inti-solのブログ

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2016.02.10
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カテゴリ: 政治
育休宣言の宮崎議員に女性問題、与野党に波紋


安倍首相は10日の衆院予算委員会で、週刊誌報道について野党から質問され、「『信なくば立たず』で、国民の信頼の上に政治活動がある。政治家は自らの行動を律する必要がある」と苦言を呈した。民主党の安住淳国会対策委員長代理も「育休運動は売名行為だったのか」と批判した。

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宮崎議員の育休問題については、当ブログでは記事を書いていませんでした。注目はしていたのですが、どうも私自身の意見もまとまらなかったもので。一般論として、議員といえども育児休業があってよい、とは思います。ただし、個別に見ると、この件に関してはそう単純にはいえない問題がいくつもあるように思います。
まず、妻である金子恵美議員は育休中ではないのでしょうか?一般のサラリーマンにおいて、夫が育児休業を取る前提条件は、その間妻は育児休業を取っていないこと、ではないでしょうか。妻が専業主婦や育児休業中であって健康な状態でも夫の育児休業を認める企業や役所は、果たしてあるでしょうか?
また、育児休業中に給料は大幅減額か無給です。無給と言っても、実際には雇用保険(民間企業)・共済組合(公務員)から休業補償が出ますが、それも給料の6~7割程度です。1年以上の育児休業を取る場合は、それすらなく、実質的には「復職の権利を保障した無職」状態になります。
しかし、国会議員の場合、「育児休業を取る」と宣言して国会を休んだ議員の歳費を減額する規定はないので、何ヶ月育休を取ろうが(まあ、宮崎議員は1ヶ月と言っていたようですが)歳費は全額受け取ることになります。これは、世間一般の給与所得者の育児休業制度に対して、著しく均衡を欠いているように思えます。
更に言えば、そもそも国会議員は被用者ではなく個人事業主であることから、被用者に対する制度である育休制度になじむのか、という疑問も生じます。

これらの点を総合して考えると、今回の育児休業については、何ともいえないなと思っていたところ、にわかに生じた次なる騒動は、「育休」と言っていた宮崎議員が、実は妻が臨月に不倫していた、というのだから、脱力してしまいます。このオチはいったい何なのか。前述のように賛否をまじめにいろいろ考えたことが、まったく馬鹿馬鹿しくなるというものです。
この報道のあとで初めて知ったのですが、宮崎議員は実は再婚で、最初の妻は加藤鮎子衆院議員(加藤紘一元防衛庁長官の長女)だったものの、宮崎の女性問題が原因で離婚に至っているようですね。当時は宮崎自身はまだ政治家ではなかったようですが。2度目の結婚でまたも女性問題ですか。子どもがまだいない夫婦の不倫はまだしも、妻の妊娠中に不倫というのは、人間としての節度が、あまりに不足しているようです。

それにしても、今回は週刊文春の報道で、密会の様子が撮影されているらしいですが(記事は見ていません)、おそらく事前に情報提供があったのでしょうね。ということは、本人は秘密にしていたつもりでも、少なからぬ関係者が宮崎議員のそういう行動を知っていて腹を立てていた、ということなのでしょうか。だからばれちゃったとすれば、身から出たさび、というところでしょう。





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最終更新日  2016.02.11 01:42:59
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