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2021年06月24日
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二宮先生語録巻の3 【236】
仏教では世界を称して蓮華蔵とする。蓮は泥の中に根ざし、水中にぬきんでて、空中に花開く。これは泥・中・空の三つの世界を貫いている。かつその根や茎、花や葉にも細い脈が貫き通している。君民・貴賎・上下の心情が互いに通ずることが、このようであったならば、天下は太平であろう。ああ花や葉が清き美しい本は汚泥にあるのだ。汚泥がなければ、枯れる。王侯が栄え貴い本は、庶民にある。庶民がなければ、亡びてしまう。なぜかといえば花や根、君と民は本これ一つであるからである。もっともではないか。仏教で蓮華蔵と称するのは。


1『報徳秘稿』五九八「仏、此の世界を蓮華蔵世界と説く。夫れ、蓮は泥中の底土に根をはりて、水を出て空中に花葉を生じ、茎・根穴ありて水気を流通す。草木皆然りといえども蓮を速やか也とす。切り取りて息を吹き入れる時は葉迄通ず。外の草木は然らず。世の中、蓮の上下葉根流通するが如くなれば聖代と云う。長崎に異国船来る、五六日に江戸に知るが如く、上下自在なれば太平也。又、清浄といえども泥なければ枯れる、大名の領分の如し。領分を取れば大名なし。泥を取れば蓮枯れる。元一なれば也。之に及ばざるを五分人足と云う。」

花、水域、自然の画像のようです





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最終更新日  2021年06月24日 18時31分09秒


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