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備中松山城の見学を終え、津山城へ向かう。
高梁川沿いの国道188号線を上り、途中右折し岡山自動車道・有漢ICへ。
ところが料金所手前で係員が旗を振り車を止められる。車線に逆走車が進入したとのことで
全面通行止め中と。案内によりやむなくUターンし一般道へ。しかしカーナビ設定は
そのままにしておいたのでカーナビは戻れ・戻れの指示。
事故ではなさそうなので、逆走車が排除されれば開通すると判断し、コンビニで時間
調整。30分ほど時間をつぶし有漢ICに戻ると真に再開通は私の前の車からとの幸運。
北房IC、落合ICを経由して中国自動車道に入り院庄ICで高速を降り出雲街道を津山へ。
津山城下の津山観光センター駐車場に無事到着。


津山城への石段を登る。


津山城は鶴山公園にある。


石段を登り終えると目の前に巨大な石垣が。


津山城は織田信長の家臣、森可成の六男忠政が備前美作の領主であった小早川秀秋が
亡くなり無嗣改易となったため、信濃川中島から美作に移封に。
忠政は有名な森蘭丸の弟。
津山城はこの森忠政が12年の歳月をかけて1616年に完成させた平山城。
明治6年の廃城でもすべて取り壊されたが、2005年に城内最大規模の櫓で内部は
畳敷きの御殿様式の特徴を持つ『備中櫓』を再現させたと。
森忠政の銅像。どっしりとした丸顔。


切符売り場。


近世にふさわしい輪郭式の平山城で、姫路城、松山城と共に、日本三大平山城。
建造物は一切残っていないが、かつては、天守曲輪を擁した五層天守閣を中心に60棟
あまりの櫓があったと。
巨大な石垣の曲線が美しい。 この石垣は、安土城や彦根城の石垣を積み上げた
近江の石工職人・穴太衆(あのうしゅう)が造り上げたと。
完璧なまでの防衛で・・・川が堀代わりに。
表鉄門跡。


石垣の角の石は、長方体の石の長辺と短辺を交互に重ね合わせて積み上げ。
こうする事で強度が増すのだと。この角の石の積み方の事を算木積み(さんぎつみ)。
また、石の表面の凹凸を削り落として平たくして、石と石の継ぎ目の隙間を少なくした
積み上げ方を、打ち込み接ぎ(うちこみはぎ)と。
この二つの工法により、65度の美しい扇の勾配を実現できるのだと。


平成14年に復元された「備中櫓」。


ここは美作、何故『備中櫓』?
調べてみると、備中櫓(矢倉)は池田備中守長幸(ながよし)の指示により建てられたのだと。
そして「備中守」と呼ばれていたと。


津山の市街を見下ろす。


既にモミジは完全に葉を落とし茶色の絨毯。


裏鉄門。


備中櫓に到着。

備中櫓は、天守跡の南東に位置する2階建ての櫓。


備中櫓は全室畳敷となっており櫓でありながらも内部は御殿建築で御殿として
利用されていたとのこと。


この高い石垣の上に白亜の天守閣が立っていたのだ。
天守は五層で、この石垣を含めると26mもの高さがあったとのこと。
残念ながらこの日は天守閣石垣の復旧工事中の為、天守閣跡地へは上がれなかった。

津山城 鐘突き堂。何故か城壁の上に?


備中櫓への道には藤棚が。


至る所に桜の巨木、老木が。


津山城はさくら名所百選にも選ばれた西日本有数の桜の名所。
地上から45mにも及ぶ石垣が完全な姿で残り、平成17年に再建された備中櫓を
バックにソメイヨシノなど約1,000本の桜が咲き誇る。またぼんぼりに浮かぶ夜桜も
美しいと。


石階段を降り駐車場に向かう。


階段下の白壁も美しかった。


森本慶三記念館(旧津山基督教図書館)。
1926(大正15)年に建築された木造三階建、銅板葺、時計付の塔屋や細部の浮き彫り
等に特徴があると。
基督教文書伝道をを目的として設立されたわが国唯一の基督教公共図書館。


つやま自然のふしぎ館。
津山城跡正面入口にひっそりとたたずむこの博物館は1963年11月に、世界の希少
動物のはく製を中心とした自然科学の総合博物館として開館したと。


観光センターで遅い昼食を。


津山名物『ホルモン焼きうどん』を注文。
ホルモン焼きうどんは2011年度第6回B-1グランプリで第2位(シルバーグランプリ)を
獲得。


岡山城への訪問は諦め、妻と岡山駅の新幹線口で落ち合う。
妻は吉備津神社、吉備津彦神社、そして岡山城を見学し、駅まで路面電車で戻ってきたと。
16:14発のぞみで新横浜へ。

妻は売店で巨大イチゴの載った??を購入し、車内で二人で楽しんだのであった。


牛久大仏へ(その3) 2025.11.19
牛久大仏へ(その2) 2025.11.18
牛久大仏へ(その1) 2025.11.17