JINさんの陽蜂農遠日記

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2018.08.17
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カテゴリ: JINさんの農園
14日(火)に我が実家のお盆のお参りに夫婦で行って来ました。
我が実家では13日(月)に迎え日(盆入り)を行い、15日(水)に送り火(盆開け)を行いました。
今年の我が実家の盆棚(精霊棚)です。



盆入りの8月13日の夕方には、先祖の霊が迷わないように迎え火を焚きます。
我が実家の迎え火は家の門の内側で行うのです。30~40cm四方の盛り土(砂盛り)をして
線香をあげます。盛り土には盆様が乗ってくるといいキューリやナスで作った馬や牛を
置き、その横でオガラを折って積み重ね、火をつけて燃やし、迎え火として先祖の霊を迎えます。
オガラは麻の皮をはいだあとに残る芯の部分のこと。
麻は古来より清浄な植物として考えられて来たのです。

意味が込められていると聞きました。
そして盆明けの8月15日の深夜には、送り火を焚いて先祖の霊を見送るのです。
迎え火と送り火の日程は、地域の風習や家庭によって早めに迎え火をしたり、
16日に送り火をする家もあるようです。



我が実家は日蓮宗、日蓮上人像と○○家先祖代々之r霊位の位牌と
我が両親の位牌等が安置されていました。もちろん盆花も対に。
そして右手の生花の前には我が菜園から収穫したスイカ(西瓜)が。
仏花の生花にはバラなどのトゲのある花は避けるのだと昔母より。
まずはご先祖にお線香を。お線香の香りは、故人の食べ物と考えられているとも。
そのため、亡くなってから仏の世界へ旅立つまでの四十九日間は、絶やさずにお線香を
たいておこうという風習もあるのです。お線香はまた、お線香をあげる人自身の心身を

香りも消えます。故人への挨拶をする前にお線香に火をつけることで、俗世で汚れた心や体を、
お線香の香りで一掃することができるのだと。
日本で最も多い浄土真宗系では、1本を数本に折って寝かせます。また、曹洞宗では1本を、
真言宗では3本を香炉の中心へ立てます。お線香の本数が決められているのはこれらの宗派で、
浄土宗と我が実家の日蓮宗では1~3本の間なら何本でも良いとされているとも聞きました。

しかし「1本が一般的」だと記載された、ネット情報も以前読んだ記憶があるのです。
その地域や、家で、受け継がれてきたものに、従うのが良いようです。
よって私は取り敢えず今回は2本で。



中央に我が両親の位牌が。



そしてキュウリと茄子で作った精霊馬と呼ばれる馬と牛が。
キュウリとナスに麻幹(麻がら、おがら)を挿して作るのです。
お盆には亡くなった人が足の速いキュウリの馬に乗ってやって来て、帰りにはゆっくりと
景色を眺めながらナスの牛に乗って別れを惜しんで帰っていくと言われています。 
地域によっては、行きも帰りもキュウリの馬に乗り、ナスの牛には旅の荷物を載せて運ぶ
のだとも言われているようです。 
なぜキュウリやナスなのか、その理由ははっきりしないようです。
おそらく夏の時期に多く採れる野菜のため手に入りやすく、またどこでも収穫できる
野菜であったことから、広く全国的にキュウリとナスが使われているものと考えられて
いるとのこと。 



そして水の子(馬牛の餌?)、我が家はナスを刻んで里芋の葉の上に。
本来は里芋の葉ではなく、蓮の葉が用いられるのでしょうが。
私が子供の頃は、ナスはもっと賽の目に刻んでいた記憶が。
餌が新鮮さを保つように、香の葉(樒(しきみ)の葉)を束ねて清水と共に。
あの世で飢えに苦しみ渇いたのどに少しでもらくに通るようにとの祈りをこめたもの
でもあるようです。
樒の葉は香りが強く毒もある為、仏教では魔除けや獣除けにも用いられ、
お墓参りの際に生花に変えてお供えする事もあるのです。



そして各種夏の野菜・果物と、おはぎ、ご飯も。
私が子供の頃には、祭壇を設けた台の両側に葉のついた青竹を立て、竹の上部にしめ縄を
張っていました。 そしてそのしめ縄にホウズキ(鬼灯)や枝豆、昆布等をぶら下げていた記憶も。
精霊が迎え火や提灯の灯りを頼りに帰ってくるといわれることから、ホウズキ(鬼灯)を
提灯に見立てて盆棚に飾るのだと。 また農作物の収穫が少なかった時代には、鮮やかな
赤のほおずきをお供えすることによって、お供え物の不足を補う意味があったとも。



そして今年も我が兄弟姉妹の4夫婦が全員揃った頃に、檀家寺の住職が
お盆法要に来て下さいました。
8人全員で住職の後ろに座り法要に参加し、寛永年間(1630年代)から続く
我が先祖を供養しその霊に感謝したのでした。
住職は2本のお線香を。



お盆の時期に、精霊流しや灯籠流し、京都の大文字焼きなど行われるのは、みんなお盆の
送り火の一種とのこと。
お盆の時期だからこそ、お墓参りなどに行く機会をつくったり、仏壇に手を合わせるなど、
普段はなかなかできない先祖供養を行うことは今を生きる子孫にとって大切なことであると
感じているのです。
そして、せめて年に一度、やがて自分にも必ず無常がやってくるという事実を心静かに見つめて、
「限りある命で本当になすべきことは何だろうか、どうすれば後悔のない人生を送れるのか」と、
遅ればせながらも?自分を見つめ直す良い機会がこの盆であるとも。
お盆はご先祖様を供養し、感謝を込めて一緒に過ごす大切に受け継がれてきた年中行事でも
ありますので、これからも大切にして行きたい(生きたい)のです。



      【http://phusisaigon.com/goc-nhat-ban/ve-tham-que-ngay-le-obon/】より






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Last updated  2018.08.17 12:33:05
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