JINさんの陽蜂農遠日記

JINさんの陽蜂農遠日記

PR

Profile

jinsan0716

jinsan0716

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

私はイスラム教徒です@ Re:牛久大仏へ(その3)(11/19) New! 神神は言った: コーランで 『 (21) 人…
オジン0523 @ Re:「酔芙蓉」咲く(09/23) 純 白というより既に淡~~いピンクが。 …

Favorite Blog

続日本100名城東北の… New! オジン0523さん

2025年版・岡山大学… New! 隠居人はせじぃさん

【甥のステント挿入… Gママさん

ムベの実を開くコツ… noahnoahnoahさん

エコハウスにようこそ ecologicianさん

Calendar

2016.12.04
XML
カテゴリ: 国内旅行

曽木公園の紅葉のライトアップを見ることを決断したが、それまで時間があるので

花白温泉を楽しみ、続いて岩村城址を訪ねることとし車を走らせる。

途中『飯高観音』の表示板が道路脇に増えて来たので急遽立ち寄る事とする。 

日本三大観音の一つで、山岡町のこの妙法山萬勝寺に祭られているのだ。

厄除け、災難除けの観音さまとして、近郷の尊信を集め、東濃地方で初詣といえば

「飯高観音さん」と名が挙がるほど、この辺りでは有名とのこと。

本尊は千手観世音菩薩で天台宗四祖(比叡山三世)慈覚大師の作と伝えられ、

出身の東国へと下る道すがら、幾度もこの辺りを通ったことが想像できるのだ。

仁王門手前には歴史を感じる鐘楼が。

DSC07039_R.JPG

仁王門には石彫りの仁王像(二王像)=金剛力士像が一対。

燃え盛る火の描写も、そして表情も強い迫力。

DSC07040_R.JPG

仁王門左(向かって右側)には阿形像。

像容は上半身裸形で、筋骨隆々とし、阿形像は怒りの表情を顕わにしている。

口を開けている阿形は私達に、心の目を開けと教えているのだ。

全てのものの真実、つまり、生滅変化する仮の姿の奥にあるありのままの姿をよく見て、

宇宙の真理を悟らねばいけないということ。

DSC07042_R.JPG

仁王門右(向かって左側)には吽形像。

吽形像は怒りを内に秘めた表情。

口を閉じている吽形は、煩悩による一切の悪魔を遮断しなさいと教えている。

この二つは、+と-、陰と陽のように、それぞれだけでは働けないけれども、

両者が1つになった時にいろいろな働きが発揮される。それが阿吽の呼吸というもの。

「金剛力士」の「金剛」は、帝釈天がいつも「 金剛杵 ( こんごうしょ ) 」という煩悩を滅ぼす武器を持っている

ところから。 

DSC07041_R.JPG

仁王門の横には『飯高山 観音霊場』と刻まれた巨大な石も。 

DSC07043_R.JPG

気を引き締めて山門をくぐると、まっすぐストレートに続く石畳が。

その両側は、日本庭園の如く砂利が敷かれ、砂紋が描かれ、その風景に目を奪われた。

柘植の木が刈り込まれ、鶴と亀の姿が白砂利の上に  

DSC07045_R.JPG

奥に本堂そして手前に枯山水の小さな岩が。 

DSC07046_R.JPG

ゆっくりと回る水車。 

DSC07047_R.JPG

そしてその下の池では多くの鯉がのんびりと泳いでいた。 

DSC07050_R.JPG

こちらにも柘植を刈り込んだ羽を広げた巨大な鶴?が。 

DSC07048_R.JPG

本堂の扁額には『萬勝禅寺』と白い文字で書かれていた。 

DSC07049_R.JPG

観音堂へと一直線に参道、その間に灯篭と仏像が。 

DSC07053_R.JPG

白寿観音菩薩像、そしてその横には水子観世音菩薩像と書かれた幟が。

DSC07055_R.JPG

観音菩薩像。 

DSC07057_R.JPG

観音堂への階段を上る。 

DSC07058_R.JPG

丹波鞍馬石の最大級の板石、4m70cm×4m50cm×60cm重量17トンに約2年かけて、

釈迦三尊仏を磨崖仏風に彫り上げたと。 

DSC07059_R.JPG

大きな手水舎。 

DSC07069_R.JPG

そして手水の作法も説明されていた。 

DSC07070_R.JPG

観音堂へ。

慈覚大師円仁の作と伝えられている本尊の千手観世音菩薩の他、不動明王(不動院)、

普賢菩薩(狐月坊)などの仏像が祭られていると。

横桁の両側には獅子の形をした木鼻が。こちらも思わず見入ってしまう。

龍と同じような迫力がありつつも、口元から穏やかな表情にも見えるのが魅力的。 

DSC07060_R.JPG

見事な透かし彫りに感動。 

DSC07061_R.JPG

目を引くのが龍の彫刻。舌を出したその表情。今にも本当に動き出しそうな、

声が聞こえてきそうな、そんな躍動感。

DSC07062_R.JPG

十三重石塔。 

DSC07063_R.JPG

大念珠を回し参拝。 

DSC07064_R.JPG

境内の池、これが「機子ヶ池」であろうか。

チョット浅いから違うのだろうか。

「機子ヶ池」には次ぎのような伝説が伝えられているのだと。 

昔、機織がとても上手く美しい娘が、鷹狩りで当地を訪れた殿様が見初められ

側室に迎えようとした。娘は固く固辞した為、殿様は面目を潰され、

一族に重罪を科すと命じた事で娘は思い余って「機子ヶ池」に身を投げたと。

DSC07074_R.JPG

境内の坂道には本尊の『南無千手観世音菩薩』の幟が並んでいた。

DSC07073_R.JPG

伝移築御殿茶室(飯高観音茶室)。

境内には岩村藩主松平乗棄が宝永年間(1704~1710年)に岩村城の場内に

建てたと伝わる茶室「月」が移築されていた。

DSC07072_R.JPG

『臨済宗 妙心寺派 飯高山 萬勝禅寺 飯高観音』と刻まれた石柱。

DSC07075_R.JPG

境内横の道路脇の池の周りも紅葉中。 

墓石が一基ひっそりと。

この池が先ほどの「機子ヶ池」であろうか。

DSC07076_R.JPG

そして可愛い赤い実の下には可愛い水滴が。 

DSC07080_R.JPG

寺務所で御朱印を頂きました。

DSC08604_R.JPG






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016.12.06 01:08:16
コメント(0) | コメントを書く
[国内旅行] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: