全17件 (17件中 1-17件目)
1
小説「正義のみかた」終了から2週間が経過してしまいましたが、今更ながらあとがきです。ちょっと私事でバタバタしていたものですから間が開いてしまいすみません。この作品は高校の頃に設定を思いついて、後は肉付けという段階で十数年放置されていたものですが、山口県光市の母子殺人事件の裁判の推移を見てインスパイアされ、ようやく完成に至ったのでした。法律関係に全くのド素人だった私は(例えば無期懲役は一生刑務所に入っているものだと思ってました(;^_^A)、書きながらもこのテーマを選んでしまったことをかなり後悔しましたが、一応自分なりにアレコレ勉強し、また法律の勉強をしている周囲の方々に監修してもらいながら多少のリアリティは持たせる事ができたと思います。監修してもらったM上さん、I田さんにはこの場を借りて感謝の言葉を。ありがとうございました。お陰で何とか完成にこぎ着ける事ができました。作中の主人公は弁護士の立場と被害者の立場から極力事件を客観視しようと努めます。しかし弁護士ではない作者の私の意見は実は彼とは随分異なっていて、過失でなく、また余程正当な理由が無い限り(例えば自分の生命を守るために殺さざるを得なかった正当防衛など)、人が人を殺した時は、犯人も同じだけの報いを受けるべきであると考えています。つまり死刑が適当ではないのかと。よく作者の意見を作品の主人公に代弁させるような手法が一般的ですが、私の場合はちょっと具合が違います。過激で非人権的であると言われるかも知れませんが、そうでないとやはり遺族はやりきれませんし、下手をすると出所してきた犯人の逆襲にも怯えて生きていかないといけませんし、一生犯人を恨んでいかないといけないと思うのです。そして人が必ず反省し、更生するかというと必ずしもそうではありません。むしろ最近は様々な意味での二次的な被害で苦しめられるという被害者遺族も多いと聞きます。そんな「やったもん勝ち」的な風潮は個人的にはどうしても解せないんですね。そして少年という基準が年齢によって決まっているというのもどうかと思います。中学生で既に大人のような考え方ができる子供も居れば、20歳を過ぎても親から精神的独立ができないアダルトチルドレンもいます。しかし小学生でも「人を傷つけたり殺すことはいけない事だ」とわかっている以上、刑に差をつける意味があるのかと思います。様々な面で問題発言であるのは重々承知の上です。承知の上で、私も自分なりにアレコレ考えて結局はこの結論に行き着くわけです。皆さんはいかがでしょうか?今回の作中では「理不尽な事件を犯した少年が更生するとした場合」という前提条件で作り上げ、その分より葛藤ややるせなさが募るような形にしてみました。人が人を裁くというのは何と難しいことか。西洋などの一部地域では神の名を借りて人を裁いたり統治したりしますが、その方がやっぱり楽なんですね。「神が決めた事」と言ってしまえば従わざるを得ないですから。今回の作品を自己採点すると75点という感じです。自分なりには頑張って仕上げましたが、読み返してみるとテーマ性に偏重し過ぎて肝心のストーリーの面白さが欠けていたり、キャラがイマイチ生かされていなかったり、もっと人間関係を複雑に絡めたりした方が良かったのではないか・・・とか反省材料は多々あります。これらをふまえて今後の作風に生かしていきたいところですね。さて、次回作なのですが、今度こそ本当に全3回程度の短編小説にしたいと考えています。いつも全13回程度の・・・とか言いながら2倍や3倍の長さになったりしてますので。もっとお手軽な読み物にしたいですね。それでちょっと私事で引っ越しや転職など環境の変化がありますので、次回作は2ヶ月後の7月頭位にお披露目となると思います。これから構想しますのでジャンルは未定ですが、乞うご期待という事で。またご意見、ご感想、リクエスト等ありましたらコメント欄に書いていただければ有り難いです。えーと、基本褒められて伸びるタイプですので、厳しい意見は遠回しに指摘していただければ有り難いです(;^_^A
2007年04月29日
コメント(0)
本日は4月の成績発表の日です。最近ずっと冴えない成績が続いていますが、今月はより一層冴えない成績となりそうです。最早ぐぅの音も出ないって感じですね(T△T)買い銘柄ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日後場より3470円→2075円(先月)→1737円(20営業日保有 下落率16.3%)2000円が大底かと思いきや、未だ下落基調から抜け出すことができません。しかもヘラクレス指数同様まだ底値を確認したとは言えない状況。遂に買値より半値水準です。好業績で伸長してきているのに下がり続ける「奇跡の株」はどうしたものやら・・・。短期的には底と言えますが、反転のきっかけは来期見通しの中に見い出せるのか。来月の決算発表に期待です。ソネットエンターテイメント(3789)2006年1月20日より 390000円→339000円(先月)→309000円(20営業日保有 下落率8.8%)マザーズ市場の雄はマザーズ指数の900ポイント割れの余波を被って軟調な展開。ただ市場全体の流れに比べてはマシという感じ。来月10日の決算発表は子会社の好調により好決算が期待できます。主要子会社株は先月末に比べて堅調。ソニーグループの底力に期待。同社保有の上場株式時価のみで評価した一株辺りの株価は現在39.2万円。本業の価値、保有現金を含めるとまだまだ割安感があります。スルガコーポ(1880)5月26日より 2413円→2860円(先月)→2470円(20営業日保有 下落率13.6%)※3分割考慮今月は大幅下落。明確な理由はわかりませんが強いて挙げるならテクニカル的に崩れてしまった事、建設株が全体的に軟調である事だと思われます。REIT市場が絶好調であるにも関わらず、建設株にあまり買いが入ってこないのは残念ですが同社も首都圏地盤の建設会社。モンゴル開発の大プロジェクトの進展にも期待。テクニカル的にも直近、短期的な底は確認したような出来高です。ソフトバンク(9984)8月10日後場より 2300円→3030円(先月)→2720円(10営業日保有 下落率10.2%)3/22の高値更新3190円から一転陰線陰線続きで大下落。信用倍率は1倍を超え、需給も悪化。よって利益確定売りとしました。子会社ヤフーの好決算もあって一時期の最悪期は脱したものの、来月前半にも発表されるであろう決算を前に売上高のみは予想を公表。売上高は四季報予想を若干上回るものでしたが、肝心の中身を見てみない事には何とも言えません。テクニカル的には75日線と25日線のデッドクロス目前で、もうしばらく日柄調整が必要か。USEN(4842)1月16日後場より 1251円→1060円(先月)→1012円(20営業日保有 下落率4.5%)好決算を発表も第三者割当増資も同時に発表され売り買い交錯する格好に。1000円を挟んで浮沈を繰り返しています。有利子負債の圧縮に努めているのは良いことですし、少なくとも今回増資を引き受けたGSが1020円で引き受けた以上、ここが底値圏であると思われます。後は新興市場の浮上がカギ。日本ビクター(6792)2月20日より 629円→615円(先月)→532円(20営業日保有 下落率13.5%)松下保有株売却予定先のTPGの取得株価が500円前後で調整中であるという報道や、赤字決算を受けて大きく売り浴びる展開に。残念な状況ですが、こんなところで終わる会社ではないと思います。日本の技術力の底力に期待。魚喜(2683)4月27日より 210円→216円(1営業日保有 上昇率2.9%)昨日よりエントリー。テクニカル的には非常に良い形ですが、正直短期的な銘柄だと思います。(※なお昨日エントリーされたばかりであり、今回の成績内に組み入れると適正な評価の攪乱要因となりますので今回は参考値とします。来月分の成績の中に210円から評価した値を組み入れます)売り銘柄新日鐵(5401)3月13日より 848円→828円(先月)→797円(2営業日保有 下落率3.9%)4月6日より 795円→790円(15営業日保有 下落率0.6%)目標株価まで後3円まで迫りましたが鉄鋼業界の好業績発表を受けて急反発。売り方の踏み上げがきつかったため、損の出ない段階で終了としましたが、丁度現在は25日線に跳ね返されて弱そうな場面です。また様子を見て再エントリーを検討します。(※なお今月は2度売買しましたが、別々に評価をすると攪乱要因となりますので合わせて17営業日保有の828円→792円とし下落率4.5%で評価しました)りそなHD(8308)3月26日より 319000円→317000円(先月)→272000円(20営業日保有 下落率16.5%)今月の稼ぎ頭です。優先株の発行で公的資金を返済との報道を受けて大幅安。目標株価にかなり近づいて参りました。銀行株は未だ不良債権の楔から逃れることができず、これだけの好景気の中で処理が続いています。もう一踏ん張りだとは思いますが。以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると結果-0.38(%/営業日)という結果が出ました。計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計8で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。ちなみにその間日経平均3/30終値17287円→17400円(20営業日 上昇率0.7%) 0.03(%/営業日) TOPIX3/30終値1721→1701(20営業日 下落率0.7%) -0.04(%/営業日)うーん、今月も悪いです(T_T)今までであれば今回評価から外した魚喜、新日鐵の短期上昇、短期下落分(売りなのでプラスに作用)も評価に入れていたのでもう少し良い結果になるところだったのですが、あえて厳しく見積もり自戒としました。その分一層はっきりとした評価ができていると思います。日経平均はハイテク株の堅調さから先月比プラスを維持しましたが、TOPIXは軟調。そして新興、小型株の多い私のポートフォリオはもっと軟調という感じでした(T△T)私の予想では「当面相場は軟調、為替(少なくともドル)は円高に」と位置付けているので、それぞれ売り銘柄に注力しているのですが、今回は売り銘柄は全面的に成功。逆に言うと売り銘柄しか成功はしておらず、評価に入れた全銘柄下落という状況です。新興市場の復活が期待されます。そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を推奨した2005年8/23の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。KA指数118.8ポイントとなりました。当然のようにKA指数計測以来最安値更新です。一時は200ポイントを超えた事もあったのですが・・・全然芽が出ないポートフォリオですが、何とか5月反攻の月に・・・って最近毎回書いていますね(-。-;)何を書いても言い訳にしかならなそうなので多くは語らず結果を残すよう頑張る事にします。明けない夜はないということで、期待をもって来月に臨みましょう。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2007年04月28日
コメント(2)
せっかく荷物がなくなって身軽になったのにハウステンボスの建物に拒絶された私。行く当てもなく西洋風の街並みをさまよい、周りの家族連れが楽しそうに騒いでいるのを見ていると、さながら母を訪ねて三千里の主人公マルコになった気分で、橋のたもとで肘を付きため息をついてみたりします(-。-;)「パトラッシュ、僕はもう疲れたんだ」←物語が違う↑神に近づこうと試みたバベルの塔です(嘘)↑ここでボーッとしとりました。↑よもやこの建物の中であんな陰惨な事件が起こるとは・・・(嘘)何となく歩いていると、ハウステンボス中央の広場で大道芸人が芸をしているのを見かけました。こちらはタダで、お陰で時間をつぶせます。しばらく大道芸を楽しみ、時が過ぎゆくのを忘れて眺めておりました(^^)あぁ、大道芸人さん有り難う!何とかハウステンボスでの良い思い出となりました。↑後にこの大道芸人があの事件の犯人だったと発覚。人は見かけによらないものです(嘘)やがて5時を告げる鐘が鳴り響きます。あぁ、もうわたくしお家に戻らないと!さながらシンデレラの気持ちでいそいそと桟橋まで急ぎます←気持ち悪い!コインロッカーから荷物を取り出し長崎空港までの高速船乗り場に着くと既に長蛇の列が。最終便であるため、乗船待ちの列がずらり。一緒に結婚式に参列した友人夫妻も高速船で戻る予定が満員で乗れなかった程。私は何とか乗れる事になったのですが・・・団体の観光で来ているおばちゃん軍団のおしゃべりがうるさい!そのうるささは半端じゃなく、周りのおばちゃんがうるさいから別のおばちゃんも大声でしゃべり・・・とその相乗効果で90デシベル以上(高度難聴領域)を記録していたと思われます(-。-;)やがて船内に招き入れられましたが、船のエンジン音がうるさいため、おばちゃん達のおしゃべりは更に熱を帯びます(××)当然船は満員状態ですから私の隣でも大声で喋りあっています。マジで100デシベル以上(強度難聴領域、電車のガード下相当)出てたと思います。音楽でも聴こうと思ってイヤホンをしてもほとんど聞こえません(T△T)結構歩き回ったでしょうによく疲れないものやなー(-。-;)そしてこれだけ大声で喋ったら喉枯れるんじゃないか?そんな余計な心配はよそに喋り続けるおばちゃん達と失意の私を乗せた船は長崎空港へ向かいます。あぁ、私のハウステンボスの思い出は余り良い物にはならなかったようです(T_T)この船に乗れなかった友人夫妻は正解。そんな船に揺られながら50分後。長崎空港に到着。私はこのまま東京に帰らず、友人を訪ねに飛行機で鹿児島に向かうつもりです。鹿児島空港行きの飛行機は1時間半後。晩飯を食べた方が良い時間帯ですが、結婚式で食べたフルコースで未だお腹は減っていなかったので、ここは一つ軽食で済ませたいところです。土産物屋が軒を連ねる空港では土産物の試食が並んでいたので、片っ端から少しずつ食べます。それで結構腹が膨れる位だったのですが(食べ過ぎ!)、中でも豚の角煮まんが最高に美味でした(^^)なので、こちらはお金を出して購入。あー美味しい。是非長崎を訪れた際は豚の角煮まんをお試しあれ!↓豚の角煮まんhttp://0806.jp/index2.htmlやがて船に乗れなかった友人夫妻もバスにて長崎空港に到着。彼らはそのまま東京に帰るということで空港で別れ、私は鹿児島行きの便搭乗口へと向かいました。やはり長崎空港にあったジャパネットたかたの看板の「たかた社長キャラクター」の笑顔に見送られながら、長崎を跡にしたのでした。(ようやく長崎旅行記は終わり、次回からは鹿児島旅行記が始まります(;^_^A・・・ので続く)さて、なかなか移動平均線から別れられない日経平均は本日反落。朝方は安く始まったものの、NYダウが最高値を更新した事や円安に引っ張られるように上昇。しかしGWを控えて売り物が集まり結局は安くなって前引けとなりました。投資判断は「中立」。GWが明確に明ける再来週までは、方向感に乏しい値動きが続きそうです。17500円を明確に突破するにはやはり決算が出揃って不安要因が払拭されてからという事になりそうです。新興市場は「強気の買い」。日経JASDAQ平均、マザーズ指数は何とか反発の兆しを見せつつありますが、ヘラクレスはなかなか負の連鎖から抜け出す事ができません。苦しい状況が続いています。ソフトクリエイト(3371)は上場来安値更新。このままズルズル下がっていく銘柄を買いとしているのは本当に精神衛生上宜しくないのですが、短期的には底入れムードも出てきています。それが本当に大底となるには来月の決算発表を待たないといけません。ただ前期実績はそれ程良いものではなさそうです。来期の業績がどう出るか見極めたいところですが、目先株価が目指しているのは利回り1%の1500円でしょうか?いくらなんでも安過ぎだと思いますが、市場環境が悪い中では致し方ないというところ。ソネットエンタテイメント(3789)は反発。テクニカル的にはMACDも好転しかけであり、回復基調が出てきています。こちらも来月に出る決算発表がカギを握ります。子会社も堅調ですし好決算が期待できます。日本ビクター(6792)は反落。昨日決算で大幅な赤字を発表。ただ株価は以前より赤字はある程度織り込んでいたために比較的底堅い値動きにはなっています。本日発表の松下の決算でビクターの行く末が正式発表されそうですが、ビクターに関しては構造改革費さえ計上しきれば、それ以上業績が悪くなることはないでしょう。来期見通しは来月下旬発表とのこと。りそなHD(8308)は続落。引き続き優先株の発行が嫌気されている模様。優先株が普通株に転換されて市場流通するのはまだまだ先の話でしょうが、いずれにせよ株価的にはプラスに働くものではありません。もうしばらく下値を模索する動きが続くでしょう。新日鐵(5401)は続伸。鉄鋼関連株の好業績報道を受けて昨日から大幅に切り返してきています。せっかく目標株価740円まであと3円と迫ったのですがやられました。絶好の買い戻しタイミングを逸しましたが、本日後場寄りで利益確定買い戻しとします。本日後場1時発表予定の決算は予め予想が付いており、良い決算ではありましょうが材料出尽くしから売られる方向が強いと思います。しかし売り方の踏み上げ相場も形成されており、昨日が昨日だけに何とも言えないところでもあります。さて、最近値動きを追っていてなかなか気になる銘柄が出てきたので一つ紹介しておこうと思います。魚喜(2683)です。目下業績的にはあまり良いとはいえませんが、現在再建中で来期には黒字転換を目指しています。業績が悪かった理由は不採算店舗の撤退などによる経費の計上。前期は何とか人件費等の削減効果寄与により経常黒字転換を実現しました。どちらかというと今回注目したのはテクニカル的な面です。先月上方修正の報道を受けて株価は急騰。大陽線を付けて各移動平均線を突破してきています。その後一旦落ち着いて再度株価は急騰。その後また落ち着いて本日三度急騰しています。昨年末の大転落から回復基調が鮮明になってきました。本日ちょっと高いところでのエントリーとなりそうですが、後場210円での買いエントリーとします。210円を付けなければエントリーは見送り。そして目標株価はひとまず240円としておきます。ここを超えてきそうであればまたその頃に見直します。そして明日は4月の運用結果発表の日です。最近ずっと悪い成績が続いていますが、今月は特に悪いと思われます。個人的には新興市場が戻ってこないとなかなか厳しいところです。以下ポートフォリオの動きです(前引け時点)。買い銘柄ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1721円 目標10000円ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→306000円 目標75万円スルガコーポ(1880) 5月26日より 2413円→2445円 目標4000円(3分割考慮)USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→1011円 目標1500円日本ビクター(6792) 2月20日より 629円→522円 目標未設定売り銘柄りそなHD(8308) 3月26日より 319000円→273000円 目標25万円新日鐵(5401) 4月6日より再エントリー 795円→788円 目標740円※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2007年04月27日
コメント(3)
さて、風のようにハウステンボスを突っ切る私ですが、それでも果敢に声をかけてくる人がいます。「すいません、写真撮ってもらえますか?」「え、えぇ、構いませんよ(;^_^A」家族連れに風車前で写真をパチリ。この家族の不幸なところは私の写真の腕前を知らないところです。「普通ここでピンぼけするかねー」という何でもない場面でブレたりします(-。-;)修学旅行の際にも「あいつにはカメラを担当させるな」と言われ「逆浅井慎平」を自認する程の腕前です。ブログに載せている写真を見て貰えばわかると思いますが、これでも何度か撮影して一番マシな写真なのです。最近のデジカメは初心者でもキレイに撮れるよう随分と高性能になりましたが、私に言わせればまだまだ甘い。機械よ、俺様のブレっぷりについてこれるか!?というのが私の自慢です←自慢するな!今までは撮ってから現像するまでその自慢の腕前がバレる事はなかったので「撮り逃げ」する事が可能だったのですが、デジカメは撮ったその場で見られるというのがウリです。私が家族にデジカメを渡すと「あー・・・ありがとうございました(・・;)」案の定の反応です(-。-;)その「あー」の後の間が家族の言いたい事を雄弁に物語っていたでしょう。家族の思い出の一つを見事にぼやかした私はそそくさとその場を立ち去ります。それがせめてもの私の優しさというものです。私が見えなくなれば別の人に撮影を依頼することができるでしょう(;^_^A↑春らしい装いです↑この風車の前で家族の写真を撮りました。どうも電動で回っているようで本末転倒です(-。-;)↑何だかよくわかりませんが洋風な建物です↑かつてその角で一つの村を壊滅させたと言われる恐るべき悪魔の牛です(嘘)それからほぼ一直線に桟橋へ向かい、30分ほど歩いて桟橋付近のコインロッカーに到着。あーしんど( ̄Д ̄;;ようやく重い荷物の呪縛から解き放たれた私は足取りも軽くようやく本格的に観光モードです(^^)おっとその前に船の時間を確認しておかないと・・・げげっ、最終の船の時間まで後1時間もありません(××)急がないと( ̄Д ̄;;とりあえず手近な建物に入ろうとします。「すみませんがチケットが必要になります」「えーと、これじゃダメですか?」今回の結婚式の招待券を見せてみますが「これではダメです」との返答。お前みたいな正規料金で入ってきてない奴は拒絶だとのことです。ケチー!減るもんじゃなし\(*`∧´)/西洋文明のブロック経済を肌で感じながら、その建物を跡にし、別のスポットを探す私でした(ブロック経済の意味を履き違えたまま続く)さて、世界の株式市場の好調さからブロックされイマイチ上値が重い日経平均は本日反発。NYダウが遂に13000ドルに乗せ好調なところに引っ張られる感じですが、商いは乏しく。自主性の薄い反発となっています。アメリカは大統領選挙前年ですから統計的にも株式市場は好調になりますね。寄り前の外資系証券の注文動向は引き続き売り長ですが、一方対内証券投資は外国人が買い越しとなっており、実は資金が入ってきているという感じでもあります。投資判断は「中立」。テクニカル的には5日線~75日線まで揃って上値を抑えている状況。一目均衡表の雲の上限、基準線等上値の重さを説明する要因はいくらでもあります。一方TOPIXのチャートは下放れつつあり、乖離縮小に動くと見れば売り圧力の方が強そうに見えます。新興市場は「強気の買い」に。格上げの理由はテクニカル的な底打ち期待。日経JASDAQ、マザーズ指数共にストキャスが好転しつつあり、目先リバウンドの局面。ただヘラクレスの方は未だ底打ちの機運が見られず、それぞれ5日線に上値を抑えられているのが不安要因でもあります。ただ個別銘柄を見ても、直近値を下げてきた銘柄に随分売り疲れ感が見えてきており、大型株が揉み合っている間に資金が流れてくる可能性は充分あります。今日、明日に急反発すると言うつもりはありませんが徐々にバーゲンセールは終わりの鐘が打たれると思います。好決算を見極めてから買うというスタンスでも遅くはないと思います。ソフトクリエイト(3371)は軟調で上場来安値を更新。しかしこの銘柄もいい加減セリングクライマックスの臭いがします。同盟関係にあるセプテーニHD(4293)は少しずつ底打ちの機運。新興連合のしがらみが負のスパイラルを形成していましたが、投げ売りが一巡すれば戻りも早いか。ソネットエンタテイメント(3789)は反発。子会社DeNA(2432)の決算はアナリストコンセンサスをやや下回ったものの好調な業績の積み上げが評価され続伸。テクニカル的にはやや崩れてきていますが、好調な業績に勝る株価要因は無し。スルガコーポ(1880)は続伸。テクニカル的には年初来最安値近辺で出来高が膨らんでおり、回転が効いている状態。MACDが好転すれば自然と上昇機運に。りそなHD(8308)は大幅安。メリルリンチ子会社に優先株3500億円分発行して公的資金の返済を目指すと発表。約10%程度の希薄化に相当し既存株式価値の希薄化懸念に。本日は逆行安となりましたが、本日の下落はとりあえずこの辺までか。ただテクニカル的には完全にチャートは下放れ、下値を支えるような支持帯も見つからず、じわじわと値を下げていくものと思われます。以下ポートフォリオの動きです(前引け時点)。買い銘柄ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1800円 目標10000円ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→300000円 目標75万円スルガコーポ(1880) 5月26日より 2413円→2480円 目標4000円(3分割考慮)USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→1006円 目標1500円日本ビクター(6792) 2月20日より 629円→540円 目標未設定売り銘柄りそなHD(8308) 3月26日より 319000円→277000円 目標25万円新日鐵(5401) 4月6日より再エントリー 795円→753円 目標740円※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2007年04月26日
コメント(1)
昨日は今東京で契約しているADSLプロバイダーA○Lに解約の電話を入れてみたのですが、すぐ繋がり実に明るそうな好青年がハキハキと対応してくれました(^^)うーん、やっぱりヤ○ーも○○君も頑張れ!そしてこっちも頑張って終わらせないといけない九州旅行記は久しぶりに復活して続きます。私が休んでいる間、長崎では長崎市長が凶弾に倒れるという不幸な事件もありました。全く腹立たしく許される犯罪ではありません。ご冥福をお祈り致します。さて、今までの九州旅行記のあらすじを簡単に言うと「風邪引いた状態で長崎の結婚式に参加し、結婚式もつつがなく終わったよ」という感じです。旅行からかれこれ一ヶ月半経過し、11回にもわたった旅行記がこの一行に余すところなく凝縮されています(-。-;)無事結婚式も終了し、我々は三々五々解散です。私は飛行機まで時間があるので、このままハウステンボスに残って観光する事にしました。ところが入り口の駐車場に止めた友人の車に荷物一式を詰め込んだままだったので、まずは引き取りに行かないといけません。なわけで一旦入り口まで逆戻り。前回も書きましたが、ハウステンボス入り口と結婚式会場の桟橋はハウステンボス敷地の真逆、対角線上にあります。私は帰りは船で長崎空港まで行こうと予定していたのですが、その船着き場もやはり結婚式会場と同じ桟橋にあります。つまりハウステンボスをぐるっと見て回っても最終的にはここの桟橋まで戻ってこないといけません。そんなわけで駐車場まで行って荷物を引き取ると友人達とはここでお別れ。私一人の単独行動となりました。しかしスーツ姿でリュックを背負い、両手に荷物3つを持った私はかなり奇異な観光客だったに違いありません(-。-;)普通こんな格好でハウステンボスに入場する奴はいません。コインロッカーに預ければ良いのですが、入り口のコインロッカーに預けてしまうと、結局は船に乗る時に入り口まで戻ってきて、それからまた桟橋まで行かないといけなくなりますから二度手間です。ですから預けるにしてもやっぱり桟橋付近のコインロッカーまで行かないといけないわけです。↑何故か入り口にいる植物でできたテディベア。夜見ると多分怖い(・・;)↑今度は石像版テディベア。よくみると手が鎖で繋がれており、心理学的には逃れられない過去の鬱屈を表現しています(嘘)周囲の注目を浴びながらそそくさと桟橋まで移動します( ̄Д ̄;;観光客の外人さんにも変な目で見られます・・・っていうか外人さんはハウステンボスに来る意味があるの!?西洋系の人ならいわば自分のテリトリーのはず。例えばヨーロッパに日光江戸村が出来たとして、そこに日本人が行くようなものです。また、中国観光客も多かったのですが、ここに来るなら一体日本に何しに来たの?って感じです。まあ日本人が香港のディズニーランドに行くようなもので、それはそれで楽しいのかも知れませんが(-。-;)そそくさと人目を避けるようにまずは目的地「桟橋付近のコインロッカー」を目指す私。3月11日にハウステンボスで建物もロクに眺めず早足で突き進む荷物をたくさん持った怪しいスーツ姿の男を見かけた方がおられましたらそれは私です(;^_^A(つづく)さて、下げ足を早めている日経平均は本日続落。昨日は後場から切り返して何とか小幅安程度に止めたのですが、本日は昨日の安値を下回っての推移。相変わらず売り越し基調が続く外資系証券の注文動向が、買い手不在の市場に重くのしかかってきます。投資判断は「中立」。昨日に続きテクニカル的に弱いのは引き続き。積極的に上値を取りに行く雰囲気はありません。少なくともGW明けまではこんな感じのしょーもない相場が続くと思います。16500円~17500円のボックス圏相場は引き続き、17000円より高いところにある今は水準的にも売り圧力が強い状況です。新興市場は「買い」。しかしながら今は総悲観のど真ん中。昨日ヤフー(4689)の好決算が発表され、ヤフーは買いが優勢の展開になっていますが、ネット関連株の多い新興市場にはなかなか好連鎖が働かない雰囲気です。日本ビクター(6792)は続落で直近安値更新。明日発表の決算前の見切り売りが続いているようです。昨日発表の信用倍率は1倍割れと需給面は良好。後はきっかけとタイミング。りそなHD(8308)も続落。軟調な相場展開に引きずられています。銀行業は将来的に郵貯銀行という巨大なライバルが出現するわけで、先行きは明るいとは言えません。この場合、最も影響を受けるのは地銀とされ、地銀の統廃合の加速の要因にもなるでしょうが、イマイチ中途半端な位置にいる同社(メガとも地銀とも言えない)は、今以上にもっと頑張らないと苦しいでしょう。新日鐵(5401)も続落。750円も割れ、いよいよ目標株価達成も近づいてきました。かつては3億株以上の出来高をこなしていた同社ですが、今やその1/5程度の出来高。信用買い残も積み上がり、上値は重くのしかかってきます。ところで最近個人的に気になっている銘柄は近畿車輛(7122)です。豊富な受注残高をこなすため、生産設備を増やすということで先日大幅高しましたが、本日はその高値を抜けてきて好回転。業績、チャート両面で良さそうな雰囲気です。ただここから追っかけて買うのはちょっとどうかというところ。もし本日530円まで落ちてくるようだった買いポートフォリオに入れたいと思いますが、正直難しそうですね。以下ポートフォリオの動きです(前引け時点)。買い銘柄ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1845円 目標10000円ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→301000円 目標75万円スルガコーポ(1880) 5月26日より 2413円→2435円 目標4000円(3分割考慮)USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→1025円 目標1500円日本ビクター(6792) 2月20日より 629円→528円 目標未設定売り銘柄りそなHD(8308) 3月26日より 319000円→293000円 目標25万円新日鐵(5401) 4月6日より再エントリー 795円→748円 目標740円※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2007年04月25日
コメント(1)
しばらくさぼっている間に時は流れ、書きたい事がたくさん貯まってきました。・・・っていうか未だ九州旅行記は終わっておらず、ようやく折り返し地点に到達したところでして(・・;)まあそれは明日からに回すとしまして。先週実家に帰った時にネットを使おうと思ったら回線が繋がらない。アレアレ?と思ってモデムを確認すると、電源が付いていない。しかしコンセントは繋がっていて問題ない。どうもモデムが故障したようなのです。うーん、かれこれ4年以上使用していたが最早これまでか(-。-;)実家ではぶっちゃけ親はネットを一切使わず、私が帰省した時か姪や甥が遊びに来た時にチョコチョコ触るだけなので回線も一番安いADSL。実質1Mも出ない速度です。私が来月実家に帰る予定で光ケーブルを導入するつもりだったので、まあタイミング的には丁度良いかな。元々解約するつもりだったのですが、これを機に解約する事にしました。東京に戻って来てから、こちらのネットでプロバイダー兼接続業者のヤ○ーの解約方法を探します。探しますが見つからない(・・;)確かに解約の方法をデカデカと掲げる所はまず無いでしょうが、検索してもなかなか出てきません。アレコレ触ってようやく辿り着いた所には「解約にはお電話をいただく必要があります」うーん、申込の際はネットでできたのに、解約には対人対応なのね(-。-;)まあいいでしょう。電話をすることにしました。プルルル、プルルル・・・「こちらはカスタマーセンターです。音声ガイダンスに沿ってプッシュホンのボタンを押してください」えーと、解約の部署はピッピッピと・・・「ただいまお電話が大変混み合っております。オペレーターにお繋ぎするには5分ほどお待ちいただくことになります」うーん、今日はちょっと時間がないのでまた明日にするか。しかも携帯でかけたら待ってるだけで5分間分の通話料金が取られてアホ臭いし(-。-;)翌日。プルルル、プルルル・・・「こちらはカスタマーセンターです。音声ガイダンスに沿ってプッシュホンのボタンを押してください」えーと、ピッピッピと・・・「ただいまお電話が大変混み合っております。オペレーターにお繋ぎするには10分ほどお待ちいただくことになります」げげっ!(××)昨日より増えとるがなー!!今日は外の公衆電話からかけていますからフリーダイヤルで無料ですし、時間もあります。持久戦だー!\(*`∧´)/客の怒りを静める癒しの音楽と共に「ただいま大変混み合っております。順番にお繋ぎしますが、お待ちいただくかお掛け直しください」と音声ガイダンスが数秒間隔で繰り返されます。そんなに切って欲しいんかぇ!\(*`∧´)/確かに解約阻止の一つの有効な手段でしょうが、負けるわけにはいきません。待ち続けます。それにしてもソフ○バンクさん、これだけ待たされると「こんなに解約希望者がいるのか」と思われて逆効果ですぜ。そして以前ここのカスタマーセンターに勤めていたという知人に聞いた話を思い出しました。「センターには大勢の人間が居て更に全国各地にセンターがあるんだけど、皆ぶっちゃけ真剣に電話を取りにいかない。別に歩合制じゃないし、電話をとってもクレームの電話ばかり。ましてそれだけ待たされた客の電話に出るのは火中の栗を拾うようなもの」と。ただそれは数年前の話だし、あれからココは個人情報流失等で管理体制がしっかり強化されているはず。されていると思いたい。されてるんじゃないかな・・・(-。-;)そんな私の期待を蝕むように保留音はずっと続きます。13分後。ようやく生身の人間の声が。「大変お待たせしました。担当○○です」あぁ、人と繋がった安心感でやや怒りも和らぎます。これも奴らの作戦か?しかし○○君のトーンが暗いです(-。-;)確かに解約で元気に対応されるのもどうかと思いますが、怒りたくても怒れない弱さを感じます。一日中こういう電話応対をしているから疲れ切っているのか、それともマニュアル上に載っている演技なのか?「解約したいんですけど」「かしこまりました。宜しければ理由等お聞かせいただけますか?」「これこれこういう事情で・・・」「かしこまりました。カスタマーIDをお聞かせいただけますか?」ふっふっふ、私は既に事前調査でカスタマーIDが必要だという事を知っていたのでそれを伝えてすんなり話が進みましたが、もしこれを用意していなかったら再度かけ直して再度長時間待たされるという悲惨な目に遭うところでした。音声ガイダンスで必要な旨をちゃんと流していれば少なくともそういう客は防げると思うんですけどね。別のサービスも色々奨められましたが、一々断って手続完了を告げられます。○○君はさすがに慣れているらしく、何を聞いてもきちんと答えが返って来たので良かったですが、もしこれでマゴつかれて時間を食ったら客の怒りは増すばかりでしょう。まあ○○君の応対により今回の怒りは不問に付す事にします。そして最後に○○君の一言。「2002年からの長いお付き合いありがとうございました」ガチャプーップーッ・・・。・・・最後の最後でそんな事言うかね?何この罪悪感(-。-;)何か非常に悪い事をした感が残ります。いや別におかしな事を言っているわけじゃないから良いんですよ。向こうの意図としては悪気はないでしょうし、これも一種の心理戦でマニュアル通りでしょうから良いんですけどね。○○君のトーンの低さが余計に申し訳ない事をした感が残りました。何それ?待たされた挙げ句にこの感じの悪ーい終わり方。どーなのそれ?要るの?昔NHKの集金に来た人も非常に暗い感じの青年でしたし、ここら辺はそういうテクニックなんですかね?テクニックだとしたら何と狡猾な!やるせない気持ちでいっぱいです(-。-;)さて、2002年よりも前からお付き合いのある日経平均は本日反落。NY市場の下落と外資系証券の寄り前注文動向が売り越しである事、やや円高方向に動きつつある事等を受けて17300円台で推移しています。GW前である事や決算内容を見極めたい動きがあり、なかなか落ちてきたところを拾うという感じでもなさそうです。投資判断は「中立」。テクニカル的にはやや弱い場面。5日線~75日線までをまとめて割り込みMACDも暗転。一目均衡表の雲にも突入して上値を積極的に取りに行く雰囲気もありません。当面は17500円~16500円のボックス圏相場となりそうです。新興市場は「買い」。マザーズ指数が900ポイント割れを示現したことにより短期リバウンド機運が高まっています。丁度大型株が弱っているのも支援材料になっています。今週いっぱい位はとりあえずリバウンド狙いの買いも有効ではないでしょうか。ソネットエンタテイメント(3789)は荒い値動き。マザーズ指数の回復の恩恵を受けて高い場面もありましたが前引けではやや売り戻される展開。ただボリンジャーバンド-2σまで来ていますから、ここは押し目買いの好機と捉えたいところ。りそなHD(8308)は続落。海外では英バークレーズによる蘭ABNアムロ買収決定し、国内金融セクター再編気運の高まりも連想されていますが、国内で具体的な話が出てくるにはもう少し時間的な余裕がありそう。再編や合併を狙うにしても、もう少し株価を下げてからの話になると思うので、当面は売りの視点で大丈夫だと思われます。新日鐵(5401)は軟調。テクニカル的には75日線も割り込んで、一目均衡表の雲の下限も下回る状態。目標株価までは後少し。以下ポートフォリオの動きです(前引け時点)。買い銘柄ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1821円 目標10000円ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→298000円 目標75万円スルガコーポ(1880) 5月26日より 2413円→2420円 目標4000円(3分割考慮)USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→1003円 目標1500円日本ビクター(6792) 2月20日より 629円→539円 目標未設定売り銘柄りそなHD(8308) 3月26日より 319000円→295000円 目標25万円新日鐵(5401) 4月6日より再エントリー 795円→751円 目標740円※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2007年04月24日
コメント(0)
結局先週は一週間丸々ブログをお休みしました。まずは大阪出張が予定通りあって、それは無事こなして東京に戻ってきたのですが、その後地元で訃報があり急遽富山に帰省していたのでした。先週は新幹線乗りっ放しの日本大移動の週でした( ̄Д ̄;;今回亡くなったのは去年先立たれた叔母さんの配偶者である叔父さんです。私から見ると義理の叔父さんというのが正式な言い方になります。正直私はそれほど深くお付き合いしていない方だったのですが、ここ数年は結核を患って病院の隔離病棟にずっと入院されていました。結核の方はだいぶ良くなっていたみたいなのですが、その後脳梗塞を起こし医者には「もう1、2週間がヤマです」と言われていたようです。享年93歳。天寿というべき年齢です。ずっと隔離して入院されていて、簡単には家族も面会に行けない状態。家族も敢えて知らせる必要はないと思い、去年叔母さんが亡くなったというのは知らされないまま他界されたようです。天国で待っていた奥さんに出会ってビックリされているのではないでしょうか。そんなわけで仕事が終わってすぐお通夜に駆けつけました。セレモニーホールに用意された遺族控え室でご遺体と共に酒を飲んでいるのですが、いつも違和感を感じるんですね。私が駆けつける時間は距離が離れている事もあっていつも夜遅くになるのですが、その頃はすっかりしんみりしたムードはなくなっており、老若男女問わず酒を飲んで盛り上がっているのです。こっちは突然の出来事に沈痛な面持ちで駆けつけているのですが、喪主に「この度は・・・」とかしこまって挨拶しても「いいからいいから。こっちに来て一緒に飲みなさい(^^)」と言われて、その温度差にいつもとまどいます。確かに一日中しんみりしていても仕方ないし、亡くなった方も喜ばないかも知れません。しかし傍に遺体が横たわっているのになぁと考えると、なかなかそう簡単に気持ちを切り替える事はできないんですね。そんな中「飲め、食え」と色々出されてとりあえず飲み食いするんですけど、全然酔わないし酔えないのです。「酒強いねー(^^)」と言われながら、なんだかんだでビールや日本酒を結局4リットル位飲まされて、もう舌自体がビール味になる位だったのですが、結局他の人が全員酔いつぶれて眠るまで飲まされました。私もここ最近仕事で忙しくて寝不足が続いていたのですぐ酔っぱらうかなーと思っていたのですが、むしろ目が覚めて意識がはっきりしてきたり。今回はやけに強かったです。にしてもお通夜でいつも思うのは普段意識しない「家系」というものです。一族が大集結するだけに、当然その辺の話は出てくるのですが、今回私の父の知られざる複雑な兄弟関係を暴露されて「えぇっ!?(××)」と驚かされました。昔は本当に家名を残すためにアレコレ今では考えられないような血の繋なげ方をしていたようです。私自身は男一人の長男なのですが、正直家名がどうなろうと関係ないし、婿養子に行っても良いと思っている位なのですが、多分この場でそんな事を言ったら親族から袋だたきに会ったでしょうね(・・;)皆田舎で高齢なだけにその辺の意識は強いようでまさに「加齢なる一族」と言えそうです(-。-;)そんなこんなで次の日。葬式はしめやかに執り行われ、前日と打って変わって涙涙で見送られた葬式となりました。火葬された叔父さんの骨は今まで私が見た遺骨の誰のものよりも太くしっかりしていて骨壺に入りきらない程。とても90歳代で入院が続いていた方の骨とは思えない程立派なものでした。安らかにお休みください。ところで全然話は変わるのですが、富山に帰る時に乗った上越新幹線で田中眞紀子議員がグリーン車に乗っているのを発見しました(××)最初すれ違って「どっかで見た事のあるおばちゃんやなー(失礼!)」と思ったのですが「あっ!!(××)」と気付いて思わず二度見してしまいました。おそらく地盤の新潟に帰るところだったのでしょうが秘書らしき男性と話されてました。遠くから「ま゛ーそのー」とダミ声で田中角栄の物マネをしようかとも思ったのですが怖くて止めました(;^_^A←正解さて、日本列島改造の結果、伸長してきた日経平均は本日続伸。先週末NYダウが最高値を更新してきており、その流れを受けて堅調な動きが続いています。2月の世界同時株安から世界の指数は軒並み回復を見せているのに、日本だけが取り残されている感があります。投資判断は「中立」。当面は17500円を挟んだ動きで終始しそうです。今週から本格化する決算発表を見極めようという動きとGW前の様子見ムードが高くて出来高が膨らまない事から積極的に上値を追うような動きは見られず、17700円の上値が重い状況が続きそうです。しかし好調な海外の指標、特にアジアの上海、加権指数等に引っ張られて上値を取りに行く可能性も想定されそうです。ただ明確に相場の屋台骨を支える柱となる業種が見あたらないので、なかなかすんなりとはいかない様子。外資系の寄り前注文動向も売り越し基調が続いており、世界ポートフォリオのリバランスが続いているという感じです。新興市場は「買い」。本当はマザーズ指数が900ポイントとなってきている事から「強気の買い」としたいところですが、今の環境では奨めにくいというのが本音です。例年5月の新興市場は下げるのですが、その背景には4月に上昇相場があるから。ところが今年は先んじて安くなっているようで、例年とは違う雰囲気。大手証券のアナリストも敢えて新興市場の調査をしてレポートを出すのは効率が悪く、なかなか正当な評価が見え辛いのも投資家に嫌気される一因。決算が出そろう5月相場の行方に注目です。ソフトクリエイト(3371)は軟調。先週は新興市場安の影響も受けて上場来安値を更新。下値がなかなか見えてこないところです。流動性の増大が急務。ソネットエンタテイメント(3789)も軟調。ただマザーズ指数安に比べて底堅い値動きで何とか30万円台をキープ。業績は良いので市場環境の回復を待ちたいところ。スルガコーポ(1880)は反発。しかし先週は急落で、一週間で500円近くの下落。恐らくは大株主の売りが断続的に出ているようですが、チャート的にもすっかり崩れてしまっています。結果論も甚だしいのですが、先週末で一旦逃げておくべきでしたね。業績は引き続き堅調に推移できると思うのですが、とりあえずは来期見通しを確認するまではホールドとして、様子を見たいところです。USEN(4842)も反発。先週は1000円割れも見せたものの、業績上方修正を見せて大幅反発。ところがセットで第三者割当増資もあり急落。久しぶりに値動きの激しい場面を見せました。割当増資を引き受けたGS子会社の取得価格は1020円という事で、当然大株主である以上、株式価値の増大を図ってくるはず。当面はテクニカル的にも市場環境的にも苦しい場面が続きそうですが、何とか今の経営を定着させようと踏ん張っているのは見てとれるので、長い目で見守りましょう。日本ビクター(6792)も軟調。先週は急落で550円割れも。新聞報道ではTPGの松下保有株の取得価格が500円前後と伝わると、一気にサヤ寄せする動きに。外資としては当然安く仕入れて高く売りたいわけですが、いわば企業価値を今以上に持ち上げると公言しているわけですから、敢えてサヤ寄せする必要もないと思われます。それに伴い空売りが直近増えているようですが、ニュース次第で大きめの踏み上げ相場も期待できそうです。ただ今週発表の決算はそれ程期待できるようなものでもなさそう。思惑相場からはなかなか抜け出せない状況のようです。りそなHD(8308)は反落。銀行株は市場の好調さとは裏腹に弱い動きが続いています。りそなも30万円を割り込めば節目らしい節目もなく、ジリジリと値を下げそう。動きに派手さこそないですが、確度は高いのではないかと思われます。新日鐵(5401)は反発。新聞報道で鉄鋼各社の最高益更新報道もあり反発のきっかけに。しかし前引けでは値を消す展開に。こちらもテクニカル的に弱く、75日線を下回ると700円位まで行ってしまいそうな感じです。目標株価をやや下げて740円とします。以下ポートフォリオの動きです(前引け時点)。買い銘柄ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1930円 目標10000円ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→302000円 目標75万円スルガコーポ(1880) 5月26日より 2413円→2330円 目標4000円(3分割考慮)USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→1020円 目標1500円日本ビクター(6792) 2月20日より 629円→552円 目標未設定売り銘柄りそなHD(8308) 3月26日より 319000円→300000円 目標25万円新日鐵(5401) 4月6日より再エントリー 795円→773円 目標740円※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2007年04月23日
コメント(4)
毎週書いているこの小説もようやく最終回を迎える事となりました。なんだかんだで長くやってたものです。その間友人には「つまらん」と言われ、読者数は伸び悩み、へこんだ時もありましたが、何とか無事最終章まで続ける事ができました。今回はアレコレ言わずにとっとと本編に入って、あとがき的なものはまた来週にでも書こうと思います。前回までの分は毎週日曜のブログを参照してください。前回までの分が読み辛い場合や余りにも長過ぎて過去の話を忘れてしまった場合は下記のまぐまぐバックナンバーの方でも本文のみ公開していますのでご確認ください(リンク先の画面上部「前のページ」で過去の作品に遡れます)。↓メルマガ「短編小説家」のバックナンバーhttp://blog.mag2.com/m/log/0000169503/ 正義のみかた最終章 白か黒か判決は下された。刑罰も概ね予想通りの内容で、双方上告もせずに裁判は結審した。正直言って私はどういう判決が下されるかなんて興味がなかった。職業倫理に反すると思われるかも知れない。しかし私が思うに、少なくとも当事者達の誰もが判決なんてどうでも良かったのではないだろうか?それは私のみならず、若葉さん、美方氏、そして小山親子ですらも。判決は単なる一つの客観的な評価に過ぎず、裁判そのものは事件を締めくくる一つの儀式といっても過言ではなかったから。裁判が終わり護送車に乗せられる直前、騒ぎ立てる報道陣に囲まれながら歩く敦君を並んで遠目に伺う雄三氏と静香さんの姿があった。敦君は報道陣の隙間から一瞬、二人に目をやったものの、すぐに護送の係官に引っ張られて護送車に乗せられた。あの時それぞれの胸中はいかがなものだったのだろうか?にわかに窺い知ることはできなかった。帰り支度を整え帰宅しようとする私は、裁判所のエレベーターロビーでふいに声をかけられた。美方氏であった。「よう、お疲れさん」「お疲れ様でした」言いながら▼ボタンを押した。昨日の敵は今日の友。法廷内でのわだかまりは法廷内で終わらせる。あっさりしていると言われればそれまでだが、元々こういう職業を選んだ二人だ。それ以上根に持つ事はなかった。「どうだ?何か今回の裁判で掴み取る事ができたか?」「・・・さあて、どうでしょう?やっぱりよくわかりません。いつもこの仕事をやってて思うんですけど人の心は十人十色、何が正しくて何が正しくないのか・・・」「人の心の事を言ってるんじゃない。お前さん自身の心の事だ」「私もこの裁判を通じて色々な事に決着を付けたいと思っていたのですが・・・結局様々な不確定要素が新たに加わっただけと言いますか・・・」「自分の心もわからないような奴に他人の心なんてわかるわけがない」エレベーターの到着音に続いてドアが開く。二人とも乗り込むと1Fのボタンを押してドアが閉まった。美方氏が続ける「結局他人の心なんて自分の基準で推し量るものなんだ。そうだろう?自分のレンズがブレていたら、わかっているはずの他人の心もブレてくるんだよ」「・・・おっしゃる通りです」美方氏の言う事は一々正論だった。それに対する抵抗感や嫉妬心は不思議と生まれて来ない。私は美方氏を充分信頼し、尊敬している。それにしてもそこまで言う美方氏には、私の心は捉えられているのだろうか?美方氏の意見を聞いてみたかったが、怖くなって止めた。やがてエレベーターは1Fに到着しドアが開いた。「裁判後の記者会見はキャンセルしたんだって?玄関口にはお前さんを待ちかまえる記者連中がいっぱいいるぞ。裏口から出て俺の車に乗せてやろうか?」「いいえ結構です。どうせ裏口にもいるでしょうし。お気遣いありがとうございます」「そうか、じゃまたうちに遊びに来いよ。うちのカミさんがあんたの事気に入ってるからいつも喧嘩になるけどな」「離婚調停なら安くしときますよ」「おいおい、そういうのをマッチポンプって言うんだよ」「じゃあやっぱり次会う時はいずれにしても法廷になりそうですね」美方氏は唇の左端を釣り上げ苦笑いを浮かべると一つ鼻を鳴らして「じゃあな」と立ち去っていった。私も右手を軽く挙げて応じた。美方氏と私の立場がそっくり入れ替わっていたらどうだったのだろう?そうしたら彼は彼なりにこの事件に決着を付け、過去の事件を昇華できたであろうか?美方氏ならできるだろうか?私にはできなかった事でも美方氏ならできそうな気がする・・・止めた止めた。バカバカしい仮定の妄想癖は相変わらず治りそうにない。遠くに玄関ロビーを見透かすと、ここぞとばかりに記者達が待ちかまえていた。私が記者会見をキャンセルしたのは苦手意識やコメントを用意できなかったからではない。未だ自分の気持ちに整理が着いていない段階でコメントする気にはならなかったからだ。とりあえずここは何とかして突破するか。玄関の自動ドアが開くと一斉に白いフラッシュライトが浴びせられた・・・・・・それから数週間後。私にはまたいつもの日常が戻ってきていた。事務所で次の仕事に追われていたところに秋月君が声をかけてくる。「所長に手紙が届いてますよ」差出人には「小山敦」と書かれていた。私は仕事の手を休め、封を切って中身を広げた。中には力強い文字で書かれた便箋が一枚入っていた。「同じイニシャルの弁護士さんへ裁判では色々とお世話になりました。そしてその間大変ご迷惑をおかけしてすみませんでした。僕は裁判を通して様々な事が今更ながらわかったような気がします。自分一人のためにこれだけ多くの人が動き、怒り、悲しみ、大変な事をしでかしてしまったという後悔は一層深くなりました。先日父と母が一緒に面会に来てくれました。お互い他愛もないことを一言二言話しただけで大半は黙っていましたが、色々話しかけられても今は感情の高ぶりが大きくなってしまうかも知れないので、正直返って助かったという感じが強くありました。二人で面会に来てくれたことに関しては素直に嬉しかったのですが、気持ちに整理がつくまでもう少し時間と自分の成長が必要なのだと思います。僕はこれから一生をかけて犯してしまった罪の大きさを償っていこうと思っています。ご遺族の方々には一生許してもらえないだろうけど、自分の考え得る最大限の誠意をもって謝罪し続けていこうと決心しています。それが僕の今後の人生の全てとなりそうですが、弁護士さん、僕がすべき事ややらなければいけない事、その他何かアドバイスがありましたらまた面倒を見てやってください。とりあえず今は刑務所の中で与えられた仕事や役割をこなし、一日も早く社会復帰、償いができるよう頑張りたい思います。追伸親父も弁護士さんもこんな僕のためにそれぞれの立場から最大限尽くしてくれた事は十分に感じ取りました。二人は僕にとってのヒーローです(カッコ良くはないけど)。本当にありがとうございました」「最後は余計だ」「はい?」「いや、なんでもない」苦笑いを浮かべながら私は手紙を机の引き出しにしまった。正直に言おう。今回の手紙が嬉しかったのは嘘じゃない。しかし一方で私の中でドス黒い気持ちが鎌首をもたげていた。私の中で彼は永遠に悪役であるべきであったのだ。それも救いようもない程の!簡単に更生されては困るのだ。そうじゃなければ私の気持ちは敵を失い、憎むべき目標を失い、やるせなさが増すばかりだ。無論敦君は洋子、梓を殺した少年ではない。しかし敦君が更生するという事は、その少年も、洋子、梓を殺したあの忌まわしい少年も更生する可能性があるという事だ。もしあいつを憎めなくなったら一体誰を憎めば良いのか?憎むべき相手が欲しい。私の心の砂漠にはドロドロとしたオイルが埋蔵しており、少しでも火を近づけると引火するようになっていた。その事に気付いて私はハッとさせられた。脳天から脊髄を通って熱っぽい塊が通り抜けて行くような感覚に囚われた。結局私は救われなかったのだ。今回の裁判を通じてわかった真実。それは己の心に潜む負の感情であった。それは薄い正義という建前の殻に守られていて、一度破れるともう元には戻らなかった。その事に気付かされた時、私は弁護士を辞める決心をした・・・それから数ヶ月が過ぎ、すっかり年も変わった2月のある日のこと。結局今まで法律一筋で生きてきた私はせめて刑法からは離れて弁理士専任という道を選んだ。そのたった3人の小さな所帯である私の新しい事務所に秋月君が訪れて来た。「お久しぶりです。所長、お元気ですか?」相変わらずの笑顔。変わらないということはこれ程にも人をホッとさせるものなのかと感じさせられた程であった。「君の元気にはかなわないよ。皆も元気かい?」「いやー、皆所長の事心配してますよー。急に辞めちゃうんですから。お陰でうちの事務所大変なんですよ?はい、これ差し入れです」「皆には悪いと思ってるよ。本当にすまない」言いながら差し入れの羊羹を受け取った。私の身勝手さでかなりの迷惑をかけたのは重々承知している。しかしあのまま続けていたらもっと迷惑をかけたに違いない。私は自分の選んだ道が最良の選択であると信じていた。「本当にすまないと思ってます?思っているならちょっと私に付き合ってください。今日は天気も良いですし、その辺でも散歩しませんか?」「ん?あ、あぁ、それ位なら構わないが・・・」辞めても秋月君のペースに振り回されるとは。やれやれ。手を引かれて立ち去る私を事務所の連中はポカンと見送った。彼らが色んな事に呆れているのは見て取れた。私たち二人は近所に流れる大きな川の土手を歩いていた。春と呼ぶにはまだ早い季節ではあったが、陽が十分に差して暖かく、川沿いを歩くにもコートは要らない陽気であった。「所長」「所長はよしてくれ。もう私は所長じゃないんだから」「だって今の事務所でも所長なんでしょ?」「しかし君の所長ではないんだぞ」つまらない会話をしながら土手を歩いた。しかしお陰で久しぶりに気が楽になったような気がした。いつまでも鬱屈してはいられない。私も自分のこれからの人生を見直さないと。少しだけ心に差し込んだ明るい希望を感じながら、そのまま土手を歩いていると仲良く話ながら歩く一組の老夫婦とすれ違った。その後ろからはどこかの子供が3人各々自転車に乗って、競争するかのように勢いよく通り過ぎて行った。ただ叶うなら、ここの川沿いの土手を家族で散歩したり自転車で通り過ぎるだけで良い、そう思った。そんなに高望みの希望ではないはずだ。でも私にはもう、それすら叶えることができないのだ。しかしいつまでもくよくよしてはいられない。私が幸せに生きていないと、天国にいる二人にとっても負担になるだろう。涙腺がやけに刺激されるのは暖冬の影響で早めにやってきた花粉症のせいに違いなかった・・・・・・ところで判決の結果を知りたいと?いやいや、あなたもご存知のはずでしょう。新聞やテレビで散々報道された大きな事件だったのですから。もし本当にご存知ないのなら、今はインターネットで何でも調べる事ができますから、検索すればすぐにわかると思いますよ〈了〉※この作品はフィクションであり、実在する、人物・施設・団体とは一切関係ありません。
2007年04月15日
コメント(2)
昨日母親から急に電話がかかってきて「やっぱ明日そっちに行くから宜しく(^^)」「えぇー!(××)」そんなに急に言われても仕事もあるがなー\(*`∧´)/どうやら土曜の朝出発の移動手段が得られず、今日の夜からやって来て泊まっていくとのことでした。あまりにも急な話なので部屋片づけている暇もありません(・・;)そんな諦めにも似た虚脱感でいっぱいの作者がお送りする九州旅行記はそれでも続きます。披露宴がスタートし、やんややんやと新郎新婦のプロフィール等にツッコミを入れながら宴は流れていきます。お約束のお偉方の挨拶、ケーキカット等が終わるといよいよ船は出航。大村湾に向けて船出です。まさに結婚する二人の新しい船出に相応しい披露宴・・・とはお約束のコメントです(・・;)ご馳走を食べながらクルージングというのは良いですねー(^^)ハウステンボスから少し離れると、ハウステンボス全体が見渡せて非常に良い眺めです。ふとハウステンボスから視線を左に転じると、陸に巨大な煙突状のものが三本。「あれは?」「真珠湾攻撃時にニイタカヤマノボレの電文を送信したことで有名な針尾送信所です」と司会の方から説明。へー、こんなとこから電波を飛ばしてたのかー。すごいなー(××)比較的最近まで使われてたそうですが、今ではお役ご免。解体するにしても巨額な費用がかかり、一方世界遺産として何とか保存できないかという意見もあり、色々議論が紛糾しているようです。個人的には歴史の生き証人なわけですから、残しておいて欲しいなーと思うのですが、実際には耐久面の不安等もあって簡単に決着はつかないみたいです。↓針尾送信所紹介HPhttp://www.ajkj.jp/ajkj/nagasaki/sasebo/kanko/hariosousinsho/hariosousinsho.html私の中で船は大村湾をぐるっと大きく一周してハウステンボスに戻ってくるもんだと思っていたのですが「あれ?なかなかハウステンボスが遠ざからない」「送信所が右手に見えたのが左手に見えてる」どうやらハウステンボスが見える程度のロケーションでグルグルグルグル同じところを回っているようなのです(@@)まあ確かに外洋に出て船に何かあったら縁起でもないし、波が強くなって披露宴が台無しになってもまずいし。とりあえずバターにならない程度に回っていればいっか。景色はあくまで今回の披露宴を彩るだけのものですしね(;^_^Aその間披露宴はどんどん進みます。友人のスピーチも練習の成果を発揮して無事終了。しかし我々の中で一番驚かされたのが新郎の弟です。ぶっちゃけ背格好は新郎と全く真逆と言っていい程の容姿で、二人が兄弟というのはパッと見わかりませんし説得力に欠けます。ところが彼の声が新郎に激似なのです(××)目を瞑って聞くとまるで新郎が話しているよう。兄弟で声がこれ程までに似ているというのは初めてで、我々は妙なところで大盛り上がりでした(;^_^Aそんなこんなで宴は無事終了し、我々を乗せた船はハウステンボスの桟橋に戻ってきました。下船した桟橋で新郎新婦に見送られながら我々は三々五々帰路に着く事になったのでした。とにかく良い披露宴でしたね(^^)二人の未来に幸あれ!(酒と披露宴の盛り上がりで風邪の事もすっかり忘れた状態で来週に続く)さて、投資家にも幸あれの株式市場は本日小動き。SQによる波乱も特になく、NY株高などを受けて朝高でスタートしましたが、その後はやや売りに押される展開。前引けでは小幅高となっています。投資判断は「中立」。基調はやや強気と見て良いと思うのですが、本日のSQ値17658円がまた一つの節目として設定され上値を抑える要因となっています。なおSQに絡む出来高は5500万株程度とあまり大した事はないのですが、SQに絡む現物取引は買い越しであったにも関わらず値が下がる点、そして全体の出来高がイマイチ盛り上がらない今の状況では意外に影響も強そうです。イベントはとりあえずそれぞれ無難に通過できた今週でしたが、来週からチラホラ出始める3月決算と来期見通しを見極めたいという動きもあり、当然ながら来週の値動きにも注目しておきたいところです。新興市場は「買い」。ただし消極的な買い判断は引き続き。IPO市場はエイチアイ(3846)が直近あまりIPOがないという環境要因、マーケットメイク銘柄で値動きも良い事から買いが殺到。昨日はJASDAQ売買代金の3割を同社が占める人気ぶりで、少しずつ新興市場らしさが目立ってきている状況です。ソネットエンタテイメント(3789)は続落。本日は親会社ソニー(6758)が今期営業利益4000億の観測などで大幅高。日経平均を引っ張る要因となっていますが、子会社には反応薄。ソネットの子会社DeNA(2432)の好業績といい、ソネットを取り巻く環境は非常に良好なのですが、イマイチ恩恵を授かる事ができません。当然同社の業績も良いのですが。ソフトバンク(9984)も続落。こちらは遂に75日線割れとなったものの反発力が鈍く。一目均衡表の雲からも突き抜け、遅行線が実線を下抜きつつあり下値模索の旅が続くようです。需給面も逆日歩が消え悪化傾向。来月にも出るであろう決算の中身は設備投資負担などから苦しい台所事情が見えてくるようで、一旦後場寄りで利益確定売りとします。決算前後で押す場面がありましたら、市場環境を見極めて再度エントリーを目指したいと思います。USEN(4842)も続落。1000円の買い板に何とか下支えされているところですが、正直持ちこたえるのは困難な様子。一旦1000円割れはやむなしな展開で、テクニカル的にも下落トレンドですが、いい加減割安感が浮上してきてもおかしくない状況。何らかのきっかけで上昇する場面は見込まれると思います。新日鐵(5401)は反落。昨日は中国温家宝首相来日関連銘柄として下げ相場の中逆行高。本日はその反動もあって弱い展開に。テクニカル的には25日線と5日線に挟まれて動き辛い展開になっていますが、再び一目均衡表の雲の中に突入するなど弱めの動きが見えつつあります。ところで来週急遽大阪出張が決定したので水曜までお休みします。予めご了承ください。以下ポートフォリオの動きです(前引け時点)。買い銘柄ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→2000円 目標10000円ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→321000円 目標75万円スルガコーポ(1880) 5月26日より 2413円→2665円 目標4000円(3分割考慮)ソフトバンク(9984) 8月10日後場より 2300円→2715円 目標3500円 USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→1000円 目標1500円日本ビクター(6792) 2月20日より 629円→617円 目標未設定売り銘柄りそなHD(8308) 3月26日より 319000円→314000円 目標25万円新日鐵(5401) 4月6日より再エントリー 795円→809円 目標750円※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2007年04月13日
コメント(4)
昨晩母親から急に電話がかかってきて「次の土曜そっちに行くから宜しく!(^^)」「えぇー!?(××)」そんなに急に言われても仕事もあるがなー!\(*`∧´)/どうやら姉一家と昨日話題に挙げた東京ディズニーランドに行くらしく、私が間もなく東京を去る事もあり、最後に東京の私の暮らしっぷりを見ておこう&ホテル代浮かせようという魂胆らしいのです(-。-;)にしても全員で4人やってくるらしく、そんなに布団ないよーという状況で悩む作者がお送りする九州旅行記はつつがなく続きます。結婚式の受付をするのは初めてなので少し緊張します(・・;)先に到着した4人で受付の方法に関してあーでもない、こーでもないと言っているうちに一人がいつの間にやらフェードアウト。そのうち新婦側から受付を任された女性陣もやってきて皆であーでもない、こーでもない・・・まあ普通結婚式の受付ってそんなに人生で経験するものでもないからわからないですよね(;^_^Aとりあえず今まで行ってきた結婚式の受付の見様見真似でやってみようという事になったのですが、そこは心配しなくてもちゃんとホテルの方から「正しい受付」についてレクチャーがありました。まあそりゃそうか(;^_^Aなるほど、ふんふん。間もなく参列者が次々にやって来て、にわかに受付は忙しく。礼をして芳名帳の記入をお願い、ご祝儀を受け取ったり案内、お車代を渡したり・・・あわわ、式が終わったようでバスから大量の参列者がやってきましたよ( ̄Д ̄;;「あっ、案内渡し忘れた!」「控え室がいっぱいで入りきらないよ!」・・・にわかに混乱する受付。(忙しさで風邪度15%に悪化( ̄Д ̄;;)まあそこは皆結婚式に参列し慣れた大人達ですから、受付の混乱は無視して上手く流れてくれます(;^_^A参列者の中には日本を代表する企業の取締役クラスの方も居て、なんだか気疲れしました。これだけ働いたなら私の祝儀返してもらってもいいんじゃないかな?しかし一度出した祝儀を取り返すと単なる祝儀泥棒になるので諦めました(-。-;)大量の祝儀を詰め込んだ紙袋に封をして、係の人に手渡し、これで受付の仕事は終了。ふぅ。「それでは皆様、乗船の準備が整いましたのでお招き致します」係の人に誘導されて皆披露宴会場である船に乗船します。ここでようやく先ほどフェードアウトした友人が戻ってきました。「何してたん?」「スピーチの練習してた」どうやら陰で友人代表のスピーチの練習をしていたらしく。確かにあれは緊張します。人生で初めて行った結婚式の友人代表スピーチでダダ滑りだった私の嫌な記憶が呼び戻されました。あれから二度とスピーチは引き受けまいと心に固く誓ったのでした(-。-;)そんな我々は新郎新婦の出迎えに招かれ乗船。指定された席に着いて新郎新婦のプロフィールに突っ込みを入れたりしてしばし歓談。ほどなく披露宴がスタートしたのでした。(諸々落ち着いて風邪度10%に回復して続く)さて諸々落ち着きを見せつつある日経平均は本日小動き。朝方の機械受注統計が予想を大きく下回る数字だったものの、それによる円安が好感される形にもなり比較的底堅く推移。SQ前の水曜は波乱含みという最近の定説をよそに、株価の値動きは前場段階で80円とベタナギ状態が続きます。投資判断は「中立」。とりあえずイベントの一つは無事クリアーし、今週も折り返し地点となりました。テクニカル的に2/28に開けた窓埋めになかなかかかれない状況で、上値が重い展開が続いていますが、とりあえずは週末のSQ、G7を見極めてからという動きになりそうです。新興市場は「買い」。ながらも相変わらず弱めの買い。3指数共に軟調でなかなか浮上のきっかけもありません。もうしばらく日柄調整が必要のようです。ソネットエンタテイメント(3789)は反落。子会社のDeNA(2432)が前期決算予想を上方修正、初の配当実施等を受けて大幅上昇しているものの、親会社は反応薄。当然配当が出るという事は同社の直接的な収益にも貢献する事から、先行き見通しは依然強気で。USEN(4842)は続落。最近ジリジリ値を消す展開でテクニカル的にも底値を探る動き。株価的には1000円割れを目指している感じ。長期スパンで見ても苦しい値動きになっていますが、間もなく出るであろう中間期決算の中身をまずは見極めたいところ。日本ビクター(6792)は一時600円割れ。特段材料は出てないものの、思惑絡みの展開が続き、しびれを切らした投資家の売りも見られる様子。一応テクニカル的に見ると基調は緩やかに上向きつつあるようですが、やはり本筋である大株主松下とTPGの交渉の行方が気になります。そして明日はお休みします。予めご了承ください。以下ポートフォリオの動きです(前引け時点)。買い銘柄ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→2030円 目標10000円ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→326000円 目標75万円スルガコーポ(1880) 5月26日より 2413円→2690円 目標4000円(3分割考慮)ソフトバンク(9984) 8月10日後場より 2300円→2795円 目標3500円 USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→1022円 目標1500円日本ビクター(6792) 2月20日より 629円→610円 目標未設定売り銘柄りそなHD(8308) 3月26日より 319000円→321000円 目標25万円新日鐵(5401) 4月6日より再エントリー 795円→808円 目標750円※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2007年04月11日
コメント(2)
今東京ではドラマ「海猿」の再放送をやっていますが、今更ながらはまってしまってビデオに録画して見ています(;^_^Aいやー、面白いですねー「海猿」(^^)(ちなみにスポンサーは昨日も登場したジャパネットたかたです(;^_^A)今度コミックを買って読もうと思いますが、そんなにわか「海猿」好きな作者がお送りする九州旅行記は今しばらく続きます。ハウステンボスは学生時代に佐世保に行った時、一度せっかくだから行こうとした事があったのですが、貧乏学生だった当時入場料が5000円近くで「高っ!!(××)それならディ○ニーラ○ドに行った方がマシじゃん!!」と思って断念した事がありました。↓昨日に続き暴言に対するお詫びのリンクです。時効ですよね、時効(-。-;)http://www.huistenbosch.co.jp/あれから10年。頭には白髪が目立ってきましたがリベンジです(・・;)聞くところによるとハウステンボスの中には分譲住宅があって住所が「ハウステンボス町」で住居を構えることができるのだとか。へー、それはすごい!(××)随分とブルジョワな景色の中で生活することができそうです。でもゴミ出しとかネット回線とかインフラ面で不便がありそうな気がする・・・(-。-;)(注:ことごとくネガティブな発言がありますが、決して含むところがあるわけではありません)さて、駐車場に車を止めると結婚式の入場チケットを持って皆で車を降ります。結婚式会場となる場所はハウステンボスを挟んで駐車場と真逆の反対側にあるので、そこからは送迎バスに乗ってかないと行けません。皆で送迎バス乗り場を探して「やぁ、あったあった(^^)送迎バスも来てる・・・」・・・と言うなり送迎バスは我々を置いてさっさと発車してってしまいました(T△T)あぁ・・・(置いてけぼりで風邪度20%にアップ)実は私、新郎から受付を依頼されておりまして、他の人よりも早く行かないといけないのです。「うーん、次のバスは20分後発車らしーよ」「やばいなー、それじゃ間に合わないよ(-。-;)」とか言ってると、係員の人が「次のバスすぐ出しますよ。どうせ他にお客さん来ないし」と言って、20分後発車予定だったバスを我々4名だけ乗せてすぐに出発してくれました(^^)ハウステンボスが不人気で助かった・・・い、いや、たまたまです、たまたま。朝早かった事もあります。善意に素直に感謝しましょう(;^_^A(ラッキーな展開に風邪度15%に回復)バスで移動中、ハウステンボス内に何故かJRA(場外馬券場「wins佐世保」)を発見。どうやら収益を確保するためJRAに土地を賃借しているようですが・・・んー、ぶっちゃけどーなんでしょうね?建物は一応西洋風になって違和感がないよう心がけているようですが、デカデカと「JRA」のマークが入ってハウステンボスにそぐわない感じがします(・・;)あのディ○ニーラ○ドはJRから「舞浜駅をディ○ニーラ○ド駅にしましょうか?」と提案された時に「夢の入り口が電車の駅であるのは夢を壊す」と断ったり、従業員通路がGoogle Earthに映って問題視される位徹底しているのに比べると「んー、どーでしょー」と長嶋さんばりに思ってしまうわけですね(;^_^Aそんなこんな思っているうちに結婚式の会場に到着。厳密に言うと船上披露宴で、式には私たちハウステンボスに宿泊しなかった組は参列しないのですが、まずは桟橋近くのホテルのロビーで受付を済ませてから乗船という感じなのです。係員の方のご厚意により何とか一番に着いた我々は、ホテルのロビーから望む景色にテンションが上がっていたのでした(風光明媚っぷりに風邪度10%に回復で続く)さて、それ程テンションの上がらなかった日経平均は本日反落。昨日の大幅高が一服という感じですが、明日の機械受注を控えて様子見といった感じ。昨日大幅高を主導したハイテク、輸出関連株が売られ、昨日大幅高の中売られた鉄鋼等の銘柄が買われる餅付き相場となりました。投資判断は「中立」。明日の機械受注を含めて週末のSQ、G7とイベントが目白押しですが、余程悪いネタが重ならなければ、テクニカル的にはやや強めの基調であると思われます。一目均衡表の雲も切れてようやく青空が見え始めたところ。ただしこれらのイベントが通過した後でないとなかなか明確な方向感を見極めるのは難しいでしょう。もうしばらくは様子見という感じです。新興市場は「買い」。しかしまだまだ弱気の買い。19日までIPOがほとんどない状態で(それ以降はドカドカあるのですが)、その影響から個別銘柄では直近IPOのゴルフパートナー(3074)やUSJ(2142)が値を飛ばしており、新興市場らしさはポツポツ見え始めているというところです。スルガコーポ(1880)は反発。首都圏オフィス空室率が2%を切ったとして、首都圏の不動産需要はよりタイトに。もうしばらく首都圏の不動産需要は衰える事を知らないようです。ソフトバンク(9984)も反発。昨日売られていた銘柄に本日は物色の矛先が向かう状況。同社もその対象になって上昇を見せたものの、朝高後はジリジリ売り押される展開に。テクニカル的には予定通り75日線で反発を見せてくれましたが、一目均衡表の雲からはなかなか抜け出させてもらえない様子。需給面では引き続き逆日歩が発生しているものの、本日発表の信用倍率は0.99倍とやや悪化。何とかここからの巻き返しで踏み上げ相場に持っていきたいところですが。新日鐵(5401)も反発。昨日大幅続伸の相場の中、値下がり業種だった鉄鋼は本日値上がり率トップに。同社も800円回復で上値を抑えていた5日線を突破。今までの弱気相場では見られなかった強さです。とりあえず25日線がある840円程度までの上値は見ておく必要がありそうです。以下ポートフォリオの動きです。買い銘柄ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→2030円 目標10000円ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→334000円 目標75万円スルガコーポ(1880) 5月26日より 2413円→2660円 目標4000円(3分割考慮)ソフトバンク(9984) 8月10日後場より 2300円→2845円 目標3500円 USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→1035円 目標1500円日本ビクター(6792) 2月20日より 629円→611円 目標未設定売り銘柄りそなHD(8308) 3月26日より 319000円→320000円 目標25万円新日鐵(5401) 4月6日より再エントリー 795円→806円 目標750円※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2007年04月10日
コメント(0)
ま、まさか(・・;)いきなり何に対して驚いているかというと、朝起きると鼻がムズムズムズムズするのです。ひょっとして世間で話題の今が旬の例のアレか!?や、やばい(・・;)早く東京から脱出しないと(-。-;)そんな焦る作者の九州旅行記は未だ飽くことなく続きます。3月11日(日) 風邪度30%皆でホテルでの朝食を済ませると、車で結婚式会場であるハウステンボスへ、佐世保に住んでいた事のある友人のナビゲーションと共に向かいます。天気も昨日とうって変わってお日様が顔を出しています。「せっかくだから佐世保の名所に通ってってやろうか?」「通り道なら良いけど、佐世保の名所ってどこ?」私の質問に応えず友人は黙って車を走らせます(天気の良さに風邪度25%に回復)。しばらく車が進んで「ほら、アレ」「へ?」友人が指差したのは何の変哲もないビル。しかしその壁面には・・・「あーっ!!ジャパネットたかたの本社ビル!!」そう、それはかの有名な通販企業ジャパネットたかたの総本山なのでした。頭の中には例の「ジャーパネットジャーパネット(フワフワ)♪・・・」と有名な曲が流れます。意外だったのは佐世保駅前ではなくて、車で数10分行った郊外にあること。今では佐世保重工よりも知名度の高い地元企業の意外な一面でした(ジャパネット本社を見れて風邪度20%に回復)。「ここには直営店もあって対面で商品を売ってるんだよ」「うわー、意味ねー!(××)」「そして隣がスタジオになってて、ここから全国に中継しているんだよ」「あー、ここにあの有名な社長がいて、個人情報流失した時に謝ったのかー」「・・・」ことごとくネガティブな発言をする私を無視して友人はアクセルを踏み込み、本社ビルは車窓から流れて消えていきました。↓ジャパネットさんごめんなさい!お詫びにHPのリンク貼っておきます(;^_^Ahttp://www.japanet.co.jp/shopping/それからしばらく進むと車窓に異国情緒溢れる建物が見え始めてきました。目的地であるハウステンボスが見えてきたのです。「あー、ここが会社更生法で外資に買収されたところかー」「・・・」引き続き不穏当な発言をする私を無視して、車は駐車場内に入り、いよいよハウステンボスの敷地内に入ったのでした。(今回の旅行の大目的地に到着して風邪度15%の状態で続く)↓ハウステンボスさんごめんなさい!お詫びにHPのリンク貼っておきます(;^_^Ahttp://www.huistenbosch.co.jp/↑リンクさえ貼ってれば許されると思っている私(-。-;)さて、目標値である18000円が見えてきた日経平均は本日大幅反発。アメリカの雇用統計が良い数値でドルが買われ、円が119円まで一気に売られた事を機に輸出関連株中心に買いが集まる展開。海外勢がお休みモードの最中、鬼の居ぬ間に何とやらと先物市場で機関投資家のマネーが好き放題動いているようです。投資判断は「中立」に。直近の蓋として機能していた17550円の壁を本日明確に突破。本日一気に17750近辺まであり強気相場に転換した事を示しています。ただ上値にはまず2/28急落場面でのチャート上の窓の下限17850円が意識されるところだと思われます。外国人がいない間に上がったは良いですが、戻ってきた途端に売り押されてはかないません。その前に明日中に窓埋めに入る動きを見せられれば良いのですが、週末にG7やオプションSQを控え、どうしても出来高の少なさがひっかかるところでもあります。新興市場は「買い」。ただし先週より一層消極的な買いに。割安感は残っていますが、大型株が好調なうちはあえて新興株を買う理由が見あたらない状態。後述しますが親分格のソフトバンク(9984)が逆行安で、新興市場も上がりにくいという状況です。ソフトクリエイト(3371)は小幅高。相変わらず不人気な出来高ですが、新興市場全面安の中では底堅い値動き。テクニカル的には底打ち感がいよいよ出てきた感じです。一目均衡表の雲が上値を抑えそうでもありますが、小型株が故にあまり影響はなさそう。日足、週足共にMACDの形が良く、ようやく憑き物が取れたと言って良い状況か。ソフトバンク(9984)は大幅続落。3月の携帯販売の実績はKDDIがダントツの首位でソフトバンクはビリっけつ。携帯電話事業の先行き不透明感の高まりから売られる展開。テクニカル的にも一目均衡表の雲にすっかり入り込んで、下値支持線が75日線程度という感じ。新日鐵(5401)と共に人気は離散、需給も少しずつ悪化しつつあり、当面苦しい状況が続きそうです。その今朝の寄り付きから再び売りポートフォリオに入れた新日鐵(5401)も逆行安。何とか相場に引っ張られてプラ転する場面もありましたが、結局は売りに押される展開に。相場の主役は日々変わっており、本日はハイテクが人気。一昔前に趨勢を誇った同社も枯れ尾花という感じです。テクニカル的にはこちらも一目均衡表の雲の中に入り込んで、まずは第一抵抗ライン突破という感じです。以下ポートフォリオの動きです。買い銘柄ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→2085円 目標10000円ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→332000円 目標75万円スルガコーポ(1880) 5月26日より 2413円→2600円 目標4000円(3分割考慮)ソフトバンク(9984) 8月10日後場より 2300円→2815円 目標3500円 USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→1043円 目標1500円日本ビクター(6792) 2月20日より 629円→615円 目標未設定売り銘柄りそなHD(8308) 3月26日より 319000円→321000円 目標25万円新日鐵(5401) 4月6日より再エントリー 795円→784円 目標750円※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2007年04月09日
コメント(0)
赤ちゃんポストの設置を熊本市が認可という話題に賛否両論の意見が相次いでいます。それぞれの国にはそれぞれの倫理観や事情があるため、外国でその話題が出ていた頃は「難しい話やなー」と思っていたのですが、遂に日本でも認可となったので対岸の火事とは言えない話になってきました。赤ちゃんポストとは欧州で出来上がったシステムで、子供を産んでみたものの経済的な理由等から育児が困難な親のために匿名で子供を医療機関に預けるというシステムです。ざっくばらんに言ってしまえば捨て子を公然と認めたものであり、世界的に是非が議論されています。個人的にはやっぱり反対ですね。これを設置することによって一種の罪悪感が消えてしまう部分に怖さがあります。普通の倫理観で語るのであれば「親は産んだ責任をしっかりとらなければならない。取れないなら産むな」という感じでしょうか。そして「ポスト」ってネーミングもやっぱりイメージが悪いですよね。かといって他の名称なんてなかなか出て来ないでしょうが。今回の熊本市の決定に対して、安倍総理を始めとする政府閣僚からの反対意見も相次いでいるようです。法律的には問題ないと判断されているようですが、刑法の「保護責任者遺棄罪」に該当するのではないかという部分も議論されているようで、簡単に決着がつくような話ではないようです。一方でその有効性は現実的には認めざるを得ないのかも知れません。どういった経緯であれ、せっかくこの世に生を受けた赤ちゃんを餓死させたり、愛のない教育を受けさせる位であれば、いっそ子供の欲しい引き取り手の養子として育った方が幸せではないのかと。また、金銭的な理由で親が犯罪に走ったり、またそのような立場の親に一種の「逃げ場」を作ることによって冷静に育児について考える機会を作るという意味では正解なのかも知れません。それでもやっぱり個人的には反対ですね。親に見放された(少なくとも子供はそう感じるでしょう)子供は、または見放しても良いと考えられた子供はやっぱり不幸なのです。動物の世界には自分の子供を別の親に育てさせる動物もいますが、ほとんどの生き物の親子関係は赤ちゃんポストで救われるようにはできていないと思います。かなり支離滅裂な意見かも知れませんが、私は赤ちゃんポストが容認されるのであれば、この場所であれば自殺しても良いよという制度すら容認しなければいけないのではないかと思います。それぐらい倫理観や道徳観に欠けた話だと思っています。どちらも私は「NO」という意見ですが、皆さんはいかがでしょうか?ただいずれにせよ世の中色々なものに正義と悪のレッテルが付いていきますが、どんなにわかりきった議論と思っても、もう一度頭の中で色々なケースを想定して、思考停止してしまわずに議論を尽くす事が大切だと思います。今回の話だって社会的にそういう子育てができない環境になりつつあるという現実の裏返しでもあるわけで、その部分を無視して「赤ちゃんポストはダメ!」とだけ言うのでは、別の捨て子容認の代替案が出てくるだけです。それにしても何だか暗いニュースですね。さて、今日は日曜なので小説の日です。前回までの分は毎週日曜のブログを参照してください。前回までの分が読み辛い場合や余りにも長過ぎて過去の話を忘れてしまった場合は下記のまぐまぐバックナンバーの方でも本文のみ公開していますのでご確認ください(リンク先の画面上部「前のページ」で過去の作品に遡れます)。ちなみに来週はいよいよ最終回です。かれこれ10ヶ月近くも続いてしまいましたね。長かった・・・↓メルマガ「短編小説家」のバックナンバーhttp://blog.mag2.com/m/log/0000169503/ 正義のみかた※この作品はフィクションであり、実在する、人物・施設・団体とは一切関係ありません。三十二章 漂白された思い被告人の最終陳述となり敦君が再び係官の誘導のもと、証言台に上がった。いよいよ裁判も大詰めを迎える。当然と言えば当然だが敦君の表情から終始緊張の文字は消えることがなかった。「これで審理を終わりますが、被告人は最後に何か言っておきたいことはありますか」裁判長が尋ねた。敦君は一つ頷くと言葉を選ぶようにゆっくりと口を開いた。「子供の頃、一緒に風呂に入った時に母のお腹を見たことがあります。自分が産まれた際の帝王切開の跡だと聞きました。既に随分と薄くはなっていましたが、それでも傷跡は残ってて・・・自分が産まれるために母を傷つけたという事が子供の頃の自分にとって大きなショックでした。そして母を傷つけてまで生まれたのに、今はそれよりも大きな傷を与える事になってしまった・・・・」法廷内の誰しもが固唾を飲んで見守った。その中で発言に最も興味深く傾聴しているのは恐らく私だったであろう。先日私が見せたビデオは何らかの形を表しつつあった。「子供の頃、自分は母親に殴られ、蹴られても抵抗できなかったんです。それは自分に抵抗できるだけの力がなかったことと、母親に対して罪悪感があったからです。そして抵抗できないまま母親は自分の前から姿を消した」自身が虐待を受けていたということは心の深い傷だ。それを公の場で話すためらいはどれ程のものか。敦君の決意の表れが見てとれた。「やがて体だけは大きくなり、力だけは人の命を奪ってしまう位に強くなってしまった。そして今、あの頃虐待を受けた記憶が蘇って、必死に母親に抵抗していたあの頃と同じような感覚で力を込めてしまったのです。若葉さん本当にすみません。若葉さんには何の関係もなかったのに」今まで語ることのなかった敦君の胸中だった。その思いは静寂に包まれた法廷内に染み込んでいくように感じられた。敦君の犯行当時の心境がわかるのは敦君しかいない。私は心理学に詳しくはないので、専門的に分析することはできないが、つまりはこういうことだろうか。子供の頃は母親の虐待から抵抗も逃れる事もできなかった敦君だったが、ある日突然母親が目の前から消えた。敦君にしてみれば理解できるはずがなかった。「何故母さんはいなくなったのか?」「辛い思いをしてまで産んだはずの自分を何故こんなにも憎んで、そして見捨てて行ったのか?」様々な感情が敦君の中で抑圧され、撹拌され、結びついて、母親に似た若葉幸恵さんを見かけた時に解放された。混乱した敦君が我に返った時にはもう幸恵さんは帰らぬ人となってしまっていた・・・「あなたは自分の罪の重さを自覚しているのですか?」敦君の言葉が途切れると、裁判長は問いかけた。「わかっているつもりです」敦君は弱い語調で返した。「当然殺害された幸恵さん、来未ちゃんの無念さ、ご遺族の心情も?」「わかっているつもりです」先ほどよりは声に力を込めた。それだけ応えると、敦君は口を真一文字に結んだ。今の敦君にはそう応えるのが精一杯だった。一連のやりとりが終わると裁判官らは判決の審理に入るため、一時法廷から姿を消した。私たちはその結果を黙って待ち続けた。果たしてこれで良かったのだろうか?ふと今更ながらの思いが心の中に飛来した。良かったって何が?何がどうなるのがお前にとって一番良かったのだ?無意味とも思われる自問自答が続いた。そう、それは無意味な、栓の無い胸中なのだ。何はともあれこれで全て終了した。少なくとも今回の私の仕事は。そう思えば良い。当然被告席に戻った敦君にとってはこれがゴールではない。むしろスタートですらあるのかも知れない。席に着いた彼の表情は、先ほどの裁判長からの言葉を反芻して噛み締めるかのように、やや心ここにあらずといった状態だった。しかし覚悟はできているだろう。一方原告の若葉さんはどのように受け止めているだろう?被告から反省の弁を受けることのできた若葉さんは、私よりも救われているのだろうか?私にはわからない。少なくとも被告からの反省の弁が現在の若葉さんの負担を軽くしたようには見えなかった。あの時、私が傍聴席に座っていたあの裁判の時、私は何をどう考えていたであろう?被告に謝って欲しいと考えていたであろうか?洋子や梓の事を考えていたであろうか?ただひたすら被告への復讐を願っていたであろうか?残念ながら正確には思い出せなかったし、心のどこかで思い出す事自体を私自身拒否しているかのようであった。30分近くが経過し、私に余計な事を考えさせる充分な時間を与えてくれたが、3人の裁判官は法廷内に戻って来ると、それぞれの席に再び着いた。いよいよ判決の時だ。各々表情を消して、どういった言葉が次に発せられるか読み取る余地はそこには見あたらなかった。「判決を言い渡す」裁判長の言葉に法廷内の空気が止まった。
2007年04月08日
コメント(0)
昨日はまたまたお休みしてすみません。仕事でバタバタしていたものですから。実はそろそろ今の仕事を辞め、地元に帰る準備をしているのですが、遅々として進まずという感じです。部屋の解約手続きは済ませ来月中には引っ越す予定なんですけど、次の仕事を探したりしないといけないので、ここ数ヶ月は色々と忙しいです。環境の変化には大きなエネルギーが必要なものですが、なんやかんやと忙しいですね(・・;)そんな環境の変化に対応しきれない作者がお送りする九州旅行記はまだまだ続きます。飲み会が終わりホテルに戻ると、ホテルの玄関に誰でも使えるインターネットがあったのでメールのチェック等々しようと思っていたのですが・・・何故かパソコンの周りにはガキんちょの人だかりが(・・;)どうやらこのホテルで開かれたパーティがどこかのチビッコクラブ主催だったようで、その帰りに皆でワイワイやっているようでした。仕方なくネットは諦めて一旦部屋に帰る私でしたが、時間は既に10時近く。ガキんちょは早よ家に帰って寝なさーい!\(*`∧´)/(パソコンをとられた悔しさで風邪度75%にアップ)・・・ほとぼりが冷めた頃、ホテルの玄関に戻ってネットを使用した私。パソコンに「KA.Blog宜しく!」と宣伝を書いておこうかと思いましたが、普通にイタズラされるのを恐れて止めました(-。-;)そして色々ネットを使った後、万が一ガキんちょ達が戻ってきてネットを占拠されないようトラップを仕掛けておきました。ふっふっふ( ̄ー ̄☆キラリひとしきりネットを堪能してから部屋に戻り、風呂に入ろうとバスタブでお湯の栓をひねってお湯が貯まる間にテレビを見て過ごします。ここで一つの悲劇が。普段自分の家で風呂を沸かす時は予めお湯の温度を設定して貯めているので、お湯の栓だけをひねって貯まったらセンサーで知らせてくれます。そしてそのまま入るのですが・・・まずセンサーがないのでお湯を止めるのを忘れていました(××)まあお湯は一定量以上貯まらないようになっているので、溢れることはなかったのですが、やれやれとお湯を止めるといつもの感じでそのままたっぷり貯まったお湯にザブン。「ギャー!!熱っちー!!!(××)」至極当然なのですが、水を入れてお湯の温度を調整しないといけません。それを忘れていて何の警戒もせずに入った私は飛び上がり、バスタブから離脱します。足はヒリヒリ(T_T)私の悲鳴は夜中のホテルのバスルームに木霊しました(全裸で苦悶していた事が響き風邪度80%にアップ)。そうして佐世保の初日は更けていきました・・・翌朝。目覚めると不思議と風邪はほぼ治っていました(^^)酒をあれだけ飲んで寝たので悪化している事を覚悟していたのですが、昨晩のバスルーム事件がショック療法になったのでしょうか。災い転じて福と成すとはこの事のようです。とにかく結婚式本番は良い体調で臨めそうなので良かった良かった(風邪度30%)着替えてホテルの朝食バイキングに向かいます。皆で集合時間を決めて集まったのですが、そこで友人から一言。「おい、ネットでメール見ようと思ったら、入力モードがカナ入力になっててメール使えなかったぞ\(*`∧´)/」そう、昨日私が仕掛けたトラップとは文字入力モードをカナ入力に変えるということでした。友人は私がカナ入力している事を知っていたので、犯人が私であることは一発でバレました。トラップは見事身内に被弾し、昨晩のバスルーム事件はどうやらそのバチが当たったようでした(-。-;)帰り際にはパソコンの設定をきちんと戻して我々はチェックアウトしたのでした。(来週に続く)さて、トラップは避けたい日経平均は本日小動き。欧米市場を含めて海外市場の大部分が半日立ち会いや休場のため、外国人投資家の参加率が低く。加えて週末要因、今晩のNYの雇用統計などを控えて手控えムードが強く。薄商いで方向感に乏しい値動きとなりました。投資判断は「売り」。ただし、最近はやや中立に近い売りとなっています。現在は17550円の壁が明確に突破できるかどうかの分岐点にきており、ここを抜けたら18000円まではあっと言う間ですし、抜けなければ16500円との間に挟まれたボックス圏相場がしばらく続きそうです。来週どう動くか見極めたいところ。新興市場は「買い」。ただ相変わらずの弱気の買い。本日は買い手控えられて、昨日ようやくマザーズ、ヘラクレス指数で25日線超えからゴールデンクロスが示現しつつあったのに、勢いは感じられないという感じです。スルガコーポ(1880)は急落。特段売り材料されるようなニュースは出ていないのですが、需給面での弱さが出ているようです。テクニカル的には正直売りなのですが、できれば来期業績の見通しを聞いてから売るか持続か判断したいところです。会社の成長力はまだまだ高いと思われます。ソフトバンク(9984)も急落。こちらもテクニカル的には弱い場面。75日線近辺まで下押ししないと収まらない展開か。りそなHD(8308)は反落。中国では3ヶ月連続預金準備率を引き上げ、景気の過熱感を抑制しようとする動きが続いており、内需関連株に売り圧力。その影響もあり弱い場面もありましたが引けにかけては値を戻す展開。薄商いの中、強弱感が対立する感じになっています。さて、先日利益確定の買い戻しとした新日鐵(5401)ですが、一目均衡表の雲の上限に支えられつつも5日線により頭が重い状況で、意外にリバウンドが弱いのを確認できました。なので月曜の寄りで再度売りポートフォリオに入れることとします。本当は25日線程度まで戻すと思ったのですが。ただし前回もお伝えしたように下値には色々抵抗線と考えられる支持線が多数存在するので、目標株価はまず750円としておきます。以下ポートフォリオの動きです。買い銘柄ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→2070円 目標10000円ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→332000円 目標75万円スルガコーポ(1880) 5月26日より 2413円→2615円 目標4000円(3分割考慮)ソフトバンク(9984) 8月10日後場より 2300円→2895円 目標3500円 USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→1059円 目標1500円日本ビクター(6792) 2月20日より 629円→622円 目標未設定売り銘柄りそなHD(8308) 3月26日より 319000円→318000円 目標25万円※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2007年04月06日
コメント(0)
やばいです。また頭が痛く、何となく鼻水が出てきました(-。-;)先週まで真夏日すら記録する気温だったのに、今週は一転真冬のような寒さで吐く息も白く。咲いた桜たちも「ダマされた!」と思っているに違いないです。蝉たちも「危うく地上に出てしまうところだったぜ(;^_^A」と冷や汗をかいていることでしょう。そんな虚弱体質な作者がお送りする九州旅行記はまだまだ続きます(;^_^Aさて、そうこうしている間にとっぷり日も暮れ、夜になったので皆で前夜祭会場に向かいます。会場はホテルから歩いて数分の距離。会場に着くと他の面子もチラホラと。今回結婚式に呼ばれている人のほとんどは大学時代の同級生や先輩、現在の職場の人なのですが、以前も言ったように私の大学は体育会系だったので上下関係は厳しいのです。なので当然先輩への挨拶は必須なのですが・・・大学卒業以来顔を合わせていない人にとっては、顔を整形した私は一見誰だかわからないのです。何となく「ひょっとしてあいつじゃないのか?」的には読みとられるのですが、向こうも確証がないので声もかけてきません。正直、学生時代特に親しくない先輩ばかりだったので、私だということがバレないようにコソコソしていました(・・;)内輪で歓談していると、やがて新郎が新婦を連れて登場。挨拶の後、前夜祭は無事開催されたのでした(^^)皆でわいわい酒を酌み交わし、私も良い感じにホロ酔い。皆あちこちに席を移って久闊を叙するという感じでした。全然見ず知らずの人も私の方に来てくれて、お酒をついでくれるので、何となく会話。話をしているとどうも大学時代の同級生のようなのですが、お互い面識はありません。それでも大学時代のイベントの話や共通の話題はありますから、何となく会話は弾みます。私「ところであんたは部活動とか何やってたの?」見ず知らずの人「○○部やってたよ」私「へー、○○部なら××君と▲▲君いたよね?あいつらとは仲良かったよ」見ず知らずの人「へー」私「そうそう、■■君も知ってるよ」見ず知らずの人「ん?■■?知らないなー」私「■■知らない?あの顔がちょっと濃い感じの・・・」見ず知らずの人「んー、わからないなー。少なくとも俺の学年にはいなかったなー」私「嘘?同じ部で知らないって事はないんじゃない?」見ず知らずの人「あー、××と▲▲は俺の下の学年だから」私「へっ?あ、あのー、ということは先輩ですか?(・・;)」・・・やってしまいました。ため口で話していたのは実は先輩だったという事が判明し、すっかり酔いが冷めた私は、非礼を謝罪をすると共に、かしこまって敬語で話を続けました(-。-;)これが学生時代ならバシバシシバかれてます( ̄Д ̄;;後日聞いた話によるとこの先輩、学生時代は超怖い先輩だったらしいのですが、さすがに卒業した今となっては丸くなっているということでした。酔った席とはいえ、非常にデンジャラスな状況でした(;^_^A(ヒヤヒヤした状況で風邪度一気に70%にアップ)。前夜祭はほどなく終了し、ホテルに帰る私たち。様々な波乱を含みつつ、佐世保の夜は更けていくのでした。(続く)さて、様々な波乱を含みつつ動く日経平均は本日上昇。昨日の上昇ムードが続いているのと、一気に進んだ円安、NY株高等を受けて上昇に弾みがついているようです。先物主導で一気に高値トライといった値動きとなっています。投資判断は「売り」。とはいえ今は相場の重要な転換点にきています。テクニカル的には17550円というところが直近の高値で、ここを抜けるか抜けないかで今後の大勢が決まってくるというところです。本日もこの水準が高値とはなっていますが、明確に抜け切れていない状態。ここを抜けないと3/5、3/16のダブルボトム形成後、3/26、そして本日のダブルトップ形成という形になり、当分は16500円~17500円のボックス圏相場に移行するという感じになりそうです。もし本日17550円を明確に抜けて終われば、次は18000円を目指す展開となりそうですが、とりあえず現状では17500処の抵抗は強く「売り」判断継続というところです。後場の値動きに注目。新興市場は「買い」。しかし上値の重い展開で、なかなか資金が回ってこない状態。一方個別の銘柄では直近IPOが少ないことからもアクロディア(3823)やゴルフパートナー(3074)が値動きの派手さを見せ、マザーズ銘柄の本領発揮というようなチャート形状となっています。ソフトクリエイト(3371)は続伸。ただし出来高が少なく、なかなか本格反転の動きは見せず。一方底堅い値動きが続いており、日本版SOX法関連銘柄としてテーマ性にうまく乗れれば一気に反騰という動きも期待できます。ソフトバンク(9984)も続伸で3000円回復。ただ本日は市場の大幅上昇の波に乗せてもらっているという感じで、イニシアチブを取っている感じではありません。昨日発表の信用倍率はやや悪化しているものの、それでもまだまだ需給は良好。上値は追えると思われます。りそなHD(8308)も続伸。本日は銀行業の値上がりが目立っており、その流れに乗る格好に。銀行業では各ノンバンクの収益悪化により減損処理を迫られているものが多く、昨日も新生銀行(8303)が子会社アプラスの収益悪化により赤字転落に。しかしこの辺の材料は織り込み済みとのことで本日は上昇。テクニカル的には25日線まで上昇してきていますが、多分これはあっさり突破されそうな雰囲気。りそなも325000円まで上値を見ておく必要性あり。以下ポートフォリオの動きです(前引け時点)。買い銘柄ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→2060円 目標10000円ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→338000円 目標75万円スルガコーポ(1880) 5月26日より 2413円→2790円 目標4000円(3分割考慮)ソフトバンク(9984) 8月10日後場より 2300円→3020円 目標3500円 USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→1074円 目標1500円日本ビクター(6792) 2月20日より 629円→622円 目標未設定売り銘柄りそなHD(8308) 3月26日より 319000円→318000円 目標25万円※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2007年04月04日
コメント(2)
昨日またお休みしてすみません。新年度入りという事もあって突然仕事が忙しくなったものですから。それにしても九州旅行記はすっかり足踏み状態で、実際に行ってから既に3週間近く経過したのにまだ終わっておらず。その間のあらすじは「風邪をおして長崎に行った」→「長崎ちゃんぽん食べて友人を待った」で終わってしまいます(・・;)あぁ、3週間で1行分しか話が進んでません(T_T)そんな微速前進中の九州旅行記の続きです。迎えに来てもらった友人達と車内で会話を交わしながら宿泊地のホテルへ向かいます。車で移動するとものの4、5分程度の距離で、あっさり到着。まずは各々の部屋に入って荷物を置きホッと一段落。夜には結婚式前夜祭の飲み会が控えており、風邪度50%位の体調なので、ここはちょっと仮眠をとって風邪度を下げて夜に備えようと思ったのですが、「お土産買いに行かない?」と友人達からの誘いが。確かにお土産は買って帰らないと方々から大ヒンシュクです(-。-;)多分「いやー、風邪ひいてて土産買うどころじゃなかったよー」とか頭をかいて言ったとしても言い訳として成り立たないでしょう。とゆーわけでホテルから出た我々。近くに有名なカステラ屋さんがあるということで、やっぱ長崎と言えばカステラだなーと皆でカステラ屋に向かいます。カステラ屋では大小様々なカステラが、小さいものは風呂掃除用のスポンジ大のものから、大きいものでは折りたたんだバスタオル大ほどのものまで5段階程度に分かれて売られていました。一応会社でバレンタインデーに義理チョコをたくさんいただいた私は、間近に迫ったホワイトデーの返しも必要なので小さいタイプをたくさん買い込み、後は明日泊めてもらう友人用に中くらいのものを一つ。それで大きな紙袋一杯の量に。店の人に勘定を払って受け取った紙袋はズッシリ。重っ!!(××)所詮カステラだと甘く見ておりました(カステラだけに?)。カステラもこれだけあるとかなりの重さになるんですねー。長崎で私はまた一つ賢くなりました(しかし予想外のカステラの重さに風邪度55%にアップ)。ちなみにそのカステラを食べてみたのですが、普通のカステラよりしっとりしていて食感の良いカステラでした。だから重いわけですね。しかし美味しい!(^^)さすが名店。その後重いカステラと共に本屋に行って弁理士関係の本を探しましたがやっぱり見あたらず。諦めてトボトボとホテルに戻ることにしました。佐世保には弁理士になりたい人の需要は少ないのでしょうか。(ショックで風邪度60%に増加した状態で続く)さて、トボトボと下値に戻る日経平均は本日反発。昨日は寄りで高く始まったものの後場から先物主導で大幅下落。新年度相場入りの値動きは日銀短観を受けて波乱含みの値動きとなりました。本日はその反動、NY株高等を受けて反発となっています。投資判断は「売り」。テクニカル的には一目均衡表の雲の下限を下抜けて、一気に弱気感が台頭しています。昨日は一応17000円で反発している格好になっていますが、本日は昨日の下げの分を埋めに行くには弱い値動きという感じになっています。昨日出た日銀短観は先行き見通しの暗い内容になっていますが、2月の相場下落局面で行われた調査結果ということもあり、今再調査すればもう少しマシにはなっているはずです。ですから今回の日銀短観の結果に関しては参考程度に捉えれば大丈夫だと思うのですが、テクニカル面での弱さが今は際立っており、なかなか強気には見られないのが現状です。新興市場は「買い」。まだ相変わらずの消極的な買い。マザーズ、ヘラクレス指数共に25日線に頭を抑えられており、なかなか上値を取りに行けるような感じではないようです。直近しばらくIPOはパラパラとある程度で、その分資金が他の新興銘柄に振り分けられれば相場の明確な反転もあるのですが。スルガコーポ(1880)は続落。残念ながら昨年度末のドレッシング買い分が剥落して下げている状況。テクニカル的にも形は悪いのですが、ファンダメンタルでの割安感は満載です。USEN(4842)は小幅続伸。何とか1050円どころで下値を形成しつつあるようで、今は25日線トライの状況。MACDも好転しており、ここからの値動きに期待。新日鐵(5401)は反発。昨日は日銀短観の中で鉄鋼部門が一番業況が悪くなるという中身だったため、鉄鋼業は値下がり率トップ。相場を引っ張ってきた同社の人気の離散が明確になり800円割れ。本日朝方その流れを受けて774円まで下げてきましたが、値頃感からの買いが台頭してきました。テクニカル的にはここから下値には抵抗ラインとして一目均衡表雲の上限、75日線、13週線とあり、またストキャスの割安感、ボリンジャーバンドの-2σ及び740円台の価格帯出来高による下支え、昨日の下落局面による信用需給の改善等、短期的には反発色が強いと思います。なので一旦今日の後場寄で利益確定の買い戻しとします。売りに関しては機動性重視ですね。また戻りを見て売りポートフォリオに組み入れたいと思います。長期的に売りトレンドには入っていると思われます。りそなHD(8308)は小動き。昨日は政府保有株の売却報道があり下げきつく。テクニカル的にも下げトレンドは明確であり、しばらくは安泰か。以下ポートフォリオの動きです。買い銘柄ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→2040円 目標10000円ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→327000円 目標75万円スルガコーポ(1880) 5月26日より 2413円→2760円 目標4000円(3分割考慮)ソフトバンク(9984) 8月10日後場より 2300円→2975円 目標3500円 USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→1065円 目標1500円日本ビクター(6792) 2月20日より 629円→608円 目標未設定売り銘柄新日鐵(5401) 3月13日より 848円→797円 目標750円りそなHD(8308) 3月26日より 319000円→310000円 目標25万円※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。
2007年04月03日
コメント(4)
更新時間締め切りがギリギリに迫っているため、前フリなしで小説に移りたいと思います。折角エイプリルフールなのに、今世紀最大の嘘を付くこともできませんでした。もっとも締め切りが迫っているからという言い訳が嘘かも知れないのですが・・・今日は日曜なので小説の日です。前回までの分は毎週日曜のブログを参照してください。前回までの分が読み辛い場合や余りにも長過ぎて過去の話を忘れてしまった場合は下記のまぐまぐバックナンバーの方でも本文のみ公開していますのでご確認ください(リンク先の画面上部「前のページ」で過去の作品に遡れます)。↓メルマガ「短編小説家」のバックナンバーhttp://blog.mag2.com/m/log/0000169503/ 正義のみかた※この作品はフィクションであり、実在する、人物・施設・団体とは一切関係ありません。第三十一章 黒炭の中で燻り続ける炎「それは弁護側は最終弁論の責務を放棄するということですか?」裁判長が問いかけた。仕事を途中で放棄するというのはどこのプロの世界でも有り得ないことだ。まして法曹界で裁判中に弁護を放棄する弁護士というのは前代未聞の話である。同じ弁護団の連中も驚きの視線を私に投げかける。「いえ、誤解を招くような発言をして申し訳ありませんでした。私が申し上げたかったのは一般的に使われている弁護、すなわち被告の利益になるように主張をしたり、かばったり、適正な刑法上の量刑を希求するということではなく、事件の当事者が等しく裁判の結果に満足できるような、公正に、かつ相対的ではなく絶対的に判断を下していただきたいということです」やや白けた雰囲気が法廷内を包んだように感じ取れた。なんだ、結局は言い方を変えただけで、こいつの弁護をするんじゃないか。しかし今の私の発言に嘘はなかった。弁護という枠に囚われず、事件に関わる当事者の誰しもが納得できるような、適正な量刑を判断して欲しかったのだ。そしてそこに私の事件の判例などを持ち出して欲しくはなかった。それは感情的な部分で否定しているのではない。私はあの裁判をもう一度やり直したいのだ。もう一度やり直して、私が相手方に立ってその限りを尽くし、それでも尚あの判例が適正だったのかどうかを私なりに判断したかったのだ。「では続けてください」裁判長に促され、私は無言で肯いた。美方氏は腕を組んで目を閉じていた。「被告の犯してしまった罪は重く、社会道義上決して許されるものではありません。皆等しく幸せな家庭を持つ権利があるのです。何人たりともそれを侵害する事は許されない。それを土足で踏みにじった被告には自分の犯した罪を深く反省し、遺族にできる限りの償いをしなければならない」チラッと横目で敦君を見た。敦君は両手を握りしめ、硬い表情で聞き入っていた。「私も丁度数年前に同じような事件の被害者となりました。その事は周知の事かと思いますが、その立場から言わせてもらいますと、今でも犯人は憎い。憎くて仕方がない。思いつく限りどのような合法、非合法な手段を用いてでも復讐したい、それが本音です」今度は傍聴席の「観客」も皆落ち着いて聞いてくれていた。原告である若葉さんもジッと私を見つめていたが、その表情はどういう状態を保持していれば良いのか自分でもわからないようだった。「それは被告がどういう状態になろうと変わらないのです。仇を討ちたい。それがせめてもの弔いだと思うのが遺族の心情です。だから裁判を起こして戦う。しかしその仇を討つという行為は、結局自己満足でしかないという事に気付かされる。どんなに被告が5年、10年と牢屋に入れられても、あるいは死刑になったとしても、それが終わった後には何も残らないのです。そして社会的には彼は犯した罪を償ったことになるかも知れません」「あれは法廷侮辱ではないのですか?詰まるところこの裁判には何の意味もないと言っているのと同じじゃないですか。裁判長に訴えましょうよ」「黙って聞け」美方氏の斜め後ろに控えていた若い検事の囁きに対し、美方氏は私を見据えたまま応じていた。それに気付いた私は美方氏に感謝した。「何も残らないばかりか、虚しさだけが残ります。結局家族は戻って来ないのですから。何をやってももう戻らない」頭の中には洋子と梓の顔が浮かんだ。忘れるはずもない。戻ってこないから余計に忘れられないのだ。「私は減刑を要求するわけではありませんが、被告の刑期を1年、2年でも良いから短縮していただきたいと思います。それは逆に彼にとって辛い道であるはずです。刑務所で暮らしていれば、少なくとも年を経る毎にある程度罪の意識を昇華できてしまうでしょう。自分はここでこうして刑罰を粛々と受けている。だから刑期が終われば自分は社会に出てリセットされた人生を歩めるのだと」一つ呼吸をして、私は続けた。「そして実は一方で私は刑罰よりも重い負担を被告に課して欲しいと要求しているのです。少年刑務所で彼は生の家庭、家族といったグループに接する事はできません。それでは彼は気付けないままです。すなわち一刻も早く社会に復帰し、自分の壊した家庭、家族という大切なものの重大さに気付いてもらいたいのです。そしてその罪の認識によって彼に強烈な自責の念を呼び起こして欲しいのです」声が段々大きくなってきている事に自分でも気づいていた。しかし熱っぽさを抑える事はできなかった。「彼はまだ自分の壊したものの大きさを理解できていない。それは単に二人の命を奪っただけではないという事を認識してもらわないといけないのです。人は生きている以上、色々な人との結びつきがある。その人の結びつきを破壊してしまった。二人が生きていた今までの人生で出会った様々な人々の思い出までも破壊してしまった。そして未来も破壊してしまった。それらに気付いてもらうためには監獄では不十分です」法廷内はシンと静まりかえっていた。有り難い。このまま最後まで続けさせてもらう。「彼はその生い立ちにおいて、その事に気づく重要な場面を逃してしまっているのです。彼はまだ若い。それを気づかせるチャンスはまだ十分残っています。私は早々に社会復帰し、社会の中で生活することによる罪の償い、つまり人と人との繋がりの深さを思い知るという刑罰を受けて欲しいと考えています」喋り終えて、喉が急にカラカラになっている事に気付いた。二、三度咳をして喉の調子を整える。「以上で弁論を終了します」これらを聞いて若葉さんはどう考えているのだろうか?私の思いは伝わっただろうか?これは結局単なる私のエゴで終わるのかも知れない。しかし私は、奇妙な言い方であるが、同じ立場の先輩として、できる限り若葉さんの力にもなりたかった。若葉さんがもし今私の言った事に賛同してくれなかったとしても、後できっとわかってくれると信じていた。詭弁と言われるかも知れない。偽善者と言われるかも知れない。しかし少なくともその気持ちに嘘はなかった。他人に何と思われても良い。これが私なりの正義を貫くということだった。
2007年04月01日
コメント(2)
全17件 (17件中 1-17件目)
1