JINさんの陽蜂農遠日記

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2016.08.13
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カテゴリ: 藤沢歴史散歩
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旧東海道(現国道467号線)から消防署の脇を入ると、明治五年に警察署の前身である

「邏卒屯所(らそつとんじょ)」が置かれた常光寺が。創立は元亀三年(1572)、

常光寺は、浄土宗の寺院。山号は、八王山。

正式名は「八王山 摂取院 常光寺」、鎌倉光明寺の末寺であったとのこと。

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山門横のお地蔵さんが出迎えてくれた。

境内にも数々の新作石像があった。 

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本堂前の境内。参道の両脇に古木の楠が2本。

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境内右の六地蔵様は帽子も前掛けもきれいであった。

六道において衆生の苦しみを救うという六種の地蔵菩薩。

すなわち,地獄道を救う檀陀(だんだ),餓鬼道を救う宝珠,畜生道を救う宝印,

修羅道を救う持地,人道を救う除蓋障,天道を救う日光の各地蔵の総称。 

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両端に可愛い豚がいる石のベンチ。 

前はベンチをお尻で、そして後ろは前脚で支えていた。

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境内の子育て観音像。 

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本堂左脇に市指定文化財の「庚申供養塔」が2基。

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庚申供養塔説明板。

庚申供養塔は庚申塔(こうしんとう)は、庚申塚(こうしんづか)ともいい、中国より伝来した

道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔のこと。

庚申講を3年18回続けた記念に建立されることが多いと。

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万治二年(1659)の銘をもつ庚申塔は、庚申講中が建立した浄土宗系のものとして

貴重とのこと。

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もう1基(寛文九年銘・1699)は、笠石が軽快な感じが。  

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本堂。

元亀3年(1572年)に光明寺二十七世の明蓮社光誉(西隠)が創立。 

本尊は阿弥陀如来三尊立像で、本尊中尊は像高99cm、全高204cm。 

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福禄寿像。手には不老長寿の桃を持つ。

常光寺は藤沢七福神の寺にもなっている。 

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常光寺のカヤの巨木。

カヤの巨木が聳えていた。枝を回りに伸ばしているが、幹は空洞化しつつあると。

かながわの名木100選にもなっているが、名木というよりは古木と言った方がぴったり。

この古木のカヤは樹齢320年と推定されているとのこと。

藤沢宿が整備されて85年後くらいに芽吹いたことになる。

「かながわの名木100選 常光寺のカヤ」のプレートには、「樹高 25メートル 

胸高周囲 5.0メートル 樹齢 約300年(推定)」、と記載されていた。 

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常光寺の境内の樹林も藤沢市指定天然記念物にもなっている。

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藤沢市指定天然記念物になっている「常光寺の樹林」にはカヤの他に、

山門を潜った参道の両脇にクスノキ(2本)、本堂横のタブノキと若いイチョウ、

弁慶塚入口のイチョウ、弁慶塚石段上のタブノキがあるとのこと。

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英米文学者で詩人の野口米次郎(1875-1947)の墓碑。

30cm立方ほどの四角な磨き石が間をあけて二つ。

その上を跨いで積み木細工のように、横60cm縦30cm厚さ30cm程の

矩形の石が、横長にのせられてあるユニークな形の墓。

子息の建築家イサム・ノグチ(1904-1988)が建立したものとのことで納得。

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野口米次郎は明治・大正・昭和前期の英詩人、小説家、評論家、俳句研究者。

ここ常光寺にヨネ ノグチの墓がなに故あるかと言うと、ヨネ ノグチが16歳で親の許可えず、

四日市を去って上京し、兄がこの寺の住職の常光寺に下宿して勉強していたことがあった

ことによると。

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墓碑には野口米次郎の臨終の時の詩が刻まれています。

「鐘が鳴る かねがなる これは即ち 警鐘と言うのです

これが鳴ると皆ねます さぁ みんな眠りましょう」と刻まれていた。

この誌の意味は?余裕を失った我々現代人への警鐘?それとも・・・・・?

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一段上にも多くの無縫塔(むほうとう)墓碑が。 

常光寺の僧侶の墓塔であろうか?

塔身が卵形という特徴があり、「卵塔」とも呼ばれる形。

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境内から山門を。

手前に藤沢市指定天然記念物の大きな楠の木が2本。 

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ここにも新作石像が。  

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明治5年(1872年)から一時期、藤沢駅邏卒屯所(警察署)が設置されたとのことで、

山門前にはその記念碑が。 

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再び山門から本堂を。 

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Last updated  2020.06.15 17:06:37
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