inti-solのブログ

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2014.01.02
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カテゴリ: その他
独身の頃は、新年にかけて山登りに行っていたり、あるいは友人の家に泊まりに行ったりして、1月1日に家にいなかったことも度々ありましたが、結婚してからは、家庭内の不和の種になりかねない(笑)ので、山登りに行っても必ず12月31日には帰宅して、新年は家で向かえるようにしています。

で、1月1日は、毎年私の実家でおせち料理を頂いています。と言っても、手作りしたものは、全体の半分しかありませんが。

Osechi2014.jpg

自分で撮った写真ではなく、母がたまたま撮った写真をもらったので、これ1枚しかありません。
一番手前(タラバカニ)は、弟が買ってきたものです。その奥の皿はコハダの粟漬、カブ、カズノコ、大根とにんじんのなますなど、その奥の重箱は、伊達巻、紅白かまぼこ、昆布巻、栗きんとん、田作り、一番奥の重箱は煮しめ(やつがしら、しいたけ、にんじん、ごぼう、高野豆腐、たけのこ、蓮根、こんにゃくなど)。その左隣は我が家から持っていったもので、おせちのように重箱に入れてありますが、中身はオードブルで、おせちと言うより「おせち風」です。それ以外に、黒豆と焼き豚があります。
ま、いろいろありますけど、母が実際に料理したのは、一番奥の重箱の煮しめ類(と雑煮)だけです。あとは、買ってきたものを寄せ集めてあります。もっとも、最近は全部セットになったものを買ってくる人の方が多いかもしれません。

そもそも、おせち料理など食べないという家も少なくないようです。分からなくはありません。おせち料理の起源はいろいろあるのでしょうが、本質的には、お正月から手の込んだ料理はしたくない、というところが大きな要素を占めているのでないか、という気がします。つまり、事前に作っておくもので、その場で作るものではない、したがって暖かい食べ物ではない、ということです。暖かいのは雑煮だけです。
味も、酢の物や甘辛系(駅弁などに多い)が多く、私は好きですけど、飽きやすい味と言えなくもない。
しかも、いわゆる日本料理一般と違って、おせち料理なんてお正月にしか食べないものです。煮しめは1年中食べますけど、伊達巻やカズノコ、こはだの粟漬は、お正月食べなければ、まず1年中食べることはない(そもそも、それ以外の時期は売っていない)。

そう考えると、今のかたちのおせち料理は、ひょっとすると絶滅危惧種に近い存在なのかもしれません。我が家だって、母は今75歳ですから、自分でおせち料理を準備できるのも、あとせいぜい数年だろうと思います。母がリタイアしたとき、じゃあ相棒がおせち料理を準備するかというと、どうでしょうね。


いや、そもそも1年の初めに親族全員が顔を合わせて食事する、という風習自体が消えかかっているかも知れません。前述のとおり、私も独身の頃には新年から家を空けていたことが度々ありましたから。





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最終更新日  2014.01.02 18:22:28
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