JINさんの陽蜂農遠日記

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2018.02.23
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『旧東海道を歩く』ブログ 目次

芝公園内の記念碑見学の後は、芝増上寺に向かう。

「三門」 。

三つの煩【貪、むさぼり 瞋、いかり 痴、おろか】を解脱する門。

禅宗様式の和洋折衷の美しさを持ち、慶長16年(1611)、徳川家康公の助成により、

幕府の大工頭・中井大和守の配下によって建立された。都下最大の木造建築物で、

組み物は唐様を中心として、勾欄などに和様、天竺様が加味され、桃山時代の雄大な

気宇を伝えている。増上寺は浄土宗の大本山で、江戸時代は徳川家の菩提寺となったために

幕府の庇護を受け、寺運は隆盛を極めた。おしくも、空襲により多くの文化財を失い、

三解脱門、黒門、経蔵以外は焼失したと。

高さ21m、間口19. 5m、奥行き9m東日本最大の門です。

三門にぶら下がる対の燭台?ぶら下げるタイプの火袋?

「水盤舎」。

手水舎は様々な名称で呼ばれますが、増上寺では「水盤舎」と呼ばれているようです。 

「大殿」。

間口約48m、奥行き45m、高さ焼約23m 。首都圏では最大級の御堂。

三門をくぐり、目の前に立つ大殿は壮大そのもの。

石段を登りつめた二階に本堂、三階に道場、一階に檀信徒控室、 地下に増上寺宝物展示室。

増上寺は度重なる火事に見舞われ、第二次世界大戦でも伽藍、 御霊屋のほとんどを消失。

現在の大殿は1974年に再建されたもの。

三門を入ると、すぐ左側に「聖観世音菩薩」。

「鐘楼堂」。

東日本では最大級であり、江戸三大名鐘の一つ。

鐘楼堂建立は1633年だが、第二次世界大戦の東京空襲で焼失し、今の鐘楼堂は戦後再建。

高さ3.3m、直径1.8mで、重さ約15tもある大きな鐘で見ごたえ十分。

鐘音は朝夕2回聞けるとのこと。

鐘楼堂前の白梅も満開。

再び青空の下、大殿と東京タワーを。

「旧方丈門(黒門)」。

一間一戸の切妻造本瓦葺、高さ8mの四脚門。

もと増上寺方丈の表門であったが、昭和55年(1980)、善導大師1300年遠忌を期に、

表側の飛檐垂木〈ひえんだるき〉の大部分と、東側の破風板〈はふいた〉、瓦の一部を補修し、

三解脱門南隣りの現位置に移築。

よく旧規を保ち、木割りが雄大で重厚な姿を持つ。門扉は破損が著しいため取り除かれた。

全体が黒漆塗であったため「黒門」とも呼ばれている。

以前訪ねた熱田神宮の「信長塀」に良く似た土塀。

土と石灰を油で練り固め、瓦を厚く積み重ね、上部を桟瓦で葺いた築地塀。

「慈雲閣(じうんかく)」。

浄土宗大本山「増上寺」の敷地内にある式場の一つ。

DSC03601_R.JPG

「旧台徳院霊廟惣門(きゅうだいとくいんれいびょうそうもん)」。

江戸幕府二代将軍徳川秀忠の霊廟建築で、増上寺に造営された。

壮大な規模を持ち、江戸時代初期を代表する建造物群。

霊廟は1930年5月23日、当時の国宝保存法に基づき国宝(現行法の「重要文化財」に相当)に

指定された。太平洋戦争末期の1945年5月、東京大空襲で大部分の建物を焼失。

秀忠の墓所は1958年に発掘調査が行われた後改葬されており、現在は増上寺安国殿裏の

徳川家墓所に墓塔が建てられている。

惣門に安置された仁王像の阿形像。

仁王は、正式には金剛力士、仏法の守護神。 

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吽行像。

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屋根は入母屋で、前後の唐破風に美しい装飾が。

芝公園芝生広場内からの東京タワー。

菜の花と河津桜も開花を始めていた。

「芝東照宮」。

芝公園 の一角にあり、元来は 増上寺 内の社殿であった。徳川家康が 慶長 6年( 1601年 )に 還暦

迎えた記念に自らの像を刻ませた「寿像」を、自身が 駿府城 に於いて祭祀していた。

元和 2年( 1616年 )家康は死去に際して「寿像」を祭祀する社殿を増上寺に建造するよう

遺言した。同年10月に着工し翌元和3年( 1617年 )2月に竣工した。

この社殿は家康の法名「安国院殿徳蓮社崇誉道和大居士」より「安国殿」と呼ばれた。

これが芝東照宮の起源であると。


境内の参道。

境内では紅梅、白梅の共演。

本殿 

祭神は 徳川家康 。神体は徳川家康寿像。旧社格は 郷社 日光東照宮 久能山東照宮

上野東照宮と並ぶ四大東照宮の一つ。

歌碑。

★人にまだ触れざる風や朝桜 ★長編の虚子の一書を読始 ★法師蝉鳴いてゐる木とすぐわかる

星野高士(1952-) の句。

DSC03620_R.JPG

境内には 大イチョウがスックと立っていた。

DSC03624_R.JPG

周り7.6m、目通り幹周り6.45m、樹高25.5mで、1639年の東照宮再建に際して

3代将軍家光が植えたと伝えられるので、樹齢は380年近くとなる。

幹周りもさることながら、枝の太さが印象的である。ずっと高いところに 巨大な3本の枝が

伸びている様は見事である。都の天然記念物。 

DSC03626_R.JPG

芝公園内の「梅屋敷銀世界」。

芝東照宮の横に約70本の紅梅・白梅の梅林があり、「銀世界の梅」と呼ばれている。

東京タワーを望みながら梅の観賞ができる場所で、今年も翌日の16,17日に

「芝公園梅まつり」が行われるとのこと。 

見事な紅梅。 

DSC03627_R.JPG

「芝丸山古墳(しばまるやまこふん)」を訪ねる。

「大野伴睦句碑」。

下高輪町に在住し、自由民主党副総裁も勤めた政治家。丸山西頂部にある句碑は昭和38年6月

調理師法施工5周年にあたって、伴睦が長年調理師会の名誉会長として尽力した労に謝するため

贈呈されたものである。 碑には「鐘がなる春のあけぼのヽ増上寺」と刻まれている。

「伊能忠敬測地遺功表」。

伊能忠敬の測量の起点となったのが、この芝公園近くの高輪の大木戸であった関係で、

東京地学協会がその功績を顕彰して遺功表を建てた。

明治22年(1889)に高さ8.58mの青銅製の角柱型のものが設置されたが、戦災で失われたため、

昭和40年に現在のものが再建されたと。

『伊能忠敬先生は1745年(延享2年)上総國に生れて下総國佐原の伊能家を嗣ぎ村を治めて

 後50歳のとき江戸に出て高橋至時のもとで天文暦教の学を究めた。先生の卓見と創意とによる

 測地測量は1800年の蝦夷地奥州街道の實測を始めとして全國津々浦々にまで及び1818年

 (文政元年)江戸八丁堀で74歳をもって歿するまで不屈の精神と不断の努力とによって

 続けられわが國の全輪郭と骨格とが茲に初めて明らかにされるに至った。

 その偉業は引きつがれて1821年大中小の大日本沿海輿地全圖が完成せられその精度の

 高きことは世界を驚嘆せしめた程であり参謀本部測両局の輯成二十万分一地圖は實に

 この伊能圖を骨子としたものである。東京地学協會はその航跡を顕彰して1889年この地に

 贈正四位伊能忠敬先生測地遺功表を建設したが不幸にして第二次大戦中に失われるに至った。

 扔つて今回各方面の協賛を得、この碑を再建した次第である。』と記載されていた。

古墳の丘の上から増上寺と187mの高さの愛宕グリーンヒルズ。

「東京都指定史跡 芝丸山古墳」。

前方後円墳で、東京都指定史跡。

全長110m、後円部径約64m、くびれ部分の幅22mという都内では最大級の規模。

芝公園自体が標高16mの台地上にあり、古墳はさらに高く土が盛られているので、

頂上からの眺望は一段と広くなっているのであった。

「丸山随身稲荷大明神」。

円山稲荷は、増上寺の裏鬼門に位置し、山内鎮守の重要な地を占め、史跡として指定されている

丸山古墳上にあった。随身稲荷の由来は、増上寺がこの地に移建当時桑名より迎えた

御本尊を守護する為に江戸までお供されたいわれにより、以来永く鎮守まします大明神 と。

芝公園を後にし更に品川に向かって進む。

首都高速下の「芝園橋(しばぞのばし)」を渡る。

昭和59年3月架け替え、長さ19m、幅26m。大正15年1月に古川にかけられ、

芝公園の橋というと。 

古川の上に高速道路が続く。

日本電気本社ビル。
1990年に完成し高さ180メートルの高層ビル。愛称「ウインドアベニュー」と呼ばれる巨大な開口部があるのが特徴。現役時代に何度か訪ねた事があるこのビル。
今は売却し、日本電気は建物全体を賃借しているのだと聞いたことがあるが・・・。

三菱自動車工業(株) 本社前に「江戸開城 西郷南州・勝海舟会見之地」碑が。

新政府軍の江戸城総攻撃は、1868(慶応4)年3月15日に予定されていた。

その前日3月14日、東征大総督府下参謀・西郷隆盛と、旧幕府徳川家陸軍総裁・勝海舟の会談が、

田町の薩摩藩邸(蔵屋敷)が行なわれた。薩摩藩蔵屋敷跡は、三菱自動車工業( 第一田町ビル)と
なっていたが 碑が立てられていた。

そして、田町駅前の蕎麦屋で遅い昼食を。


                             ・・・​ もどる ​・・・


                   ・・・ ​ つづく ​・・・






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Last updated  2020.04.26 14:46:44
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