JINさんの陽蜂農遠日記

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2023.02.17
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カテゴリ: 国内旅行
荻原一青画展「名城再現とふるさとの城」開催にあたって 」。



「日本の主な地方都市、とりわけ県庁所在地は近世の大名が築いた城下町です。
城はその政治・経済・文化の中心であり、その時代の智慧と技術の結集されたわれわれの先祖が
残してくれた貴重な文化遺産です。しかし、日本の城の建物は、ほとんどか明治維新になって
無用の長物として取り壊わされ、さらに残っていた城も太平洋戦争末期の空襲により多くが焼失
してしまい、何と今日現存する天守は全国で十ニ城にすぎなくなってしまいまた。
その上、現在の地方中小都市やその近郊の宅地造成・鉄道や道路建設などにより、
石塁・濠・土塁なとまでが次々と破壊されています。
そこでわたしたちは、日本の城を後世に正しく伝えるため、また名城のかっての雄姿を見て
いただき、みなさまの郷土の歴史の一端を知っていただくため、ここに
「名城再現とふるさとの城」展を開催するものです。
ここに展示した絵画ニ三三点は、すべて荻原一青画伯により、戦前・戦後を通して、精密な
画法と史実に基く考証によって描かれた鳥瞰図です。どうか、この企画の主旨をご理解いただき、
日本の城の造型美を鑑賞してください。
                                                                                                       日本城郭資料館
                                                                                                       熱海城文化資料館」



荻原一青氏の自筆の原稿「古城と私」
「「城」は私達の先人が残した貴重な文化財です。
私はこの城に心をひかれ北から南へと古城を尋ねて歩きました。そしてはや四十余年の
歳月を経過しています。私の人生は、まさに城に生き、城に終わるといってさしつかえ

幾星霜の風雪に耐えて、厳然とそそりたつ天守の偉容、静かにたたえる堀水に影をうつして、
栄枯盛衰のあとをしのばせる石塁のありさまをひとつひとつ、確かめながら、ひたむきに
それを描かずにいられませんでした。
昼間の労働を終え、夕げをすませてからの自由な時間は私の最も楽しいひとときです。
しかし、それはまた同時に最もきびしい制作の時間でもありました。私はこのひとときを
ただしゃにむに突き進んで四十余年を過したわけで、今、ふりかえって、まことに感慨
深いものがあります。ここに掲げた城郭図は、どれもそうした苦心の結晶であり、私の
生命ともいえるものです。
                                   荻原一青」



荻原一青氏。



文学博士鳥羽正雄監修・荻原一青画
日本名城画集成 全一巻
北から南へ、古城を訪れ、城郭を描き続けて四十余年!
故荻原一青氏こそは、生活の苦境と闘いながらも、その生涯を城の研究と写実に捧げ尽くした
画伯です。
日本城郭研究の最高権威・鳥羽正雄博士も高く評価された”科学的に誠実で、しかも芸術的に
美しい”荻原一青氏の全作品を網羅、厳正忠実に再現、超豪華本が「日本名城画集成」が、
昭和52年小学館より刊行されました。
この本の作品実物が 熱海城日本城郭資料館 に展示公開されてあります。」



「荻原一青・画 鳥羽正雄・監修 日本名城画集成」







天守現存の城



天守現存の城
弘前城(青森県)、松本城(長野県)、丸岡城(福井県)、大山城(愛知県)、彦根城(滋賀県)、
松江城(島根県)、備中松山城(岡山県)、丸亀城(香川県)、伊予松山城(愛媛県)、宇和島城
(愛媛県)、高知城(高知県)、姫路城(兵庫県)の十二城のみ現存
△上段現存天守風景図
▽下段城郭鳥瞰図、縄張図」



下段城郭鳥瞰図、縄張図



「姫路城」。





現存する櫓と門 」。



そして「浮世絵 春画展」へ。
※18歳未満の方のご入場はご遠慮ください と。



浮世絵展示。



葛飾北斎 富嶽三十六景 凱風快晴 」。



「葛飾北斎 天保元年~五年(1830 ~ 1834)制作
富嶽三十六景 凱風快晴(がいふうかいせい)
夏の富士山を描き、わずかな色彩しか使っていないにも関わらず、
富士山の迫力を捉えた傑作。どこから富士山を描いたのかは、特定できない。
北斎の春画を春画展にて展示中。」



喜多川歌麿「五人美人愛敬競 兵庫屋花妻」



葛飾北斎 大錦富嶽三十六景 甲州石班沢(こうしゅうかじかざわ)



歌川国貞  大錦  美人画「当世春景色」懐紙をくわえる美人



歌川国貞 東海道名所 江ノ島
将軍が江の島の岩屋の前で、海女の親子が海中から鮑(あわび)を取ってくるようすを
上覧している場面。



そして「春画」コーナーは撮影禁止と。



春画の楽しさ
19世紀の初頭の文化・文政期(1804ー30 )には、わが国の総人口は2562万人であった。
江戸末期の天保年間(1830ー44 )には、江戸の人口は128万人であった。
この江戸府内の人口は往時のロンドンよりも多く、世界でも稀にみる大都市になっていた。
そしてこの大都市の文化は京都、大阪とは違い江戸の根生の文化が育った。
中でも浮世絵版画の盛行は日本中の耳目を集めて発展した。
これを吾妻絵、錦絵、江戸絵などと称した。
江戸見物の客たちは必ずと言っていいほど、この錦絵(多彩色版画)を求め、土産物とした。
それこそ夢のような美しさだった。
それも美人画に集中した。大江戸の粋な芸者の姿など人気があった。
ここに展示する春画などは、殆ど見る機会もなく、書店の店先にもない。
春画の購買客のすべては予約であり、江戸勤めの家老か町人の富裕層に限られていた。
こうした錦絵の美麗な春画などは、最高の贅沢品であり、江戸の華侈な文化の象徴的な
存在であった。
加えて舂画は厳しい出版禁止令の中にあって唯一の埒外であった。
浮世絵師たちは、この春画に人間喜劇を描き出した。画文一致の挿絵の数々は、この人間喜劇の
舞台となり、過去のいかなる時代にも出現しなかった独自のジャンルを築き上げた。
これほど解放的で自由闊達、抱腹絶倒な春画美術は江戸の浮世絵師たちの賜物である。
春画はど楽しい読物、絵画はない。一切の束縛から解かれた自由奔放さが横溢しているのだ。」



次に「 なぞ絵・遊び絵展 」へ。



「江戸時代を通して庶民の知的娯楽の一つだった判じ絵。
“目で見るナゾナゾ”といえる言葉遊びで、江戸庶民との知恵比べをしてみては?
愚問・珍門・難問の数々にチャレンジ!あなたはいくつ解けるかな?」 と。



江戸のなぞ絵・あそび絵
このフロアでは、江戸時代に作られた「判じ絵」と「だまし絵」を展示しています。
「判じ絵」とは、目でみるなぞなぞと言われて、言葉の読みを一度ばらばらにして組なおし、
それを絵にしたものが問題になっています。
何の絵なのか良く考えて、その絵と同じ読み方で違う意味を探します。
「しやれ・だじゃれ」のようなものです。
歌川国芳
「だまし絵」は、江戸時代後期に登場し、「江戸に国芳あり」と言われた
天才浮世絵師「歌川国芳」(1797生~1861没)が描いたユーモラスな作品群のひとつです。
「戯画」と呼ばれる国芳の作品を見れば江戸末期の混乱期においても人々が笑いを忘れなかった
ことがわかるでしよう。」



ハト 」。



歌川国芳「みかけはこわいがとんだいい人だ」
集まっている人は何人??



何と15人!!



歌川国芳 「人かたまって人になる」
人おおき 人の中にも 人ぞなき 人になれ人 人になせ人
こちらは何人?  



歌川国芳 人をばかにした人だ 」。
人の心は さま/″\なものだ いろ/\ くろふして よふ/\ 人一にんまえになった



一勇斎國吉 としよりのよふな 若い人だ 」  大判錦絵 弘化四年(1847)頃 
いろ/\な人がよつて わたしのかほをたてゝ
おくれで誠にうれしいよ 人さまのおがけでよふ/\人らしい
かほ丹なりました



作者不詳「面白くあつまる人が寄たかり… 地震動珍録」
面白く あつまる人が 寄多加利 世が直るとて よろこべる形
(おもしろくあつまる人がよりたかりよがなおるとてよろこべるなり)



歌川国芳「なまず」



「だまし絵」。
動いて見えるとのことであったが︙︙・???



リンカーンの絵、顔には何か動物がいろいろ隠れていると。



鯉の中にも金魚がいると。



ズームして。



可愛い犬のダルメシアン。
犬の白黒の模様を遠目によく見ると、牛が背中と後ろ脚に隠れていた。



「遊び絵」と呼ばれ、色々な仕掛けがある絵。
写真だと確認しづらいが、一見普通に見えるだるまの中には、蛇を始めとする動物が描かれているのであった。



「江戸体験コーナー」の「 駕籠 」。



江戸時代どころか昭和にも使われていた「 肥え桶 」。
我が家にもあった!!畑に撒く姿も覚えている!!



そして最上階の展望台より伊豆半島・網代方向を見る。



そして熱海サンビーチ方向を見下ろす。



「スパ・マリーナ熱海」方向をズームして。
ホテル・高層マンション・住宅ビルが立ち並ぶ。



中央の巨大な白亜の建物は「 熱海パサニアクラブ 」。
日本最大クラスの斜面型集合住宅。斜度28度の南東向き傾斜地に建てられた外観は個性的!!
マンション名は常緑樹パサニアに由来し、分譲時にはパサニアの若木が各戸のバルコニー花壇に
植えられた。ほとんどの部屋がルーフバルコニー付で、山の間に見える相模湾の眺望は熱海の
喧騒から離れ、静かな環境を保っている。各戸に温泉を引込することが可能であるとのこと。



◆所在:静岡県熱海市熱海1739-34  ​ 地図はこちら
◆交通:JR東海道本線 熱海 駅徒歩12分
◆階数・向き:9階/28階建  
◆専有面積:93.36㎡
◆バルコニー面積:28.11㎡
◆間取り:3LDK 
◆総戸数:279戸
◆構造:鉄骨・鉄筋コンクリート造
◆築年月:平成元年10月

ズームして。
平成バブルのリゾートマンションなのであろうか?中央に長い斜行エレベーターが。



パノラマ撮影してみました。



真鶴半島 」。



真鶴半島 」の「 三ツ石 」をズームして。



初島 」。



伊豆大島 」。



「熱海城岬公園」内の「ヒルトップテラス」を見下ろす。



そして熱海城を後にして「ヒルトップテラス」前から熱海城を見る。



人の姿はほとんどなかった。



再び「 海上保安庁の巡視船 いず(JCG Izu, PL-31) 」を眼下に。



そして「 熱海秘宝館 」のオブジェ。
「熱海秘宝館」は、東京ドームの系列会社「熱海ロープウェイ」が運営。1996年に設立。
日本最後の秘宝館ということで、訪れる若者カップルやテレビ収録も多いとのことだが・・??。



ズームして。



熱海城の展示物の質と量に驚き、益々建設の経緯について知りたいと思いながら、
半世紀以上ぶりに訪ねた熱海城を後にしたのであった。

                               ・・・​ もどる ​・・・


                 ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2023.02.17 09:53:45
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