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隠居人はせじぃさん
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昼食後はバスでペテルゴフにあるピョートル大帝夏の宮殿を訪ねる。
ペテルゴフは、サンクトペテルブルク南西約30kmのフィンランド湾に面する場所。
北方戦争に勝利して名実ともに大国になったロシアにふさわしい宮殿をという
ピョートル大帝の野心から建設された宮殿で、歴代皇帝が美しさに磨きをかけたと。
第二次世界大戦中にはドイツ軍に破壊されましたが、現在までに修復され、世界遺産にも
指定されているのです。
チケット売り場に進んでいくと、真っ先に目に飛び込んでくるのが、大宮殿脇の教会の金ピカ 。
夏の如き午後の強い日差しに照らされて、まばゆく輝いていたのです。

園内には約150の噴水と4つの滝があり訪れる人を魅了するのです。

海を愛したピョートル大帝は、フィンランド湾を望む離宮の建設を命じたのです。

フランスのパリ郊外にある「ベルサイユ宮殿」をモデルにしたとされ、大宮殿を背にして
庭園を見下ろすと、その向こうにはフィンランド湾が望めたのです。

下の公園から見上げると滝の上に浮かび上がる姿は実に荘厳。
園内の噴水は20km以上離れた丘から引かれており、一切ポンプなどを使用しない
水力工学技師「ヴァシーリー・ツヴォルコフ」が開発したシステムが今も活用されている
ことには驚きそのもの。私の如き現代を生きる技術者の端くれにとっても驚異的で
ただただ脱帽。
大宮殿と大滝そして両脇から吹き上がる噴水と多くの黄金の彫像。
黄金の彫像は古代ギリシャ神話の神とのこと。
20mも水を噴き上げる獅子の口を開けるサムソン像。
サムソンはロシアを、獅子はスウェーデンを表していると。

半人半魚の噴水。
大滝の噴水で最も有名なのがサムソン像だが、それに似た像がこれ。
半人半魚が怪魚の口を引き裂き、勢いよく水を噴き上げていた。

結婚式のカップルの姿も。

チェス山。
三匹のドラゴンから、チェス盤に水が流れる仕掛け。

ローマの噴水。
ローマのサン・ピエトロ聖堂前の噴水をモデルにしたローマの噴水など庭園と噴水が
見事に整備されていた。

いたずらの噴水はベンチに向けて定期的に水が噴き出るのです。
吹き出る時間を知らずにベンチに座った者は濡らされるという仕掛け。
しかし観光客は吹き出す時間が解っており、その時間近くになると大混雑したのでした。

ピョートル大帝の実物大像。
身長2メートル13センチの大男であったとのこと。

太陽の噴水。
回転するポールの先の球(太陽)から円形を描くように水が噴き出ていました。
その様子が太陽の光線のように見えると現地ガイドから・・・・なるほど。

庭園のリスに餌を与えようとする子供達の姿。

モンプレジール宮殿。
ピョートル大帝の お気に入り の場所であったと。
庭園にはこうした小さな館が点在しており、いずれも博物館になっていて入場できるようです。
残念ながら宮殿を含め私たちは入場しませんでしたが・・・残念。

こちらも 『いたずらの噴水』。普段は石が敷き詰められているところですが、
ある場所を通ると急に噴水がわき出ます。どうやら近くの椅子に座っているおじさんが、
操作しているようでした。いたずら好きのピョートル大帝が庭園内にいくつか作らせたのだと。

フィンランド湾と遠くサンクトペテルブルクの街並みが小さく。
緑の中を東の方へ進んで行くとまず、東の庭園の中心という「アダムの噴水」へ。
アダムがいれば当然イブだが、そちらは西の方の中心にいると。
可哀相に別れ別れにされていたのです。

「スリに注意」と写真撮影に夢中な私に対する警告表示板も。

噴水とピョートル宮殿の黄金のキューポラ。

バスが夏の宮殿近くに入ってこれないとのことで暫く歩きながらバスに向かう。
理由は自転車ロードレースが開催中とのこと。

有料道路の料金所。未だETCシステムは無し。

車窓から見えたキリスト教教会。

マリインスキー帝室劇場。
サンクトペテルブルクにあるオペラとバレエ専用の劇場。
ソビエト連邦時代(1924年 - 1991年)はキーロフ劇場と呼ばれていたと。

ロシアの作曲家 ニコライ・リムスキー=コルサコフの像。