inti-solのブログ

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2011.02.09
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テーマ: ニュース(95880)
カテゴリ: 医療・衛生
http://www.asahi.com/national/update/0209/SEB201102090021.html


山口県は9日、宇部市の常盤公園で飼育していたコクチョウが死に、遺伝子検査で高病原性の鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出されたと発表した。宇部市はコクチョウと同じ湖内で、切り羽して放鳥飼育しているハクチョウ類358羽と、ガン41羽の殺処分作業を始めた。
コクチョウは9日朝、死んだ状態で見つかった。そこから約100メートル離れ、コクチョウが見つかった湖と網で仕切られた湖内では6日、衰弱した野鳥のキンクロハジロが見つかった。死後、鳥インフルエンザウイルス(A型)が検出されており、高病原性かどうか鳥取大で遺伝子検査をしている。
常盤公園は、近くの幼稚園まで空を飛んで通うようになり、園児たちと遊ぶ姿が話題となったモモイロペリカンの「カッタ君」がいた場所。ペリカン45羽はキンクロハジロ側の湖で放鳥飼育しており、市は異常がないかどうか監視を続ける。
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口蹄疫騒動のときにも疑問を感じた のですが、鳥インフルエンザでも、感染症の流行を阻止するための殺処分というのに、どうも違和感を感じるのです。 少し前の記事にも書きました が、高病原性の鳥インフルエンザが最近各地で続々と発見されていますけれど、これが、鳥の世界で強毒性鳥インフルエンザが大流行しているという意味なのかどうかはかなり疑問の余地があると思っています。
鳥インフルエンザが問題視される前は、鳥の死体があるからといって、いちいちウィルス検査などやっていなかったでしょう。だから当然高病原性鳥インフルエンザのウィルスも発見されることがなかった。それだけのことであるような気がするのです。
なぜなら、野外で鳥インフルエンザによる野鳥の大量死のような事態は日本では特に報告されていないからです。野鳥とはいえ、越冬中のガンカモ類は多数が密集して生活していますから、感染症が流行していれば、大量死が観測されていないはずがありません。



それでも、家畜や家禽は、もともと人間が利用するためのものですから、ある面では殺すの仕方がないとも言えます。しかし、この記事の場合は、殺処分の対象は、飼育されているとはいえ、家禽ではなく野生種であるように読めます。野生種の鳥は、人間が利用するために存在しているわけではないのです。それを、鳥インフルエンザが出たから全部殺処分というのは、どうも違和感がぬぐえません。





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最終更新日  2011.02.09 23:27:46
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