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2022年02月19日
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大阪大学 附属図書館 理工学図書館 と 名古屋大学 生命農学 図書室 が「資料で読む技師鳥居信平著述集 : 台湾の地下ダムの原点は徳島県農業技師時代にある」を蔵書としていただいたことに力を得て、私立大学のうち理工系図書館を持つ、早稲田大学と中央大学の理工学図書館に寄贈してみる。蔵書としていただけるようなら、また理工系図書館に焦点をしぼって寄贈してみよう。

技師鳥居信平著述集 ] | GAIA - 楽天ブログ

令和4年2月21日
  〇〇図書館  様

「資料で読む 技師鳥居信平著述集」の寄贈について

 「二宮尊徳の会」は、これまで「広井勇と青山士」「八田與一と鳥居信平」など技術者シリーズのほか、報徳に関する多くの本を刊行し、全国の大学図書館・公共図書館に寄贈してまいりました。

 この度、「資料で読む 技師鳥居信平著述集」を刊行しましたので、謹んで貴図書館に寄贈いた
します。

 昨年(2021年)は静岡県袋井市出身で徳島県農業技師として活躍した鳥居信平が台湾の二峰
圳(にほうしゅう)の地下ダムに着工して、百年という記念すべき時にあたります。(1921年6月15日地下堰堤建設に着手)屏東県政府は二峰圳100周年行事を2022年6月に行う予定です。


副題に「台湾の地下ダムの原点は徳島県技師時代にある」といたしました。徳島県技師時代の鳥
居信平の研究と経験が台湾の二峰圳(にほうしゅう)など台湾製糖株式会社における鳥居信平の
活動につながっていることを本書収録の「旱魃と水源」などによって初めて明らかにしました。
 今回これまで不明だった徳島県技師時代の鳥居信平の事業と著作が判明した意義は大きく、
台湾製糖時代の二峰圳等の事業、更に帰国後の活動を一体として考える必要があると考えます。
 また台湾の屛東科技大学の丁教授・林教授が本書のために二峰圳のイラストを寄せていただき
本書の裏表紙とすることができました。丁教授は台湾における二峰圳の地下ダム研究の第一人者
です。台湾の丁教授・林教授に200冊寄贈し台湾 の大学図書館に蔵書として頂くようお願いしました。
 本書は鳥居信平の出身地静岡県と徳島県技師として耕地整理事業に活躍した徳島県だけでなく、
日本と台湾とをつなぐ絆の書です。ぜひ日本と台湾の大学公共図書館で蔵書として頂き、鳥居信平
の事業と志が日本中に周知され、これからの日本を担う若い世代に受け継がれることを願います。


 なお、貴館にて所蔵して頂けない場合は、本資料を他の公共図書館に寄贈いたしたく、本会メールアドレスにご連絡頂ければ、返送用のスマートレターをお送りしいたしますので、誠にお手数ですがご返送頂きますようにお願い申し上げます。本を廃棄することなく、循環して活用したいという趣旨ですので、どうぞよろしくご協力くださるようにお願いします。

同封のチラシのとおり、令和3年12月19日、T東京大学名誉教授、A元大阪産業大学教授等をお招きし、本書をテキストにして静岡県袋井市において講演会を開催しました。

 W井先生はその講演の中で、鳥居信平の「技師としての科学の眼」を指摘され「・計数管理の
導入(科学の眼で自然観察を習慣化)」を特徴として取り上げられました。 
 また、「受け継ぐべき教訓」として・空(天)と地と水という天地の理を学び、知る などとともに 

・農業土木など公共工事の計画と工事には、利害が及ぶ地元との対話を重視し地元の協力
を得る」ことを挙げられました。

 本書の出版をきっかけに、鳥居信平氏の台湾における地下ダムなどの偉大な功績が郷里の
静岡県、技師として活躍した徳島県のみならず、日本全国で正しく評価され、鳥居信平氏の顕彰
の機運が高まるとともに、「受け継ぐべき教訓」が次のエンジニアをめざす若い世代に受け継
がれることを願っています。


資料で読む 技師鳥居信平著述集 ] | GAIA - 楽天ブログ
💛「八田與一と鳥居信平 増補版」を会員全員に送ったところ、まったく予想していなかったのだが、Sさんに引き続いてMさんから、推譲しますので口座番号教えてとメールがきた。
 なんと有難いこと。現在『駿州報徳の師父と三遠農学社』(発行)に向けて、原稿作成中でSさんの推譲は印刷会社に前金として送り、領収書をSさんに送ってくれるよう依頼した。Mさんは、森町の観音様の修復や「鳥居信平」記録映画作成にも、わたくしの依頼に応じて寄付していただいた。そして今回、頼んでもいないのに、思いもかけず自発的に推譲してくださる。
 思う、わたしたち、「報徳記を読む会」で輪読した仲間がこうして自発的に推譲できるということ、推譲が身についてきたことが、実にその学んだことが虚しくなかったことの証(あかし)である。





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最終更新日  2022年02月19日 16時32分46秒
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