JINさんの陽蜂農遠日記

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2024.01.10
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カテゴリ: 藤沢歴史散歩
時宗総本山清浄光寺(遊行寺)の東門脇に建つ「 小栗判官墓所入口 」の石柱。
石柱の先に、小栗判官の墓所のある長生院への小路が続いているのであった。



右手にあったのが「諏訪神社 神輿殿」。



扁額「 諏訪神社 神輿殿 」。



一昨年の箱根駅伝応援後の初詣時の「諏訪神社 神輿殿」内の写真。
内部に諏訪神社の神輿が二基。

左の神輿は明治の終わりから大正の頃に茅ケ崎市下寺尾から譲渡された神輿であると。
明治11年頃の二宮梅澤流の製作神輿で当時、下寺尾諏訪神社の境内八坂神社として
祀られていたと。
そして右の神輿は平塚から譲られた神輿との言い伝えが有り、管理人の調査では平塚市真土から
譲渡された神輿(明治20年、愛川町半原大工矢内右兵衛藤原高光の製作神輿で真土神社の
境内八坂神社として祀られていた。)の可能性があるのだと。







近づいて。



左手に「 六地蔵 」。



酒井忠重逆修六地蔵供養塔
酒井長門守忠重が萬治三年(一六六〇)一月十五日に逆修のために建立した六地蔵
この付近には、古く塔頭海潮庵があり、万日堂(常念仏堂)建立のために浄財を寄進した
のが酒井長門守忠重であった。この万日堂(常念仏堂)は、酒井忠重の戒名である
「光岳院殿従五位 前長州太守 鏡誉宗円大居士」に因んで「光岳院」と呼ばれていた。」
「逆修」とは生前に、自分の死後の冥福 (めいふく) のために仏事をすること。
予修 (よしゅ) 、逆善、逆修善とも言うと。



六地蔵に近づいて。



その先に巨大な「 五輪塔 」。 
この五輪塔には、「寛文六(1666)丙午歳 光岳院殿従五位 前長州太守 鏡誉宗円大居士 
酒井長門守忠重 九月十八日」と記されている。忠重は、萬治3年(1660)六地蔵供養塔を
建立しており、翌年には万日堂(念仏堂)をも寄進している。
遊行三十九代慈光上人は羽州最上(うしゅうもがみ)の出身であることから、忠重との関係は
深いものがあったのではないであろうか と。



酒井忠重五輪塔
万日堂、六地蔵の寄進者酒井長門守忠重(一五九八~一六六六)の墓所である。酒井忠重は、
下総市川に蟄居中に不慮の死を遂げたため、生前からの関係からこの地に葬られた
ようである。」 



「地蔵堂」裏の地蔵様。 



ズームして。



小さな石仏も。



「五輪塔」、「六地蔵」を振り返って。



稲葉家墓碑 」 
稲葉家の家紋は、「折敷に三文字紋」、時宗の宗紋と同じ。
寛永4年(1627)、稲葉正成公が真岡二万石の城主となった。正成公は、この偶然に驚く。
この「折敷に三文字紋」は、瀬戸内海の大三島に鎮座する三島神社(大山祇神社とも称される)の
神紋であり、大三島大明神を氏神とした越智氏の家紋となった。そして、越智氏から分かれた
一族も又、「折敷に三文字紋」を家紋としました。著名なものとしては鎌倉期に河野水軍を率いて
瀬戸内海を治めた河野氏、戦国期に活躍した稲葉氏、来留島氏などがあげられる。
稲葉氏と一遍上人が出自した河野氏は、活躍した時代は違えども伊予越智氏から分かれた一族で
あり、それぞれ歴史上に名を残す人物を輩出しています。正成公は、「折敷に三文字紋」が証する
稲葉家と宗祖一編上人を仰ぐ時宗との縁を大切にしたとのこと。
碑面には戒名が陰刻されていたが、どなたの墓碑なのであろうか?



そして「本堂」横にあった 「永代供養墓」
竣工年:平成二十五年
寸法 :間口十三尺奥行八尺
仕様 :散骨用地下納骨棺、骨壺保管用石棚、ガラリ付きステンレス扉、
    蓮華台多宝塔、内部照明、明り取りガラス窓



「永代供養塔」前から本堂前の「常香炉」方向を見る。



「永代供養塔」を正面から。



こちらは、犬と猫の石像があしらわれた ペット類の合祀墓



いつくしむ 」と。



犬の親子?



猫の親子。



ペット類の慰霊塔 蒼空(そうくう) 」。



人間のようなペットの名前が書かれていた。



蒼空(そうくう) 」と。



「本堂」、「地蔵堂」の間に「大イチョウ」を見る。



そして再び小栗判官の墓所のある長生院への小路・坂を上って行った。



本堂を横から。



ズームして。



さらに。



そして右手奥にあった「 堀田家三代の墓碑 」を訪ねる。
右手の土手の上に、一際大きな尖塔角柱型(下の写真)の5つの墓碑があった。
堀田正利夫妻・正盛夫妻・正仲の墓 。「藤沢山日鑑=遊行寺の日々の出来事等を記した記録」
には、毎年のように堀田家からの墓参の様子が記録されている。さて、この5つの墓碑の内、
直接埋葬されたのは正仲であり、正利は浅草日輪寺に、正盛は東叡山の現龍院に葬られている。
そして正利・正盛の墓碑を遊行寺に建立したのは正俊。正俊は正盛の三男で母は酒井忠勝の女で
あり、家光の命によって春日局の養子になった。この正俊がなぜ正利・正盛の墓を遊行寺に新たに
建立したのかについては明らかではないとのこと。ただ、正俊は領地を高座郡(神奈川県)に
もっていたことと正利は覚阿という阿号をもっていた時宗の信徒であり、その関係から日輪寺に
埋葬されたと考えられる。正俊は幕閣内においても勢力をもって来たことと、時宗の信徒として
総本山に墓石を新たに建立することになったのではないかと考えられていると。
正仲の墓石には「常楽院殿其阿法漢映性大居士」とあり、さらに元禄7年(1694)7月6日卒とも
刻まれているのであった。



堀田正盛妻阿栗供養塔
「正統院殿華岳宗栄大姉」。



堀田 正盛 妻 阿栗 供養塔
堀田 正盛の妻 阿栗(一六一七~一六七四) 酒井忠勝の娘。
墓所は東京都品川区東海寺・台東区上野現龍院 この供養塔は堀田正国、脇坂安政、堀田正俊、
堀田正英が延宝九年(一六八一)に建立」



堀田 正盛 供養塔 」。
「玄性院殿心隠宗卜大居士」



堀田 正盛 供養塔
堀田 正盛 (一六〇九~一六五一)老中筆頭 従四位下 武蔵川越 藩主
下総佐倉藩初代藩主。堀田家宗家初代。
堀田正利の長男で母は稲葉正成の娘。正室は酒井忠勝の娘阿栗。子に長男堀田正信、次男播磨
龍野藩主脇坂安政、三男大老古賀藩主堀田正俊、四男北條藩主堀田正英等がいる。春日局との
関係から三代将軍徳川家光の信頼を得て、寛永十二年(一六三五)老中に就任、さらに
寛永十九年
(一六四ニ)下総佐倉藩に転封し十一万石の大大名となる。寛永四年(一六五一)
徳川家光の死去
にともない、阿部重次とともに殉死をとげた。墓所は東京都品川区東海寺
台東区上野現龍院。
この供養塔は堀田正国、脇坂安政、堀田正俊、堀田正英が延宝九年
(一六八一)に建立」。




堀田 正利妻・萬 供養塔
「活生院殿東弌房」



堀田 正利妻・萬 供養塔
堀田 正利妻の諱萬(一五八七~一六ニ七)稲葉正成の娘。
春日局の継子。この供養塔は堀田正俊が延宝五年(一六七七)に建立。」



堀田正利供養塔
「正成院殿覚阿弥陀佛」



堀田正利供養塔
堀田正利(正吉)(一五七一—一六ニ九)
旗本 堀田正秀の五男。母は浅野長一の娘。通称 勘左衛門。
正室は稲葉正成の娘萬。織田信長、浅野長政、小早川隆景、小早川
秀秋に仕えた。関ヶ原の戦ののち、慶長十年(一六〇五)江戸幕府に出仕した。
墓所は、東京都台東区日輪寺。この供養塔は堀田正俊が延宝五年(一六七七)に建立。」



少し離れた場所にあった「 堀田正仲墓所
「常楽院殿其阿法漢映性大居士」
こちらは供養塔ではなく、墓石であるようだ。



堀田 正仲墓所
堀田正仲(一六ニニ~一六九四)徒四位下 下総古河藩ニ代藩主。
出羽山形藩主、陸奥福島藩初代藩主。大老古河藩主堀田正俊の長男。
母は小田原藩主稲葉正則の娘である。正仲の後継には、双子の弟である堀田正虎が継いだ。」



「堀田家三代の墓碑」を後にして、さらに進むと左手奥に、この後訪ねた「 回向堂 」が見えた。  



さらに、小栗判官の墓所のある長生院への小路を上って行った。




                                ・・・​ もどる ​・・・




                  ・・・​ つづく ​・・・







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Last updated  2024.08.28 09:18:10
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