に、近くの叔母の家に祖母が連れて行ってくれたことを懐かしく思い出した
のでした。
よってこの神社の社殿までの階段を上ったのは少なくとも50年ぶりだったのです。
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