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Gママさん
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隠居人はせじぃさん
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まずは「大使の階段(ヨルダン階段)」を上り2Fへ。
冬宮殿の入口となるヨルダン階段は、各国の大使がこの階段を上がり、皇帝に謁見した
ことから「大使の階段」と呼ばれているのです。
この階段は建築家フランチェスコ・バルトロメオ・ラストレッリが手がけたバロック様式装飾の
典型的なもので、彫刻や絵画がふんだんに使われ、きらびやかさを強調。

1837年におきた火災の後にティツィアーノによって天井画が描かれたとのこと。

エリザヴェータ女帝の肖像画。
この美術館はサンクトペテルブルク最大の見所で、多くの名作を擁する世界有数の美術館。建物はロマノフ朝の王宮であり、歴代の皇帝の住まいでもあった。
18世紀、ロマノフ朝のエカテリーナ2世が収集したコレクションを発端とし、
19世紀末に美術館として開館。「エルミタージュ」はフランス語で「隠れ家」という意味で、
もとはエカテリーナ2世の個人的な美術館だったとのこと。
![b0041274_1258454[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/f4a7a92e9fcf510b5f5f8d00a9a2159f083c394b.15.2.9.2.jpeg)
ピョートル大帝の間。

美女とならんだピョートル大帝の肖像画。
![072b[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/b05d4d7d81262314e30a73460ce81bedb203f73e.15.2.9.2.jpeg)
聖ゲオルギーの間(大玉座の間)。
歴代皇帝による謁見の間。大使の階段から続けて部屋を通された外国の大使や使節は
ここで皇帝に拝謁。

玉座の後ろには、ロマノフ王朝の紋章である双頭の鷲の刺繍がありました。
双頭の鷲は、16世紀からロシアの紋章で、現在でもロシアのシンボルマーク。

ロシア正教において一番有名な聖人「聖ゲオルギー」は、ロシアで悪いシンボルである
「竜」を殺す聖人で、ロシアでは、軍人の守護神として大切な存在!その聖ゲオルギーが、
白いレリーフになり玉座の上の壁に彫刻されていました。

パビリオンの間の孔雀時計 18世紀の技師コックスの制作。
この時計は、エカテリーナ女帝の愛人とされたグルゴリー・ボチョムキン公爵が
1780年に購入し、エカテリーナに贈ったものです。
ドイツ人のエカテリーナ2世には、10人以上の愛人がいたと。

現在は月一度、からくり時計を動かし公開 しているとのことであるが
この時計の隣には大きなディスプレイでその動きをビデオで紹介されており
多くの観光客が見入っていた。

床に嵌め込まれた八角形のモザイク。メドゥーサやケンタウルス、トリトンなど、古代神話が描かれていました。

レンブラントの部屋。
ルーベンスと並ぶオランダの巨匠・レンブラント。
「放蕩息子の帰還」
父から財産を等分に与えられた兄弟のうち、弟は家を出て放蕩し財産を消費した後、
豚の世話役となり、その餌で餓えを凌いでいたが、最後には実家へと戻るものの、
父は息子の帰還を喜び祝福を与えるという、信仰と慈悲と希望を説いた場面であると。

「ダナエ」
この絵画はレンブラントが初めて手がけた等身大ヌード画であり、彼の最高傑作の一つ。
この絵画は後に精神疾患の診断が下されるリトアニア人の青年から硫酸を
浴びせかけられた上に刃物で二回切りつけられた。
これにより画面中央ほぼ全ての顔料が溶け落ち、水滴状になって垂れ下がると
いう大きな損傷を負ってしまう。中でも大きな損傷を受けたのはダナエの顔、髪、右腕、両脚だったと。
修復は1985年から1997年の長期にわたって行われたが完全に修復することはかなわなかったと
現地ガイドの説明。

初期ルネッサンスの間にあるフラ・アンジェリコの「聖母子等」。

レオナルド・ダ・ヴィンチの間。
生涯で10作品程度しか完成させていないダ・ヴィンチ。
そのうちの2作品が、エルミタージュ美術館に所蔵されているのです。

「リッタの聖母」
この絵には、聖母の腕の中で赤ん坊がきまり悪そうな姿勢をしてお乳を飲んでいて、
左手の中に雛を持っている様子が描かれています。
このリッタの聖母は、ルネサンス期の画家によって多くのレプリカ(複製画)が作られたそうです。
この絵を注意深く見てみると、聖母子のはっきりした輪郭や窓の外の風景が水平的なことなどから、
最終的にこの絵を完成させたのは、レオナルドの弟子のひとりのボルトラッフィオと言われています。

そして「ブノワの聖母」。
この絵画については以前、日本テレビ「奇跡の美術館 エルミタージュ~
2枚のダ・ヴィンチと巨匠が遺した暗号(メッセージ)~」で下記の如く
説明されていたのです。
番組では『ブノワの聖母子』についてレオナルド・ダ・ヴィンチの作品では
ないのではないかと、2点の疑問が提示されていました。
1.「リッタの聖母」と異なり背景の描かれていない窓。
2.人間的過ぎる聖母。
『モナ・リザ』も『最後の晩餐』も、レオナルドの絵には外の風景が細かく描かれています。
しかし、この『ブノワの聖母』の窓には何も描かれていない。何故か。
この絵の窓は高い位置にある、だから窓からは空しか見えなかったのだろう。
科学者でもあったレオナルドはそのような点も正確に描いたのでしょう、
というのが番組の解釈でしたが、その真実は如何に?

ティツィアーノの「ダナエ」

同じく ティツィアーノの「悔悛するマグダラのマリア」。
マグダラのマリアは娼婦であったことをキリストの前で懺悔しているのです。

ラファエロの回廊。
ラファエロの手によるヴァチカンのフレスコ画が壁一面に模写されていました。

マジョリカの間。

500点のルネサンス期のイタリア製マジョリカ焼きの作品が保管されています。
ラファエロの「コネスタビレの聖母」

ミケランジェロの間。
「うずくまる少年」は筋肉美が素晴らしい。360度いろんな角度から眺める美体 。

小イタリア天窓の間。
「リュートを弾く若者」 。
激情の画家カラヴァッジョの初期様式の頂点を示す傑作。
虚ろ気ににこちらを見つめる若者。ローマに到着して間もないカラヴァッジョの
青年期の作風は、青年(又は少年)を思わせる若々しい男子に、病的にも思える
虚実な表情が大きな特徴のひとつであると。
カナレット作の『ヴェネツィアに於けるフランス大使のレセプション』
ベラスケスの「オリバーレス伯の肖像」